時代劇拝見日記
2011年6月

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2011/6/30

■ 八丁堀の七人5
   第3話「突然の訪問者!妹と名乗る女の復讐」2004.1.19テレ朝/東映

 唐突に現れる、青山さまの腹違いの妹。挙動不審な女は、果たして重い事情を抱えていた。「父の可愛がった娘」を、大事にしてやる青山さまが泣かせる。

ロケ地
  • 青山邸、妙心寺衡梅院。出入りの際、門まわりのほか北塀や、放生池生垣越しに門付近を見る図など出る。
  • 市之丞を伴い墓参のお蝶を見張る弥生、大覚寺石仏付近〜天神島(嵯峨帝碑脇に墓石しつらえ)
  • 墓の前で市之丞と別れたお蝶、屋形船の船頭と何やら話す川端は大覚寺大沢池船着(小)、このあとガラの悪そうな男たちに見つかり尾行されたまま青山邸へ。
  • 翌日も町に出るお蝶、五郎蔵の手下に囲まれ拉致されかかるのは大覚寺五社明神、青山さまが出て阻止。
  • 意を決し青山邸を出るお蝶、門前にいた虚無僧がつけてゆく路地は妙心寺大通院裏路地、このあとセットにスイッチ。虚無僧実は源吾。
  • 五郎蔵の旅籠を突き止め見張るお蝶、そこへやって来た八兵衛が場所を変えて話を聞き説得する町角、仁和寺観音堂前。遠景に塔映り込み、青山さまが出て当て落とし、五郎蔵を殺る無茶を阻止。

2011/6/29

■ 八丁堀の七人5
   第2話「奪われた父娘の絆!十手を捨てた同心」2004.1.12テレ朝/東映

 おやいちゃんが実親捜しをしていることで、「父と子」はぎくしゃく。しかし、北町が追っていた事件におやいが巻き込まれ、雨降って地固まるのだった。

ロケ地
  • おやいの行動に悩み、橋に佇み考え込む八兵衛、八幡堀舟橋
  • おやいが実父と思い込んだ旗本の屋敷(御側衆・笹原織部正邸)大覚寺大門。後段、八兵衛が死を覚悟して駕籠訴におよぶシーンも。
  • おやいが親を捜していることを八兵衛に告げる青山さま、大覚寺放生池堤
  • 笹原が父でなかったと知り、物思いに沈むおやい、八幡堀明治橋上手堀端。逃走に八兵衛を利用しようとした輩が出て、おやいを拉致。
  • おやいを助けに、一味の言うとおり船番所に現れる八兵衛、大覚寺大沢池畔に柵あしらい(+)大沢池船着(大)に船舫い。八兵衛とおやいが危ないところへ「出役」は五社明神。
  • おやいのことを青山さまに惚気る八兵衛、八幡堀堀端板塀際。

2011/6/28

■ 八丁堀の七人5
   第1話「美人女将が仕組んだ罠!悲しい過去が殺意を招く」2004.1.5テレ朝/東映

 八兵衛に降ってわく縁談、青山さまを執拗に狙う刺客、二つは同じ根から来ていた。凶賊の始末が前段、次いで、盗っ人の上前をはね猟官資金に宛てようとした悪党の退治となる。

ロケ地
  • おやいと凧揚げをしていて、何者かの気配を感じる八兵衛、琵琶湖東岸松原(佐波江浜、浜の緑がきれい)。ここは後段も頻出、設定は「地蔵浜」。
  • 旧知の盗っ人と会っていたという錺職人が殺されて見つかる水辺、八幡堀堀端。
  • 八兵衛にぞっこんという女将を見にゆく青山さま、異様なオーラを発する男・佐平次とすれ違い緊張の川端、八幡堀新町浜ちかくの堀端。女将・佳代が経営する不忍池近くの料亭・葉月は新町浜を上がったところの郷土料理店・喜兵衛。他出する佳代を尾行する青山さま、佳代が入る船宿・笹仙は大覚寺望雲亭、佳代と会っていたらしい頭巾の侍が船に乗り込むのは大沢池船着(小)
  • 殺された錺職人の墓、不明(林の中)
  • 八兵衛を訪ねてきた佳代、店の客が賊かもという相談を聞いてやる町角は神護寺和気公廟所前。
  • 佳代の情報で浮かんだ賊・佐平次のアジト(本所二ツ目)に踏み込む八丁堀、一人抜け穴から逃れた佐平次が何者かに袈裟がけに斬られる橋は中ノ島橋(後段、一郎太が夜鳴き蕎麦屋に聞き込むシーンも)
  • 葉月を見張る青山さま、矢を射掛けられる戻りの夜道は大覚寺心経宝塔前。
  • 襲撃犯の心当たりについて聞きにくる弥生、屋敷の門を出てきた青山さまとばったり会うのは妙心寺衡梅院前。場所を変えて話すのは神護寺石段下、寺設定らしく、木魚の音がインサートされている。
  • 夜に他出する佳代、榊原と会う屋形船は嵐峡船着に係留。
  • 榊原邸、妙心寺聖澤院。後段にも登場、鐘楼のステップや法堂基壇が映り込む。
  • 船からおりた和馬をたまたま見かける八兵衛、八幡堀堀端。つけてゆく道は妙心寺大通院裏路地、和馬はラウンド塀を曲がって去り、八兵衛は妙心寺聖澤院前で見失う。
  • 和馬が殺されて見つかる水辺、広沢池東岸(小網町小豆沢池?)
  • 榊原の用人の髷を落とし、刃を突きつけて脅し佳代の行き先を聞き出す八兵衛、妙心寺大通院裏路地
  • 佳代を乗せた流人船がゆく海、罧原堤下川中。佳代が眺めやる凧を揚げている八兵衛は、琵琶湖東岸に。

2011/6/27

■ 八丁堀の七人4
   第10話「切腹まであと二日!最後の激闘!!」2003.3.10テレ朝/東映

 親も子もわるい旗本が、悪さのツケを青山さまにおっ被せる。閉門の果て、遂に切腹の沙汰が下り、同心たちは遮二無二動いて突破口をひらく。

ロケ地
  • 評定所、大覚寺明智門。青山さまが呼び出され謹慎を食らう場面では、門のパーツのみ。
  • 目付・柳原将監を見張る同心たち、屋敷は大覚寺大門。見張りは「対岸」から。
  • 湯島天神の茶屋女に、柳原の倅・右京のことを聞きこむ源吾たち、梅宮大社境内に茶店仕立て。
  • 右京の取り巻きが出入りする押上村の乗蓮寺(賭場)大覚寺聖天堂(夜)
  • 無罪放免となり評定所を出てくる青山さま、八兵衛が出迎えるのは大覚寺明智門。ふたり戻る道で弥生の注進を受けるのは参道石橋、この間大門は将監邸に使ったため映さず、場面を切り替え。

2011/6/25

■ 江戸城大乱  舛田利雄監督作品  1991.12.24東映

 将軍・家綱は臥せりがちのうえ嫡子なく、ために次期将軍位をめぐる争いは熾烈を極め、西の丸に迎えられるばかりだった甲府宰相は「客死」。次は尾張か紀州か、はたまた次弟の館林宰相かと喧しいなか、事実上幕府を支配していた大老・酒井雅楽頭は、有栖川宮を推すという不可解な行動に出る。それには、けして口に出せぬ「血筋」にまつわる秘事が関わっていた。

ロケ地
  • タイトルのうしろの江戸城、姫路城(三国濠付近から天守見上げの図、小天守を残し大天守を消してある)
  • 登城風景、大阪城大手口・多門櫓・極楽橋・青屋門(もちろん天守は映さない)。大老・酒井忠清が降り立つ玄関は随心院表玄関(ここへ延宝8年とテロップ入る)
  • 松平右頭守綱吉が遊ぶ妓楼と周辺、八幡堀。堀端の一屋を綱吉が登楼している家に仕立て、護岸にぼんぼりをあしらい、濠には華やかな屋形船を浮かべ、殷賑を表現。旗本の若侍たちが大老暗殺を企て、連判状を広げている室内のシーンはセット撮り。綱吉が所持していた短筒を試し撃ちに行く大川の河原は流れ橋下の河原。覆面集団の襲撃を受け、算を乱し逃げるところ、若年寄・堀田備中守正俊が騎馬で乗りつけ道を塞ぐ。
  • 桂昌院に会いに来る堀田正俊のくだり、百済寺庭園本坊。尼御前が鯉に餌をやっているのは池端巨石上、正俊は縁先に。このあと座敷にスイッチ、山腹の大刈込が開口部から望まれる。
  • 小伝馬町の牢を出された綱吉を迎えにくる正俊、遠乗りの丘や海辺、不明(丘はゲレンデみたいな木の無い斜面、海はマジ海)
  • 酒井大老の悪夢に現れる、振袖火事で炎上した江戸城天守、姫路城天守に合成か。
  • 堀田正俊が甲府宰相綱豊を奉じ江戸へ向かう街道、不明(谷川沿いの道)。その後倒木に塞がれた街道、脇道の林道等も不明、罠にはまる里は山裾にセット設営か(十三人の刺客と似た趣向)
  • 酒井忠清邸、西本願寺大玄関門(扉が開いていて、大玄関が望まれる。番士二人あしらい)。尾張の留守居・志母沢が訪ねてくるくだり(将軍位を一千万両で購う話)
  • 町の女たちを屋敷に連れ込んで舞い踊らせ、昼間から呑んだくれる綱吉、ここへ母・桂昌院がやってきて将軍になるのが天命とぶち上げるのは百済寺、庭園本坊の甍を下に見る丘の上の芝地に緋毛氈。
  • 大老を訪ねてくる桂昌院、門は先に出た西本願寺大玄関門、会見のシーンは金剛輪寺名勝庭園(尼は明寿院縁先で待っている。大老が茶室にと促す先に水雲閣、この際前の池泉も映る)
  • 隆光が加持祈祷を行う寺、毘沙門堂本堂を仁王門越しに望む図。たくさんの信者をあしらってある。尼が堀田と密談。
  • 大老が立つ天守焼け跡、姫路城石垣上。備前丸から西の丸の連郭を望む図、遠景に江戸の町が合成されている。金座で志母沢を仕留めて川に沈めたと目付が報告に来るシーンは、焼け跡をあしらったセット。
  • 閉門中の堀田邸、綱吉が馬で乗りつけ役人を退け入る門は随心院長屋門。正俊の子らが遊ぶ近くの川、木津河原(綱吉が褌一丁になって子らとじゃばじゃば。橋は映さず)
  • 隆光や浮かれ女たちが見守るなか、堀田正俊が藁づとを斬ってみせる林、鳥居本八幡宮広場(画面端に舞殿掠め)。女たちが繰り出す大八も両断。
  • 家綱逝去、大名小名続々と詰めかける城門、大阪城青屋門
  • 舅・美濃守血染めの、家綱の遺言状を懐にした正俊が綱吉を遊里から連れ出し城に向かうくだり、遊里は八幡堀堀端、綱吉の駕籠側で女たちや民が踊りながら渡る橋、流れ橋(橋脚に爆薬仕掛けられて橋桁落下・皆川に投げ出されるシーンは、本物とセットを巧みに組み合わせて撮ってある。とにかく大掛かりで派手)
  • 江戸城内、紅葉山東照宮、三将軍の位牌に額づく大老のシーンはセット。堀田が来て綱吉が到着し跡目相続の挨拶をしていると告げ、大老の口から秘事を聞かされたあと、衣冠束帯の綱吉がやって来るシーンは石清水八幡宮本殿(このほか、楼門越し見返りの参道脇に灯が入り、石畳に一筋光の道が見える絵や、本殿前石畳で大老と綱吉が対峙する絵もあり、血まみれの忠清を抱きとめた尼をクレーンで撮ってクレジットに)

2011/6/24

■ 八丁堀の七人4
   第9話「鼠小僧の離縁状!与力捨て身の対決」2003.3.3テレ朝/東映

 鼠小僧の元女房が次々殺される裏に、上つ方の汚い事情。むかしの事件をほじくるのをやめれば愛しい者を救えるとわかっていて、男たちは正義を選択する。

ロケ地
  • 岡場所にいた「元女房」が土左衛門で見つかる水辺、嵐峡汀。その女が駕籠に乗って降りたルートを探索する同心たち、妙心寺大庫裏路地(クランク)〜福寿院道(その先を曲がったと駕籠舁きが証言)。先へ行ってみると突き当たりで、松平宮内少輔の屋敷な門は天祥院門(寿聖院の向かいの植え込みあたりに、塀と天水桶をあしらい)
  • おゆうにつきまとい迫るも、青山への思慕を知らされてしまう源吾、大覚寺天神島(この直後喀血)
  • 宮内少輔が出仕するのを狙う青山さま、門前に張り付くも空駕籠で騙そうとするくだりは妙心寺天祥院前。裏をかいて船に乗るシーンはセットから嵐峡へスイッチ。からくりを読んでいた青山さまが行列の前に立ちふさがる坂は粟生光明寺参道坂、同心たちが駆けつけての立ち回りは踊り場中心。
  • 事後、おゆうとその父・大谷木の墓に参る青山さまと八兵衛、粟生光明寺本堂脇崖の植え込み際・植木越しに方丈の甍が見えている。

2011/6/23

■ 八丁堀の七人4
   第8話「誘惑の甘い罠!恋に溺れた中年同心」2003.2.24テレ朝/東映

 冴えない中年男に降ってわいたラブ・アフェアは、想像通りの結果に。
悪人に名を騙られていた磯貝のおぢさんは、それでもいっときの恋が幸せだったとおいおいと泣く。

ロケ地
  • 捕物をしくじり、青山さまに辞職勧告された磯貝を慰める八兵衛、明治橋下手八幡堀堀端。
  • おしまが磯貝に岡惚れな件を当人に話す八兵衛、八幡堀堀端。そこへおしまやその兄が現れ話が「発展」したあと、磯貝とおしまが愛を確かめあい抱き合うのは白雲橋下堀端。
  • 釣りの青山さまに磯貝の噂を吹き込む孫さんと源吾、大覚寺大沢池船着(大)
  • 磯貝を騙したことが発覚したあと、おしまの所在を突き止め問い詰める八兵衛、日牟禮八幡宮本殿前石畳。
  • 事後、釣りの青山さまに磯貝夫婦復縁の手助けを頼み込む、二人の時間を邪魔されクサる八兵衛と弥生、大覚寺放生池堤

2011/6/22

■ 八丁堀の七人4
   第7話「怒りの鉄拳!一目ぼれされた女医」2003.2.17テレ朝/東映

 弥生に求婚者が現れたことで、「ちょっとだけ」進展するお二人さん。事件のほうは、添えなかった男女の哀話で、女の仇を討とうとする男の繰り出す拳が見もの。

ロケ地
  • 聞き込み帰りの八兵衛たちがぶつくさ言っているところへ青山さまが来てしまう橋、八幡堀明治橋。このとき、橋下の堀端で喧嘩があり目撃、おとせに悪態をついた者どもに佐吉が殴りかかったところ。
  • おとせ殺害の件で佐吉を聴取する八兵衛、八幡堀舟橋付近堀端(石段に腰掛け)。このあと佐吉を尾行、浪人のことを聞き込んだ佐吉が休むお堂は大覚寺護摩堂(階に腰掛け)、ここで苛められている子を見て悪童を散らすのは石仏前。
  • 弥生と遠山がばったり出くわす橋、八幡堀舟橋。その後入る茶店は明治橋上手の堀端にあしらい。
  • 遠山が弥生を呼び出しプロポーズする夜の神社、車折神社参道石畳鳥居前。後日断るシーンももちろん同所。
  • 浪人たちを捜し続ける佐吉、八幡堀堀端(同心たちが尾行)。浪人らに拉致され吊り殺されかかるのは大覚寺五社明神。同心たちが駆けつけ浪人を散らしたあと、佐吉が語る回想、おとせに浪人たちの企みを立ち聞いたと相談された水辺、八幡堀堀端。
  • 遠山に求婚された件で青山さまに相談を持ちかける弥生、八幡堀堀端。もちろん怒って帰る羽目に。
  • 佐吉の就業を青山さまに報告する八兵衛、八幡堀堀端(茶店あしらい)

2011/6/21

■ 八丁堀の七人4
   第6話「島帰りの女スリ!裏切られた約束!?」2003.2.10テレ朝/東映

 「待っている」という男の言葉を胸に、五年の年月を過ごした流人の女。しかし帰ってきて見たものは、「家族三人」楽しそうに過ごす八兵衛の姿。頼る人もない女は、悪事に巻き込まれてゆく。

ロケ地
  • 土蔵破りの調べを終え戻る磯貝たち、道は大覚寺大沢池堤。途中殺しと声がして行ってみると、堤法面で一郎太たちが検分中。
  • おかよのことを弥生に話す八兵衛、島へ送られるおかよを見送った船番所、罧原堤下河原。柵や小屋あしらい、流人船は下流方向へ下ってゆく。ラストシーンの追憶も同所。
  • 江口がおやいをさらって閉じ込めるやしろ、鳥居本八幡宮。舞殿に扉をつけて建物に仕立ててある。立ち回りは舞殿まわりのほか、石段や鳥居付近でも。

2011/6/20

■ 八丁堀の七人4
   第5話「昔のオンナ!?用心棒になった鬼与力」2003.2.3テレ朝/東映

 取り立てのキツい酒肆の女将、実は青山さまの古馴染み。凶賊の下っ端からツケの代わりに入手した香炉が曰くつき、狙われる彼女を浪人態につくった与力が守り、留守を預かる同心たちが調べを詰めてゆく。

ロケ地
  • 源吾のところへ取り立てに来たおときを見た青山さま、着流しで両国橋(映画村セット)を渡り本所二ツ目橋のおときの店へ向かう際通る堀端、八幡堀堀端。
  • 殺された船頭の件を元朋輩に聞き込む同心たち、荷揚げ場は八幡堀明治橋上手堀端。
  • 取り立てのお供をつとめた夜、おときと呑む青山さま、大覚寺大沢池畔。
  • おときの酒肆に居続けの青山に連絡に来る弥生、嵐山公園か(桜並木)。後段、八兵衛のツナギも同所。
  • 凶賊にやられた近江屋、その生き残りの娘が親の墓に参るところを見る八兵衛、不明(墓地、長七郎江戸日記などで頻出の、見上げるほど大きな墓石や五輪塔が林立するアレ)

2011/6/19

■ BS血風録 覚書

・11話「菊一文字」2011/6/12
  本徳寺 回廊越し本堂望む絵、人物なし
・12話「最後の武士」2011/6/19
  くろ谷方丈唐門 衛士・会津の目印配置
  京イメージの「塔のある町並み」、東寺塔を合成?
  伏見奉行所のセット、海鼠壁や見張所出窓感じ良し
  砲撃を受ける函館の町や一本木関門もイケてる
2011/6/18

■ 小太刀を使う女  池広一夫監督作品  1961.8.13大映

 西南戦争に翻弄される、二人の女を描く。一人は婚期を逸した士族の女、もう一人は士族に嫁いだ商家の女。嫁と小姑の仲はぎくしゃくしたまま、一家は戦争に巻き込まれてゆくが、混乱の裡に二人は互いの心底を知り、真に打ち解ける。そして戦が終わり、「女」を押し殺して生きてきた武家の女に、望外の喜びが待っているのだった。

ロケ地
  • 律と直之助の別れ、夕陽が見事なシルエット。設定は幕末。
  • 明治9年の夏、臼杵の港、琵琶湖西岸(突堤は有りものか、浜には蔵等建物をあしらい、セットの町なみにスムーズに誘導。対岸には三上山が望まれる)。十年ぶりに律が帰ってくるシーン。
  • 西南戦争勃発、砲弾飛び交う野、饗庭か(幼松が植えだされた荒れ地、すぱっと切ったような切り通しも見える)。後段、官軍の砲撃も同所。
  • おたかの実家から迎えが来た段、城へ上がった弟に詰問にゆく律、彦根城天守(大胆なアオリもあり)
  • 女子供病人老人が避難する大橋寺、不明(門続きに腰板塀、脇に花頭窓あり。内部はセット撮り)
  • 城を出て出陣してゆく士族軍、彦根城天秤櫓
  • 総崩れとなった士族軍が引き上げてくる道、不明(浅い小川)
  • 士族軍が城から退去、海陸に別れて逃げたと聞き動揺したおたかが城へ走ろうとするくだり、止める律は大覚寺。律たちの持ち場は墓で、鎌倉期石仏のまわりに「石造物」を増やしてある。おたかを引き止める林は梅林か。
  • 大砲の音に耐え切れず、見苦しい態度を見せたおたかを叱る律のくだり、自刃できずにいる墓地は大覚寺境内か(林の中)。諭しつつおたかを連れ戻る律、大覚寺天神島朱橋たもと。皆我慢しているのだと呟く律、大沢池畔。薩摩に雇われているゴロツキがおたかをさらおうとして律に斬られるのは護摩堂脇。

2011/6/17

■ 八丁堀の七人4
   第4話「狙われた同心!奉行所の中に犯人が!?」2003.1.27テレ朝/東映

 青山さま配下の同心が、四人までも襲われる事態の裏には、悪党の思惑。うかうかと乗せられた、充分に哀れな事情を抱える「実行犯」の罪を、皆して空とぼけてやる男たちが泣かせるのだった。

ロケ地
  • 磯貝襲撃犯と目される、タレコミ屋の定七の番小屋(大川渡し場)罧原堤下河原に小屋しつらえ。吉岡が川に突き落とされるほか、兵助と一郎太が小屋に籠められ焼き殺されかかる。
  • 公金横領の果て娼婦と心中した村岡、相手の女であるおゆきの墓、不明(竹林の林床、北嵯峨か)
  • 村岡の件を青山さまに報告する八兵衛、大覚寺五社明神。二人はここで若手同心のダブル告白を目撃することになるが、おせんは大沢池木戸をくぐってやって来て、呼び出した兵助と一郎太は大沢池船着(大)で待っている運び。二人の告白をかわしその場を去ったおせんが佇む水辺、天神島汀(八兵衛が現れ、おせんの前歴を問い質す)
  • 土左衛門で見つかる定七、広沢池東岸。汀に草履が揃えられている。
  • 蓬莱屋が入ってゆく荒れ寺、不明(石垣際〜門、竹林あり)
  • 故郷へ帰るおせんを見送る兵助と一郎太、嵐山自転車道。土手下の公園際に茶店が仕立ててあり、青山さまと八兵衛はここで三人を見ている次第。

2011/6/16

■ 八丁堀の七人4
   第3話「八丁堀VS幕府最強軍団!」2003.1.20テレ朝/東映

 人を人とも思わぬ大身旗本、彼らが無辜を斬る現場に出くわした青山さまは、職の命も賭して刃向かう。事情を知った部下たちも同調、討ち入りよろしく乗り込んできた大番組の侍どもと、掟破りの大立ち回りを演じるのであった。

ロケ地
  • 川越の遠縁へ養子に出される市之丞が乗る船、八幡堀明治橋下掘割。
  • 大番組頭・矢代邸、大覚寺大門
  • 経緯を知った八兵衛が青山邸へ赴く朝のイメージ、八幡堀堀端。
  • 亭主の故郷へ帰るおゆみを見送る八兵衛たち、嵐山自転車道。戻ってきた市之丞が駆けて来るシーンもあり、人物の背景に来る緑は南北両方向が使われる。灯篭や地蔵のあしらいものも。

2011/6/15

■ 八丁堀の七人4
   第2話「初恋の罠!黙秘する女取り立て屋」2003.1.13テレ朝/東映

 諸人に憎まれる取り立て屋の女、雇い主夫婦を殺したかどで捕まるが完黙。死をも覚悟の行動には、哀れな過去が隠されていた。

ロケ地
  • 源吾がおまさを見かけて身を隠すくだり、八幡堀。一郎太と歩いていたのは左岸堀端、おまさがやって来るのは明治橋上。おまさは堀端を東へ去ってゆく。
  • おまさを襲った浪人、馴染みの料亭から出てくるのを待ち伏せ尾行する一郎太たち、八幡堀新町浜(浜と料亭を使用)。浪人が入ってゆく旗本屋敷は妙心寺天祥院(設定は書院番組頭・桑原図書の拝領屋敷、当主ではなく弟が住む)
  • 下城してくる図書を呼び止め、弟のことを告げる青山さま、二条城鳴子門。これに先立ち、本丸櫓門と内濠が映し出される。
  • 青山さまの屋敷、妙心寺衡梅院(門の内外両方のアングルあり、池端の植え込みも映る)

2011/6/14

■ 八丁堀の七人4
   第1話「目撃証言を拒む少女!仏を捨てた鬼同心」2003.1.6テレ朝/東映

 母を庇って口をつぐみ、その死に際会し命を絶とうとする少女。彼女を立ち直らせるため、八兵衛は優しさをかなぐり捨てて「鬼」となる。

ロケ地
  • 晒された女郎・おりょうを気の毒がり饅頭をやるおやい、帰り道に八兵衛らと話す石畳は八幡掘堀端(白雲橋・明治橋間右岸堀端、二段の上)
  • おりょうを平野屋に連れてゆき、おしのの顔を見せ確認させる八兵衛、品川での朋輩だと語る堀端は八幡堀堀端(明治橋上手左岸)
  • 彦七の正体をゲロったあと釈放される長吉、尾行の同心たちから逃げ、子を人質にとって立てこもる漁師小屋は罧原堤下河原に設営。ここへ「たまたま非番で釣りに来た」梅沢が現れ「やむなく」長吉を斬り捨てる。
  • 彦七に自首を求めるも却っていたぶられるおしの、ここへ嫉妬にかられたおみねが包丁持って突進してくる林、不明(奥に石造りの囲い)
  • おしのが土左衛門で見つかる水辺、大覚寺天神島
  • 平野屋の墓をあばき御定書を発見する同心たち、大覚寺梅林に墓地を仕立て。後段、おしのの卒塔婆が隣に。
  • 彦七らが梅沢の昇進を祝い宴を張る屋形船、大覚寺大沢池。宴果てて上陸したところへ出役、用心棒たちと大立ち回りは放生池畔広場。
  • 江戸に残り八兵衛宅に住むことになったおやい、市之丞と凧揚げの土手は嵐山自転車道。「親」二人が土手に腰掛け。

2011/6/13

■ 八丁堀の七人3
   第10話「大名行列への討入り!名誉を賭けた闘い!!」2002.3.11テレ朝/東映

 大名家のお世継騒動に、首を突っ込む羽目になる北町メンバー。悪党に付け入られた道ならぬ恋は、果たして悲劇に終わるのだった。

ロケ地
  • 娘の縁談トラブルで泥酔した磯貝が寝込む土手、大覚寺天神島木の根方。前夜、叩っ斬るとブチ上げた相手が死体になって引き上げられるのは大沢池。
  • お袖に数馬を呼び出させる青山さま、待ち合わせの茶店は梅宮大社神苑池端に床机をしつらえ(南岸。対岸に神苑の門が見えていて、前に鳩が大量)
  • 青山さまに事の経緯を聞かされた右京、参りにゆく父の墓は二尊院墓地。「討手」が出るが八兵衛らが出て阻止。

2011/6/12

■ 関東撮り作品、および映画 覚書

 BS新選組血風録
  西本願寺屯所に亀山本徳寺を使用
  但しドラマに出ている役者の登場はない
  クレジットには「参考」とあり
  拓郎の唄がなんか笑える

 大河ドラマ 江
  聚楽第に西本願寺飛雲閣を「使用」
  手前に飛雲閣を配し合成、遠景の塔は東寺か
  淀城の絵は怪しすぎ

 プリンセストヨトミ
  国松が逃がされた抜け穴、日吉大社門前の芙蓉館
  人から教えてもらった
2011/6/10

■ 八丁堀の七人3
   第9話「獄門に笑う女!牢内にすべての謎が…」2002.3.4テレ朝/東映

 幸薄き姉が掴んだ幸せを引き裂いた者どもに復讐する、これも薄幸の妹。警動で女牢にぶち込まれた女郎は、姉が亭主の名を刻んだ柱を見たのだった。

ロケ地
  • 八兵衛が釈放されたお仙を迎えに来る小伝馬町牢屋敷、大覚寺明智門(後段、兵助が匹田を見張るシーンでも出る)。お仙を自宅に連れ帰る八兵衛、二人ゆく細道は大覚寺望雲亭南・有栖川左岸沿い並木道
  • 奴刑で後藤屋に勤めたお仙が、使いに出てドロンと聞かされ捜しに出る市之丞、見つけた渡し場は広沢池西岸池底(水無)
  • お仙の回想、亭主(後藤屋先代)とともに江戸へゆく姉を見送った街道、大覚寺大沢池北辺並木(紅葉、茶店あしらい)
  • お仙の引き回しの日、水辺に佇む市之丞にお仙からの文を手渡す八兵衛、大覚寺大沢池船着(小)。拙い字で記された謝罪を見て市之丞が駆け去ったあと、青山さまが出てくるのは望雲亭の方から。

2011/6/9

■ 八丁堀の七人3
   第8話「捨て身の人質救出!愛する女を守れ!!」2002.2.25テレ朝/東映

 弥生と八兵衛の仲が、いろんな事象を経ていちおうの進展をみる。しかし、べつに正式に結婚するでもなく痴話喧嘩が続き、表面上はなにも変わっていない二人なのだった。

ロケ地
  • 寺崎兄弟のアジトに踏み込む北町、梅宮大社本殿を映し参集殿にパン、室内のシーンはセットにスイッチし、ここがヤサという感じの絵にしてある。戦闘シーンはセットから神苑門前にスイッチ、池端で立ち回り。
  • 弥生に頼まれ、兵助に見せつける芝居をしたあと、花田に心境を話す八兵衛、中ノ島橋上。
  • 弥生のことで揺れ、職務に支障をきたす八兵衛の件で弥生を呼び出す青山さま、広沢池観音島(背景、水面を釣り船がすべってゆく)
  • 青山さまと話したあと、帰り道で寺崎一味に拉致される弥生、大覚寺大沢池木戸
  • 弥生を救出するため、捕まえてあった寺崎弟を牢から出す兵助、一味が出て斬られてしまう夜道は大覚寺護摩堂前。
  • 兵助を傷つけ、寺崎弟を奪還して逃げる一味を見かける八兵衛たち、大覚寺五社明神(八兵衛が花田に当身、徳松を連れて追跡。アジトはセット撮り)
  • 事後、釣りをしている青山さまのところへ来て謹慎は自分一人にと申し出る八兵衛、大覚寺大沢池船着(大)

2011/6/8

■ 八丁堀の七人3
   第7話「母と名乗れない女!わが子と涙の対面」2002.2.18テレ朝/東映

 寂しさを押し隠し母を庇う幼子、その子は亡くしたものと思い込んでいた女、二人が親子として抱き合うまでの曲折を描く。暗い過去を背負った女は、欲深い悪党どもに脅されまくり、追い詰められてゆく。

ロケ地
  • 庄太の養母・お竹の墓がある林、北嵯峨か(竹林)
  • お艶が脅迫者の元番頭を刺してしまう湯島天神裏、車折神社参道・鳥居前。
  • お艶が新たな脅迫者・弥三郎に金を渡す町角、大覚寺五社明神本殿脇。
  • 弥三郎がお艶を待つ屋形船、大覚寺大沢池に舫い。岸辺で吉岡が見張っているが、うしろから殴られて昏倒。設定は六間堀。
  • お艶の回想、赤子を抱いて入水した橋、中ノ島橋。一人這い上がった岸辺は嵐山公園中州岸、堰堤脇。
  • 庄太をさらうならず者、大覚寺天神島。庄太を呼びに来た市之丞が目撃、声を上げるのを青山さまが制し、一郎太にあとを追わせる。
  • 隠し子が一件落着、再び婿取り開始であたふたと一家で道を急ぐ磯貝と妻子、大覚寺放生池堤。それを見て笑う八兵衛と青山さまは護摩堂前。

2011/6/7

■ 八丁堀の七人3
   第6話「二度消えた死体?嘘つき女が襲われた」2002.2.11テレ朝/東映

 お町のダンナまで騙して金を貯める女には、哀れで健気な決意があった。タイトル通りの事件が起こり、巻き込まれた女は欲をかくが、青山さまは彼女を囮に使う。

ロケ地
  • 酌婦が殺されているところへ出くわすお八重、大覚寺有栖川畔。定次は五社明神裏手に突っ立っていて、お八重に見られる。設定は堀端、後段、回想で酌婦殺害シーンが出てくる。
  • 定次を見かけ追ってゆくお八重、今宮神社東門(内側)〜稲荷社前(金を受け取りに来た定次が刺殺される。設定はお稲荷さん)
  • 現場から消えていた定次と酌婦が、心中死体に偽装されて見つかる両国橋近くの河原、中ノ島橋下手右岸河川敷
  • お八重の回想、浜松の在を出て江戸へ向かう両親と別れの街道、大覚寺大沢池北辺並木(紅葉)
  • 事後、息はずませて街道を小走りにゆくお八重、嵐山自転車道
  • お八重が故郷へ発ったことを、釣りの青山さまに報告しにくる八兵衛、大覚寺放生池堤

2011/6/6

■ 八丁堀の七人3
   第5話「与力を恨む女!闇に潜む権力者を暴け!!」2002.2.4テレ朝/東映

 富商の入水実は殺し、裏に大物。あるじは殺されたと主張する女中は、その実力者に関わる過去を秘めていた。復讐心を滾らせる彼女を、睨まれ罵られつつも気遣う青山さまが泣かせる。

ロケ地
  • 船遊びのさまを二階から眺める青山さま、桂田が屋形船に乗り込む船着場は大覚寺大沢池船着(大)。夜間撮影。
  • 松葉屋が土左衛門で発見される隅田川、大覚寺放生池堤越し大沢池。渡し舟の舳先にぷかぁで、乗客の女がギャー。堤にはぼんぼりあしらい。
  • 桂田邸、大覚寺大門
  • 桂田の用人がおゆきに呼び出される寂しい場所、吉田神社竹中稲荷本殿裏手。
  • 木戸番の目撃談、松葉屋が立っていた桟橋は大覚寺大沢池船着(小)
  • 松葉屋が乗り込んだ屋形船を捜す同心たち、桂田邸前にいた吉岡と一郎太は大覚寺大門前・御殿川手すり脇。ここへ船を見つけたと注進におよぶ徳松は御殿川河床から呼びかけ、一郎太らも河床へ飛び降り。屋形船が係留されている裏の船着、大覚寺大沢池・望雲亭庭側の岸(船に入り込んで調べる一郎太、人が来て慌てて潜むのは土手法面の植え込み、徳松はこのあと土手を伝い船を追ってゆく)
  • 桂田の用人に始末されかかるところを助けられたおゆき、父の切腹は冤罪でなかったと知り駆け出し飛び込む橋は中ノ島橋。青山さまが助けに飛び込む。ホントに下の川にドボンしているが、吹き替えと思われる。
  • 事後、父の墓に参り懐剣を置いて立ち去るおゆき、大覚寺梅林(卒塔婆と五輪塔あしらい、林越しに心経宝塔がのぞく)
  • 市之丞の凧揚げにつきあう青山さま、大覚寺遣水跡。八兵衛が来て酒をねだる茶店は芝地にセッティング。池端は街道筋設定で、旅人が行き交う。

2011/6/4

■ 大菩薩峠  岡本喜八監督作品  1966.2.25東宝/宝塚映画

 己が振るう邪剣に心を蝕まれる、いっぴきの修羅。彼が堕ちてゆくさまを、老巡礼を斬った大菩薩峠から、悪鬼の如く暴れまわる島原の夜までのスパンで描く。
原作が未完に終わったのと同じように、この映画でも仇討ちや大立ち回りの結末は描かれず、唐突に幕が引かれる。
仲代達矢の机竜之助は、外道ながら物悲しく、かつ狂気に満ちて怖い。

ロケ地
  • 机竜之助がお松の祖父である巡礼を斬る大菩薩峠、現地ロケか(尾根筋)
  • 帰宅した竜之助、門弟が「若先生」と走りより、盗っ人が入ったと告げる「道」、高山寺茶園前(奥に石水院の塀)
  • 竜之助と宇津木文之丞の試合の朝、イメージの里、不明(山裾の里、萱葺民家あり)。奉納試合が行われる武蔵御嶽神社、日吉大社宇佐宮(周囲に幔幕を張り巡らせ、モブ多数入り。試合は拝殿で)
  • 甲源一刀流の人数が竜之助を待ち伏せる坂、高山寺参道。
  • 江戸、偽名を用いお浜と暮らす竜之助の家、セットと思われ。
  • 下谷御徒町の島田虎之助道場、セットかロケか不明(長屋門)

2011/6/3

■ 八丁堀の七人3
   第4話「消えた盗賊!船宿の女将の秘密」2002.1.28テレ朝/東映

 行き止まりの路地に消えた賊を追う北町、八兵衛は捜索中材木を倒され重傷を負う。親切に保護してくれた女は、むかし八兵衛が助けた女で、かいがいしく面倒を見てくれるものの、どうにもこうにも不審なのだった。

ロケ地
  • 八兵衛が青山さまに宛てて書いた文を届けに出て、中を盗み読むおよう、鳥居本八幡宮舞殿。後からやって来た板前の銀次と話すのは井戸脇。
  • 見張り中の質屋から出た不審者を尾行するもまかれた徳松、青山さまに報告する堀端は八幡堀堀端。その後考え込む青山さまを見かける弥生と市之丞は明治橋上から、その後堀端へ下りてゆく。
  • 帰ってこない八兵衛を捜しに出る弥生(青山の使嗾)八幡堀新町浜。このあと船茂を訪ねるシーンはセットにスイッチ。
  • 質屋に踏み込まれたあと、秘密通路から逃れ船でゆく一味、北町に船を引っ張られ寄せられてしまう浜は大覚寺大沢池畔。

2011/6/2

■ 八丁堀の七人3
   第3話「写楽殺し!地獄絵図の女」2002.1.21テレ朝/東映

 謎の画家が三十年ぶりに現れ、復讐劇を繰り広げる。利用しつくされた男と、今なお搾られ続ける者たちを、豪腕与力が粋に救う。

ロケ地
  • 斉藤の駕籠を襲った刺客を追う一郎太たち、大覚寺参道石橋〜大門前(目付・加瀬邸)。後段、青山らが訪問の際にも門は閉じられ、木戸から出入り。
  • 阿波藩中屋敷、大覚寺大門越しに式台玄関を望む図。室内はセット撮り。
  • 国元へ出立する斉藤一行、粟生光明寺参道坂。石段上部から出役した北町の面々が駆け下りてくる。
  • 事後、北斎父子を見送る八兵衛と市之丞、大覚寺心経宝塔前(五社明神脇に茶店をあしらって、背景に塔が来る図)。北斎らは大沢池北辺並木を去ってゆく。

2011/6/1

■ 八丁堀の七人3
   第2話「壮絶大捕物!狙われた目撃者」2002.1.14テレ朝/東映

 辻斬りの正体は、大身旗本。うまく逃れた大工に証言させようとするが、本人のみならず女房の身にも危険が迫る。兵助が重傷を負わされ、遂に大工は始末され、仇討ちに乗り込んだ女の危機に、八兵衛は十手を返上して助けに向かう。

※ロケなしセット撮り。
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