京都・奥嵯峨にある落柿舎は俳人で蕉門十哲のひとり・向井去来が営んだ庵です。
荒廃していたのを江戸後期に復したものともいいます。
師走も半ばに訪れたので紅葉はすっかり終わり、柿の木に実が残っているのが唯一の彩りでした。
何遍も行ったことのあるところなので門前を通り過ぎただけでしたが、庭の端っこに生えているバショウが花をつけている珍しい光景に出会いました。
ふだんは何の気なしに見ていますが、花を見るとうーんやっぱりこれはバナナの仲間だと思い知らされました。
撮影地 京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町
撮影日 2001.12.16