鴻池新田会所の楠

豪商・鴻池家が開発した新田の自治に使われた施設・新田会所。
現在も文化施設として残され当時の文物を展示する。
その中心施設・本屋わきに生えている形のよい楠。

そのどっしりした太い幹には何やら妙な模様。

 よく見ると幹の半分は造りもの。クスノキはよく幹の中が空洞になっているのを見かけるが、放置すれば虫や菌にやられて枯死に繋がるケースもあるだろう。病巣を思い切ってえぐりその後をこのように補修してあるのだった。わざわざ元の形を復元し模様まで刻むという丁寧な仕事。ちょっといいものを見た気分。

撮影日 2002/4/21 東大阪市鴻池元町2-30


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