てなもんや大騒動
古沢憲吾監督作品 1967.3.12東宝/宝塚映画


 日曜の夜「俺がこんなに強いのも、当たり前田のクラッカー」ではじまる懐かしシリーズの劇場版。
設定は幕末、薩長連合の直前。歌があって踊りも入り、立ち回りとすかたんがあってという作りはほぼ公開録画のテレビシリーズと同じ。
キャストは、藤田まことと白木みのるの他、財津一郎、南利明、原哲男に芦屋雁之助等常連が顔を揃え、ドリフターズがゲストとして出演する豪華版。

 勤皇は女にモテると考えた時次郎が京行きを思いつき、珍念とスチャラカ道中を繰り広げるいつものパターン。京都ではニセ坂本竜馬に金をふんだくられ、新選組でバイトしたり、姉ちゃんにコナかけたりと騒がしい。女にいいところを見せようとして桂小五郎の密書を託され、今度は坂本・西郷が会談するという尾張へ向けて旅がはじまる。

穴太寺多宝塔と梅
 ロケ地、珍念の寺(園城寺?)、不明。並木が沿う川は不明なるも遠景の湖は琵琶湖、対岸に近江八幡の鶴翼の山並み(大津−志賀間あたりの西岸か)。珍念曰く「京都支店」の証城寺、穴太寺(境内をたっぷり、導入の際には周囲も映るが、県道が地道)。桑名の渡し場、琵琶湖西岸(冒頭と同じ、このあと湖をゆく船のシーンもある)。太郎長一家と村田屋の出入り、不明(天井川に木の高橋)

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