− 淀川河口 −
屋上から西を見ると、淀川の河口が見える。架かる橋は手前から阪神高速神戸線と阪神本線、次が阪神西大阪線と伝法大橋、最後に架かるのは阪神高速湾岸線。いちばん手前に水銀灯の列だけ見えるのは国道二号淀川大橋。
遠景の島影は淡路島、島影が尽きるあたりに林立するクレーンは建設中の神戸空港のもの。その先には望遠鏡で見ると明石海峡大橋がくっきりと見えた。
淀川河口 左岸側 | 淀川河口 右岸側 |
左岸側には高層マンションが目立つ。このところ川べりに背の高い共同住宅をぶっ建てるのがはやっている。このあたりは中津川が蛇行していた頃の川筋でもある。酉島、四貫島などの地名が残っていて、末流の州を偲ばせる。
右岸側、伝法大橋の国道43号線から下は工場の多いところである。淀川製鋼所や合同製鉄の建つ先には矢倉緑地という大阪市内唯一の自然海岸が残されている。自然に生えた木などがてんでに茂り野鳥の楽園でもあった放ったらかしの海浜で、すんでのところでコンクリートで固められてしまうところであったが、住民運動の結果現在は緑地公園として整備されている。
少し引いて下流を見てみる。先に見えなかった橋が二本、手前が東海道本線と阪神高速池田線、次の細いのはJR東西線と国道二号線のもの。遠景は神戸の街。