時代劇拝見日記
2002年1月

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2002/2→
2002/01/31 Thu  必殺からくり人富岳百景殺し旅/破れ奉行/新必殺仕置人

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第六話「下目黒」 1978.9.29 テレ朝

 鷹狩の野は植生から河原と推測される。
目黒川に見立てて桂川或いは安曇川?河床を重機でならした形跡あり。
鷹匠たちが仕置される林は暗くて判別し難いが林床からすると糺の森か。
ラスト、川に流される鷹匠の死体を括り付けた丸太の上にちょこんと乗るタカがラブリー。

■ 破れ奉行 第20話「幕府海軍異状あり」 1977 テレ朝

 船手方内部に巣食った逃し屋一味にはめられて散々な目に遭う向井将監。悪玉の邸に単身乗り込む時は下に白装束着込んで諸肌脱ぎ。思わず背中に南無妙法蓮華経って書いてないかと。
 例の如く右近が破れて悪党の巣になだれ込むが「御番所にいりゃぁ無事ってもんじゃねェんだ」には笑った。そりゃ、あんたが来るから…。

■ 新必殺仕置人 第21話「質草無用」 1977.6.10 テレ朝

 母が殺されたのを見て飛び出したおねこが佇むのは広沢池か。
「屋根の男」登場。……。
鉄、聖飢魔Uばりのメイクして花街を走り抜け仕置。
 …70年代末期ってこんなだったっけ。
2002/01/30 Wed  必殺からくり人富岳百景殺し旅/破れ奉行/鬼平犯科帳/御家人斬九郎

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第五話「本所立川」1978.9.22テレ朝

 一行が探索の打ち合わせをするおいてけ堀に程近い茶店は桂川畔か。
宇蔵と鈴平が釣具を盗まれるおいてけ堀は大沢池畔。河童の一味の女の子を宇蔵が追いかけるのは大覚寺観月台前の有栖川の中。
仕置のあと唐十郎が子供達を諭す橋は有栖川に架かる小橋。

■ 破れ奉行 第19話「怨花・夜霧のお竜」 1977テレ朝

 右近、老中を「イナバのじじいうさぎ」呼ばわり。
登城した深川奉行は大目付には手を出すなと例の如く叱責されるが「監物どのは心の臓が悪くいつ頓死するかわからぬと言いますな」と放言し退出。そのあとで「フフ、頓死か」と独りごちてほくそえむ老中。……。

■ 鬼平犯科帳 第六シリーズ第二話「泥亀(すっぽん)」通算101話 1995.8.2CX

 彦十とおまさが盗人が網にかかるよう願をかける芝・板寺町の魚籃観音堂に見立てて嵯峨・清涼寺
 すっぽんの七蔵がもの思う橋は嵐山・渡月橋。シルエットで。ユリカモメが群れている。

■ 御家人斬九郎 第六シリーズ「捨値五両」 2002.1.29CX

 借金で首が回らなくなった斬九郎が捨値五両の札を首から下げて座り込むのは南禅寺の門か。
 ラストの斬り合いは川相から木津河原と思われる。
2002/01/29 Tue  破れ奉行/必殺からくり人富岳百景殺し旅/剣客商売/斬り抜ける

■ 破れ奉行 第18話「炎の女囚狩り」 1977テレ朝

 人身売買組織だからワルはワルなんだけど、今回まだ誰も死んでないのに水門が開いて鯨船出動!…悪党皆殺し。決めセリフは「てめぇらの様な悪党見過ごしにしちゃお天道様ァ西から昇らァ」。

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第四話「神奈川沖浪裏」 1978.9.15テレ朝

 魚河岸の調査のため単身江戸に向かう唐十郎、道中のシーンに下鴨神社糺の森の池跡。窪みをうまく使って山道のアップダウンを演出。

■ 剣客商売 第三話「まゆ墨の金ちゃん」 1998.10.28CX

 小兵衛隠宅の近くで牛堀九万之助が大治郎襲撃計画について告げるシーンは近江八幡の水郷。隠宅は京都の山奥。丁寧にシーンを分割してディティールに凝ったつくりはさすが。
 三冬と金ちゃんこと三浦金太郎が立ち会う林は仁和寺の塔の南付近。
 村垣道場は大覚寺
 村垣主水と伊藤彦太夫が打ち合わせするのは錦水亭
 三冬の寮、旧中山邸・現宝厳院

■ 斬り抜ける 第九話「男は耐えていた」 1974TBS

 相生宿。よそものに冷たく取り澄ました村を混乱に陥れる弥吉が傑作。病にたおれ錯乱する菊を見て、隣で見ていた相方から「大丈夫、この姉ちゃんはマナスルで遭難しても帰って来るから」とツッコミ。
2002/01/27 Sun  破れ奉行/鬼平犯科帳/服部半蔵 影の軍団

■ 破れ奉行 第17話「斬込め!大名行列」 1977テレ朝

 今回の名セリフ「無茶苦茶は俺の信条だぁ!」…ごもっとも。
諏訪因幡守にお咎め無しと聞いてキレる奉行。老中の前で袴を掴みしめる姿に水門オープンの映像が重なる。うわぁ。

■ 鬼平犯科帳 第五シリーズ第九話「犬神の権三郎」 通算92話 1994.5.18CX

 犬神の権三郎が隠れ宿にしている筆屋を見張る境内…妙心寺?仁和寺?
千住の町外れの八幡様という設定、雨引の文五郎がお頭の前で自害するシーンは不明なるも印象的な石段。

■ 服部半蔵 影の軍団 第四話「京の春 お歯黒の罠」 1980.4.22CX

 冒頭、京都御所が映るが演技者の姿は無し。
御所の門・公家暗殺のシーンは大覚寺
服部家菩提寺に参る僧形の半蔵と甲賀衆が行き合い緊張するシーンは嵯峨・二尊院
伊賀の草である白川女が鞍馬衆に襲われるシーンは今宮神社
ラスト、造成地でJACの派手な殺陣が繰り広げられるなか、ひとりだけコミカルな伊賀衆の火野正平。この人はどの作品でも一緒ね。
2002/01/26 Sat  破れ奉行/必殺からくり人富岳百景殺し旅/鬼平犯科帳

■ 破れ奉行 第16話「隼人よ静かに死ね」1977テレ朝

 水辺の恋しくなる、深川が江戸市民に羨ましがられる季節、の表現にホトトギスの声をインサート。ちょっと違和感あるかな。
 それにしてもなんつぅタイトル…死ねって…デフォルトで出なかったよ。部下の若いのを殺された奉行の嘆きの表現は派手。ま、役者実の息子さんだから…あははは。ラスト、悪人をぶった斬ったあと刀を拭う懐紙が電話帳並の厚さだったのは笑えた。

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第三話「駿州片倉茶園の不二」1978.9.8テレ朝

 冒頭、木津川流れ橋の上に一行の荷車。お艶は橋下で涼んでいる。唐十郎が追いついて来て流れ橋の上から飛び降りて北斎の絵を渡す。一行は流れ橋の下で粗朶を集めて焚き絵をかざす。
 お茶壷道中が行くのは木津川堤か。
 小島藩本陣は大覚寺御殿川を挟んで対岸からの撮り。茶頭は式台玄関から入る。
 からくり人一行が腰を落ち着けるのは大沢池北西畔。20年前の大沢池には睡蓮がびっしり。
 家老・玄番が藩の若者に呼び止められるのは大覚寺御殿川勅使門前の橋。
 仕置の場所は保津峡。宇蔵により茶壷は谷底へ、唐十郎が川へ蹴り込む。お艶の仕置のシーンはトンネル内と思われる。唐十郎のは保津峡落合

■ 鬼平犯科帳 第六シリーズ第一話「お峰・辰の市」通算100話 1995.7.26CX

 うさ忠が頬に傷のある浪人にボコられる内藤新宿の天龍寺に見立てて嵯峨清涼寺
2002/01/25 Fri  破れ奉行/必殺からくり人富岳百景殺し旅/新必殺仕置人

■ 破れ奉行 第15話「深夜の水門大爆破」1977テレ朝

 おとよとのやりとりで「天変地異」というタームが出るやけたけたと笑い出す右近。老中の叱責に、天変地異は避けられない、天文方によると朝倉外記の深川別邸あたりが崩れるらしいなどと不気味なことを言い出す。…そんな予報あるかいな。
 発破を仕掛けられた外記邸の水門は大爆発!衝撃で隠してあった千両箱が五つ大川に流れてくる。水圧足りなかったと悔しそうな破れ様。あのぅ、充分派手ですぅ。

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第二話「隠田の水車」1978.9.1テレ朝

 江戸郊外の渋谷川にかかる粉挽き水車という見立てで使われる田舎家、印象的なるも場所不明。20年前だからちょっと難しいか。
代官所は大覚寺。村の子らが売るための亀を取っている池は広沢池か。

■ 新必殺仕置人 第20話「善意無用」1977.6.3テレ朝

 お加代が清吉の働きぶりを木場へ見に来ているシーンに嵐山・中ノ島橋。二人は橋下の岸で語らう。背後に堰が見えている。
木場の人足たちが行き交うシーンは付近の嵐山公園付近の桂川岸辺。
巳代松と正八が竹鉄砲の試し撃ちをする竹林、嵯峨鳥居本か。
2002/01/24 Thu  破れ奉行/必殺からくり人富岳百景殺し旅

■ 破れ奉行 第14話「河童のわび証文」1977テレ朝

 旗本のドラ息子どもをとっちめる速水右近。マフラーで首締めたりなんかする。便利ね、それ。
 裏でこそこそしていた悪党どもの座敷に乗り込む破れ様。拝領刀抜いて「この葵の紋所が殺しの代紋よぉ」と見得を切る。うわぁ、水戸黄門真っ青ー。

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第一話「江戸日本橋」 1978.8.25テレ朝

 江戸日本橋の橋脚、嵐山中ノ島橋か。
前作と同じく江戸所構いとなった一行が富士の見える野をゆく。背景に書割の「凱風快晴」。
2002/01/23 Wed  新必殺からくり人/破れ奉行/御家人斬九郎

■ 新必殺からくり人 第13話「京都」(最終回) 1978.2.10テレ朝

 三条大橋に見立てての木の大きな橋は渡月橋(擬宝珠セット)。
座頭父子が連れ込まれる京都所司代の建物は大覚寺
座頭父子と蘭兵衛・ブラ平が役人に追われて逃げる川の中は嵐山の桂川・中ノ島橋付近。逃げ切れないと観念した蘭兵衛は顔を焼いて仲間と別れる決心をする。顔を焼くのはブラ平の炎。


■ 破れ奉行 第13話「人買い!女地獄船」 1977テレ朝

 お奉行、月代に付け毛して大たぶさの浪人姿。
老中、右近に能楽師が急病で出仕できなくなれば丸く収まるとまたまた犯罪を示唆。喜多見屋敷で能が催されている座敷に銛が飛び込んでくる!
 速水右近が老中の呼び出しを受けて登城するシーンに使われているのは大阪城、と天守が変な緑色だからつい誤解。あれ、わざわざああいうふうに仕上げてあるなんて知らなくて、子供の頃は大阪城だけ屋根が腐ってるんだと思ってた。

■ 御家人斬九郎 第六シリーズ「ゆうれい長屋」 2002.1.22CX 収録はH11.1のテロップ

 掛帳を首に掛けた柴犬が斬九郎にまとわりついて離れない。付け馬ならぬ付け犬?
2002/01/22 Tue  破れ奉行/新必殺からくり人/剣客商売/斬り抜ける

■ 破れ奉行 第12話「悲愁!八千両の鈴」 1977テレ朝

 清吉が八千両を隠していたのは河岸に半ば沈んだ状態で係留されている船の中。
 今度の悪人は火盗改長官。破れ様の巨大銛がきらめく!
上様からの拝領刀は何人ぶった斬っても刃こぼれもしないし脂も巻かないぞ!
今回、首魁を斬り捨てる際のスローモーションと効果音が派手。

■ 新必殺からくり人 第12話「大津」 1978.2.3テレ朝

 走り井、井筒からゴボゴボ不自然に大量の水が湧出。演出過多かそれとも昔はそんなに豊富に湧いていたのか。
現在残る走り井は逢坂峠にあって月心寺(現在は料亭)の玄関先に湧く丸い井戸だからテレビで演出されたものとは異なる。ここは日本画家・橋本関雪の山荘だったところ。

■ 剣客商売 第二話「井関道場四天王」 1998.10.21CX

 浅草寺界隈の縁日、雑踏をゆく秋山大二郎、ロケは上賀茂神社楼門前。境内のみたらし川に架かる橋などもうまく使ってある。
 大川をゆくおはるの船、近江八幡の水郷。冬なのにギョギョシとうるさく鳴くヨシキリの声。季節感がー。背景すごいいいのに画竜点睛を欠くとはこのこと。
 富士楼へゆく秋山小兵衛の船は八幡堀
 大二郎が渋谷寅三郎の仇を討ちに小沢主計を待伏せ斬るのは北野天満宮参道
 三冬に剣の型をつけながらおはるにナマズ料理の指導をする小兵衛。この作品の大いなる特徴である。即ち、見ていると腹が減るのである。他の池波原作作品を圧していやしい。

■ 斬り抜ける 第八話「女が愛にゆれるとき」 1974TBS

 御留船が係留されているのは保津川。俊平が斬り捨てたならず者の女房が船頭を買って出て一行を川に落とそうとするが返り討ちに。迫り来る荒瀬。まんま保津峡下りのコースが使われている。ごつごつした巨岩が連続する難所ではスモークまで焚いて演出。
 俊平と菊母子の乗った船を追いかけて崖道を走る弥吉。府道50号落合橋直近のトンネルを用いた演出。
2002/01/20 Sun  破れ奉行/鬼平犯科帳

■ 破れ奉行 第11話「地獄の仕掛花火」1977テレ朝

 今回、川辺のシーンではヨシキリの声がインサートされていた。
上ノ関藩の松千代君が遊ぶ下屋敷の庭、平安神宮西苑に似る。
 老中・稲葉くんは速水右近を呼び出して、今日は世間話じゃなどと言って松千代君急死を告げる。じじい、唆してるぞ。破れ様は無論即ブチ切れ。
 悪人を誅しての帰り、鯨船のバックで花火が打ち上げられる。浮かび上がる怪異な舳先のシルエット。派手派手ー。

■ 鬼平犯科帳 第五シリーズ7話「お菊と幸助」通算92話 1994.5.18CX

 探索中のおまさと佐嶋がつなぎをとる茶店、大沢池西畔の観月堂前にある池に張り出した台をうまく使って茶店に仕立ててある。背後の大沢池には観月会用の船が浮いている。
お菊と猿(ましら)の伝吉が密会する茶屋は錦水亭か。
伝吉の隠れ家(設定は百姓家)はもしかすると広沢池北側のアレか。
2002/01/19 Sat  破れ奉行/新必殺からくり人

■ 破れ奉行 第10話「愛と憎しみの挽歌」1977テレ朝

 寺社奉行・神山行部の屋敷へ船ごと突っ込む破れ奉行。
障子に映るシルエットはいつもの巨大銛ではなく鯨船のいかつい舳先。参りましたー。

■ 新必殺からくり人 第11話「庄野」1978.1.27テレ朝

 峠のシーンに清滝川、愛宕山への道と思われる山道。いまいち確証持てず。安藤広重の東海道五十三次描くところの「庄野・白雨」を意識してか峠の撮りは凝っていた。広重の「庄野」は例の竹林を三段仕立てでグラデにしてある有名なアレ。
本陣の跡取り娘・おるいが絶望して歩く堰の上、嵐山の大堰。うしろから村田屋の手の者がおるいを川に突き落とす。落ちた先は階段状になった魚道…夜に危ないよ。蘭兵衛がすかさず飛び込んで助ける。
 仕置のシーンには泣き節お艶が村田屋の刀をかわして宙に飛ぶという珍しい山田五十鈴のアクションが。
★ 追記 山道は谷山林道。
2002/01/18 Fri  破れ奉行/新必殺からくり人/服部半蔵 影の軍団

■ 破れ奉行 第九話「暗黒街のふたり」 1977テレ朝

 深川奉行・速水右近と乳母のおとよ(ミヤコ蝶々)が縁先で寛いでいる場面。鳥の声がインサートされているがなんとサンコウチョウの雄の囀り。あの、「月日星ホイホイホイ」ってやつ。鳥の声まで脂っこいかぁ。今回はタイトルも飛ばしてるし。嶋屋宇兵衛はジャン・ギャバンってか。
 鳥の声と言えば前回、芸者がお座敷に呼ばれるシーンでカイツブリの「ケレレレレ…」っていうのが入ってた。深川だから水鳥はおかしくないけど音が大きすぎる。

■ 新必殺からくり人 第10話「桑名」 1978.1.20テレ朝

 ブラ平が角屋の船大工の所へ船でゆくシーンは桂川・嵐山付近。
小駒が川で洗濯しているシーンは清滝川か或いは保津川か★追記・保津峡落合崖下。

■ 服部半蔵 影の軍団 第三話「悪魔が呼んだ奥州路」 1980.4.15CX関テレ/東映

 烏山藩取り潰しに関する紛争、一揆衆の梟首は広沢池畔。
真田藩の支藩・下久保藩の収城使出立シーンに大覚寺の建物と大沢池
劇中、挿入される歌がなんかガンダムみたいで、背後の山からランバラルが出てきそう。雰囲気似てる。
2002/01/17 Thu  服部半蔵 影の軍団/破れ奉行/新必殺からくり人/新必殺仕置人

■ 服部半蔵 影の軍団 第二話「闇に潜む牝豹」 1980.4.8CX

 半蔵と柘植の大猿の一騎打ちが繰り広げられる野原は木津川流れ橋下の河原。朝もやの中にくっきり橋桁を結ぶワイヤーが映り込んでいる。大猿は流れ橋の上から飛び降りるという荒技を。さすがJAC。
敗れた柘植の大猿は服部衆一同によって荼毘に付される。荼毘のシーンは夕刻。流れ橋が夕陽に映えそのままEDクレジットが重なってゆく。流れる曲は岡林信康、タイトルは「Gの祈り」。

■ 破れ奉行 第八話「長崎から来た女」 1977テレ朝

 斬り捨て御免の証とか言って畳にぶすぅって拝領刀刺す深川奉行。ちょっとちょっと右近さん、斬り捨て御免は一応駄目って言われたんじゃ…。
御船手組頭の向井くんは大阪行くならついでに長崎行ってちょ、とか吹っかけられて聞いちゃうし。速水右近やりたい放題。

■ 新必殺からくり人 第九話「鳴海」 1978.1.13テレ朝

 一行が鳴海宿に近づく道に広沢池畔。池には身投げ死体が浮き事件の予感。

■ 新必殺仕置人 第19話「元締無用」 1977.5.27テレ朝

 許婚の清吉に別れを告げられるさそりの弥八の娘・おしん(実は元締・虎の娘)、番屋を抜け出した弥八とおしんが語らう川辺、ラストに死神が橋の上で行商しているおしんに虎からの金を渡す各シーンに嵐山・中ノ島橋
2002/01/16 Wed  新必殺からくり人/必殺からくり人富岳百景殺し旅/破れ奉行

■ 新必殺からくり人 第八話「藤川」 1978.1.6テレ朝

 献上馬の話なので馬出まくり。おせんが馬(おふじって名のでっかいサラ)の体を洗ってやる川は桂川か★追記・罧原堤と思われる
先日上賀茂を訪ねた折り、河畔にシネマホースと書いた馬小屋があってサラやポニーがいた。映画用の馬なんだろうな。

■ 必殺からくり人富岳百景殺し旅 第九話「深川万年橋下」 1978.10.20テレ朝

 深川万年橋の橋脚の下へ花を手向けるため唐十郎と鈴平の船に乗せてくれと頼む女。船は嵐山付近の桂川畔につけられている。漕ぎ進み見える風景はなんと浮世絵の巨大な書き割り。これはこの作の様式らしい。

■ 破れ奉行 第七話「復讐!汐見橋の女」 1977テレ朝

 おきたにまで「また暴れるんですか旦那」なんて言われる速水右近。
将監くんのチクリで悪党どもの所在を知る深川奉行。銛持って大暴れだ!
2002/01/15 Tue  新必殺からくり人/斬り抜ける/鬼平犯科帳

■ 新必殺からくり人 第七話「荒井」 1977.12.30テレ朝

 荒井の関所に上賀茂神社北神饌所。蔀戸を白い幕で隠してある。
銃弾に斃れ瀕死の塩八が高座に上がるなか仕置に出向くブラ平と蘭兵衛が上賀茂神社ならの小川のほとりを走る。

■ 斬り抜ける 第七話「男は待っていた」 1974TBS

 斬り合いのシーンにどこかのダム湖の源頭。ダムは涸れぎみ。
山陰道・そとも道という設定だがこの作品は山の中を駆け回るシーンばかりなのでいずことも特定し難いことが多い。

■ 鬼平犯科帳2スペシャル「熱海みやげの宝もの」通算47話 1991.3.27CX 

 ふだん海というと琵琶湖が映っているが今回はちゃんと海。さすがスペシャル。
あと、他作品でもしょっちゅう見かける木橋と森が不明。

■ 鬼平犯科帳3スペシャル「炎の色」通算62話 1992.4.1CX

 五郎蔵・おまさと荒神の二代目(池内淳子)が会う鬼子母神の鬼平の息のかかった料亭は錦水亭
荒神の二代目・お夏の使いの浪人者と鬼平の斬り合いは大沢池畔。
2002/01/14 Mon  新必殺仕置人/剣客商売/鬼平犯科帳

■ 新必殺仕置人 18話「同情無用」 1977.5.20テレ朝

 寅の会が行われる建物に大覚寺明智陣屋。内部はセット。
礼二郎が牢へ戻ろうと走るのは大沢池畔。
礼二郎の死体を巳代松が発見するのは大覚寺五大堂観月台脇の有栖川。
おようの死体が打ち上げられるのはバックの山容からして桂川か。

■ 剣客商売 第一話「父と子と」 1998.10.14CX

 秋山大治郎が七人抜きをする剣術の試合が行われた田沼意次の浜町中屋敷は大覚寺宸殿。試合は前の白州で。あとに行われる、結婚を賭けて田沼の娘・佐々木三冬と大身旗本の軟弱息子・永井右京が試合うのもここ。
おはるが船を漕ぎ渡る大川は近江八幡のクリーク。
秋山小兵衛が富士楼のおもとに三冬の身上を聞かされるのは大沢池畔にしつらえられた茶屋。小兵衛の背後に心経宝塔が映る。
*小兵衛の隠宅、嵯峨酵素。
2002/01/13 Sun  破れ奉行/鬼平犯科帳

■ 破れ奉行 第六話「紀州藩を砲撃せよ」 1977テレ朝

 御船手組の大砲で紀州藩下屋敷土蔵の火薬を爆発させると脅すとんでもない乱暴な深川奉行。紀州藩邸門前に大砲が炸裂!老中の叱責に速水右近は狙ったのは「路上」だ紀州藩なんか狙ってないので合法的行為だと言い張る。隣で御船手組頭の向井くんまでこくこく頷いて同意する。こいつら…怖いよ。破れ方がだんだん派手に。まだ第六話だぞぉー。

■ 鬼平犯科帳 第五シリーズ第六話「白根の万左衛門」通算91話 1994.5.4CX

 万左の手下が掏られた紙入れを返せとスリに迫るシーンは上賀茂神社ならの小川。スリは殺されて、死体が上がるのは嵐山の中ノ島橋の下。

■ 鬼平犯科帳2スペシャル「雲竜剣」通算28話 1990.10.3CX

 同心・片山殺害を聞き現場に馬で駆けつける長谷川平蔵、下鴨神社・糺の森の馬場。参道にカメラを配してレールで移動し林間から馬場を映したものと思われる。動きが早く上下切ってあるので糺の森西側の建物が目立たない。
同心・金子殺害現場は糺の森泉川畔。
仙台堀と油堀をつなぐ水路に見立てて八幡堀
東海道をゆく塚本伯道(剣の達人にして篤志家の医者、実は昔気質の大泥棒。役者はヤマさんだ)配下の鍵師・栄三郎が道中わたる橋は木津川流れ橋。うさ忠やおまさが後をつける。
藤沢宿手前の海岸に見立てて近江舞子の水泳場付近?
2002/01/12 Sat  破れ奉行/新必殺からくり人/鬼平犯科帳/斬り抜ける

■ 破れ奉行 第五話「暗黒街の紅い花」 1977テレ朝

 香具師の元締めみたいのが出てきて、いよいよ必殺テイストに。
それにしてもご老中って悪辣ー。壬生藩には上様の身内がいるから手を出しちゃいかんと言いながら調査書の入った箱に目線をやって「見ちゃダメ」とか言いながら部屋出てっちゃうんだもん。また速見右近が速攻で箱開けちゃうのも可愛い。

■ 新必殺からくり人 第六話「日坂」 1977.12.23テレ朝

 広重の依頼の起りとなった女の妹・おふじが襲われるのは嵯峨鳥居本の竹林か。
襲撃に失敗したヤクザが清太郎に詰られるシーンは野宮神社近くの小柴垣か。
実は小駒の兄だった清太郎、兄と妹の語らいのシーンは広沢池観音島の祠の横。五郎蔵さん、若いー。

■ 鬼平犯科帳 第五シリーズ12話「艶婦の毒」通算97話 1994.7.6CX

 上洛する長谷川平蔵。三条大橋に見立てて渡月橋。シルエットにしてうまいことコンクリの質感を隠してある。
うさ忠が女に引っ掛かるというシーンの北野天満宮は本物。

■ 斬り抜ける 第六話「女が道を変えるとき」 1974TBS

 俊平に黙って宿を出て菊と太一郎がゆく道と弥吉が若殿を拾い上げるシーンは大沢池北側の放生池との間の堤。
斬り合いのシーンは花背へんかな?どこにせよ今とだいぶ違ってそう。
ラスト、一行がゆく川べりは桂川か。
2002/01/11 Fri  新必殺からくり人/破れ奉行/鬼平犯科帳SP/必殺からくり人富岳百景殺し旅

■ 新必殺からくり人 第五話「府中」1977.12.16テレ朝

 通行人を詮議する関所のシーンに下鴨神社糺の森の馬場。小駒が侍の刀の柄の上で駒の芸。
川渡しのシーンは桂川か。
盗賊に家族を皆殺しにされた少女を蘭兵衛があやすシーンで下鴨神社糺の森泉川

■ 破れ奉行 第四話「熱風!黄金地獄館」1977テレ朝

 マフラー奉行は今日も元気に「破れ」ている。高速船・鯨船の登場がだんだん早くなってるような気がする。

■ 鬼平犯科帳 第六シリーズスペシャル「蛇苺の女」通算99話 1995.7.19CX

 亀戸天神への道すがら鬼平の渡る橋は嵐山・中ノ島橋
おきさの料亭は錦水亭
嘗役・針ケ谷の宗助の女房おさわが駕籠で通りかかる大沢池。おさわが沼目の太四郎と密会する上野池之端の出合茶屋は錦水亭。障子に八条池の波紋が映りこみなかなかの風情。一度撮りに行きたいが敷居高すぎ。
おさわとの密会の帰りに太四郎が通りかかる大覚寺心経宝塔前。基壇のコンクリート部分を屋台でうまく隠してある。

■ 必殺からくり人・富岳百景殺し旅 第八話「甲州犬目峠」 1978.10.13テレ朝

 ラスト、一行が大文字火床のある山裾をゆく。場所はちょっとわからない。すぐ前に川か池の堤。嵯峨鳥居本か?
2002/01/10 Thu  破れ奉行/必殺仕事人/新必殺からくり人

■ 破れ奉行 第三話「無情!人斬り河岸」 1977テレ朝

 深川の埋立工事に絡む話。人足を指す言葉が悉く消されている。見苦しいことこの上なく、お奉行より先にこっちが「破れ」そう。1970年代末期の作品だからそうそうひどいサベツ用語は使ってないと思うんだけどな。例の自主規制ってヤツ?けっ。
★追記 本放送時にも言葉は消されていたらしい。

■ 必殺仕事人 46話「怨技非情竹光刺し」 1980.4.11テレ朝

 かんざしの秀仲間にボコボコにされる。ちょっと気になる言葉づかい多いな。ホンが荒いのか役者か。逆鱗を「ぎゃくりん」はないでしょ。

■ 新必殺からくり人 第四話「原宿」 1977.12.9テレ朝

 このシリーズは情緒重視なんだなー。山田五十鈴出てるのはみんなか。しかし書割の富士山尖っててヘン。凶悪な噴火やらかしそうな感じ。
2002/01/09 Wed  新必殺からくり人/破れ奉行/鬼平犯科帳/御家人斬九郎

■ 新必殺からくり人 東海道五十三次殺し旅 第3話「三島」 1977.12.2テレ朝

 百済ふうの大きな石仏が、代官所に呼び出されたお艶を出迎えるブラ平の背後に。湯豆腐嵯峨野塀外の朝鮮石人像。

■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ 14話 「あきれた奴」 1989.10.25CX

 同心・岡村が心中を図った母子を助けるシーンに嵐山の中ノ島橋
密偵・おまさが岡村にその母子の素性を告げるシーンに広沢池の観音島の祠。対岸に建つ古民家(世界救世教敷地内)も映っていた。池水は満々と湛えられていて雨が降っていた。
鹿留の又八が昔馴染の清六に助け働きを依頼されるシーンに大沢池

■ 御家人斬九郎  第五シリーズ 第3話「最後の忍者」 2002.1.8CX

 斬九郎の母・まさ女様が旅先で露天風呂を楽しんでいる…設定は鬼怒川だが摂津峡
斬九郎が忍びを追う連中に絡まれるのは下鴨神社・糺の森の池跡。
老忍・次郎兵衛と斬九郎、連れ立っての旅の途中で襲われるシーンに賀茂川・柊野堰堤。あーあ水抜き穴映っちゃってるよぉと思ったが逆手に取った趣向で、その中に敵の忍者が潜んでいるのだ。ここはOPにも使用。
その他、乱闘シーンに嵯峨鳥居本付近の竹林。水車のある古民家は酵素。

■ 破れ奉行 第二話「血風!世直し快速船」 1977テレ朝

 ひたすら脂っこい。結局「破れ」て解決なんだな。
ちょっと気になるんだが、斬り捨て御免の代わりに与えられた葵の御紋入った刀、あれを汚す者は斬ってよいという話なんだが最初っから巨大銛で突いてるやんか。アリか?
2002/01/08 Tue  鬼平犯科帳/破れ奉行/水戸黄門

■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ 13話 「笹やのお熊」 1989.10.18テレ朝

 お熊婆さんと彦十のとっつぁんの掛け合いが絶妙。江戸屋猫八氏が亡くなり新作はもはや無理か。
★追記 お熊婆さんの茶屋は今宮神社東参道の茶屋・かざりや。

■ 破れ奉行 第一話「疾風!斬り捨て御免」 1977テレ朝

*初回を見る限りでは撮りはほぼ東京か。いずれにせよセットが多いものと思われる。だってお奉行が最後に「破れ」た時には変な船に乗って変な装束着てでっかい銛持って襲って来るんだもん。夜、悪人どもの悪だくみが行われている部屋の障子に映る銛の影…脂っこすぎ。普段でもなんか赤い妙なマフラー巻いてるし。やっぱ活劇の香りを残す昔の大スターって怖いわ。こんな濃いのなかなか無いなぁ。

■ 水戸黄門 第30部第一話 2002.1.7TBS

ロケ地には仁和寺大覚寺ほか日光東照宮
2002/01/06 Sun  白虎隊

1986 ユニオン映画/日テレ 1986.12.30,12.31 単発

京都守護職会津本陣に黒谷・金戒光明寺。これはそのまま、史実通りの本物。
守護職着任時の幕末の京の情勢説明、九条家用人島田左近暗殺シーンに上賀茂神社ならの小川。よくよく川の中での斬り合いに使われること。
会津公用方・神保修理と新撰組の土方・沖田が出会うシーンに八坂神社。刻限は夜。設定通りの本物を使える贅沢さ。
鳥羽伏見の戦い、官軍と会津・新撰組の白兵戦の舞台に流れ橋付近の木津河原。錦旗上がるを報告する斥候が駆け下りてくるのは流れ橋右岸側の木津川堤
会津若松城下、娘子軍と官軍の白兵戦に流れ橋木津河原。流れ橋には橋桁が無い。川相も荒れた様子。出水直後か。
エンディングの撮影協力には会津若松市・大覚寺・八坂神社・彦根城・亀岡カントリークラブ。

*会津若松の映像は役者の介在しないシーンで風景描写に使われたものが多い。白虎隊隊士が鶴ケ城が炎に包まれていると誤解するシーンは特撮だがちょっとちゃちい。白虎隊のウェイトはそんなに大きくなく、タイトルとちょっと乖離してるっぽい。彼等の直属上司・第二隊隊長の日向内記役に火野正平なんかキャスティングしてる割にはもったいない使い方。
2002/01/05 Sat  鬼平犯科帳

第五シリーズ第六話 通算90話 「消えた男」 1994.4.27CX

 佐嶋と元同心・高松が出会う寺の石段に粟生光明寺

第二シリーズ スペシャル 通算27話 「殿さま栄五郎」 1990.4.4CX

 火間虫一味に尾行される栄五郎に扮した長谷川平蔵が渡る橋に大覚寺勅使門前の御殿川に架かる橋。
 鷹田の平十が火盗改の船から身を投げるシーンにおそらく大沢池。
2002/01/04 Fri  壬生義士伝

2002.1.2 TX 新世紀ワイド時代劇(10時間) 単発

 吉村貫一郎がしづに求婚する祭礼の夜の川べりは上賀茂神社ならの小川
 貫一郎、新撰組入隊時の永倉新八との試合は大覚寺宸殿前の白州。白州は毎日の隊士の調練の舞台にも使用されている。谷三十郎の検死の際には右近の橘まで映りこんでいる。屯所関係には大覚寺使いまくり。
壬生屯所の看板は大覚寺の門にかかっている。
 近藤勇が竹田街道・墨染で肩を撃たれるシーンには嵯峨鳥居本の竹やぶ。
 大阪の蔵屋敷街には八幡堀
EDクレジットの撮影協力には他に粟生光明寺、洛西妙心寺、山科随心院、二条城、服部緑地の日本民家集落博物館、東大阪市の鴻池新田会所跡など。
2002/2→

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