時代劇拝見日記
2011年1月

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2011/1/31

■ 影の軍団 III 第25話「尼御前の陰謀」1982.9.21関テレ/東映

 紀州の攻勢強まり、半蔵たちは追われ暮らしの場も失う。千愁尼にも同様に圧力がかかるが、なぜか尼の命は取られぬ不思議、それが軍団を死地に追いやる。

ロケ地
  • 和歌山城、本物の天守をイメージに。
  • 紀州藩上屋敷、大覚寺大門
  • 隼太が終われ逃げ込む夜鷹の苫船、広沢池東岸
  • 町を追われた軍団が寝起きする小屋、酵素河川敷に設営。
  • 紀州家の世子・綱教が弓の稽古をする庭、不明。
  • 軍団が隠れる洞窟、保津峡落合崖道(落下岩を画面右端に持ってきて、落合へ降りる道を洞窟に見立てて撮ってある)
  • 伊賀者たちが葬列を仕立てて庵に近づく道、不明(小柴垣道)
  • 隼太を荼毘に付す河原、罧原堤下河原
■ 水戸黄門42 第15話「内蔵助殿、助太刀致す」2011.1.31TBS

 京で出会っていた、赤穂藩の若き家老とのエピソード回収。おきまりの悪者退治ばなしに、赤穂事件を思わせるエッセンスを散りばめた、楽しい一話。

ロケ地
  • 赤穂の塩田、琵琶湖東岸砂浜(佐波江浜と思われる)
  • 赤穂城、本物の東北隅櫓と大手門高麗門。
  • 人足に化けている大石が、湊屋の女中・おゆきを呼び出し実は藩の役人だと打ち明ける町角、大覚寺天神島
  • 大石とおゆきが一行を見送る浜、琵琶湖東岸。大石が届けた絵図面を見る吉良家のスパイ、鳥居本八幡宮広場。
  • 当地を発つ楓と弥七、不明(林)
※大石は市川右近、吉良の間者だったおゆきは持田真樹、悪家老は小林勝也で悪徳商人は魁三太郎、人足頭は丹古母鬼馬二。
※おゆきの絵図面捜しの際、床の間の掛け軸が揺れていて裏側に、とか遊びまくり。

2011/1/30

■ 江〜姫たちの戦国〜 第4話「本能寺へ」2011.1.30NHK

 神仏は妄想、神が在るならそれは自分と言い放つ伯父に、江は真正面から疑義を呈する。そんな彼女を怒らず、時は早く人生は短いと言い聞かせる信長。運命の時が迫っていた。

ロケ地
  • 馬競べ観覧のため京にやって来るお市と娘たち、光秀父子と会う京の情景は建仁寺、三門と参道石畳、法堂が使われ、双龍の天井絵も映る。
  • 馬競べ、仙洞御所の塀を奥に置いて合成か。

2011/1/29

■ 運命峠 第3話「血染ヶ原の夕陽剣」1974.10.16関テレ/東映

 はぐれてしまった主従が再会、しかし束の間の安堵もすぐに破られる。
そして追っ手側の思惑も、一枚岩ではない。

ロケ地
  • 千早宅周辺、不明(山中の林に設営か)
  • 姫宮に会えるよう滝に祈るささ香、不明(けっこう水量のある直瀑)
  • 天下道人が代官所の人数と事を構える一本橋、天神川にセット(若布谷河口付近)
  • 追っ手と攻防の山中、不明。
  • 秀也をさらった七兵衛が守袋を落としてゆく岩場、保津峡落合。あとで通りかかりそれを拾った六郎太が、河口を眺めやる。

2011/1/28

■ 影の軍団 III 第24話「影武者の罠」1982.9.14関テレ/東映

 尼御前のたっての頼みで、紀州に捕われた公家を救出に向かう軍団。しかしそれは、千愁尼の居所を突き止め、始末するための罠だった。

ロケ地
  • 紀州・田辺へ走る伊賀者たち、北嵯峨農地小丘〜広沢池東岸(池中)〜竹林(北嵯峨か)。紀州田辺城は彦根城、遠景や天守のほか、大手橋、天秤櫓、太鼓門櫓、佐和口多門櫓に石垣や濠など各所が使われる。使いに化けた隼太が本藩からの使者を出迎える街道は不明(林の中の地道)
  • 救出した公家とともに江戸へ向かう伊賀者たち、不明(北嵯峨っぽい)。にせ「公家」を追う隼太、走る溝は大覚寺有栖川河床。
  • 事後、初恋の人だった「公家」とすれ違う尼御前、仁和寺参道(公家は北から、尼は中門をくぐって南から。金堂や二王門が遠景に映り込む)
  • ついに言葉を交わすこともなかった「恋人たち」のことをボヤく伊賀者たち、広沢池東岸

2011/1/27

■ 影の軍団 III 第23話「くノ一最後の挑戦」1982.9.7関テレ/東映

 半蔵を、夫と子の仇と憎む女あり。同じ女としてその心情にほだされ庇ってしまったお鈴は、自らを危地に晒す結果となる。

ロケ地
  • 裏熊野の一団が御用金を奪い持ち去る八王子宿の夜道、大覚寺五社明神
  • 鍛錬を積むさえが「半蔵の幻」に稽古をつけられる竹林、北嵯峨か。
  • 雉子郎らが探っているとさえが現れ入るお堂、大覚寺護摩堂。中で義弟にいたぶられるシーンはセット撮り。
  • 役人が踏み込む大龍寺、神光院。山門から中興堂へ至りガサ入れ。一人見つかってしまったさえが役人と斬り結ぶのは蔵の前、お鈴参戦し煙幕で逃走。
  • 半蔵に扮して出たお鈴、裏熊野に撃たれるのは大覚寺五社明神
  • 江戸を発つさえを見送る竜軒、大覚寺大沢池畔。

2011/1/26

■ 影の軍団 III 第22話「地獄から来た赤ん坊」1982.8.31関テレ/東映

 鶴の湯に置き去られた赤子は、二重の因果を背負った子。お鈴が欲しがって取り込んだことから、軍団は物騒きわまる輩に狙われる羽目に。尼御前の依頼と結局は一致する、いつものパターンでもある。

ロケ地
  • 密教者のアジト付近の描写、湿地っぽい疎林や苔むした祠。軍団が捜索するくだりでは、墓や神社の一部が掠める。
  • 赤子を連れて来いと指定される「おろちヶ原」、竜王や湖南アルプスに似た裸地の丘陵。

2011/1/25

■ 影の軍団 III 第21話「忍者を狩る美女」1982.8.24関テレ/東映

 薩摩飛脚からのSOS、三代続いた里隠れの、幕府が伊賀者を追放したのも知らぬ哀れさに、危険を冒し軍団が動く。薩摩入りした隼太は、たった一人残されたくノ一と出会う。

ロケ地
  • 薩摩国境の関所、不明(山道に柵設置)
  • 伊賀の里隠れ・下神戸の一族が暮らす家、不明(坂上がったところに茅葺のお堂らしき建物、斬り捨て御免で見たような。菱の窓あり)
  • 捕われた伊賀者を見に出てくるお艶の方、御浜御殿の門は大覚寺大門
  • 「飛脚」で薩摩入りの隼太、走る街道は琵琶湖岸〜田畔(棚田っぽい)〜先に出た関所へ(大内・亀岡道っぽい山道の坂)
  • 次席家老・赤松典膳邸、相国寺林光院
  • 鶴丸城、彦根城佐和口多門櫓(いろは松越し)。鯉に餌をやるお艶の方は彦根城玄宮園・龍臥橋。
  • 隼太とおみのが外から様子を窺う堀端、不明。この後隼太が追われる町角は相国寺鐘楼まわり。
  • メンが割れてしまった隼太とツナギをとる、長崎奉行所与力のお供で潜入の竜軒、大覚寺聖天堂(夜間撮影、隼太は縁下に)
  • 陽炎と隼太がツナギをとる猿丸神社、大覚寺五社明神本殿。
  • 赤松邸からおみのが出てくるのを見て疑心暗鬼、おみのに迫る隼太は相国寺鐘楼付近、宗丹稲荷も映る。
  • おみのを葬る丘、不明(砂地、幼松あり)

2011/1/24

■ 影の軍団 III 第20話「尼僧は俳句で殺せ!」1982.8.17関テレ/東映

 不可解な尼僧連続殺害、的は千愁尼と目される。謎の解明に気さくに協力してくれる俳諧師には、案の定ぶっとい釣り針がついていた。

ロケ地
  • 尼三人の殺害、最初の一件は相国寺大光明寺南塀際、大川端のそれは映画村セット、寺で果てている一人は西明寺か(縁側)
  • 千愁尼のもとに赴く半蔵、西明寺参道(宝筐印塔映りこみ)
  • 紀州の隠し忍・道鬼らが巣食う小菅の砦跡、不明(水食地形の崖がある荒地)
  • 秋風が江戸へ戻る山道、不明。
  • 秋風がお鈴らを連れ庵に戻るくだり、大覚寺五社明神祠脇〜護摩堂裏手(裏手に庵入り口を演出)。帰ると火事が出ている庵はセット撮り。
  • 夜、囮になって町を歩く陽炎、目的が果たせず朝になり半蔵に報告するのは大覚寺護摩堂脇、先に出たのと違うアングルで、大沢池も映っている。庵に戻る陽炎は天神島朱橋を渡って去り、半蔵が道鬼と対峙するのは天神島で、池端の鳥居前を法華の太鼓が通り過ぎてゆく(通行人)
  • 紀州の重職が秋風と接触する水辺、大覚寺放生池堤(放生池側に塀を設置)
  • 殺された尼僧に付けられていた句のことで、出席した人々を集める秋風、西明寺か(庭、座敷)。中座した陽炎が外にいる伊賀者に矢文を放つシーンは西明寺境内(蕨手の灯篭林立)、受ける伊賀者たちは山門前。
  • お鈴が撒いていった米粒が降雨のため無駄になり、追跡できず嘆く隼太たち、相国寺方丈西塀際。
■ 水戸黄門42 第14話「命を張った弥七の度胸」2011.1.24TBS

 苛められているところを弥七が助けた蜆売りの少年は、元は武家の訳あり。彼の父の「死の真相」が明らかになるとき、藩政を壟断する家老たちの悪行が曝される。

ロケ地
  • 参拝した出雲大社、本物をイメージに。松江さして街道をゆく一行、不明(山道)。水を貰いに行き、藩の勘定組頭・竹内新三郎と知り合う農家は民家(門と母屋入り口付近、前畑には南側を隠す「目隠し」)
  • 宍道湖イメージ、本物を嫁ヶ島入りで。蜆とりの孝太郎が苛められている浜は琵琶湖東岸、弥七がいた小屋が水辺にあしらわれている。ここは以降も登場、松原を映すシーンや船上の絵も。
  • 孝太郎の父(元奥祐筆)が監禁され花押偽装を強要されている但馬屋の寮、不明(また又三匹が斬る第四話のアレ、門は茅葺で前に傾斜のポーチ。今回は塀や周囲もけっこう映る)。その寮で死んだはずの父を垣間見た孝太郎が思い悩む浜、広沢池東岸(水少なし)
  • 松江城、本物をイメージに。
  • 理不尽なお触れを嘆く竹内、琵琶湖東岸松原と宍道湖の合成画面切り替え。
  • 事後、当地を発つ一行、奥祐筆に復帰した堀江とその妻女に見送られるシーンは酵素ダート、切り替わって街道筋の絵は、ダートから見た河川敷降り口を道別れふうに。

2011/1/23

■ 江〜姫たちの戦国〜 第3話「信長の秘密」2011.1.23NHK

 嫌がる姉をものともせず、信長マニアの江。しかし家康に対するむごい仕ざまなど、理解を越えるできごとばかり。もって生まれた性質ゆえ、江は体当たりで伯父の内面を知ろうとする。

ロケ地
  • 安土へ呼ばれた江の輿がゆく道、甲賀市か(前話と同じ)
  • 安土城は遠景俯瞰の図。
  • 江を竹生島へ連れ出す信長のくだり、湖上・船のシーンは琵琶湖北湖、「竹生島」のくだり、宝厳寺は西明寺本堂内部(奥に塔映り込み、弁財天はレプリカのあしらいものか)、湖岸石段は伊崎寺

2011/1/22

■ 運命峠 第2話「月明地獄嶽」1974.10.9関テレ/東映

 権力側に追われる母子の運命は風前の灯、しかしそれを不憫に思う者や旧家臣に加え、徳川を憎む向きも少なからず。
窮して運を天に任せた女は、再び六郎太とまみえることに。

ロケ地
  • 湯治場から母子を連れ出し、山街道から獣道へ逃げる運天、不明(草深い山道)
  • 七兵衛と戦い母子を逃がす伍平、保津峡落合河口(橋設置)。後段、六郎太が通りかかり屍に餞をする。
  • 蓮子らしき女が宿にと情報がもたらされる代官屋敷、不明。
  • 代官屋敷から母子を連れ出す七兵衛、蓮子が身を躍らせる崖(地獄嶽)は落下岩か。
  • 茶店で休む六郎太のところへ現れる十兵衛、緊張が走る場面で沢庵登場の峠、谷山林道(頂上付近の切り通し)
  • 天下道人(沢庵和尚)宅、萱葺民家(軒瓦を出すつくり、植藤に似る)。うるさいくらいに大根が干してあって笑える。
  • 崖から落ちた母子を保護した、千早・小太郎姉弟が住む家、走田神社社務所。姉弟は天下道人のご近所、織田信次の血筋。
  • 母子を探し歩くささ香と運天、不明(楼門下の石段、ここへ至る道は城砦の如き石垣の際)

2011/1/21

■ 影の軍団 III 第19話「真夜中の復讐鬼」1982.8.10関テレ/東映

 悪党がのさばる芝居を演じる若者、妙にリアルな筋立ては「ほんとうにあったお話」だった。半蔵たちの手厚い援護も空しく青年は散るが、仇討ちは果たされる。

ロケ地
  • 大番組頭が暗殺される雨の夜道、相国寺方丈塀際。
  • 里の子らに追われる孤児の兄妹(回想シーン)、大沢池畔か。
  • 大怪我をおして仇討ちに行った市之丞が殺され、土左衛門で見つかる水辺、大覚寺放生池源頭部。

2011/1/20

■ 影の軍団 III 第18話「生きていた怨霊」1982.8.3関テレ/東映

 陽炎を悩ます悪夢は正夢、大昔の怨念が立ち現れ、憎き者の裔に祟る。マジで「出ている」奇ッ怪な化け物に、さすがの軍団も大いに手こずる。

ロケ地
  • 武州川越在堀金村(字は当て字)の道、溜池、沼、田畦等不明。
  • お秋を隼太が追うものの、憑依されていてダメな小柴垣の道は北嵯峨か。

2011/1/19

■ 影の軍団 III 第17話「満月の夜に鬼女が笑う」1982.7.27関テレ/東映

 怨霊に悩まされる藩、尼御前の依頼を一笑に付す半蔵だが、お鈴は興味を示しかつ気の毒がって現地へ。そこで見るのは、古傷に付け込まれる哀れな女。物騒な敵の出現に、おかしらもやって来る。

ロケ地
  • 上野・奥平家の小幡城、彦根城。天秤櫓や城内石垣、玄宮園などが使われる。
  • 領民らが怨霊の噂をする野良帰りの道、不明(茅葺民家など映り込む)
  • お鈴を助けにやって来た伊賀者たちがゆく城下の道、不明(山際の道で「土手下」に蔵や茅葺民家のアレ。林は竹林)。隣藩の家老と奥庭衆の頭領が密談の荒れ寺は、「三匹」で何度か出た「菱形の窓」がある建物で、ロケなことが判る絵。
  • 藩のその後を語るナレに被る石垣、上野城や篠山城に似た立派な一件。

2011/1/18

■ 影の軍団 III 第16話「容疑者は三度消える」1982.7.20関テレ/東映

 大坂、尾張に続き、江戸でも香具師の大物が次々消される。裏には忍群・ナガレ衆、世話になった香具師の元締のため、お鈴は敵の本拠に乗り込んでゆく。

ロケ地
  • 尼御前に呼び出された半蔵がゆく参道、西明寺参道
  • 飛脚の仕事で三島へ行っていた隼太、戻り道で丁子屋の若い衆が怪しの集団に連行されるのを見る街道筋、大内辻堂前。南望・北望両方のアングルが出る。尾行してゆき露見、ナガレ衆と立ち回りとなるくだりは藪田神社周辺と境内。北方の棚田映り込み。
  • ナガレ衆の根城・箱根山中の寺(?)神護寺。大立ち回りは石段と金堂前を中心に、軍団登場時には多宝塔や鐘楼も使われる。
  • お鈴の知らせを受けて箱根へ急行する軍団の若者たち、疾風の如く走り抜ける野原は酵素河川敷、難儀して通り抜ける地雷原も酵素で、木を巧みに用いる。

2011/1/17

■ 影の軍団 III 第15話「拾った女は夜を恐れる!」1982.7.13関テレ/東映

 竜軒が助けたお姫様は、身代わりの百姓娘。己が命を差し出して家族の窮乏を救った健気な娘のためにこそ、軍団は動く。

ロケ地
  • 芸州の姫が忍者群に襲われるくだり、西明寺。山門下に駕籠が待ち、姫が門を出てくるところを襲われる。門内に逃げ戻った姫が、さらに逃げて追い詰められ落ちる崖は保津峡落合落下岩、川に流されるところを竜軒が助けるのは保津峡本流。竜軒は落合河口の河原で水車を回しエレキテルで魚獲りをしていた次弟。
  • 竜軒と虎麻呂の言い争いを聞き出て行ってしまった姫、くノ一に見つかり危機一髪のところへ伊賀の若者たちが出て助けるのは藪田神社境内。
  • 「姫」と農村に潜んでいた竜軒、彼女を乗せて遠乗りのシーンは田畔と山道。
  • 本物の姫の駕籠がゆく山道、不明。あそこがお袖のゆく道、と眺めやる遠景の山道は谷山林道か。お袖が見送られ発つ街道、大内亀岡道(登り坂)
■ 水戸黄門42 第13話「美人絵師が描いた復讐」2011.1.17TBS

 好事家の金満鉄山師に招かれる老公、その席で花形の美しい女絵師は、胸の裡に激しい憎悪を滾らせていた。彼女を招いた富商たちの金蔵は、次々と「義賊」に入られる。

ロケ地
  • 鳥取砂丘、本物をイメージに使い一行のいる「砂場」と組み合わせ。
  • 鉄山師の豪邸、不明(広壮な池泉を持つお屋敷、近代ふう)
  • 佐吉のヤサ近くの野道、不明。
  • おちかの回想、斬られ深手を負った桃園の父をみとった山中の川辺、酵素付近か。
  • 見送られ発つ一行、不明(林道)
  • 水が送られてきて喜ぶ農民たち、北嵯峨農地水路。
★びわこ文化公園内茶室・夕照庵と判明
 ソース→http://www.ohmitetudo.co.jp/bunkakouen/index.html
2011/1/16

■ 江〜姫たちの戦国〜 第2話「父の仇」2011.1.16NHK

 信長に会う三姉妹、父の死の真相を初めて聞かされた江は、浮かれはしゃいだ高揚から一気に叩き落される。

ロケ地
  • 信包のもとに身を寄せているお市の方、姉妹が貝とりをする伊勢の海、不明(マジ海、太平洋か)
  • お市と娘たちが安土へ向かう道、甲賀市とサイトに情報あり(林の際の野道)
  • 安土城、遠景は合成、内部描写のセットも凝っていて見もの。
※ドクロ盃の「言訳」が大笑い。
2011/1/15

■ 運命峠 第1話「天を斬る剣」1974.10.2関テレ/東映

 危篤に陥った大御所の懸念は、大坂城落城の業火より逃れた母子の行方。その意を体し、京へ追っ手が差し向けられるが、関わる者たちの指向も一致しておらぬうえ、謎めいたニヒルな浪人が立ちはだかるのだった。

ロケ地
  • 駿府城イメージ、姫路城天守。回想シーン、砲火に包まれる大坂城、一部は昔の空堀から大阪城天守を見たもので炎上シーンはミニチュア。大御所の寝所から出て廊下で話す天海と但馬守、大覚寺宸殿回廊。但馬守が朝比奈を呼び、桂宮蓮子母子召し捕りを命じる階、大覚寺宸殿前縁。
  • 京イメージ、東寺(南大門越しに塔を見上げた図と、境内からの絵)。堀川端で花を摘んできたささ香が、遊ぶ子らに所司代の人数が出ていると聞く町角、相国寺林光院前路地(大通院の甍も映り込む)。役人らが屯する寺の門、今宮神社(捕り方は石橋付近に、彼らを見るささ香は東門に寄り)。ささ香が駆け込む尼寺の門、一様院山門。蓮子と秀也が逃げる墓地、西方寺小谷墓地(元豊臣家家臣の寺男二人が追っ手と戦い、果てる)
  • 京都所司代、京都御苑管理事務所東門。所司代が朝比奈に母子の行く先について見当を述べる。
  • 所司代が抜擢した忍者二人が行き会う道、走田神社参道。大木の根方で二人が話す。
  • ささ香の提案で船を出そうとした香住の海岸、日本海か(巨岩の磯)
  • 秋月六郎太が役人に誰何されるも、柳生十兵衛が出て通過を許可する山道、不明。六郎太の真意を問うシーンは墓地脇か。
  • 運天がささ香に木の実をやる道端、不明(山道?)。猿飛佐助が教えた、母子のいる湯治場、不明(入口は山道、湯治場は谷川の上に小屋しつらえてスモーク焚き・流れはけっこうな急流で危なっかしい)

2011/1/14

■ 影の軍団 III 第14話「大奥魔女狩り」1982.7.6関テレ/東映

 倅を次期将軍にと目論む光貞、刺客を送り込み懐妊した側室を殺し、御台所の仕業に偽装。半蔵は、大奥御駕籠番として入り込んだ、根来の妖術使いと対決する。

ロケ地
  • 江戸城イメージ、姫路城天守和歌山城天守(こちらは大奥イメージかも)
  • 御台所の危機に、千愁尼に相談すべく城を出る侍女、駕籠をおりる林は鳥居本八幡宮広場〜鳥居前(スモーク演出)。庵に行くところ、巡礼に化けたくノ一に襲われる坂は二尊院紅葉の馬場。侍女から事情を聞いた尼が激怒、城へ戻ると庵を走り出るシーンは二尊院墓地(スモーク演出)、半蔵に諭される。
  • 御台所の腰元として入り込んだお蝶、城内を探っていて敵に露見、深手を負いからくも逃げ出す溝は大覚寺有栖川河床〜御殿川河床。この間、処刑されたお庭番の祖父・炎上する屋敷の記憶がフラッシュバック。このあと映画村セットへスイッチ、様子を見に出ていた仲間に助けられる。
  • 将軍が側室の法要を営む増上寺、神護寺。根来くノ一が変装を解き四色の戦闘服に身を包み飛び降りてくるのは鐘楼、伊賀者との斬り合いは毘沙門堂脇や山門内側で繰り広げられる。
  • 事後、負傷したお蝶を里へ帰す半蔵、見送りの街道は北嵯峨農地か。

2011/1/13

■ 影の軍団 III 第13話「女相続人の秘密」1982.6.29関テレ/東映

 次々と飛脚を襲われ、預かり金を盗られ窮する扇屋。かねてより若女将と子を構っていた猪之吉は、彼らの危機に軍団を待たずフライングしてしまう。

ロケ地
  • 飛脚が襲われた現場へ赴き調べるお袖、二尊院墓地。千愁尼の寺設定。
  • 何も見ていないと尼に突き放され沈むお袖、広沢池観音島(階)。猪之吉が来て手助けを請け負う。

2011/1/12

■ 影の軍団 III 第12話「標的は魔性の肌」1982.6.22関テレ/東映

 尼御前の思惑に振り回される軍団、真の的はお仙の仇でもあった。裏の顔は海賊な、死の商人は伊賀者によって根こそぎとなる。

ロケ地
  • 堺、じゃがたら仁左衛門の使いと称するお仙が刈屋の倅と会い取引を持ちかけるくだり、お仙は大覚寺放生池堤を来て天神島へ、銃口が樹上や祠から彼女を狙っている。

2011/1/11

■ 影の軍団 III 第11話「謎の牝豹」1982.6.15関テレ/東映

 改易になった藩から奪われた大金、伊達家が関係する事態を憂慮した千愁尼は、半蔵に回収を依頼する。しかし、尼にこのことを注進に及んだ女密偵の真意が奈辺にあるのか判らず、半蔵すら翻弄される。

ロケ地
  • 下野・片倉五万石の城イメージ、姫路城か。
  • 改易のどさくさに片倉から奪われた金二百貫、追っ手が賊と斬りむすぶ街道は大内辻堂前。祠の北側には枯れた木。なお逃げる賊、民家へ侵入する前に走る里道、不明(山際に道、下に里で蔵や萱葺が見えるアレ)
  • 尼御前に呼び出されたお蝶らが、お仙に試される林、鳥居本八幡宮小柴垣道。
  • 下総へ向け旅ゆく五人、琵琶湖岸松原。
  • 賊一味が荷駄を曳いてゆく山道、不明。
  • 道鬼が追っ手を血祭りに上げる道、大内(辻堂の南方、地道)
  • 下総鮫浦・陣場野の沼、広沢池。北岸葦原のほか、荷駄がくる道に北西岸田畔、虎麻呂が潜むのに葦原と、各所を使う。
  • お仙と伊賀者たちが一時身を置く小屋、酵素河川敷に設営。ここはあとでどっかん爆破で木っ端微塵に。
  • 海へ船を出し、金塊を投棄する半蔵、琵琶湖上。

2011/1/10

■ 影の軍団 III 第10話「死を呼ぶ子守唄」1982.6.8関テレ/東映

 由布はやっと母と会えるが、すぐに悲しい別れが待っている。その薄幸の女を見守っていた男も、やむなき仕儀で半蔵と対決し死んでゆく。半蔵は、悲劇の因をつくった男を断罪、陰謀の核となっていた連判状を焼き捨てるのだった。

ロケ地
  • 大殿来着を知らせる早馬が駆ける街道、不明(切り通しと断崖?)。知らせを受ける若殿が弓の稽古をしている庭、不明(池泉、奥にお堂)
  • 紀州家に潜入していた由布を諭す半蔵、流れ橋下河原。このとき草むらにいた神坂が顔を出す。
  • 神坂が家に押しかけた追っ手と戦う竹林、北嵯峨か。
  • 由布を人質にとられた神坂が半蔵と対決する河原、流れ橋下河原。由布の母が殺されてしまったことを知らせに走ってくるお蝶は橋上。
■ 水戸黄門42 第12話「ズバッ怒りの道場破り」2011.1.10TBS

 舞台は篠山、使い込みの穴埋めに娘をさらって売り飛ばす外道を成敗。その過程で、ダメ親爺再生や仇討ち姉弟の救済も為される。

ロケ地
  • 篠山入り、八兵衛を待つ一行の安田の大杉は本物で撮影。
  • 石垣や堀端は篠山城
  • 呑んべ親爺の家は武家屋敷通りの萱葺。
  • 格さんが仇と間違えられ斬りつけられる神社は春日神社か。
  • 一行が投宿する旅籠、不明(海鼠壁)

2011/1/9

■ 江〜姫たちの戦国〜 第1話「湖国の姫」2011.1.9NHK

 三姉妹の母・市が嫁ぎ、江を生んで間もなく兄のもとに戻るまでを詰め込んだ、起こりの話。冒頭にはやんちゃな末姫の暮らしぶりが入っていて、騎馬の彼女がお市にスイッチし、回想のかたちで進んでゆく。

ロケ地
  • 普請中の安土城、彦根城玄宮園
  • 江が馬を駆る湖畔、琵琶湖西岸砂浜。ナレーターのお市にスイッチし、永禄11年稲葉山とテロップ入る林道は長野ロケと情報あり(クレーンではなくグライダー空撮のもよう←NHKサイト。また、琵琶湖ロケは白髭浜と記述あり)
  • お市の輿が浅井方に渡される野、不明(浅河原/林際は甲賀市ロケとNHKサイトに情報あり)
  • 長政が嫁いだばかりのお市を連れてゆく湖が見える丘、小谷城址
  • 義昭を奉じて上洛する信長、仁和寺中門前参道。
  • 信長が義昭の官位贈与等の阿諛追従をはねつける「御所」、実相院(設定は本圀寺仮御所か)
  • 朝倉と織田の板挟みで苦しむ浅井長政が、お市と出かけ朝倉につく旨を話す夜祭の神社、石馬寺の宮か(夜間撮影、長い石段)
  • 浅井軍の攻勢を見て退陣を決意する信長(木ノ芽峠の陣)、不明(山中?)
  • 姉川合戦、不明(河原は粗めの礫、河川敷は広大で河畔林あり、浅い川に入っての戦闘シーンは真上からのショットも)
  • 延暦寺焼き討ち、安楽律院本堂周辺(火も入っての派手なモブシーン)。織田兵が駆け上る石段は不明、湖東三山などに似る。
  • 小谷城攻め、不明(丘に大規模セット造営?)

2011/1/8

■ 戦国疾風伝 二人の軍師  2011.1.2テレ東/松竹

 豊臣秀吉に天下取りを為さしめた二人の軍師を軸に、戦国の世の哀歓を描く。
軍略の天才たる二人の男は、戦の無い世の招来のため秀吉を選び、命を賭して働く。

ロケ地

第一部

  • 天正16年、聚楽第で有楽斎や利休を相手に天下取りの経緯を述懐する関白秀吉、大覚寺宸殿前縁(前景に桜花)。次の天下は誰と戯言の段、座敷に移り、秀吉の口から黒田官兵衛の名が出る。
  • その席を後にした官兵衛が、自分に対する秀吉の不信について源蔵に話す石段、神護寺金堂下石段。二人の背景に本堂の甍、二人が見遣る町なみには、五大堂と毘沙門堂の甍越し遠景に城や大屋根を合成。
  • 永禄7年の美濃、稲葉山城を望む丘に立つ半兵衛、不明(城の山は合成)。傍らの竹中家家老・竹中喜左衛門に「あの城をいただく」と宣言。
  • 稲葉山城を下がってきた半兵衛、龍興の取り巻きに辱められる石垣際、不明(穴太衆積み?)
  • 美濃・菩提山城、不明(二段の石垣の上に塀、画面左手に階段あって上に門、ポーチは杉林)
  • 人質になっている弟・久作の見舞いと称し、半兵衛が八人の供を率い荷駄を曳いて入る稲葉山城城門、大覚寺大門
  • 尾張・小牧山城外観、不明(丘に合成?)。信長が鉄砲の試射をする庭は寺の境内か(唐門と甍)
  • 半兵衛らが龍興の取り巻き残党に襲われる道、大覚寺大沢池北辺並木。このとき半兵衛が仰ぎ見る桜花は別撮りか。
  • 北近江に隠棲する半兵衛、酵素民家セット
  • 源蔵(目薬屋で行商中)がゆく播磨の海辺、琵琶湖西岸松原(対岸に沖ノ島や八幡の山なみ)。このあと、官兵衛(黒田家の家督を継ぎ小寺家家老・姫路城城代を務めている)を見かける土手は山室堤。堤法面にいた官兵衛が駆け寄るシーンでは、河畔林の向うに城の頂部が合成されている。
  • 朝倉攻めの信長(元亀元年)、出陣の道不明(両側林)。信長を裏切り小谷城から打って出る浅井長政、馬を駆る土手、不明。退陣の信長(金ヶ崎退陣)、不明(井尻に似た台地、川堤らしき土手)
  • 秀吉が敵地にある半兵衛の庵を訪ねるくだり、小者・多十の妹・楓が仕事中一休みして汗を拭く庵近くの滝、琴滝。乱破(斎藤家残党)が出て無体→夫を訪ねて来たちさ主従に助けを求める/来合わせた官兵衛が蹴散らし、この現場の竹林は不明(雑木まじり、起伏あり)。秀吉と半兵衛の会談中、官兵衛がやってくるくだりでは、小六らと官兵衛らが有栖川を挟んで対峙するシーンもある。
  • 秀吉の付託を受け、樋口・堀家の説得に乗り出す半兵衛のくだり、長亭軒の砦に向け馬を駆る半兵衛、下鴨神社馬場(このあと樋口三郎左衛門と会談、その後信長に会い堀家調略について誉められ、秀吉付きを承認される)
  • 姉川合戦、戦死者が流されてゆくさまを凝視する半兵衛、大堰川河川敷(半兵衛の背後に竹林、血河表現あり)。横山城を守る半兵衛、浅井軍が突如現れるシーン、城門は篠山城天守台埋門(外側からの撮影)。合戦の野は不明(土手下のススキ原)
  • 叡山焼き討ちのくだり、叡山を眺めやる信長は不明(台地?)
  • 信玄病没を知らず挙兵した将軍義昭、僅かな将兵と落ちる道は不明(ちょっと石垣?)
  • 小谷城総攻撃の段、信長が布陣するのは仁和寺経蔵前、秀吉が先駆けを希う→市と三人の娘を救えと条件を出される。浅井久政自刃が報告される秀吉の陣、仁和寺九所明神。羽柴秀長と蜂須賀小六が浅井長政に降伏を勧告する小谷城城門、園部高校門。
  • 天正2年、岐阜城、不明(山に合成)。金ぴか髑髏盃披露のくだり。
  • 菩提山城へ馬を駆る半兵衛、下鴨神社馬場。長子誕生の段。
  • 天正3年、播磨・御着城内の座敷、随心院書院。城主・小寺政職が織田・毛利何れにつくか諸将にはかるくだり。織田などもってのほかと口々に言う人々に対し、官兵衛ひとり織田を推す。政職の命を受け、信長に会うべく岐阜へ向かう官兵衛、琵琶湖西岸(汀に漁具あしらい)。会見の結果、秀吉の案内役を命じられ銘刀・圧切を戴く。
  • 長浜城内、官兵衛と「天下は天下の天下」の話をする半兵衛、東福寺通天橋上。臥雲橋から遠望の絵も。
  • 播磨で工作を行う官兵衛、舅・櫛橋伊定(志方城主)を説得する庭、鹿王院庭園
  • 毛利の水軍が着く英賀の湊、琵琶湖上に軍船の船影あしらい(背後に八幡の山なみ)。この報を受け慌てて協議の御着城、随心院書院(本堂からのアングルあり、本堂庇を伝う雨はマジ雨?)。浜で民に銭を撒き人集めする源蔵、琵琶湖西岸。同じく人集めの町角は随心院裏塀際。毛利軍総大将・浦宗勝が姫路などひと捻りと吼える陣、琵琶湖(左手に河口州望む浜、官兵衛が出陣し撃退←サクラ動員もあり)
  • 父と話す光(官兵衛妻女)鹿王院庭園〜回廊。櫛橋は官兵衛の織田傾倒を牽制。この後、官兵衛は一子・松寿丸を人質に差し出すと言い出す。
  • 秀吉が信長に逆らって陣を離れ長浜に戻った件で、半兵衛を責める小六たち、東福寺回廊(開山堂から通天橋へ至る部分、長浜城内)
  • 楓が半兵衛の病平癒を願いお百度を踏むやしろ、鳥居本八幡宮(鳥居と石段)。設定は長浜の半兵衛宅付近。これを見る多十は本殿内陣。
  • 長浜を発ち西へ向かう秀吉軍、下鴨神社馬場。尼子勝久、山中鹿之介も参戦。
  • 姫路城を望む野、不明(遠景の山に城合成)。官兵衛が出て秀吉を迎える玄関、大覚寺式台玄関(対話は大門内の石畳上で)。官兵衛は城を明け渡すと言い放つ。小一郎たちが半兵衛の袖を引いて官兵衛への疑義を呈するシーンは宸殿通用門前。
  • 福原城攻め、会戦の野は不明(起伏のある高原?柵や砦あしらい)。この戦で多十が半兵衛を庇い戦死、水場で仕事中の楓の前に現れるのは上賀茂神社ならの小川神事橋(楓は橋下手の水場、長浜城下)
  • 城内にいた女子供が処刑のため連れ出される西播磨・上月城、篠山城大書院通用門(冠木門)。半兵衛が諌言するが秀吉に泣き落とされ→一部見逃しで堪えよと逃げられ。このあと半兵衛と官兵衛が話す城内、不明(石垣の外に林)
  • 天正6年、東播磨・三木城下、荷駄を曳いて逃げ出す民を呼び止め事情を聞く源蔵、街道は嵐山自転車道。別所氏が織田を見限ったと聞かされる。
  • 西播磨・上月城、不明(山上に建物合成、大屋根は篠山城大書院に似る)。秀吉が本陣を置く書写山・円教寺、上月城の兵は見殺しになると話す半兵衛、境内の廊下は清凉寺本堂裏回廊(北望)。官兵衛が謝辞を述べる段では南向き。
  • 宇喜多直家調略にかかるくだり、毛利方の兵に襲撃される山道は酵素ダート。備前・保木城、不明(寺院回廊?)、戻り道は山室堤(稔りの田越し)・このときの宿で半兵衛喀血。
  • 小寺政職の書状を携え、摂津有岡城へ赴く官兵衛、城門は篠山城大書院入口冠木門。この日を境に官兵衛失踪、信長の怒りを買い松寿丸殺害が命じられる。

第二部

  • 官兵衛が帰らないと、播磨・国府城内へ駆け込む源蔵、その前に走る塀際、三井寺唐院塀際。
  • 有岡城の門番に聞き込みの源蔵、篠山城大書院入口付近。町人に身をやつした栗山たちがツナギをとるのは篠山城大手馬出の石垣際。大書院の破風がちらり。
  • 近江・長浜城、湖面に城合成。城から松寿丸を連れ出し、情勢について言い聞かせる半兵衛、タンデムの道は下鴨神社馬場。このあと妻女に命じ菩提山城に匿い。
  • 平井山の農家に半兵衛を訪ねる源蔵、水口こどもの森(萱葺民家)。楓が前畑で野良仕事、室内はセット撮り。
  • 有岡城落城後、官兵衛生存を知った小寺政職が女の被衣を着て逃げ出す裏門、随心院裏塀か。
  • 備前・岡山城へ赴き、宇喜多直家調略を成し遂げる官兵衛、城内廊下は西教寺客殿回廊。補給を断たれ飢え渇える三木城内の情景、神護寺毘沙門堂(直後、炊き出しの風景に)
  • 播磨の海イメージ、日本海(琴引浜?)か。
  • 平井山中腹の半兵衛の塚に参る楓、水口こどもの森(丘の斜面、ひともとの桜は合成?)。墓碑の表には「深龍水徹」と刻まれている。
  • 落ちぶれ果てた小寺政職と会う官兵衛、不明(縁先、庭は白砂?)
  • 天正10年、備中・高松城、遠景イメージの「主屋」は大覚寺五大堂であとはミックス合成・のち水没の情景も合成。城主・清水宗春が立つバルコニーは五大堂観月台。この城を望む石井山の秀吉本陣は大覚寺天神島。後段、宗春の船上切腹を見るのも同所(水面は大沢池)
  • 京・四条西洞院の本能寺、大覚寺大門。明智軍侵入のシーンでは門内からの絵もあり。源蔵が爆発炎上を目撃するのは「対岸」。二条城に籠った信長の嫡男・信忠の側に居た有楽斎が三法師丸を抱いて脱出し潜む橋下、大覚寺勅使門橋下河床。
  • 信長逝去を知った吉川元春が怒りを露にする毛利軍本陣、仁和寺林間(幔幕の向うに塔)。小早川隆景と安国寺恵瓊が同席。
  • 毛利軍撤退の情景、大覚寺遣水跡心経宝塔前。
  • 秀吉軍中国大返し、遠景の街道は棚田脇か。秀吉軍が入る姫路城、石垣下に幔幕が張られ将兵が行き交う情景は篠山城南西城壁(上の建物は合成)。姫路から尼崎へ向かう軍勢、不明(川堤?と海浜)。丹羽長秀を迎える摂津富田の陣、不明(林に幔幕)
  • 山崎合戦、不明。小栗栖の竹林、北嵯峨か。
  • 三日天下のあと、源蔵に天下とは何と問う官兵衛、摩気民家裏手田畔。田では民が耕作。播磨・国府山城下。
  • 尾張清洲城、清洲会議に向かう柴田勝家がゆく廊下、清凉寺本堂裏回廊(東西部分)
  • 養子・秀勝を喪主に信長の葬儀を執り行う秀吉、官兵衛と小一郎たちがゆく大徳寺廊下は金戒光明寺方丈前縁。半兵衛の思い出話に興じる三人は方丈座敷、襖絵は虎のアレ。
  • 賤ヶ岳の戦、不明(野原に砦あしらい)
  • 天正15年、九州平定を成し遂げたあと中津城城主となる官兵衛、普請中の城は篠山城城壁に合成か。
  • 聚楽第で次の天下はと御側衆に問う関白秀吉、第一部冒頭のシーンと同じ。
  • 天正17年、大坂城下に住まう妻に隠居する旨告げる官兵衛、灯籠流しの川は上賀茂神社ならの小川
  • 慶長3年、中津城は先のイメージと同じ、城の廊下で転びかけ源蔵に支えられる如水は篠山城大書院廊下(ここで太閤死去の知らせを聞く)。西の方を望み太閤に別れを告げる如水、城の石垣は篠山城大手馬出(次の天下は徳川と推測を述べる)
  • 慶長5年、関ヶ原直前、乱の兆しを知らせる大坂からの文を読む官兵衛、篠山城大書院座敷。城に残っている家臣一同に挙兵を宣する広間も書院。大坂の屋敷を脱出してきた妻と嫁を迎えるのも同じ。呼びかけに応じ集まった民に銭を与え心得を聞かせるのは書院北側の縁先、民は前庭に。関ヶ原の戦が終わったとの知らせを聞いたあと、戦はこれからと兵に呼ばわる官兵衛、大書院裏手広場。
  • 大坂城西の丸にて家康と会見する官兵衛、篠山城大書院大広間
  • 慶長9年、荒海に向かい亡き半兵衛に呼びかける如水、琴引浜。砂浜に倒れ伏す。

2011/1/7

■ 影の軍団 III 第9話「仮面と毒薬」1982.6.1関テレ/東映

 紀州差し回しの忍群・裏熊野が跋扈、千愁尼と軍団を狙う。猪之吉が奸計に落ち捕われるが、救出の折に伊賀者の若い男女が犠牲となってしまう。

ロケ地
  • 江戸での忍者暮らしはキツいと三郎次らを諭す猪之吉、流れ橋上。このとき猪之吉が自らの過去を回想、公儀の襲撃を受けた太郎生(たろう)の里は酵素河川敷(設定は違うが、前シリーズのバンクフィルム)。幼い猪之吉が母に手を引かれ行く街道は嵐山自転車道か。猪之吉が去ったあと落ち込むものの、互いに恋を捨て忍びとして生きようと誓うのは流れ橋下橋脚の間。
  • 裏熊野の忍びが訓練をする林、不明。紀州から請け負った尼と伊賀者殺しは必ず遂行すると部下に宣する天変丸、普済寺鐘楼門前参道。
  • 猪之吉に化けて入り込んだ裏熊野、その者に化けて侵入し返す虎麻呂のくだり、接触してきた「仲間」と入る秘密の入口は普済寺墓地(あしらいものの墓石の基壇動いてダンジョン出現)。抜け穴の出口は普済寺鐘楼門脇に井戸をこしらえ。
  • 捕われた三郎次とうね、うねが嬲られている間に挟まれる、美濃の里で川中を走る二人のメロウ映像は木津川か(浅い)。
  • 三郎次らの塚に詣でる猪之吉、流れ橋下河川敷。離れて見守る半蔵は橋脚脇。

2011/1/6

■ 影の軍団 III 第8話「おんな牢に潜入せよ」1982.5.25関テレ/東映

 打ち続く要人暗殺は殺し屋の仕業、千愁尼は意味深な態度で半蔵に「解決」を依頼。出てきたのは源を同じくする、伊賀の一族なのだった。

ロケ地
  • 大六に、牢のお蝶とツナギをとるよう指示する半蔵、大覚寺護摩堂(夜)
  • お蝶ら囚人が懲役に駆り出される畑、広沢池北西畔農地。男衆は下の畑に出ていて、お蝶と大六が口パクで連絡をとるほか、手形で合図する男女が出る(この手法からルーツが割れる)
  • どさくさに紛れ、伝馬町の牢に逃げ込んだ藤林の娘を連れて逃げるお蝶、追っ手とやり合う溝は大覚寺有栖川河床
  • 軍団出動、藤林のねぐらを襲うシークエンスは鳥居本八幡宮と北嵯峨の竹林をミックスして使用。鳥居本では舞殿や井戸際、広場が立ち回りに使われ、「竹林」には爆破されるアジトが作ってある。

2010/1/5

■ 影の軍団 III 第7話「南から来た女間者」1982.5.18関テレ/東映

 親の仇を求め琉球からやって来た姫は、怪しの妖術使いに翻弄される。軍団も然り、無関係な女を寡婦にする羽目になり、半蔵は怒りをこめて敵を屠る。

ロケ地
  • 由布姫のお供の青年が鈴の音に操られ、蒼ざめた顔で彷徨う林、下鴨神社糺の森。姫が供の者から報告を受ける茶店は参道にあしらい、奥に二の鳥居が見えている。ここへ先の青年が現れ、姫に斬りかかる次第。
  • 手傷を負った姫を隠してやる佐助のくだり、大覚寺護摩堂と周辺。佐助が大道芸をしていたのは護摩堂裏、姫が追っ手から身を隠すのは石仏裏、姫の仲間が現れ忍びと立ち回りは護摩堂前、姫は佐助に礼をとり天神島朱橋を渡って去る。その後、傷が疼いて倒れこむ姫のシーンは五社明神舞殿。
  • 花売りのおこのを構いにくる虎麻呂、嵐峡。おこのが店を出している道端は嵐亭生垣際で、後段では帰りに船を使うシーンがあり、嵐峡船着が映る。
  • 佐助から姫の簪を渡された大六、佐助同様鈴の音につけられ、橋から飛び降りて船に乗るシーンは渡月小橋。下にいた船はおこのの船。
  • 鈴の音に操られ半蔵を襲うおこのの亭主、相国寺宗丹稲荷。半蔵は殺意に反応し、彼を殺害してしまう。
  • 道へ出て亭主の帰りを待つおこの、湯豆腐嵯峨野朝鮮石人像前。虎麻呂が来て構うが、神子上の手裏剣がおこのの胸に突き刺さってしまう。
  • 土左衛門が上がったと走ってゆく町衆、大覚寺大沢池木戸(南側の「橋」に竹の欄干あしらい)。姫のお供の遣い手二人が引き上げられるのは大沢池畔。死体を見てパニックを起こした姫に活を入れる佐助、天神島。
  • 姫の仇にして、豊臣の財宝を狙っていた平戸屋が爆死したあと、夜道をやって来る神子上を呼び止める半蔵、大覚寺心経宝塔。半蔵は基壇にいて、神子上は石段下。立ち回りは基壇上で。
  • 自分のものと母のものと、親子龍の簪を手にした姫が沈むのを励ます佐助、大覚寺天神島。二人が戻ってゆくメロウな水辺のシーンは大沢池畔。

2010/1/4

■ 影の軍団 III 第6話「夜光る顔」1982.5.11関テレ/東映

 家綱の御台所に望まれる、伏見宮の姫。これを良しとせぬ紀州光貞は、怪しの公家と通じ宮の命を狙う。宮を思う者たちの願いは千愁尼に届き、軍団は京へ。おじゃるのもとで働く、那智忍党との戦いが待っている。

ロケ地
  • 樋口少将邸イメージ、相国寺大光明寺を南東からクレーンショットで。
  • 少将の密書を携え、江戸の千愁尼のもとへ急ぐ綾子、街道は北嵯峨農地(小丘)。忍びの襲撃シーンは大覚寺五社明神、放生池堤からセットへスイッチ。
  • 九条大納言邸イメージ、今宮神社(舞殿越しに本殿望)。光貞と密談の池泉や、白拍子で入り込んだお鈴が露見する廊下等不明。
  • 鞍馬でヒカリゴケを集める半蔵、不明(林の中)
  • 軍団が落ち合う神輿小屋イメージ、不明(門越しに蔵望む図、方形の堂にも見える)
  • 蹴鞠の催しで宮が狙われる賀茂のやしろ、松尾大社。楼門、舞殿前で蹴鞠、舞殿上に宮や大納言たちが列席。
  • 半蔵の名を記したニセ手紙で呼び出される綾子、広沢池東岸。現れたのは九条大納言で、少将の落ち度を言い立て脅迫。
  • 宮の輿入れ行列がゆく街道、不明(山道見下ろし、林道か)

2011/1/3

■ まだら頭巾剣を抜けば 乱れ白菊  倉橋良介監督作品 1957.1.22松竹

 将軍の御狩場が民を泣かすが、落ち度を言い立てて改易に持ち込もうとする君側の奸のはかりごと。将軍を父の仇と恨む姫が発砲したり、怪しの頭巾が現れて高札を踏み躙ったりするが、これも悪党に利用されてしまう。そのうち、正義の味方のまだら頭巾の正体が知れ、悪党は頭巾の抹殺に血道をあげることに。
姫さまと不良の淡い恋も描かれ、頭巾に惚れた婀娜っぽい姐さんのどたばたや、強敵との対決も入って、派手な大立ち回りを経て大団円へ。

ロケ地
  • 霞小僧の仁義を聞いていた小太郎が、戦のような物音を聞きつける田んぼ、不明。行ってみると御狩場のため通行止になっている道、不明(山裾の地道)。巻き狩りが行われる野原、不明(饗庭のような台地、ここで姫の発砲)。続いて、先の街道でまだら頭巾の封鎖突破。
  • 本陣の若年寄・大沢に届けられるまだら頭巾の文、その後頭巾を捕えに本陣を出てゆく侍たち、不明(門)。頭巾が追っ手をやり過ごす夜道、中山邸参道(侍たちは空馬の白馬を追っかけてゆく)。ここでお綱が出て姫との仲を忖度。
  • 旅籠から逃げた姫が渡ろうとすると小太郎が道を塞ぐ橋、不明(若森廃橋に似た木橋、欄干は低い)
  • 大沢への工作が功を奏し、観能の儀が認められたことを知らせる早馬が走る松並木、不明。
  • 能舞台で危機に陥った姫を助け逃がした頭巾を見たお綱が、乾分の初太にダンナはあのコが好きとボヤく道、中山邸参道
  • 小太郎が姫を保護し、初太を縛り上げている水車小屋、清滝河畔に設置か。迫られて逃げ出した姫が渡る吊り橋を揺らしてからかう小太郎、不明。なお逃げる姫だが、川に落ちた小太郎を見て微笑み、打ち解ける谷川、湖南アルプスか(大岩が連なる、砂の多い川)
  • 姫の持っていた「江戸城秘巻」が初太の手から霞小僧、また初太郎に戻り小太郎が狙うところ、結局頭巾がさらってゆくくだり、大木の生えた林、山沿いの地道、不明。
  • 頭巾を捕える罠を作り待ち構える雄呂血谷のくだり、保津峡落合付近他各所を使って表現。岩落としの罠は、落下岩上方の頂に。小太郎が姫と再会する道、不明(ススキ原、奥に建物)。姫が小村と渡る橋、清滝か(仮設の作り物っぽい簡素な橋)。その後二人がゆく道は落下岩手前崖道。小太郎が頭巾を見つけて声をかける橋、清滝か(頭巾は谷川の汀に)。姫の名を呼ばわり探し回る小太郎と霞小僧、清滝川沿い歩道。姫が追い詰められ小村が斬られてしまう崖っぷち、落下岩。頭巾が姫のところへ馬を駆る道、谷山林道か(谷底から見上げのアングルも)。駆けつけるも誰もおらず、姫のピストルを拾う頭巾、ここへ勝負を挑みに水切が現れてチャンバラ、崖落ちは落下岩。このあと馬を駆る道は保津峡左岸沿いの道、ここで岩落としをかけられる運び(岩を落とす頂とは別撮り)
  • 岩落とし失敗の報告を受ける大沢、姫を磔刑台に括ってある陣地は蓮華寺境内、五智如来像の裏側、像の前・南側には幔幕が張り巡らされている。このあと頭巾のダンナが駆けつけ大立ち回りの際は、如来像越しのクレーンショットがあるほか、如来像の北側にある地蔵他の諸仏のまわりでも立ち回り、駆けつけた小太郎は上人像脇から覗き込む。殺陣は保津峡落合へ移動、落合河口汀で大沢たちを討ち果たす。姫と小太郎を用意の船に乗せて落としたあと(船は保津峡を下ってゆく)、お成りの将軍は落合河口に仮設の一本橋を渡ってくる。城へと誘った上様の申し出を辞退し、小僧を連れて白馬で去る頭巾、保津峡左岸沿いの道

2011/1/2

■ 大名囃子 后篇  佐々木康監督作品  1957.3.27東映

 暗殺の危機を大名小僧の機転で脱した鶴三郎は、ユニークな盗賊集団とともに悪に立ち向かう。裏に権力者がいるためやりたい放題のヤクザども、これとガチンコ対決のすえ、繰り出した大目付を大喝し町衆の喝采を浴びる痛快さが見もので、御身分を知った姐さんの心中も描かれている。

ロケ地
  • 敵に囲まれ万事休すのところ、捕り方の真実を知らせるため鶴三郎の袖を引く、岡っ引に扮した大名小僧、南禅寺僧堂坂。盗っ人たちが化けた捕り方は坂と参道の間の林に。
  • 鶴三郎が丸亀藩邸へ向かう途中刺客に襲われる橋、相国寺天界橋
  • 鶴三郎が妹と三千代の身柄を頼みに行く丸亀藩邸、青蓮院長屋門(正面から)。門番あしらい。
  • 泥棒長屋から出た大名行列を夜道に襲う鬼蔵の人数、ほぼセット撮りと思われるが、蓮華寺の露仏によく似た大きな仏が映り込む。
  • 激怒し、鶴三郎を斬れと家臣団に命ずる斉忠、忍藩上屋敷門は仁和寺本坊表門(壁に海鼠壁パネル)
  • ヤクザどもと対決のくだり、屋敷の門前に武装した家臣を並べ報告を待つ丸亀藩主・京極若狭守、青蓮院長屋門。西からのアングルで、石段下の拝観入口なども映る。捕り方がスタンバイしている町奉行所は御所長屋門。大立ち回りは京撮の日本橋端で。

2011/1/1

■ 大名囃子  佐々木康監督作品  1957.3.13東映

 将軍・家斉の御子に藩主の座を追われたお殿様は、隠居して市井を徘徊する日々を送る。矢場女をヤクザから助けたり、狂乱の君主から女を匿ったり、そんな彼が煙たい向きから、物騒な刺客が送り込まれる。

ロケ地
  • 子沢山の家斉が諸藩に子を押し付け、と語られるナレーションの背景で出る忍藩上屋敷、仁和寺本坊表門(壁に海鼠壁パネルあしらい)
  • お今をヤクザから助け矢場に送り届けたあと、夜道で襲われる鶴三郎、妙心寺大庫裏脇路地
  • 大名小僧と仲間が大名屋敷を物色して歩くくだり、仁和寺参道〜本坊表門前で狙い損なしと呟いて行き過ぎる。
  • 梅翁が三千代に滞在を勧める中屋敷の庭、不明(池泉)
  • 町人に身をやつした忍藩士に尾行される鶴三郎、妙心寺路地。大法院道(西望)で見失い、開いていた戸を見て中に入ると鶴三郎が待ち構えていて誰何する運び。戸は通玄院か霊雲院か、中は墓で、塀越しに徳雲院入口(?)の獅子口がちらり。
  • 三千代を差し出せとの使者がやって来る忍藩下屋敷、妙心寺大門
  • 夫の墓前で自刃しようとした女を助ける鶴三郎、金戒光明寺墓地(本堂裏手)。お豊をさがす男どもは本堂裏手を駆け回る。
  • 鶴三郎の妹・菊姫が無聊をかこつ忍藩中屋敷、不明(映るのは門上部のみ)
  • 腹を切った三千代の父・笹島の墓に参る鶴三郎、くろ谷か。その帰り、大名小僧が接触してくる道は東福寺、南塀(道は坂になっていて、小僧は塀上に)〜南西角〜東光院前〜日下門前。このあとはセットにスイッチ。この間、鶴三郎暗殺を企む者の存在や、忍藩の使いが中屋敷から娘を連れ去ったことなど知らされる。
  • 上屋敷から三千代を救い出したものの、前に鬼蔵本陣の人数、後ろに斉忠の付け人・伊賀之介で窮する道、南禅寺僧堂坂。十重二十重の捕り方の御用提灯は、参道林間に見え隠れ。

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