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水戸黄門 第十七部
1987年8月24日~1988年2月22日
第1話 1987.8.24
西山荘にて晴耕雨読の日々を送る老公、助さん格さんもそれぞれに御用をつとめるが、「増上寺刃傷」により平穏は断ち切られる。
柳沢の意図により存続の危機にある鳥羽藩、その江戸家老が放った密使、および国家老が老公に差し向けた使い、いずれにもに関わってゆくファミリー。
老公は将軍に拝謁し、鳥羽藩への裁可猶予を願い出て許され、自ら彼の地へ赴くのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる 志乃/山口いづみ うっかり八兵衛/高橋元太郎 煙の又平/せんだみつお 霞のお新/宮園純子 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 丹羽甚内/菅貫太郎 川路勘解由/和崎俊哉 立花喬之助/有川博 内藤忠勝/清水章吾 永井尚長/下元勉 徳川綱吉/長谷川哲夫 溝田繁 藤沢徹夫 西山辰夫 伊藤康二 森山陽介 深作覚 清家利一 平河正雄 西山清孝 白井滋郎 東孝 江原政一 くれないお蓮/MIE 柘植の飛猿/野村将希 本多左京/中丸忠雄 中山備前/中村竹弥 柳沢吉保/山形勲
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※甚内は鳥羽藩側用人。川路は鳥羽藩江戸家老。立花は江戸家老が放った密使、忍びに襲われ深手を負い、行き会わせた格之進と弥七に保護される。本多左京は鳥羽藩城代、仇討ちを叫ぶ藩士を抑えお家存続をはかり、娘に老公への文を託す。鳥羽藩の殿さまは内藤忠勝、刃傷の相手は宮津藩主・永井尚長、トラブルの発端は「お衣装違い」。
※城代の要請で弥生の警護を任じられた又平(お銀と離れ紀州へ戻っていた)、忍びの襲撃から弥生を守り壮絶な「戦死」。
候補★20181202長浜夕陽の彦根城ロング
第2話 「血染めの直訴状」 1987.8.31
悪徳織物問屋が八王子代官と結託し、二足の草鞋を手先に使いやりたい放題。危機を感じたまっとうな同業者は、八州へ直訴しようとするが阻まれる。暴虐ますますつのるところ、老公は残された血染めの訴状を届けにゆくのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 惣太郎/榎木孝明 高室九右衛門/川合伸旺 片倉屋/武藤英司 鎌造/井上昭文 お園/増田恵子 吾兵衛/大山勝巳 田畑猛雄 北見唯一 山村弘三 野口貴史 玉田輪香子 五島敬子 出水憲司 伊藤康二 森山陽介 清家利一 深作覚 小坂和之 北村明男 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※代官は高室、腹心は出水憲司。秋川屋の機場を仕切る吾兵衛の娘がお園、若旦那と祝言予定。ラス立ち(酵素)福ちゃん入り、刑吏?
第3話 「炎に浮かぶ凶賊の罠」 1987.9.14
武田の残党が凶賊と化して暴れまわると見えたは奸計、世の移ろいを受け止めひっそり暮らす人々の名を騙り、己が欲を満たそうとする悪党が潜んでいた。これに乗じ老公を害さんと企てる、柳沢の手先の道鬼たちというお決まりの展開で、お銀が又平の仇の道鬼と直接対峙する場面もある。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 杉野三郎太/伊吹剛 琴江/永光基乃 新見勝信/外山高士 おもよ/丸山秀美 白石軍兵衛/川辺久造 釜無の悪兵衛/今井健二 青野弘斉/高松英郎 永野辰弥 田中弘史 日高久 下元年世 波多野博 和田昌也 笹木俊志 伊藤康二 深作覚 清家利一 高良隆志 司裕介 入江武敏 藤枝政巳 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※武川党の頭目は弘斉、娘は琴江。悪さをはたらくニセモノ武川党のヘッドは悪兵衛。琴江に拒否され暴発し果ては自刃という、身分の低い「残党」の青年は三郎太。悪兵衛を操り、城代失脚を狙う家老は新見(劇中「しんみ」と呼ばれていた)、グルの代官は軍兵衛。
第4話 「謎の紫頭巾」 1987.9.21
友に会うため先行した助さんだが、屋敷には竹矢来。城代も閉門中で、次席家老とその取り巻きが藩を牛耳っていた。
悪党どもに接触する道鬼たちはいつものこと、道中知り合った旅の一座の座頭が城代に恩返しとか、正義派の若侍たちの危機に現れる紫頭巾とか、悪党どもの行状をなぞったお芝居上演とか、定番ネタ満載。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 疋田監物/南原宏治 尾関作兵衛/名和宏 八剣の藤五郎/立原博 紋次/大木正司 秋山四郎助/冨谷規政 吉本和馬/佐藤尚宏 くれないお蓮/MIE 柘植の飛猿/野村将希 石川裕介 尾崎弥枝 当銀長太郎 伊藤康二 深作覚 清家利一 高良隆志 白井滋郎 矢部義章 若狭清蔵/芦屋雁之助 佐久間頼母/芦田伸介 多恵/多岐川裕美
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/山内鉄也
※城代は頼母、娘・多恵は頭巾のヒト。次席家老は疋田、奉行は尾関。秋山は正義派の若侍、うかうかと捕まり城代をハメる仕掛けに使われる。座長・清蔵は、昔中間同士の喧嘩沙汰で罰されるところを城代に救われた経緯あり。
第5話 「男十手の木曽節仁義」 1987.9.28
妻籠に入る早々出会うならず者たち、全ての利権を手にしようと目論む材木商が、代官とつるみヤクザを追い使うという非道が罷り通っていた。
それを取り締まる立場の目明しが、強面にも関わらず無関心を決め込むには、深ぁい訳が隠されていた。
飛猿のふるまいが、ますますあからさまになってゆくのも一興。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 唐造/小林昭二 お吉/賀田裕子 木曽屋/真弓田一夫 勘太/三宅顕三 村上軍太夫/江見俊太郎 野沢屋/多々良純 岩吉/片岡五郎 太之助/吉田次昭 空っ風の権次/牧冬吉 釜屋の仁助/伊藤高 平太/地井武男 簑和田良太 高並功 石倉英彦 伊藤康二 深作覚 清家利一 高良隆志 木谷邦臣 池田謙治 奔田陵 壬生新太郎 川勝誠 杉山幸晴 辻喬次郎 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※目明し・平太は病の唐造の代理で目明しを勤める。お吉は木曽屋の娘で、勘太を憎からず思っていて、彼の息子の勘太を世話している。木曽屋の権利を狙う悪徳材木商は野沢屋、つるむ代官は村上。
第6話 「悲願仇討ち傘女房」 1987.10.5
傘の手内職をして暮らしを支える武家の若後家だが、姑はじめ周囲の仕打ちはむごい。そんななかでも、夫を殺めた憎い仇を討ち果たそうと希うその姿にうたれた老公、思いを遂げさせてやるのだった。
仇はもちろん悪家老の馬鹿息子で、道鬼が入り込んでいる構図。「女の敵」に対して私情をはさむお蘭が大笑い。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 かげろうお銀/由美かおる 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 久恵/鈴鹿景子 志津/楠田薫 お咲/奥田圭子 宇佐美一之進/川名浩介 戸沢源四郎/小野進也 権太/河合絃司 戸沢玄蕃/幸田宗丸 谷屋藤兵衛/嵯峨善兵 熊五郎/伊達三郎 宮田屋/西山辰夫 西園寺章雄 井上茂 重久剛一 遠山二郎 木下通博 鈴川法子 富永佳代子 伊藤康二 深作覚 清家利一 高良隆志 森本貴 山崎信也 杉田令 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案/葉村彰子 脚本/石川孝人 監督/山内鉄也
※一之進は宇佐美の遺児。色魔にして実は仇の源四郎は家老の息子、家老は玄蕃。ライバルの宮田屋を潰し肝煎になり替わろうとする悪徳商人は谷屋、つるむヤクザは鬼熊。仙八は井上茂、源四郎に金をせびりに現れる。
第7話 「お嬢様は女盗賊」 1987.10.12
津へ向かう途中に拾った道中師、不幸な身の上となった原因は悪者の企みと知らされ復讐の念に燃える。協力を申し出る老公、何者と問われお茶目発揮「同業者です」。どこに隠し持っていたか一同泥棒装束に身を固め、悪の巣へ突っ込んでゆくのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 かげろうお銀/由美かおる 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 多助/北見治一 おきよ/井澤明子 雲風の三蔵/深江章喜 河原屋/高城淳一 伊之助/五代高之 岡部治太夫/早川雄三 お蝶/真野あずさ 柳川清 五十嵐義弘 宮城幸生 伊藤康二 高良隆志 清家利一 深作覚 和田昌也 星野美恵子 司裕介 菱田麻美 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※多助はお蝶お嬢様を火事場から助けてくれた、高田屋の下男。高田屋に放火して潰したメンバーは、河原屋、ヤクザの三蔵、当時吟味与力で現奉行の岡部(もちろん道鬼はこやつらに柳沢念書見せて接触)。
第8話 「老公爆殺危機一髪」 1987.10.19
いよいよ鳥羽、険しい道を越えて入るも道鬼たちは現れ、弥生が手傷を負ってしまう。療養のため彼女の乳母宅へ身を寄せるが、当人は焦ってフライング、奴らの手に落ちてしまう。その探索を待つ間、老公にお蓮の魔手が伸び、隠れていた船は爆発炎上、その音は城下にも響くのだった。お蓮の高笑いで中ほど。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 煙の又平/せんだみつお 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 立花小平太/夏夕介 丹羽甚内/菅貫太郎 平野与太夫/高野真二 赤谷の竜鬼/大前均 宮部要/田島真吾 お好の方/山口朱美 本多左京/中丸忠雄 伊藤康二 高良隆志 清家利一 深作覚 新海なつ 大橋壮多 谷口公浩 柘植の飛猿/野村将希 くれないお蓮/MIE
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※小平太は弥生の婚約者。竜鬼は道鬼の弟弟子。
※飛猿の真意が明らかに。
第9話 「陰謀暴く裏切り忍法」 1987.10.26
あわやと思われた老公だが、弥七と飛猿が駆け付け済みだったと知れる。また、このことでお蓮の心も解け、道鬼・竜鬼兄弟との戦いに力を貸してくれることに。あとは悪党の殲滅、しかし老公は極力死者を出さぬようはからうのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 黒谷の道鬼/内田勝正 弥生/山崎美貴 立花小平太/夏夕介 丹羽甚内/菅貫太郎 平野与太夫/高野真二 赤谷の竜鬼/大前均 宮部要/田島真吾 お好の方/山口朱美 本多左京/中丸忠雄 溝田繁 深作覚 伊藤康二 高良隆志 清家利一 谷口公浩 くれないお蓮/MIE 柘植の飛猿/野村将希 柳沢吉保/山形勲
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
第10話 「泣き笑い献上仏壇」 1987.11.2
名古屋への道で拾った巡礼父子、仮病くさいし親子にしては年合わないし何かヘンと思ったは大当たり、勘当息子の馬鹿な芝居。ここから、若旦那のお店の職人に話が飛び、博打狂いの彼がライバル店にハメられる大騒ぎに発展してゆく。
自身も博打でスって一文無しの老公、「お金は大納言様にちょっと」などとお茶目をしてのける。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 千春/長谷川真弓 お園/海老名美どり 佐吉/工藤堅太郎 大須屋/内藤武敏 芳太郎/小倉一郎 曽田監物/加藤和夫 桝屋/久遠利三 虎蔵/汐路章 紋太/浜伸二 西園寺章雄 高井清史 田中弘史 平河正雄 小谷浩三 内藤康夫 鈴木秀一
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二
※若旦那は芳太郎、父は仏具商・大須屋、職人は佐吉でがちゃがちゃ女房はお園。ライバルは桝屋、ヤクザは虎蔵、グルの勘定奉行は曽田。千春は、旅の一座にいたが芳太郎と知り合い、母がいると聞いた四国へ連れて行く約束で、タカリなどしながら旅してきた次第(娘とか言ってたのは、芳太郎が父の大須屋に孫を見せて気をそらす計画)。
第11話 「命に替えた正義の剣」 1987.11.9
膳所藩の悪家老は、目をつけた娘をモノにするため悪辣にして乱暴な手段を講じる。そのあまりな為様が、世を捨てていたサムライの心に火をつけるのだった。
南原宏治は、やはりこれぐらい凶悪でないと面白くない。中野誠也も堀内正美も、ハマった役どころで見ごたえがある。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 たか/舟倉由祐子 千春/長谷川真弓 榊真一郎/中野誠也 おせい/大塚良重 石上狂介/堀内正美 蒲生監物/南原宏治 瀬田正吾/長谷川初範 伊吹放斉/松本朝生 蒲生与次郎/吉田次昭 蒲生重/富永佳代子 北川道庵/疋田泰盛 春藤真澄 清家三彦 成枝三郎 竹井雅文 小坂和之
原案/葉村彰子 脚本/稲垣俊 監督/高倉祐二
※真一郎は伊吹道場の師範代だったが、病を得てそれを隠し、修行と称し国を離れる(帰ってくるが道場には戻らず、浪人態で旅籠の居候に/そこの女将がおせい、夫婦同然の仲)。伊吹道場のお嬢様はたか、真一郎がいない今道場を仕切る弟弟子は瀬田正吾。たかを所望する家老は蒲生監物、石上は彼の下で動く酷薄な藩士。
第12話 「銃に群がる悪い奴」 1987.11.16
堺では、鉄砲鍛冶一家と関わる。名人の父が老い、先妻の子の兄が図面を引き、後妻の子の弟が製作という、一見順調な構図だが、内情はいろいろとある。ここに、わるい役人と問屋がからみ、兄は殺人道具を生み出すことに葛藤し、彼が慕う娘は名人の秘伝を盗みに来ていたという事情がからみ、複雑に。もちろん、老公たちががっちり噛んでいるので、奉行暗殺も兄弟の蟠りも秘伝盗みの一件も、きれいにカタがつくのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる おいと/三浦リカ 千春/長谷川真弓 佐助/荒木茂 清太/渋谷哲平 久造/今福将雄 おひで/稲野和子 おまつ/千木良かおり 成瀬左近/川辺久造 三国屋/須賀不二男 源次/浜田晃 篠崎主膳/近藤洋介 木下通博 高橋弘志
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※名人・鉄砲久は久造、倅は佐助と清太。おいとは女中、生家は紀州の鉄砲鍛冶。篠崎は堺奉行、鉄砲方支配が成瀬、悪徳鉄砲問屋は三国屋、スナイパーは源次。
第13話 「仇討ち阿波人形」 1987.11.23
酒浸りの人形師に出会った老公、彼が荒れる訳を知る。ゆるぎない名人であった千造師匠を死に追いやったのは、悪党どもが仕込んだ汚いからくりであった。
題材がアレだから、傾城阿波の鳴門なんか上演されて、千春ちゃんを泣かす仕掛け。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる おその/小林哲子 千春/長谷川真弓 千造/土屋嘉男 千太郎/六浦誠 文造/鹿内孝 須貝半兵衛/戸浦六宏 豆狸の金兵衛/藤岡重慶 蜂須賀綱矩/武内亨 須永克彦 伊庭剛 山村弘三 武井三二 春藤真澄 青井敏之 勘助/ハナ肇
原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/矢田清巳
※文造は師匠に成りかわって人形遣い元締となった男、家老・須貝とつるみ冥加金の上前をはねている。シンパのヤクザは豆狸。
※千造師匠は、上覧芝居の際人形のかしらに不具合を生じ、責めを負い切腹して果てた次第。
第14話 「馬が蹴散らす悪企み」 1987.11.30
金毘羅さんへ向かう一行は、金に細かい馬子と出会う。彼の思惑通りうどん屋へ送り込まれるが、そこでタチのわるいヤクザを見た老公、むらむらともよおし滞在を決める。
そして、少年の境遇を知り、うどん屋の親爺がイカサマ博打にはめられ娘を取られかける騒ぎに遭遇し、代官までグルと知り大仕掛けの成敗が始まるのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる 千春/長谷川真弓 松吉/池田直人 平吉/織本順吉 お咲/福家美峰 寅造/玉川良一 佐田村典膳/江見俊太郎 権次/森章二 お島/津島令子 おつね/志乃原良子 手島/玉生司郎 又三/井上茂 香住美弥子 重久剛一 丘路千 鈴木信行
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※うどん屋の親爺は平吉、娘はお咲。病の母を抱える松吉はここに世話になっている。少年の父は問屋場のあるじだったが、放火を失火とされ囚われ獄死、その後を襲ったのが寅造という次第。代官は佐田村、寅造の妹を妾にしている。手島は代官の配下、暴走馬に乗っていてエラい目に遭うのはこのヒト。丘路千は駕籠寅の用心棒、強面だが飛猿に一発でヤラれる。
第15話 「南国土佐のいごっそ女房」 1987.12.7
桂浜で老公たちが助けてやった侍は、礼も言わず逃げる腰抜け。この弱っちい男に、元別式女の「いごっそ女房」が添うており、怪死した父の志を継ぎ不正を糺すこととなる。これには、もちろん老公たちの手厚いケアが付くのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる 千春/長谷川真弓 神代伊織/石田信之 神代真弓/中尾ミエ 大富頼母/北原義郎 三浦弥五兵衛/金井大 馬越兵庫/原田樹世土 矢野文之助/遠藤征慈 徳田興人 藤沢徹夫 志茂山高也 阿波地大輔 西山清孝 岡田和範 美松艶子 吉田信夫
原案/葉村彰子 脚本/伊上勝 監督/高倉祐二
※怪死した父は大坂詰材木方、伊織は江戸詰めから帰還したばかり。大富は大目付、馬越は山奉行、矢野は山監察御用勤め(真弓と同門の遣い手)。弥五兵衛は大庄屋、銘木を密伐し裏商いで大儲けしている。
第16話 「命がけの母娘再会」 1987.12.14
千春の母はたしかに宇和島にいたが、たいへんな状況の渦中にあった。宇和島藩は「伊達騒動」の真っ最中、悪家老に狙われている姉姫は千春に瓜二つの容貌、そしてお付きの腰元・汐ノ井さまこそ、恋しいおっかさんなのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる おつぎ/真木洋子 千春、鶴姫/長谷川真弓 柿内左内/鈴木瑞穂 原田外記/名和宏 お春の方/三浦真弓 南原軍次/山本清 松村康世 出水憲司 楠年明 水上保広 矢部義章 窪田弘和 峰蘭太郎 森山陽介 藤坂有希 松島みゆき 上野美華 津田尚子 五十嵐純子
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※柿内は筆頭家老、猿橋は密書を携えていた次第。柿内派には水上保広や峰さん。原田外記も家老、お春の方の「妹姫」は彼との間の子で、鶴姫を排し我が子を後継に据える企み。外記の容貌や言動はいろんな作品に出てくる「原田甲斐」にそっくり。出水憲司は外記に使われている忍び。
第17話 「黄門様のおしのび指南」 1987.12.21
松山へやって来た一行、治安の悪さに目を白黒。老公、いちばん外道っぽい旅籠を選んだ訳は、懲らしめる対象を見据えてのことであった。
いつもの、無銭飲食→居残りパターンで、ここに当地の殿さまを巻き込む趣向。藩主は老公の縁続き、しばしば城を抜け出して市中見回りと洒落込むものの、用意されたまやかしの事象しか見ておらず、「第一人者」から忍び歩きの極意を伝達される運び。三田明のカルい殿さまはいい感じ。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる おそで/南條玲子 松平定直/三田明 内藤帯刀/早川雄三 双葉屋/森幹太 弁天の松造/石橋雅史 才次/中田博久 番頭/松山照夫 留造/日高久 榊原兵部/中村錦司 三浦徳子 勝野賢三 伝法三千雄 丸平峯子 佐々山洋一 千種美年子 笹吾朗 遠山金次郎 木谷邦臣 壬生新太郎 池田謙治 中山英美 和田昌也 藤長照夫 畑中伶一 辻有美子 今川里香
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※帯刀は町奉行、ヒヒ爺。双葉屋と松造は奉行に取り入りやりたい放題、織子への折檻は紋切型の表現だが、月に二三人飢えと疲労で死ぬとかヒドい状態。
第18話 「河豚に当って悪退治」 1987.12.28
馬関への船で知り合った調子のいいオッサンは、海産物問屋の番頭。店に招かれると、お嬢様がスケベ若旦那に言い寄られていて助格が撃退、もちろん以降この店に起こるトラブルに関わってゆく老公たちだが、悪党の仕込みをすり替えるスラップスティックや、番頭の河豚自殺に巻き込まれる八兵衛とか、賑やかに展開。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる 善六/坂上二郎 喜三郎/中島久之 おえい/千野弘美 長州屋/真弓田一夫 長田屋/多々良純 早川佐治兵衛/外山高士 権次/黒部進 与四郎/氏家修 逆櫓の浪右衛門/小田部通麿 高桐真 川浪公次郎 広瀬義宜 司裕介 武井三二 越坂英生
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也
※番頭は善六、倅の喜三郎は蒲鉾職人で長州屋のお嬢様のおえいといい仲。長州屋を潰し独占をはかるライバルは長田屋、馬鹿な割にけっこう腹黒い若旦那は与四郎、グルの藩物産方は早川、ヤクザの親分は小田部で乾分がハヤタ隊員。
第19話 「悪を懲らした石見神楽」 1988.1.4
めでたく年が明け、雑煮でもいただこうとすると、江津の町はゴーストタウン。並外れた好色代官が、手あたり次第領民の女を漁るため、よほどの老婆以外は山へ籠っている始末。
この惨状が放置される筈もなく、代官をうまくおだて上げ、俎板の上に乗せる老公であった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お久美/山本みどり おしの/石倭裕子 二見九太夫/遠藤太津朗 浜風の定八/藤岡重慶 栄吉/頭師佳孝 乙次/内田喜郎 お美代/岡谷章子 おたか/西岡慶子 出水憲司 堀内一市 山口朱美 宮城幸生 武田てい子 三笠敬子 三浦徳子 星野美恵子 藤坂有希 志茂山高也 笹吾朗 泉好太郎 和歌林三津江 小船秋夫
原案/葉村彰子 脚本/大西信行、葉村彰子 監督/高倉祐二
※悪代官はエンタツ、腹心は出水憲司、目明しは藤岡重慶で、お腹いっぱいな感じの悪役陣ずらり。
第20話 「颯爽!謎の黒頭巾」 1988.1.11
広島領内に立ち入るや、臨時の関所など設けられていて、物々しさに驚く一行。そのうち、国を出ようとする若侍たちと、阻もうとする謎の忍者集団を見ることに。お家を傾ける次席家老に与し、正義派の若者を始末する黒幕は、浅野家の滅亡を招こうとしていた。
若侍たちの危機に立ち現われる謎の黒覆面は、助さんそっくりという趣向。また、公儀から派遣されてきた巡見使にすり替わる老公たち、という味付けもされている。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、木暮幻之介/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 坂部右京太夫/青木義朗 芸州屋宗助/戸浦六宏 戸田/原口剛 小弥太/山本昌平 沖田山城/浜田寅彦 佐絵/徳元かずみ 楠年明 木谷邦臣 玉生司郎 伊庭剛 甲斐道夫 谷口孝史 中嶋俊一 笹木俊志 遠山金次郎 武井三二 波多野博 稲田龍雄 福中勢至郎 小坂和之 森山陽介 栗田幸博 井上昭
原案/葉村彰子 脚本/伊上勝 監督/高倉祐二
※放埓な次席家老は坂部、取り入る悪徳商人は芸州屋で裏の顔は福島残党の忍者の頭目。小弥太は忍び、真横の傷が顔に。病中の城代は沖田、娘は佐絵。気の毒な巡見使のヘッドは玉生司郎。
第21話 「亡霊の正体見たり…」 1988.1.18
雨宿りの荒れ寺で、八兵衛が出た見たと騒ぐ怪異は実体であったというオチ。
平家の怨霊を隠れ蓑に悪事を働く者どもを懲らし、始末されかけていた兄妹を救う、世直しが炸裂。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる 恵助/大門正明 おりん/紀ノ川瞳 矢沢玄之介/中山昭二 備後屋/田中明夫 はえ縄の十蔵/浜田晃 権三/大木正司 一膳飯屋親爺/山口幸生 宿の女中/平映子 市川青虎 小峰隆司 有島淳平 西山清孝 平河正雄 高見裕二
原案/葉村彰子 脚本/石川孝人 監督/高倉祐二
※備後屋は海賊上がりの回船問屋、亡霊騒ぎを起こして抜け荷をはたらく。怪しの琵琶法師は仲間の十蔵。グルの船手奉行は矢沢。小峰さんは備後屋の番頭、兄を訪ねて来たおりんに金をつかませ帰るよう促す。ラス立ち福ちゃんに峰蘭さん入り、奉行の配下。
※本人出ず風車のみ出演。
第22話 「惚れた娘はお姫様」 1988.1.25
お転婆姫のアバンチュールが、悪家老の馬鹿息子に引き裂かれかけた恋人たちを救う。老公に姫を引き合わせるのは八兵衛、胸がきゅんとなって大変なのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 茶々姫/工藤夕貴 信次/真夏竜 志津/佐藤恵利 播磨屋/増田順司 成瀬掃部/玉川伊佐男 摂津屋/武藤英司 成瀬要之助/伊藤高 室津の竜五郎/福山升三 熊造/浜伸二 戸村彦太夫/中村錦司 河東けい 小島祐美 森あつこ 矢部義章 鈴川法子 田井克幸 小谷浩三 紅かおる 今川里香
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/矢田清巳
※播磨屋は御用達の素麺問屋、看板を悪徳商人の摂津屋が狙う次第で、生産者保護のため泣く泣く娘を馬鹿息子に差し出すところ老公が介入。摂津屋につくヤクザは竜五郎。殿さまより力があると称される家老は掃部、どスケベ息子は要之助。彦太夫は姫の出奔で疲れ果てるじいや、梅里の書付見て「判る」ヒト・ラス立ちに駆け込んできてあわあわ言ってる。
第23話 「黄門様の占い縁結び」 1988.2.1
隣店の強引な客引きを嫌気して入った旅籠も、実はひでーところ。あるじは博打狂いで、女将は占いに夢中。女将が入れ込む易者が、老公たちを不吉と託宣したもんだから、狂信者は一行を追い出しにかかる。ここに老公奇策を思いつき、日本一の占い師「西山梅里」などと名乗り、算盤をじゃらんと鳴らし失せ物を当ててみせる…実行は飛猿。ここから、旅籠の娘に言い寄る町奉行と、彼に阿る悪人どもをまるっと懲らしめる、ドタバタとしか言いようのない展開となる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おつね/中村メイ子 おせき/古手川伸子 十兵衛/茶川一郎 柴田伝内/亀石征一郎 友吉/加藤純平 白雲堂/近藤準 恵比寿屋/長谷川弘 小田部通麿 香住美弥子 阿波地大輔 池田智美 奥谷すみ子 得居寿
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※旅籠・内海屋のあるじは十兵衛、女将はおつね、娘はおせき。恒例の風呂覗きで痛い目に遭う町奉行は柴田伝内、これとつるむ旅籠屋は恵比寿屋、ヤクザは小田部通麿で乾分に阿波地大輔、悪人どもの手先となって託宣を垂れる易者は白雲堂。ラス立ち福ちゃん入り、捕方の一人。
第24話 「殿と呼ばれた格之進」 1988.2.8
峠の茶店で一行が見たのは、格さんと瓜二つの若殿。八兵衛の不吉な予言は大当たり、毒矢で射られた若殿の身代わりを頼み込まれてしまう格さん、肩の凝る殿さま芝居の果て、手ごわい敵との死闘が待っているのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進、松平総之助/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 かげろうお銀/由美かおる 綾姫/白都真理 根室権太夫/御木本伸介 瀬戸又十郎/篠塚勝 奥平将監/庄司永建 平戸左近之丞/幸田宗丸 鬼島道幻/宮口二朗 寺僧/中村錦司 星野美恵子 諏訪裕子 稲泉智万
原案/葉村彰子 脚本/伊上勝 監督/山内鉄也
※権太夫は若殿側役の爺さま、コミカルな御木本伸介もイイ。瀬戸は若殿警護の遣い手。異母弟推しで若殿を排除にかかる江戸家老は平戸、手先の強面は道幻、二刀流。奥平は城代、基本的にいいヒトみたいだが、格さんどころか老公たちまで「秘密を知ったから」とか言って皆殺しにかかるブラックさも。
第25話 「狙われた二人の黄門様」 1988.2.15
助さんが刺客から助けた若衆姿の女は、津山藩国家老の娘。傷をおして蔵屋敷へと焦る彼女、もちろん大いに訳あり。
そして、疑惑の人・大坂城代側用人は、当地に入ったという水戸老公を恐れ、早く出立させようとはかりとんだ偽者を引き当てるのであった。
ニセ老公一行と、津山の百姓衆に化けた本物の一行が、天満屋の蔵で危機一髪という段で中ほど。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 久美/中島めぐみ 月岡修理/川合伸旺 天満屋治兵衛/永井秀明 依田東馬/大竹修造 喜兵衛/瀬川新蔵 助造/三田村賢二 小宮圭之介/森次晃嗣 角平/工藤堅太郎 女中/平映子 旅籠主人/日高久 片山/当銀長太郎 北見唯一 邦保 志茂山高也 伝法三千雄 西山清孝 福本清三 畑中伶一
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※天満屋は月岡とグルの、各藩を騙し暴利を貪る悪徳蔵元。
第26話 「旅の終わりの波瀾万丈」 1988.2.22
弥七らがついていてむざむざ米俵の下敷きになる筈も無く、老公もニセ一行も脱出。そして側用人たちのバックは柳沢と知れ、反撃がはじまる。舞台は江戸に移り、将軍に謁見し事を取り繕おうとしていた柳沢の前に老公出現、強烈な嫌味をかますのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 徳川綱吉/長谷川哲夫 久美/中島めぐみ 月岡修理/川合伸旺 天満屋治兵衛/永井秀明 喜兵衛/瀬川新蔵 依田東馬/大竹修造 小宮圭之介/森次晃嗣 角平/工藤堅太郎 助造/三田村賢二 片山/当銀長太郎 座頭/石浜祐次郎 女中/平映子 旅籠主人/日高久 茶坊主/高橋仁 福本清三 志茂山高也 西山清孝 小坂和之 柳沢吉保/山形勲
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※米俵を片付けさせ、ぺちゃんこの光圀がと期待する月岡たちのくだり、下から出てきたのは番頭の福ちゃん。