水戸黄門 第二十部
水戸黄門 第20部 第1話 1990.10.22TBS
西山荘で穏やかな日々を送る老公だが、実子である高松藩主・頼常が出府を遅らせているという、不穏な話が聞こえてくる。内外に敵が潜むと知った老公、高松へ向かうことに。
助さんが助けたお転婆姫と、勘定奉行へ直訴に来た駿府の娘が道連れとなる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 霞のお新/宮園純子 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お鈴/山下志麻 山野辺兵庫/高松英郎 徳川綱吉/長谷川哲夫 堀田備前守/永井秀明 木嶋正膳/高野真二 小笠原将監/早川雄三 笠間尚蔵/石山律雄 甚平/高原駿雄 徳川綱条/坂口徹郎 三屋孫兵衛/中村錦司 千鶴/森野恵 水上保広 松田明 功力明 矢部義章 奔田陵 木下通博 柴田善行 細谷千絵 藤枝正巳
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※姫は綾姫、頼常の娘で老公の孫。彼女が困らせるお付きの爺さまは孫兵衛。高松藩江戸家老は木嶋正膳、老中・堀田に通じる。密書を持って来た藩士を襲ったのは笠間ら。
※お鈴は駿府・川根の庄屋の娘、民の窮状を訴えに来た。道中では綾姫の姉設定に。
※格さんの母上は先の漫遊の折に亡くなった設定。しかし嫁貰え圧力は山野辺さまに引き継がれ。
水戸黄門 第20部 第2話「水晶守った怒りの十手」 1990.10.29TBS
とんでもない荒くれどもが跋扈する甲州路、取り締まる立場の代官はあろうことか彼らとつるみ、その上名産の水晶の利権を老舗から奪おうとしていた。
徒手空拳で立ち向かう老目明しを手助けするかたちで老公介入、親分のグレた倅がらみの情話が挿まれる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お鈴/山下志麻 京太郎/沖田浩之 文造/生井健夫 深水屋/真弓田一夫 おりえ/山崎美貴 お小夜/乙黒春美 伊達兵部/南原宏治 荒間の五郎蔵/井上昭文 鬼源太/内田勝正 次郎太/松原一馬 赤垣屋/久遠利三 職人/新城邦彦 問屋/芝本正 笹木俊志 小船秋夫 加藤照男 西村陽一 遠山金次郎 小坂和之 小谷浩三 山内健太郎 泉好太郎 稲垣陽子 辻喬次郎
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/矢田清巳
※御岳宿総代でもある水晶問屋は深水屋、娘はおりえ。宿場を守る親分は文造、グレて勘当された倅は京太郎。彼らに血縁は無く、昔の事情が明かされるとき、親子間のわだかまりは氷解する。
※悪代官は南原宏治、荒くれの親玉は五郎蔵で、息子が鬼源太、次郎太。深水屋の後釜を狙う悪徳商人は赤垣屋。
水戸黄門 第20部 第3話「情けが仇のとろろ汁」 1990.11.5TBS
ところは駿府、参勤交代のお大名が微行で出くわすアクシデントに、一行がからむ筋立て。そのお殿様が助さんに容貌酷似とか、お忍びの動機は水戸老公のひそみに倣いとか、笑かすポイントを散りばめて、不用意な情けは却って仇になるという教訓で〆る。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、京極高永/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お鈴/山下志麻 お袖/田村英里子 佐吉/三上真一郎 お美代/太田憲子 松永将監/江見俊太郎 清水屋/歌澤寅右衛門 吉岡孫兵衛/有馬昌彦 代蔵/上田忠好 藤屋/新井量大 田辺新之助/水上保広 井上茂 司裕介 日高久 小坂和之 豊田信行
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/宮越澄
※酒と博打で仕事をしない竹細工の名人は佐吉、苦労させられる娘はお袖で、このコが殿さまに大金を貰う次第。スケベな町奉行は松永、悪徳商人は清水屋、二足の草鞋は代蔵で乾分に井上茂とか。佐吉が品を納める問屋は藤屋。但馬・豊岡藩の用人は孫兵衛、これも困り顔のご家来衆に水上保広。ラス立ち福ちゃん入り、浪人。
水戸黄門 第20部 第4話「偽黄門は正義の味方」 1990.11.19TBS
いよいよ目的地、しかしお鈴の父は囚われ拷問を受けていて、事態は切迫。このときたまたま駿府に来ていた、食い詰め者の三人連れを利用する老公、悪党どもの方から「ニセ老公」を作り出してしまう馬鹿な経緯ののち、本物が印籠出してワルは一巻の終わりなのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、京極高永/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お鈴/山下志麻 紋兵衛/長門勇 助三/うえだ峻 角次/三田村賢二 草間弾正/高城淳一 烏帽子の熊五郎/藤岡重慶 長左衛門/塚本信夫 おはな/礒葉子 大藤屋/近藤準 おとよ/鮎川十糸子 牧冬吉 伝法三千雄 木谷邦臣 香住美弥子 波多野博 林文男 富永佳代子 志茂山高也 河本忠夫 中川健次
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/宮越澄
※水戸老公に祭り上げられてしまう「ご隠居」は紋兵衛、連れは助三と角次。代官は草間、川根茶一手取引を狙う悪徳商人は大藤屋、つるむヤクザは熊五郎、旅籠のあるじは白影さんで代官とはグルみたい。庄屋は長左衛門。
水戸黄門 第20部 第5話「鰻が祟った幽霊旅籠」 1990.11.26TBS
老公らが招き入れられた浜松の旅籠、名物の鰻も出ず閑古鳥が鳴くどころかアレが「出る」のだが、これが大した訳あり。寡婦の女将を狙う色ボケ奉行と、鰻商売を一手にしようと目論む悪徳商人が裏にいると知った老公、幽霊でやり返す。
この騒動に、江戸を食い詰めた板前が一行から金を巻き上げる話が加わり、道連れが一人増えることに。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、京極高永/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お菊/藁谷友紀 おとせ/長谷川稀世 虎五郎/工藤堅太郎 味岡郷太夫/遠藤太津朗 毘沙門の藤蔵/福山升三 多吉/早川研吉 お艶/片岡あや子 石倉英彦 大木晤郎 新城邦彦 小谷浩三 高橋弘志
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※濱名屋の女将はおとせ、彼女を狙う勘定奉行は味岡、鰻利権を狙うのは藤蔵で女房はお艶。博打狂いで江戸を食い詰めた板前は虎五郎、お菊を拾ったのは欲得ずくではない設定、濱名屋に就職で落ち着く。
水戸黄門 第20部 第6話「夢を叶えた夫婦花火」 1990.12.3TBS
吉田入りした一行は、花火師夫婦と出会う。殿さまの快癒記念に打ち上げる、新工夫の花火の調整に余念ない亭主の新吉だが、失明の危機という爆弾を抱えていた。夫婦に迫る暗雲、全て出所はひとつと見た老公、決然と悪を討つのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、京極高永/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お菊/藁谷友紀 新吉/森次晃嗣 お絹/千野弘美 辰吉/大竹修造 沼野大膳/北原義郎 多平/河合絃司 伊勢屋/久保晶 浜口陣十郎/伊吹聡太朗 堀田玄庵/佐伯徹 小島良円/奥野匡 福本清三 矢部義章 簑和田良太 木下通博 武井三二
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※新吉・お絹夫婦に尽くす老爺は多平、悪党に付け込まれた兄弟子は辰吉(新吉が目を怪我した事故に関わる)。新吉が地元産の硝石を使うのが気にくわない回船問屋は伊勢屋、手先をつとめる荒くれは伝蔵(字適当、福ちゃん)、遣い手の用心棒は浜口。新吉を診ていた医者は良円、殿さまの治療に来た御典医は玄庵(お絹を狙うが、懐にあった梅里の文を見て驚愕という運び)。
水戸黄門 第20部 第7話「怨みを買った女医師」 1990.12.17TBS
腹痛の八兵衛を診てくれた女医、一行を裕福と見て小判を毟ってゆくが、それは貧者に施すためだった。御典医「だった」彼女の父もまた徳高き人、殿の勘気を蒙った七年前の事件の真実が老公によって掘り起こされ汚名は雪がれ、娘の悲願は果たされるのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お菊/藁谷友紀 半井克子/中野良子 半井唐斎/垂水悟郎 おたみ/宮川明子 村山浩庵/石濱朗 台場の岩造/田中浩 松平定重/清川新吾 大原総右衛門/久富惟晴 八木利三郎/沖田さとし 寅吉/江幡高志 吾助/北見唯一 西山辰夫 勝野賢三 柳川清 五十嵐義弘 大矢敬典 星野美恵子 美松艶子 勇家寛子 高谷舜二 中村典子 谷口公洋
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※現典医で唐斎を陥れた医者は浩庵(殿さまの病気を治せないでいる)、黒幕の家老は大原、つるむヤクザは岩造で乾分に寅吉(銀奴に篭絡されてゲロ)。北見唯一は克子の助手だが、劇中喜助って呼ばれてた気が。
水戸黄門 第20部 第8話「情け紡いだ西陣織」 1990.12.24TBS
老公らが祇園社で助けたご婦人は、西陣の織元の女将。彼女は、西陣織一手支配を目論む悪党に抵抗する防波堤であったが、なさぬ仲の息子は義母の心を解さず放蕩の限りを尽くし、ワルどもの手に落ちてしまうのであった。
騒動のさなか、ぼんぼんに突き飛ばされて頭を強打した下男が記憶を取り戻すが、これがお菊の父だったという、都合のよい奇縁も用意されている。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お菊/藁谷友紀 お園/中村玉緒 仙太郎/太川陽介 小糸/浜田朱里 おてる/東風平千香 伊兵衛/早川保 大越玄蕃/川辺久造 丹波屋/伊達三郎 留五郎/汐路章 亥蔵/西田良 清兵衛/高桐真 内藤大和守/加賀邦男 島村晶子 安岡真智子 松島和子 高井清 勇家寛子
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※お園は西陣織老舗の女将、後妻で亡夫にも先妻にも大恩ある身で、遺児の仙太郎に譲る店を守り通す設定。後妻に反発する放蕩息子の仙太郎、馴染みの芸妓は小糸(愛想尽かし芝居で仙太郎を守ろうとする健気な女性、事後落籍され嫁入りの次第)。お園に仕える、大工仕事が得意な記憶喪失の下男・六助が伊兵衛。悪徳商人は丹波屋、黒幕の町奉行は大越、つるむヤクザは留五郎で乾分に西田良とか。弥七が老公の文を届ける所司代は内藤。
水戸黄門 第20部 第9話「黄門様の商ん人修行」 1991.1.7TBS
大坂入りした一行、老公のうどんお代わりを格さんが諫めて大喧嘩になり、八兵衛と二人別行動をとることに。老公は昆布屋の隠居の婆さまと、格さんは祖母を訪ねてきた巡礼娘と、それぞれ知り合うがもちろん婆さまと娘は関係アリなお約束パターン。昆布屋の養子夫婦が、悪党の使嗾を受けて乗っ取りフィニッシュにかかるところ、老公発案の大芝居で懲らしめる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お京/横田優花 お蝶/村田知栄子 宗右衛門/宗方勝巳 おたか/茅島成美 定吉/オール阪神 甚兵衛/オール巨人 倉田剛造/睦五郎 和島屋/西山嘉孝 おはま/泉晶子 おきみ/庄瀬有里 天満屋鉄五郎/小田部通麿 為吉/都京助 兼松/甲斐道夫 稲田龍雄 和田昌也 宮城幸生 金田永植
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※お京の亡夫がお蝶の倅で、母・おはまと駆け落ちし勘当されている次第。おはまは病臥中で、多度津に住まう。駆け落ち自体悪党の仕込み、みたいな台詞もあった。宗右衛門の嫁はおたか、けっこうな悪女で鍋に毒を飼ったりするが、どたばた要員っぽい。阪神巨人は濱田屋の従業員。悪徳商人は和島屋、グルの町奉行は倉田、鉄五郎ももちろんお仲間。
水戸黄門 第20部 第10話「悪を裁いた仇討ち芝居」 1991.1.14TBS
年寄り扱いされたと怒った老公、一人山道をゆきドツボにはまるの図。助けてくれた里の娘はもと姫路一の大店の遺児、家を出ていた彼女の異母姉は旅役者となり姫路に来ており、父を陥れた者どもへの復讐を期していた。その太夫と助さん格さんが知り合い、なし崩しに一行は合流し、老公の書いた「白鷺城下娘仇討」が悪党どもの前で上演される運びとなる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お京/横田優花 歌川粂八/鮎川いずみ お絹/北原佐和子 目玉屋仙太郎/茶川一郎 海神の伝造/深江章喜 磯村軍兵衛/青木義朗 吾平/浜田寅彦 北浦屋/近藤宏 新藤主膳/江並隆 米吉/下元年世 門馬欣三郎/浜伸詞 滝譲二 功刀明 征木良子 鳴尾よね子 矢部義章 和田昌也 西岡ちあき
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※お絹は「失火」で闕所となった播磨屋の娘、今はなめし細工職人のじいや・吾平と暮らす。異母姉は歌川粂八太夫、座頭は仙太郎。播磨屋に放火させた悪徳商人は北浦屋、グルの町奉行は磯村、つるむヤクザは伝造。ラス立ち中、弥七に伴われ現れる城代は主膳。
水戸黄門 第20部 第11話「陰謀渦巻く高松城」 1991.1.21TBS
いよいよ目的地・高松、気鬱と聞こえた頼常のふるまいの真実は果たして、お家騒動を解決するための芝居であった。
悪党ばらは、卑怯にもお京の母を拉致し老公をおびき出して爆殺をはかるが、老公一行の黄金パターンで難局を切り抜ける。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 綾姫/細川直美 お京/横田優花 松平頼常/荻島真一 玉井彦右衛門/佐藤英夫 樋口新之丞/伊吹剛 伊兵衛/佐竹明夫 福原速水/菅貫太郎 堺屋重兵衛/森幹太 木嶋正膳/高野真二 笠間尚蔵/石山律雄 大坪玄蕃/前田昌明 松平頼豊/前田晃一 おはま/泉晶子 沙織/中尾麻衣子 お葉/武田京子 鬼頭/岩尾正隆 出水憲 畑中伶一 田中秀則 森秀人 小川敏明 井上昭 河合綾子 松島ゆみこ
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※城代は玉井、次席家老はスガカン、江戸家老は木嶋。行き暮れた一行を招いてくれる村娘はお葉、父の湯宿あるじは伊兵衛で新之丞は主筋。
水戸黄門 第20部 第12話「悪を糺す阿波踊り」 1991.1.28TBS
徳島入りした一行だが、町は何やら物々しい。悪党の奸計に落ちて闕所となった藍問屋・渭津屋の遺児が帰還、お国入りの殿さまへ直訴をこころみるもよう、搾取に泣く民も期待するその若旦那は、助さんに瓜二つなのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎、新三/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 為吉/高津住男 お園/日下由美 お美代/楠野紋子 頼母木修理/高城淳一 猪の鼻の五郎蔵/田中浩 樫田大膳/久富惟晴 大滝屋/加藤和夫 伴野/辻萬長 蜂須賀綱矩/水上保広 河東けい 広瀬義宜 阿木五郎 簑和田良太 和田昌也 畑中伶一 司裕介 浜田隆広 中川健次
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康 監督/松尾正武
※渭津屋に成り代わって御用達になった藍問屋は大滝屋、グルの家老は頼母木、つるむ二足の草鞋は五郎蔵(顔の傷は新三にやられたもの)。為吉は渭津屋の水師だったが事件以来仕事をせず博打三昧、娘はお美代。
※季節外れの阿波踊りは、殿さまご帰国の祝い。新三は踊りの名手設定。
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
水戸黄門 第20部 第13話「ドジな男の恩返し」 1991.2.4TBS
一行と離れ問屋場へ出向いた格さん、押し込みに遭遇するが、成り行きでグルにされ共に追われる身に。聞くと男には哀れな事情、大恩ある網元一家は、勘定奉行と組んだ悪徳商人に蹂躙され悲惨な状態にあり、そこには老公たちが転がり込んでいるのだった。
印籠は、殿さまの寝所に忍んだ弥七が示すほか、老公がぶち込まれた牢屋の格子にぶら下げられ、殿さま以下その前に平伏という馬鹿な構図となる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 芳松/西川弘志 お糸/増田未亜 大浜屋/小松方正 岩月庄太夫/亀石征一郎 熊五郎/長谷川弘 藤次/間寛平 山内豊昌/竹内亨 お志摩/野口ふみえ 金次郎/竜川真 安藤重行/高桐真 小野朝美 疋田泰盛 白井滋郎 久三/西川きよし
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二
※思い余って押し込みをはたらく久三は元鰹節職人、一旗あげると大坂へ出るも夢破れ帰郷。倅は芳松。網元の娘はお糸。悪徳商人は大浜屋、勘定奉行は岩月、つるむヤクザは熊五郎。
※久三が金子を盗った際、見られるとヤバい、鰹節横流しの証拠となる仕切書が入っていたという寸法。
水戸黄門 第20部 第14話「湯煙り義侠の助太刀」 1991.2.11TBS
放蕩の果て勘当された若旦那、落ち着き先で更正の兆しをみせるが、父親の大旦那は悪党どもに謀殺されてしまう。町人の身で仇討ちを期す彼をけしかける老公だが、シナリオはちゃんと書いてあるのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おかつ/林美智子 井筒屋/小林昭二 伊之助/草川祐馬 権殿の鬼寅/石橋雅史 岩月大膳/幸田宗丸 岩月菊馬/松原一馬 伊予屋/近藤準 才次/伊藤高 吾助/松田明 加賀見外記/加賀邦男 中嶋俊一 福本清三 ジャンボ源次 笹木俊志 中塚和代 岡西俊 田辺ひとみ 遠山二郎 中谷由香 鈴川法子 武田晶子
原案・脚本/葉村彰子 監督/松尾正武
※若旦那は伊之助、父親は井筒屋。大旦那に恩ある湯宿の女将はおかつ。井筒屋を狙う悪徳商人は伊予屋、わるい勘定奉行は岩月、井筒屋を闇討ちし無礼討ちで済まそうとする倅は菊馬、グルのヤクザは鬼寅で乾分に福ちゃん。才次は菊馬の無礼討ちを証言する鬼寅の乾分。吾助は付け馬。
水戸黄門 第20部 第15話「女度胸の玄海節」 1991.2.18TBS
小倉へ着くや否や争いに遭遇する一行、店の若い衆を諫める若き主を大した男と見る。今回はその青年にまつわる情話、悪に立ち向かう彼を陰から見守る女丈夫実は、という次第。
永年の辛苦を解き、晴れて親子の名乗りを上げさせ、去ってゆく老公であった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 国見屋辰之助/広岡瞬 お袖/三浦リカ 大月右京/天野新士 西海屋定五郎/井上昭文 唐津屋/草薙幸二郎 鉄造/片岡五郎 佐吉/三角八郎 野島/佐々木勝彦 おてる/藤江リカ 宮田圭子 滝譲二 西山辰夫 玉生司郎 白井滋郎 小船秋夫 疋田泰盛 高橋弘志 杉山幸晴 岡田和範 お竜/藤間紫
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※口入屋・国見屋の婿養子は辰之助、家付き娘の恋女房はお袖。実母だが訳あって名乗れぬ、料理屋・潮屋の女将はお竜(殴り込みに行くので、殺陣あり)。国見屋を潰しにかかるライバルは唐津屋、裏にいて抜け荷もさせている小倉藩町奉行は大月、グルのヤクザは西海屋。
水戸黄門 第20部 第16話「男意気地の博多節」 1991.2.25TBS
お志乃を助けようとしてヤクザを殺してしまった人形師、博多をフケるが旅の空で殺した筈の当人と鉢合わせ。全ては家老と組んだ悪徳商人の陰謀で、彼が不在の間に、恋しい娘はまさに毒牙にかけられるところであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お雪/芦川よしみ お志乃/蜷川有紀 沼尻九郎兵衛/名和宏 多々野屋/穂積隆信 めしやの女将/ばってん荒川 音次/浦田賢一 雷の文蔵/金井大 錦屋/真弓田一夫 源三/松山照夫 女中/落合智子 役人/白井滋郎 堀田明美 鳥羽なおみ 高谷舜二 大矢敬典 吉田信夫 美松艶子 丑松/武田鉄矢
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二
※福岡藩家老は沼尻、織元・錦屋の娘お志乃のほか、丑松の妹のお雪(芸者)も狙う。錦屋の後釜にすわった織元は多々野屋、つるむヤクザは文蔵で乾分に源三、「丑松に殺された」音次もその一人。
水戸黄門 第20部 第17話「秘伝盗みの弟子修行」 1991.3.4TBS
唐津焼名人の弥兵衛に、内外から降りかかるトラブル。跡取り息子は拗ねて家出して放蕩の果て、悪徳商人の道具にされかかる。その問屋の裏には強欲な家老、加えて高弟が実は産業スパイだったという展開で、何もかもワヤになるところ、老公たちの活躍で事は明るい方へ導かれるのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 弥兵衛/内藤武敏 お袖/大和さくら 辰之助/加納竜 奥田将監/南原宏治 源太郎/佐藤佑介 村尾又四郎/篠塚勝 田島屋仁兵衛/久保晶 軍次/森章二 根吉/勝野賢三 田島/出水憲 多賀勝 池田謙治 鈴川法子 矢部義章 清家三彦
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※お袖は養女、許された辰之助と美濃へ旅立つ。辰之助は岩村藩士、貧に喘ぐ領民のため殖産の道を探っていた次第。弥兵衛の倅は源太郎。家老は将監、腹心は田島。
水戸黄門 第20部 第18話「密命帯びた用心棒」 1991.3.11TBS
嬉野宿へ入る一行だが町は閑散、いるのは怪しの渡世人とならず者ばかり。そして、山に隠れてしまった女たちから、何ゆえこの事態に至ったか聞いた老公は、悪党どもの争いを激化させる策に出る。
助さんと格さんを、対立するヤクザに割り振って潜り込ませる、いつものパターン。格さんは浪人に扮し、印籠もそのカッコで出す。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お絹/福家美峰 鮫島甚太夫/小沢象 鹿島の吉兵衛/立原博 富岡の重蔵/上田忠好 平井/原口剛 乙松/中田博久 西岡慶子 中嶋俊一 西山辰夫 笹木俊志 司裕介 甲斐道夫 香住美弥子 藤坂有希 岡田和範 稲田龍雄 堀田明美 川鶴晃裕 流れ星の伊太郎/竹脇無我
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※山に隠れた女たちのたばねの庄屋の娘はお絹。わるい郡代は鮫島、彼にいいように使われる二人の親分は吉兵衛と重蔵。伊十郎の身分は目付。
水戸黄門 第20部 第19話「姫様騙って悪退治」 1991.3.18TBS
生き別れの母子再会に手を貸す老公、それは同時に悪党退治となる。回船問屋・浦上屋を陥れた長崎奉行とその一味はますます増長し、漁師たちを苦しめ、娘たちを異国に売り飛ばすという悪行を重ねていた。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 沙織/坂上香織 お志津/長内美那子 武右衛門/佐竹明夫 清吉/吉田次昭 石尾采女正/高野真二 西海屋/須賀不二男 竜神の五郎蔵/藤岡重慶 粂造/南祐輔 伊三次/鮎川浩 島村晶子 石倉英彦 森秀人 藤長照夫 高橋弘志 福中勢至郎 太田和余 吉田信夫
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二
※浦上屋が抜け荷のかどで闕所となり、長崎を逃げる際母・志津が病を発し、幼い沙織は宇土の百姓に預けられ、その人が没したあと母を求め旅立った次第。清吉はばあやの息子で、盲いた志津を助け浦上屋の冤罪を明かそうとしていた。志津を匿っていた網元は武右衛門。長崎奉行は石尾、悪徳商人は西海屋、つるむヤクザは五郎蔵、現西海屋番頭でもと浦上屋手代の裏切者は粂造、女衒は伊三次。福ちゃん、五郎蔵に雇われた用心棒のセンセイで、ラス立ちにも登場。
※サブタイは、老公の策で沙織を秋月藩の姫に仕立てて、西海屋から抜け荷品を購おうとした芝居のこと。その品は老中・柳沢への貢物という言いぐさが大笑い。
水戸黄門 第20部 第20話「弥七を狙う女」 1991.3.25TBS
鳥追い女に父の仇と狙われる弥七、老公が知り合った網元の娘もまた弥七を仇呼ばわり。二人は姉妹で、悪党の作り話を信じ込まされていた。そやつらは網元に成り代わって漁民を泣かすばかりか、さらなる利権を手にしようとしていた。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お雪/万理洋子 お光/橋本由紀 笹島右京/川合伸旺 碇屋松五郎/田口計 銀二郎/黒部進 加賀/岩尾正隆 おくら/平映子 佐吉/日高久 源太/浜伸詞 柳川清 小峰隆司 窪田弘和 西山清孝 藤長照夫 中谷由香 お涼/八代亜紀
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※碇屋は元ヤクザの網元、乾分に銀二郎、用心棒は加賀、グルの熊本藩郡代は笹島。
※お涼は先妻の娘、異母妹に家を譲るため早くに家出。
水戸黄門 第20部 第21話「奸計暴いた娘の忠義」 1991.4.1TBS
勘定方の小役人が斬られたのは、不正の証拠を調べ上げていたため。当事者の勘定方支配は、事の揉み消しに加え彼の妻女を狙っており、たばかって手に入れようとするが、お銀と飛猿が宗方を川から助け上げており、全ては老公の知るところとなっているのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おゆき/佐野量子 世津/長谷川稀世 伊平/車だん吉 宗方数馬/荒木しげる 西浦屋喜左衛門/田中明夫 猪塚又十郎/江見俊太郎 郷田源之進/宮口二朗 蝮の丑寅/福山升三 権太/伊東達広 小太郎/布施優一郎 倉持左左衛門/高桐真 司裕介 浅井誠 渡辺慎也 大谷竜一郎 奥田茂樹
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※伊平はもと宗方家の中間、おゆきは孫で、宗方の息子・小太郎の面倒を見ている忠義者。西浦屋は材木商、御用林密伐に手を染めている。猪塚は勘定方支配。倉持は家老、弥七が届けた文見て飛んでくる(倉持の下の名前、クレジットには左左衛門などと書かれているが、劇中呼称は庄左衛門)。
水戸黄門 第20部 第22話「酔いどれ幸助涙の仇討ち」 1991.4.8TBS
薩摩への途次老公らが出会った主従、アル中の中間を見捨てず優しく接するお侍は、重大な任務を終えての戻り旅だったが、果たして「敵」の魔手が伸びる。悪党の手にかかったご主人の仇をとりにゆく幸助、老公らの助太刀でみごと憎っくき家老の倅を討ち果たすのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 幸助/坂上二郎 有村俊之介/永井秀和 桜子/小野さやか 横堀剛輔/本郷直樹 田坂甚十郎/内田勝正 横堀剛右衛門/幸田宗丸 おきく/福元麻美 石倉英彦 出水憲 阿波地大輔 芝本正 池田謙治 小坂和之 小船秋夫
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※横堀剛右衛門は次席家老、知行地の年貢を三割も誤魔化していて、検地役の有村を抱き込もうとして失敗。剛輔はその倅、桜子にフラれたこともあり逆上。田坂は剛輔の腰巾着の指南役。はじめヤクザに有村を襲わせるが、百足の寅造とか言う荒くれは阿波地大輔で、人数の浪人に福ちゃん。家老に抱き込まれ有村の調書をすり替える勘定方支配は出水憲司。
※幸助の酒乱ぶりはなかなか。
水戸黄門 第20部 第23話「お助け母さんひえつき節」 1991.4.15TBS
佐土原の城下でお助け屋を営む世話焼きのおこうは、育て上げた娘が嫁に行くばかり。しかし娘の相手のお店に危難が降りかかったことから、おこうの前身が浮かび上がってくる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お久/八木小織 岩戸屋/根上淳 鍵屋/歌澤寅右衛門 臼倉帯刀/睦五朗 鬼塚の島蔵/深江章喜 猪之吉/成瀬正孝 友太郎/佐野圭亮 日向屋/松本朝生 伝八/岡部征純 おしま/内田美保子 島津惟久/西園寺章雄 大崎紀子 武井三二 山田永二 岡田洪志 高谷舜二 奔田陵 細谷千絵 菱田翔子 おこう/泉ピン子
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※おこう、元は黒揚羽一味の引き込み女、養父が賊だった次第。お盗め先の旦那の入水未遂に居合わせ、娘を預かるがそれがお久。岩戸屋の若旦那は友太郎。岩戸屋に貸し込んで鑑札を取り上げる両替商は鍵屋、黒幕の勘定奉行は臼倉、岩戸屋没落原因の山火事や、強盗手配のヤクザは島蔵、強盗は猪之吉でおこうの昔を知る設定。
※問題解決のため島津公から一時三百両用立てて貰う老公、返す描写あり。
水戸黄門 第20部 第24話「嫁の真心豊後竹人形」 1991.4.22TBS
別府の竹細工を見に行く老公だが、そこで健気な嫁と、理不尽できっつい姑を見る。いびるばかりか、好色な代官の贄に差し出そうとする鬼婆だが、身を捨てて庇おうとする嫁を目の当たりにしてようやく改心、ついでに悪は懲らされてメデタシな展開となる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お鈴/麻丘めぐみ お常/川口敦子 房吉/伊吹剛 黒崎治太夫/早川雄三 豊後屋/永井秀明 権造/井上昭文 軍次/大木正司 紅萬子 西山清孝 白井滋郎 岡田和範
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※嫁はお鈴、亭主は先頃亡くなっている。姑はお常、お鈴を慕う職人は房吉。別府へ入りびたりの日田代官は黒崎、取り入る悪徳商人は豊後屋、つるむ二足の草鞋は権造。
水戸黄門 第20部 第25話「紫頭巾が悪を斬る」 1991.4.29TBS
中津藩では、二人の家老が派閥を作り勢力争いの真っ最中。ここへやってくる老公、いずかた勝つも民の窮状変わらずとみて、いまだ旗幟を明らかにせぬ筆頭家老に会いにゆく。
曰くありげな腰抜け侍、争いあるところに騎馬で現れる謎の紫頭巾など、おきまりの要素が散りばめられている。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 香川徹之介/夏夕介 生田武右衛門/森塚敏 梢/高島礼子 お稲/衛藤和美 飯塚左兵衛/北原義郎 高森外記/滝田裕介 遠田左近/中村孝雄 秋山主膳/山本清 喜左衛門/新井量大 北出甲之進/中田浩二 梶原/下元年世 ツムジ風の源八/牧冬吉 佐竹/浜伸詞 福本清三 西山清孝 奔田陵
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也
※香川は殿さまの勘気を蒙り国許へ返された祐筆、実は密命受けての帰国。許婚・梢は筆頭家老・生田の娘で、武術自慢・騎馬での立ち回りもある。お稲は喜左衛門の娘、紫頭巾のヘルプもする。両家老は飯塚と高森、最後は手を握り生田を除こうとする。
※老公、生田とは旧知で、会いに行った時点で身バレ。
水戸黄門 第20部 第26話「育ての親はだめ親父」 1991.5.6TBS
アル中おやじに苦しむ娘、或る日切羽詰まって人様の財布に手をかけてしまうが、その人は実の親だったという奇縁。しかし娘は、金持ちの実親より、どうしようもない育ての親を選ぶのであった。
今回、悪党どもは付けたりっぽい扱いで笑える。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おたみ/西村知美 喜助/橋本功 京屋彦兵衛/佐原健二 おふみ/北林早苗 坂高麗左衛門/庄司永健 楓/安田和子 県三十郎/玉川伊佐男 長門屋/加藤和夫 海老沢九太夫/原田清人 おかん/藤江リカ 武田てい子 岡田洪志 河本忠夫 和田昌也 谷口孝史 有島淳平 稲葉浩子 菱田麻美
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※喜助は指物師、女房に死なれて以来酒浸り。もとは腕のいい職人で、京屋夫婦の無理心中を止めた際には財布に小判ざっくざく。
※京屋らをハメる悪徳商人は長門屋、グルの勘定奉行は県、とばっちり食らったかたちの町奉行は海老沢。高麗左衛門らを捕えにくる役人は谷口孝史、捕方の一人に福ちゃん。
水戸黄門 第20部 第27話「銘酒守った身代わり花嫁」 1991.5.13TBS
広島の酒を楽しみにしていた一行、入った酒肆で飲まされたのは馬のしょんべん。何事と銘酒の蔵元へ行ってみると、悪いのがわらわらと蝟集しており、今回の成敗ネタと相成る。
グレて勘当された弟を、陰ながら援助してきた姉・お久の苦労が、やっと報われてメデタシ。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お久/舟倉由祐子 益吉/河原崎次郎 清太郎/吉田次昭 おつる/手嶋彌主枝 亀屋甚助/名和宏 寺崎武太夫/亀石征一郎 鬼熊の辰蔵/田中浩 権次/前川哲夫 石浜祐次郎 芝本正 浜伸詞 門野内純子 武田てい子 遠山金次郎 中村錦司 小坂和之 床尾賢一 浜田隆広
原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/矢田清巳
※とんでもねーマズい酒は安芸亀、醸造元は亀屋で、勘定奉行・寺崎と結託し市場を独占している次第。亀屋はお久に言い寄っている。
※銘酒・安芸鶴を醸す蔵元は、腐造を出来し米問屋・太田屋に借金している状態(亀屋はこれを肩代わりしたと称しお久に迫ってくるが、実のところ太田屋を亡き者にして証文を奪った次第)。亡き先代は、火落ちを免れた品も全て処分させた心意気の持ち主。
※サブタイの「身代わり」は老公の策略で、お久を亀屋に嫁がせるという話を作り、盃事の席にいた花嫁はお銀だったというお決まりのパターン。
水戸黄門 第20部 第28話「孤剣に秘めた悲願」 1991.5.20TBS
松江藩では、次席家老が私欲のためお世継ぎに次男坊を推し、ひそかに賛同者を増やしていた。これに反発し次席家老暗殺をはかった若侍たちだが失敗、落ちのびた一人は弥七に拾われ、事は老公の知るところとなる。
次席家老の味方になると見せかけ、裏切者呼ばわりされつつ証拠をつかむ正義の士を演じる芦田伸介が渋すぎる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 田沢新八郎/藤堂新二 早苗/日下由美 松原綱近/石田新 小萩/安達留美 元山主膳/戸浦六宏 村越/唐沢民賢 左吾平/江幡高志 小宮/木村栄 お汐の方/下山田ひろの 飯田三郎兵衛/入江正德 島田/波多野博 住職/徳田興人 疋田泰盛 遠山金次郎 壬生新太郎 西山清孝 矢部義章 国本政守 井上昭 高橋弘志 中川健次 勝見卓也 左近寺又兵衛/芦田伸介
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※左近寺邸に中間として入った格さんのエピソードとか、老公と又兵衛茶席で腹の探り合いとか、見せ場多し。
※次席家老は元山、シンパに村越や島田。首席家老の爺さまは飯田。弥七に助けられる若侍は田沢、左近寺の娘・早苗と恋仲。左吾平は田沢の中間、これが内通者。
水戸黄門 第20部 第29話「瞼の人はドジな泥棒」 1991.5.27TBS
馬鹿な経緯でお銀と道連れになった渡世人、実は泥棒。一緒に藍玉問屋・伯耆屋から千両箱を頂こうと持ちかけてくる。ところが、なんたる奇縁か、その店は彼が十六年前心中から救ってやった男の経営する店なのであった。折しも伯耆屋には悪党の手が伸びており、「昔の恩人」ネタを利用した偽者まで送り込まれてくる。それを知って怒る政吉、老公たちも同じくらい頭に来ていて、悪の巣の奉行所へ乗り込んでゆく。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 ミゾレの政吉/小松政夫 伯耆屋/小林昭二 お雪/丸山真穂 海野小太夫/外山高士 石見屋/草薙幸二郎 磯なれの松造/伊藤高 石見屋次郎作/井上茂 おはま/松島和子 徳田興人 大矢敬典 中塚和代 橋本和博 井上昭 五十嵐秀樹 野土晴久 佐々木伸二 田中千絵
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/矢田清巳
※政吉はたしかにあのとき伯耆屋に大金を恵んだおじちゃんなのだが、今の今まで本人ころっと忘れていた次第。お雪は幼い日に見たおじちゃんの胸の傷を覚えていたという話。
※石見屋は伯耆屋へ倅を婿として送り込み、乗っ取りをはかる。町奉行・海野がこやつらの黒幕。松造は送り込まれる偽者。
水戸黄門 第20部 第30話「刀鍛冶の仇討悲願」 1991.6.3TBS
備前長船の名工が刀を打たなくなったのは、娘婿が辻斬りに殺されて以来のこと。夫を殺した者を探るため、刀匠の娘は夜な夜な出歩き、辻斬りの出現を待っていた。
老公一行は、宗源斉一家に全面的に肩入れ、仇討ちをサポートするのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 宗源斉正光/本郷功次郎 お妙/八木小織 お袖/大塚良重 おみよ/村上美希 馬場右京/川辺久造 直次/加藤純平 般若堂/久保晶 伝五郎/長谷川弘 石黒惣左衛門/加賀邦男 根吉/木谷邦臣 おまさ/藤坂有希 司裕介 細川純一 小峰隆司 高橋弘志 福中勢至郎
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※辻斬りが趣味の勘定奉行は馬場、取り入る悪徳商人は般若堂、つるむヤクザは伝五郎。石黒は老公の文見て飛んでくる城代。小峰さん、伝五郎が雇っている用心棒のセンセイで見た目は怖い。
水戸黄門 第20部 第31話「娘と名乗れぬ女掏摸」 1991.6.10TBS
格さんが文殊堂で出会った女掏摸、気にかける縮緬屋が実はという情話。老公らは別口でその織元に関わっており、合流後はフルパワーで降りかかる災難に対応、悪を懲らす。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お夏/千野弘美 お常/磯村みどり 森田屋/内藤武敏 お咲/若林美穂 お清/成岡志津 入田金重/西沢利明 浜屋/森山周一郎 虎鮫の大五郎/藤岡重慶 音造/西田良 多賀勝 勝野賢三 司裕介 日高久 保坂亜耶 多田昌世 八幡沙織 北山耕治 峰蘭太郎 有島淳平 吉田信夫 窪田弘和 二宮幸子 松山知可
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※森田屋、妻女はお常、娘はお咲。17年前叱られて失踪した姉娘・お絹がお夏だったという話。
※織物一手支配を目論む悪徳商人は浜屋、グルの勘定奉行は入田、くっついているヤクザは虎鮫一家、西田良は乾分。
水戸黄門 第20部 第32話「誘拐された御老公」 1991.6.17TBS
助さんと喧嘩した老公、一人旅のところ怪しの二人連れを拾い椿事出来の巻。老公の懐具合を見て悪心を起こす「弥次喜多」、かたやところの悪党どもには「老公来たる」の報がもたらされており、チンピラと大ワルの思惑が交錯するなか、成敗の雨嵐となるのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 弥次/桜木健一 喜多/高木ブー 陣場唐九郎/江見俊太郎 丸田屋角兵衛/多々良純 荒波砂造/深江章喜 熊五郎/森章二 お徳/荒木雅子 おなみ/青木美香 お仲/平映子 駕籠屋/西村陽一 駕籠屋/諸鍛冶裕太 孝太郎/高橋浩二郎 和田昌也 壬生新太郎 細川純一 松田吉博
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/高倉祐二
※弥次は借金から、喜多は女房から逃げてきた設定。取り立てに来たのは熊五郎。悪所を作って大儲けを企む悪徳商人は丸田屋、裏にいる郡奉行は陣場、グルのヤクザは砂造。
水戸黄門 第20部 第33話「意地比べ恋の友禅」 1991.6.24TBS
加賀友禅を見学に行った老公一行、さっそく揉め事に遭遇。いがみあうオヤジたちに辟易しつつ事情に分け入ると、トラブルの元は勘定奉行とその一味という図が浮かび上がってくるのだった。
甥の綱紀どのを引っ張り出して事をおさめたあと、二組のカップル同時ゴールインでめでたく〆る。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 卯辰屋/根上淳 東吾/土屋嘉男 おくみ/高倉美貴 新助/ひかる一平 お絹/吉井文絵 石倉主水/睦五朗 乙屋/内田稔 梵天の安五郎/小池栄 久六/高峰圭二 文治/中嶋俊一 前田綱紀/加茂雅幹 由/石倉英彦 寅市/崎津隆介 楠年明 中村錦司 鳴尾よね子 小谷豪純
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※おくみの父は絵師の東吾、呉服問屋の卯辰屋(若旦那は新助)と諍いの真っ最中。新助の妹のお絹は、東吾の弟子・文治と恋仲。内通者の卯辰屋番頭は久六。物欲のほかおくみも狙っている勘定奉行は石倉、悪徳商人は乙屋、つるむヤクザは安五郎。中村錦司、印籠後に殿さまと一緒に出てくる家老・山路。
水戸黄門 第20部 第34話「天誅!謎の虚無僧」 1991.7.1TBS
道に迷って荒れ寺へ立ち寄った老公、何かを訴えるような調べの琴の音を聴く。目を病んだ奏者のご婦人、もちろん大いに訳あり。怪しの虚無僧の尺八に応じ掻き鳴らす想夫恋が、一行の胸を衝くのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 結城新之丞/中条きよし 美里/東千晃 沢野屋/佐竹明夫 黒須主膳/青木義朗 内藤武太夫/久富惟晴 丁子屋/田口計 熊切玄蕃/伊吹聡太朗 倶利伽羅の五郎造/中田博久 佐吉/佐久田修 吾平/河合絃司 北村堅吾/山内としお 成瀬頼母/相馬剛三 お美代/下司みほ お糸/尾津喜美 甚造/結城市朗 矢部義章 峰蘭太郎 木下通博 草木宏之 稲田龍雄 加藤照夫 中川健次 柴田善行 河合綾子 泉千夏
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※上納金を上げて民を泣かす次席家老は黒須、グルの勘定奉行は内藤、新之丞「暗殺」実行犯の指南役は熊切、博久は目明し。
※夫・新之丞が死んだと思いもともと患っていた目を悪化させる妻女は美里、下男は吾平。新之丞を川から助け保護していた親子は甚造とお美代。
水戸黄門 第20部 第35話「偽者亭主の親孝行」 1991.7.8TBS
旅のご婦人から、亭主のふりをしてくれと頼まれる、「凄みのある男」は弥七。彼女の実家・中馬の鹿島屋はいま、藩家老もからんだ伝馬の激しい妨害に遭い、零落寸前なのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お仙/三沢あけみ 鹿島屋/浜田寅彦 房吉/石田新 堀川源八郎/横光克彦 滝田将監/中村竜三朗 伊駒屋/金井大 和泉屋/新井量大 金次/河原さぶ 紋太/赤城太郎 佐伯新兵衛/出水憲 小野朝美 香住美弥子 宮城幸生 西村陽一 加藤重樹
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※お仙は恩人の仕事に同行して松本に来ていて、動機には実家が心配なのもあった。その恩人・源八郎は江戸詰隠密頭で、ならず者に扮して伝馬・和泉屋へ潜入していた。家老は滝田。房吉は鹿島屋の馬子、曲折を経てお仙と結ばれる。
水戸黄門 第20部 第36話「因果が巡る銘刀宗近」 1991.7.15TBS
主君の刀を盗まれ腹切った侍の父親は、賊を仇として追うが、探し当てたその男は病の床、しかも隠してあった刀は別の賊が盗み出し、刀フェチの若様のもとへ。
からみあった因果を解き、悪を懲らし、残された者を縁付けて、老公は去ってゆく。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 潮田多聞/大山克巳 五郎蔵/垂水悟郎 おふみ/伊藤美由紀 倉橋内膳/高城淳一 倉橋征士郎/四禮正明 北見屋/加藤和夫 風神の唐兵衛/石橋雅史 島吉/宮口二朗 おえん/長谷川待子 勝野賢三 簑和田良太 小柳圭子 須永克彦 新城邦彦 岡崎賢司 岡田洪志 滝野貴之
原案・脚本/葉村彰子 監督/矢田清巳
※潮田は高遠藩御納戸役、彼の家から刀を盗った賊は鵺の五郎蔵、娘はおふみ。墓から刀を掘り出したのは島吉。刀フェチの若様は征士郎、父は家老で息子の所業を苦々しく思っている。若様に取り入る悪徳商人は北見屋、グルのヤクザは唐兵衛で姐さんはおえん。
水戸黄門 第20部 第37話「悲願を秘めた水芸師」 1991.7.22TBS
老公と仲違いした助格、二手に別れて行動するも、関わった案件は一つに収斂してゆく。
悪党に陥れられ零落していた米問屋は復活、実は義賊な太夫の恩返しも無事済み、悪は一掃されてメデタシ。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 瀬川小糸/小林幸子 三升屋/下元勉 弥太五郎/柴田侊彦 おさよ/永光基乃 白妙/豊岡めぐみ 荒川屋/高野真二 磯崎将監/北町嘉朗 竜神の寅蔵/黒部進 岩村市蔵/原田清人 大槻左馬之助/高桐真 留吉/岡部征純 鍵屋/牧冬吉 田中弘史 木谷邦臣 矢部義章 宮田圭子 徳田興人 橋本和博 甲斐るみ子 浜田隆広 杉山幸晴 畑中伶一 桂登志子 椿竜二 森本貴
原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也
※小糸は三升屋に大恩ある浪人の娘、盗み技は弥太五郎の父が伝授のもよう。娘馬子・おさよは三升屋の娘。三升屋をハメて藩御用を奪い取った悪徳商人は荒川屋、裏には勘定奉行・磯崎、グルのヤクザは五郎蔵。大槻は老公から文もらって駆け付けてくる城代。白影さんは「むらさき小僧」に蔵を破られる、スケベでシブチンな商人。
水戸黄門 第20部 第38話「呑ん兵衛医者の秘密」 1991.7.29TBS
アル中医者、娘の恋人のお店の騒動を経て更正するの巻。自分の心と向き合い、娘のため立ち直る了庵だが、三国屋に治られては困る一味が薬をすり替える。しかしここで老公の奇策、まんまとハマった悪党ども、印籠まで出ては屈するしか道は残されていないのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 長田了庵/ケーシー高峰 新太郎/佐藤佑介 お絹/山崎美貴 三国屋徳兵衛/庄司永建 北海屋儀右衛門/歌澤寅右衛門 松浦伊十郎/勝部演之 鉄五郎/福山升三 伝造/浜伸詞 茂平/松田明 佐竹/岩尾正隆 藤沢徹夫 志茂山高也 河合綾子 出水憲 司裕介 床尾賢一
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※呑んべ医者は了庵、妻を病で亡くし救えなかったことを気に病みアル中に。娘はお絹、孤児となったところを拾われ了庵夫妻に大恩ある身。恋人は新太郎、米問屋・三国屋の跡取り。
※三国屋に値上げ同調を迫るも断られ、排除に動く悪徳商人は北海屋。庄内藩郡代・松浦が裏にいる構図で、彼はお絹も狙っている。グルのヤクザは鉄五郎。
水戸黄門 第20部 第39話「八兵衛そっくりお殿様」 1991.8.5TBS
米俵に座った老公を叱った娘は、懸命に働いても年貢皆済が難しいなか、殿さまがいつか善政を敷いてくれると信じて疑わない。その殿さま、水戸老公を手本とし領内を徘徊するものの、悪家老に鼻毛を読まれ真実を目にすることはない体たらく。ここに老公、影供が八兵衛を連れ去ったのを奇貨とし、策を弄するのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛、佐竹義格/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おきぬ/浜田朱里 河合洋之助/伊吹剛 松田源左衛門/菅貫太郎 尾鷲小兵衛/浜田晃 久六/田中浩 岩松/伊藤高 出水憲 中嶋俊一 功力明 三浦徳子 前野朱実 及川潤 高橋弘史 野土晴久 小船秋夫 稲垣陽子 岡田和範 福中勢至郎 鳥羽なおみ 多田昌世 和気千枝 藤沢晃子
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也
※久保田藩の悪家老はスガカン、グルの代官は尾鷲、手先をつとめる親分は久六。
※老公を叱る娘はおきぬ、父は庄屋だったが年貢軽減を訴えて入牢し獄死。弟妹は逃散百姓の子を引き取っている次第。
※ラス立ち福ちゃん入り、裃つけた藩士。
水戸黄門 第20部 第40話「津軽馬鹿塗り情け塗り」 1991.8.12TBS
無銭飲食をはたらいた男を助ける老公、彼は名人と言われる塗師だったが、博打でしくじり出奔した身。苦労させられた息子は帰ってきた父親を今さらと拒否するが、間のわるいことに献上品の細工で腕を競うことになってしまう。仕向けた悪党は老公に懲らされるが、息子は父の腕前を認め、わだかまりは解けてゆく。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 彦兵衛/山田吾一 お園/三浦リカ 彦太郎/佐久田修 お君/伊藤真美 お竹/佐々木敦子 陸奥屋/御木本伸介 岩木屋/田中明夫 大槻主膳/小林勝彦 大五郎/長谷川弘 勇次/大木正司 寅松/細川純一 安藤庄左衛門/江並隆 簑和田良太 小谷浩三 田中喜美子
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/矢田清巳
※父親は彦兵衛、輪島で病を得て未亡人・お園に看護され、恩返しに塗師として働き、輪島の技法も身につけた次第。彦兵衛の子は彦太郎、お君の兄妹で、取引先は陸奥屋。悪徳商人は岩木屋で、家老・安藤や、町奉行の大槻とつるむ。グルのヤクザは大五郎。ラス立ち福ちゃん入り、藩士。
水戸黄門 第20部 第41話「悪を蹴散らす競べ馬」 1991.8.19TBS
八戸領へ入った老公、荒くれが跋扈し、その裏に役人がいると知る。新井田牧が悪党どもに魅入られ危機に陥るところ、献上馬を決めるレースでの妨害を悉く潰した一行の働きで、悪はまるっと退治されるのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 小百合/大沢逸美 有賀兵庫/名和宏 大貫軍四郎/中村孝雄 十郎太/遠藤征慈 五郎太/苅谷俊介 喜平次/小笠原良知 南部直房/西園寺章雄 太郎吉/出口豊 馬飼/大木晤郎 権三/崎津隆介 峰蘭太郎 森山陽介 富永佳代子 重見成一 稲田龍雄 北村明男 河合綾子 西村麻未
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/山内鉄也
※新井田牧の跡取りは小百合、牧を管理するのは喜平次、荒くれにさらわれかける男児は太郎吉。もう一つの牧・長者山を支配する荒くれ兄弟は十郎太・五郎太で、家老・有賀や町奉行・大貫がグル。
水戸黄門 第20部 第42話「怪盗天神林の光右衛門」 1991.8.26TBS
八兵衛にわんこそば食べっくらを挑んだ旅人、実はコソ泥。出奔の身をつくろい、おっかあにいいところを見せようとしてのことだったが、実家と恩あるお店は悪党に陥れられ、絶体絶命の危機に瀕していた。
彼を介し、御用達の鋳物師一家を守ろうとする老公、大泥棒に扮し乗り込んでゆく。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 勘太/左とん平 清次/大橋吾郎 お雪/片山由香 おたか/中村美代子 おとせ/北林早苗 和泉屋/早川雄三 田崎軍太夫/小沢象 伊三郎/佐々木勝彦 おみよ/小田千春 坂井田市右衛門/西山辰夫
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也
※旅人は勘太、庶民のための鉄瓶を作ろうとして先代の南部屋と対立し出奔。そのお店は未亡人のおとせが仕切り、娘のお雪と職人の清次(勘太の弟)を娶せようとしていたが、おとせに言い寄る先代の弟・伊三郎が和泉屋の使嗾を受け、先代作の茶釜(献上品、殿さまから見本として借り受け中)を盗み出す次第。裏には町奉行・田崎。老公の文を受けて飛んでくる城代は坂井田。
水戸黄門 第20部 第43話「男意気地の離縁状」 1991.9.2TBS
孤児の身を、実子と変わらぬ扱いで育ててくれた先代の恩に報いようとする男は、伊沢屋を潰そうとする強面が嫁の兄だったため恋女房を離縁、自身は命を捨ててかかる。
全てを見ていた老公一行、誠意ある人は救い悪を懲らし、増上慢の若僧にはお灸をすえて去ってゆくのだった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 江刺屋辰吉/目黒祐樹 お袖/芦川よしみ 根吉/小林昭二 黒姫の鉄蔵/和崎俊哉 伊沢屋庄太郎/篠塚勝 倉岡権十郎/北原義郎 半助/うえだ峻 多十/西田良 源太/粟津號 勘助/重久剛一 亥吉/石倉英彦 義平/笹木俊志 羽賀/阿波地大輔 清次/峰蘭太郎 仙三/林文男
原案・脚本/葉村彰子 監督/江崎実生
※江刺屋は水沢宿の船問屋。伊沢屋は一関の船問屋、黒姫は当地の陸運業者で、郡代・倉岡と結託。
水戸黄門 第20部 第44話「涙で染めた紅花紬」 1991.9.9TBS
山形紬を見学に行った老公、そのお店の娘が訳もわからず離縁されたと泣くのに遭遇。仲睦まじかったというその夫の物産方のお侍は、三行半を渡した直後に脱藩。藩金を横領しての逐電というが、江戸への旅は心に秘すものがあっての行動であった。
新工夫成った紅花染めと、身売りから救われた娘たちの歌声を土産に、老公は山形を発つのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 ふさ/萬代峰子 坂上保馬/荒木しげる あや/伊藤美由紀 茜屋/真弓田一夫 おまき/阿部美加 北条の五郎蔵/井上昭文 佐久間典膳/外山高士 三崎屋/立原博 留吉/岩尾正隆 波多野博 柳川清 丸平峰子 水上保広 加藤貴子 畑中伶一 大矢敬典 壬生新太郎 志茂山高也 川鶴晃裕 泉千夏 小坂和之 長瀬有紀子 森田和美 田中喜代子
原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/矢田清巳
※紬問屋・茜屋の娘はあや、夫は保馬、姑はふさ。保馬の直属上司は水上保広で、同志。わるい勘定奉行は佐久間、悪徳商人は三崎屋、二足の草鞋は五郎蔵で乾分に留吉。
水戸黄門 第20部 第45話「娘馬子仇討ち悲願」 1991.9.16TBS
その娘が、女だてらに馬子として街道に出るのは、父の仇を捜すためであった。五年の歳月を経て「仇」はわざわざ討たれに現れるが、斬ったのには訳があり、その時の経緯を妙に隠す庄屋にも秘めた事情があった。
老公らの働きで真相は明らかとなり、裁きというかたちで仇討ちは果たされる。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 おせき/相良晴子 彦右衛門/佐藤英夫 矢島剛輔/中野誠也 はぐれ鳥の武助/深江章喜 馬場三左衛門/天野新士 田淵宗兵衛/原田清人 頑太/根岸一生 仙造/西山清孝 近松十次郎/小早川進一 出水憲 上野秀年 床尾賢一 宮城幸生 田井克幸 堀田明美 内藤康夫
原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/江崎実生
※おせきは田淵と血縁は無く、「母の連れ子」状態。矢島は高田村付近に知行を持つ旗本の家来、田淵が悪者と吹き込まれた若様は十次郎。村のために尽くし、不当な年貢などもはねつける田淵が邪魔だった代官は馬場、グルの親分は武助。庄屋を陥れる「殺人事件」の実行犯は頑太、彼が重んじられるのを妬みお銀の罠にハマる兄貴分は仙造。
水戸黄門 第20部 第46話「印籠盗んだ女掏摸」 1991.9.23TBS
会津入りした老公たち、露天風呂へ立ち寄るが、着物と印籠を盗られてしまう。その板の間稼ぎども、賭場で印籠を出して駒に替えようとするが、三つ葉葵を「会津の殿さまの紋で密偵」と誤認され珍騒動が巻き起こる。また、コソ泥の片割れは、郡奉行と組んだ悪徳商人に牛耳られ困り果てている材木商の放蕩息子という奇縁、彼らをうまく使って老公、世直しの風を巻き起こすのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 お艶/秋野暢子 政吉/太川陽介 沼野源太夫/川合伸旺 若松屋/小栗一也 おさよ/吉野真弓 磐梯屋/穂積隆信 重五郎/小瀬格 鉄造/片岡五郎 友松伊右衛門/加賀邦男 日高久 池田謙治 藤沢徹夫 新城邦彦 和田昌也 小谷浩三 奔田陵
原案/葉村彰子 脚本/土橋成男 監督/高倉祐二
※コソ泥男女はお艶と政吉、政吉の実家は若松屋で、許婚のおさよは政吉出奔後も「父」若松屋の世話を見ていた健気な娘。その彼女を狙う郡奉行は沼野、グルの悪徳商人は磐梯屋で山へ入る者からとんでもない額の冥加金をとる次第(事実上の山の閉鎖)。
※印籠は土壇場で戻るが、直前まで手にしていた沼野は信じず畏れいらない。知らせをもらった家老・友松が駆け付けて叱りつける。ラス立ち福ちゃん入り、藩士。
水戸黄門 第20部 第47話「嘘を承知の偽黄門」 1991.9.30TBS
年寄り扱いを怒った老公、一人で勝手に行ってしまいドツボに嵌るいつもの図。今回のそれは、左甚五郎に出会うための仕掛けで、助格たちは老公を捜すうち、雰囲気のわるい日光の町でニセ老公を仕立てての悪党退治を展開する趣向。不穏の匂いを嗅いだ老公は、お供と合流することなく、甚五郎と江戸へ急ぐのであった。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 風車の弥七/中谷一郎 嘉兵衛/福田豊土 おゆき/北原佐和子 脇坂豊後/江見俊太郎 大滝屋/久保晶 荒海の軍蔵/中田博久 阿部正邦/水上保広 下元年世 福本清三 広瀬義宜 石黒丈喜 波多野博 有島淳平 塚本加成子 泉好太郎 加藤貴子 上鶴良子 半助/小松政夫 左甚五郎/芦屋雁之助
原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/高倉祐二
※助格が荒海の衆から助けた娘・おゆきは嘉兵衛親方の娘で、棟梁は甚五郎の知己。女は手あたり次第、金もダイスキな守護職は脇坂。グルの悪徳商人は大滝屋、ヤクザは軍蔵で乾分に福ちゃん(立ち回りも芝居もたっぷり)。賭場荒らしで逃げていた半助、馬鹿ななりゆきでニセ老公に。阿部の殿さまは宇都宮藩主、ラス立ち時駆け付けてくる役回り。
水戸黄門 第20部 第48話「陰謀渦巻く薪能」 1991.10.7TBS
老公が察した気配は大当たり、老中・堀田備前が伊達家に仕掛けた陰謀が、甚五郎の仕事に関わっていた。しかし備前守が将軍に伊達家正嫡の件を具申するまさにその時、老公の急な登城で沙汰やみとなる。ここからもう一番どす黒い企みが持ち上がるのが最終回サービスで、能舞台には老公が出ている寸法。
ロケ地
水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/あおい輝彦 渥美格之進/伊吹吾朗 かげろうお銀/由美かおる うっかり八兵衛/高橋元太郎 柘植の飛猿/野村将希 霞のお新/宮園純子 風車の弥七/中谷一郎 徳川綱吉/長谷川哲夫 堀田備前守/永井秀明 神尾九郎兵衛/滝田裕介 古内織部/青山良彦 伊達綱村/武内亨 妙/永光基乃 栃尾の鉄心/宮口二郎 中村/中村錦司 伊達藤次郎/伊庭剛 お藤/藤坂有希 奥女中/栗原由美 梶原了庵/徳田興人 福中勢至郎 柴田善行 細谷千絵 重伸幸 山野辺兵庫/高松英郎 今中作右衛門/中丸忠雄 左甚五郎/芦屋雁之助
原案・脚本/葉村彰子 監督/高倉祐二
※江戸家老の娘は妙、お付きの御女中はお藤。お二人は斬られたり撃たれたりタイヘン。能舞台で面に毒を塗られ命を狙われる御正嫡は藤次郎。中村は水戸家用人。了庵は毒薬作りを強制されるヒト。