宇曽川  中流部  愛荘町〜豊郷町


■谷口と扇状地

 谷を出た川は、小さな扇状地を開く。
豊郷町との境で諸流を集めるまでの宇曽川は、ほぼ水無川となる。

愛荘町上牧野 R307上宇曽川橋から 左上流、右下流望
上宇曽川橋上手の堰堤 草の間をゆく流れ

 上写真は谷から出て間もなくの地点。
早や伏流が始まり、水は堰堤の上か草の間に垣間見える程度。
上宇曽川橋北詰から山へ向かう道が、ダムに通じている。

愛荘町沖 13号彦根八日市甲西線・春日橋から 左上流、右下流望
魚影

 上写真は諸流合流直前の地点。
相変わらず伏流が激しく、広い河川敷の端をちょろちょろ流下する。
たまにできる淵には小魚が群れている。

■諸流合流後

 新幹線をくぐる手前で全ての支流が合わさる。
南川も安壺川も岩倉川も、宇曽川より水量が多い。
流量を増すこのあたりは舟運に用いられ、「運漕川」の名もあった。
これが「うそがわ」の語源とする説もある。

豊郷町上枝 歌詰橋から 左上流、右下流望
左写真奥の橋梁は新幹線
歌詰橋下手の堰堤

 歌詰橋は旧中山道に架かる橋で、この付近は舟運の拠点だった。
橋たもとには問屋が建ち栄え、今も付近の町なみに名残がある。

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