決闘鍵屋の辻 荒木又右衛門

1993.3.23NTV/東映


 著名な仇討ち事件を丁寧に描く一作。
荒木又右衛門に高橋英樹、河合甚左衛門に夏八木勲をキャスティングし、当時ともに大和郡山藩の武術指南役であった彼らが友から敵同士に至るプロセスもきちんと描写されている。庇護を求めて駆け込んだ河合又五郎を肴に気勢を上げる旗本をけしかける大久保彦左衛門に大滝秀治を配し、これもよい味。決闘は案外短くあっさり目、又五郎の付け人には福本先生もいたりする。

上野城 ロケ地、旗本・安藤治右衛門邸、妙心寺大通院(前の路地で殺陣あり)岡山城天守、本物。登城シーンに二条城北大手門。回送途中斬殺される又五郎の父・半左衛門、谷山林道頂上近くの作業場。江戸城、姫路城。大坂を発った又五郎一行を追う際立ち寄る薬師寺、本物。金堂に参拝、門前の茶店で甚左衛門を見る。又五郎たちが泊まる佐保の法華寺、西明寺山門。伊賀へ向かう一行を追う又右衛門たち、摩気神社裏手谷地田。門弟の孫右衛門が一行が島ヶ原に宿をとったと報告に来る道、摩気民家北側の田畔。長田川(木津川)を渡る又五郎一行、摩気橋(木の橋脚)。事後、鳥取の夫のもとに向かう又右衛門の妻子、山室堤下。


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