仁和寺の紫陽花

西洋紫陽花

 梅雨が近づくといつの間にか緑の葉を出し存在を明らかにする。葉には蝸牛がよく似合う。たまに殻の無いものが這っていると割り箸で摘んで捨てていた。殻があるほうはでんでん虫、とか言って愛でるくせに。割り無いことをしていた、子供の頃。

ガク紫陽花

 西洋ふうのハイドランジアには無い渋さ、原種の持つ素朴さ。欧米に渡って改良され柄は大きく、花色はアルカリ土壌のために赤く変化した。
しかし紫陽花は青い色がいちばん美しく思える。

撮影日 2002/6/23 京都市右京区御室大内


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