長浜新川

琵琶湖流入河川 ☆淀川水系 訓:ながはましんせん

 滋賀県長浜市を流れる、琵琶湖に注ぐ川。
長浜市街を流れる中小河川の洪水対策として近年新しく開削された。
薬師堂川・十一川・米川などの規模は小さいが蛇行して流れるため出水時に浸水等の被害を出す川を、国道八号線の東で新川に導き琵琶湖に放水するために計画されたもの。2003年5月現在、新川源頭は長浜市宮司町のアルプラザの南となっている。
川幅は放水路ゆえ広くとられ、河川敷も広い。掘り下げられているため、堤は高くない。
流路は宮司町から一旦南下、大辰巳町で南西に向きを振り下坂浜町で琵琶湖に注ぐ。

中流部 長浜市大戌亥町・平方南町境の大戌亥橋から 左上流・右下流方向

■ 長浜新川の多自然型川づくり

護岸のブロック 緑濃い河畔 河川敷のキショウブ

 長浜新川では、新開削の放水路に「コンクリートの見えない川づくり」をコンセプトに植生がデザインされている。
大型の連結ブロックを用い間を川土で埋めて作ったもので、時を経て在来の草が生い茂る河原となっている。
流路も自然に蛇行し、緩急がつけられている。
訪れた梅雨の走りの一日、水辺にはキショウブが満開で、河川敷には優しい色のポピーが揺れていた。


橋標 びわこの大仏

 橋標には長浜のシンボルとして瓢箪が採用され、太閤のゆかりを偲ばせる。
大戌亥橋から下流方向を見ると、びわこ大仏の威容が望まれる。
大仏は琵琶湖岸で湖に背を向けて立っている。

 長浜新川においては、子供をターゲットに様々な親水イベントが開催されている。

  撮影日 2003/5/25

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