河川形態型
1944年、可児藤吉が提唱した、河川を蛇行区間における瀬や淵の状態と、瀬から淵への流れ込みかたから分類。
その組み合わせにより河川形態を表現したもの。
一蛇行区間における瀬と淵の出現形態による分類
A型…多くの瀬と淵が交互に出現する形態。上流に多い。
B型…瀬と淵が一つずつ出現する型。中〜下流に多い。
瀬から淵への流れ込み形態による分類
a型…滝のように流れ込む型。上流に多い。
b型…滑らかに流れ込むが波立つ型。中流に多い。
c型…滑らかに流れ込み殆ど波立たない型。下流に多い
この二つの型の特徴は関連しており、A型にはa型が、B型にはb型またはc型が対応する。二つの特徴を組み合わせたAa型、Bb型、Bc型を河川形態型といい、各々上流、中流、下流の典型的な特徴を示す。また、これらの各型の移行型をAa-Bb型、Bb-Bc型と表現することもある。