銭形平次

772〜787話  フジテレビ/東映

松尾大社楼門キャスト
銭形平次/大川橋蔵
お静/香山美子
八五郎/林家珍平
おきよ/市毛良枝 おくみ/桂木あや
松吉/鎌倉俊明
万七/遠藤太津朗 清吉/池信一
青柳伸之介/森田健作 樋口一平/永田光男


第772話 「恐怖の影」 1981.7.1 49

 父が貰った若い後妻に懐かず反発する子、そこへ立て続けに後妻を狙った事件が起き、万七などは子を疑うが、思わぬ筋が糸を引いていた。悪党から命がけで子を守った女は、晴れて「おっかさん」の呼称を貰う。

ロケ地

  • 旅籠の子・千吉が潮来へ行っていなかった泊り客を見てしまう夕暮れの川端、広沢池東岸
  • 事後、お小夜の箪笥から出た地図をもとに吉兵ヱの隠し金を掘る不忍池、大覚寺天神島。地図には中島に大木と祠が描かれていて「不忍池」と明記されているが、生池院とか七福神とかの記述はなし。いまの不忍池には弁天堂のある島へは京成上野駅方面からのほか、野外ステージや爬虫類館のほうからも堤がついているが、昔は東からの一方のみ。

*旅籠屋の主は東八郎で、後妻は松本留美。隠し金の在り処を吐かぬまま獄死した盗賊・虎姫の吉兵ヱは千葉敏郎、水茶屋女将の情婦は藤江リカ、牢で伝言を託された弥十は玉生司朗…この「賊の遺族」たちが入れかわり立ちかわり旅籠屋へ来て幽霊になったり味噌汁に毒盛ったり梯子を切ったりと「後妻出て行け工作」をはたらく趣向、よって謎解きがタイヘン。清吉は甥の婚礼で下田へ、という設定で万七の子分にゝ松(ちょんまつ)登場、「万おじさん」などと呼んで怒られ・演者は田井克幸。


第773話 「めぐり逢ったふたり」 1981.7.8 76

 亭主の医者代のため苦界に身を堕し死んでいった女房、それに生き写しな女に出会った亭主は、彼女が女房と同様の境遇に置かれていることを知る。女房の一件で医者を恨んだ男が仕出かした盗みには、親分の計らいで大甘な処置が下され、一組のつがいは幸せそうに江戸を去ってゆく。

ロケ地

  • 亭主に女郎姿を見られたあと入水するおしん、罧原堤下河原。駆けつけた亭主・仙次の懐には無駄になった身請けの金。設定は大川と後で語られる。
  • 仙次を呼び出し盗みの件を問いただす八、西の湖園地葦原。万七とゝ松が隠れて覗き見ている。
  • 江戸払いになった仙次が、おきくの父の里へ二人して向かう道、北嵯峨農地・農道。

*おきくとおしんは木村理恵の二役、鋳掛屋の仙次は桜木健一。治療費水増しのうえ悪徳金貸しとつるみ患者の家族を苦しめるトンデモ医者は神田隆、絵草紙屋の裏で闇金をはたらくのは江幡高志で手下の強面は丘路千。


第774話 「炎の中の顔」 1981.7.15 49

 棒手振りの青年に保護された記憶喪失の訳あり女は、彼に感謝し慕いつつも素性が判らぬうちはと身を任せない。記憶が戻れば別れが待っているかもしれない二律背反に悩む男、果たして半年間の二人の思い出は失われるが、新たな愛が紡がれてゆく。

ロケ地

  • 信吉がおりんに別れを切り出す品川の神社、松尾大社楼門前。
  • お蝶が白玉売りをする露店、二尊院紅葉の馬場
  • 品川宿へやって来る八、不明(川堤か)
  • 信吉がお蝶を騙して呼び出し殺して焼こうとする本所小梅村はずれ、広沢池東岸。池に張り出した船小屋があしらわれていて、汀に放火用の柴が積まれている。これを利用して燃やし記憶を取り戻させる運び。

*おりん(お蝶)は三浦布美子、彼女を大川で保護した棒手振りはなべおさみ。孕んだおりんが邪魔で殺そうとした色悪の信吉は石山律雄、同じ手口で手をつけた女を殺して放火したことからアシがつく。


第775話 「大先輩八十歳」 1981.7.22 49

 喜寿を過ぎた元目明しの爺さまは少々ボケ気味、しかしデキのよくない息子と孫が二人してお上に引っ張られてからは嘆きつつもシャキーン。親分の奔走で事件が解決し、元通りの暮らしが戻るやまたトロトロになる爺さまは可愛すぎ。

ロケ地

  • ゆうべも出たひったくりのことを平次にボヤく八、大覚寺大沢池(睡蓮はげしく繁茂)、徘徊中の源兵ヱを見る橋は天神島朱橋・家族が捜しに来る。話を聞く茶店は護摩堂脇にあしらい。
  • ひったくりの若者たちも屯する両国近くの水茶屋(姐ちゃんたちの脚露出度高めで、バカヤロ様御用達らしき設定)大覚寺大沢池船着(大)上にセッティング。背景に来る観月台は脚部に葭簀等吊り下げ。
  • ひったくり三人組が源太をシメる河原、桂川・罧原堰堤下中州合流点(右岸河川敷)。三人は褌一丁で水浴び中、源太が来て平次に目をつけられたと言うとリンチ・そこへ銭が飛んでくる運び。
  • 小唄の師匠殺しの真犯人が返り血のついた衣を焼きに来る林、糺の森池跡か。

*爺さまは曽我廼家明蝶、息子は北上弥太郎で孫息子は津山栄一。


第776話 「花火殺人事件」 1981.7.29 49

 完全犯罪に近いヤマだが、親分の正義感は逃げ得を許さない。ハナっからわざとらしいまでに張られた伏線を辿る謎解きに、残された妻の濃厚な追憶を重ねた情話。

ロケ地

  • お篠の回想、利兵ヱと江戸行きの話をした鰍沢宿の水辺、柊野堰堤。落差工上を歩く姿や、堰堤に食い込んだ巨岩の傍でお昼をつかう場面のほか、落水を横から見たイメージ映像も。お篠は鰍沢宿の旅籠の下働き、利兵ヱは薬の行商人設定。
  • 美濃屋の入婿が共犯者の花火師に平次の手が及んだことを話す水辺、中ノ島橋下水路背割上(右岸側)
  • お篠の回想、御守を貰って駆けてくる利兵ヱ、車折神社参道。
  • 両国の花火を観る群衆のくだり、橋は若森廃橋か(映画等からのバンクフィルム?)。ゆめやの娘たちがいる橋はセット撮り。
  • 花火の打ち上げ場へ共犯者を捕えに出た平次、逃げた長次を追い仕留める川端は広沢池東岸、船着あしらい。
  • 利兵ヱの墓、くろ谷墓地。帰る平次の段では塔下の石段も。

*帳簿に大穴を開けている入婿は永井秀和、番頭殺しに一役買う友人の花火師は市川好朗。若旦那に頼まれるまま帳尻の秘密を守ってやったのに無惨に殺される番頭は天田俊明、永年苦楽を共にした女房は桜町弘子。
*番頭が花火の炸裂に驚き水に落ちてしまう橋はセット撮り、雁行する危なっかしい橋を誂え。


第777話 「幽霊からの遺言状」 1981.8.5 50

 御用を請け負った材木商の失踪後続けて起こる怪異、心弱りした後妻が役人を呼んだことで悪事は明るみに。きつい目をした女中が実は、という情話が被さる。

ロケ地

  • 身の上と事情を平次に告白するおすみ、上賀茂神社境内、ならの小川畔。
  • 後妻が連れ込まれおすみも捕われる伊勢屋の寮(横網町、津軽屋敷のそば)、不明(既出の料亭ふう門)

*但馬屋は堀内一市、実は娘だった女中のおすみは甲にしき。浮気性の後妻は山口奈美、これを誑しこむ番頭は藤木敬士で黒幕の伊勢屋は谷口完。


第778話 「引き裂かれた絵図」 1981.8.12 50

 獄死した大盗の隠し金をめぐる血腥い騒動、哀れな女が掘った先にはお宝はなく、とうの昔に汚い奴の手に渡っていた。

ロケ地

  • ゆめやで散財した伊之助が斬られる帰り道、広隆寺東塀
  • 絵図の一部を持つ生臭坊主が塒にしている七軒町の荒れ寺、二尊院か(無縁の集合墓みたいに石塔が寄せられている「道」)

*まんまと万七を騙すかしらの妾は服部妙子、絵図を持つ一味の者を襲う情夫は中田博久で総髪の浪人。開店資金が怪しい元火盗改同心は御木本伸介。
*絵図は四切れに分かれていて、それぞれに印があり、寄せて結ぶクロスポイントが隠し場所という趣向。


第779話 「憎まれ天使たち」 1981.8.19 76

 掏摸まで仕出かす、色気も欲も残りまくりのがちゃがちゃ婆さん三人が大暴れの人情話。長屋追いたてに反対していた大工が殺された事件に、三婆関わりまくりで間抜けな誤解もやらかし危機一髪のところへ、きっちり銭が飛んでくる。

ロケ地

  • 三婆が掏摸紛いを仕出かす天神境内、今宮神社境内。後段も頻出で、楼門や摂社、稲荷社など各所が映し出される。掏摸の段では縁日あしらい。
  • 和泉屋のあくどい後妻は生き別れの娘だとお幸が告白する川端の茶店、広沢池東岸にあしらい。土手の並木を大工殺し実行犯が通り、婆たちは尾行開始。
  • お幸が見張る和泉屋の寮、不明(料亭ふう門、756話や777話でも出たアレ)

*三婆は年の順に菅井きん、久慈あさみ、日高澄子で三様に趣き深し。立ち退きに反対して殺される大工は牧冬吉で娘は山本ゆか里。金をさらって逃げる算段の和泉屋の後妻は湖条千秋、判り易すぎのオホホ悪女。グルの手代は高峰圭二。


第780話 「義賊・つむじ風」 1981.8.26 76

 「義賊」が入った先での殺人事件は、親分に苦い役目を果たさせる結果に。幼き日は遠く、掛け違ってしまった運命を嘆くも時は戻らず、残された女のその後を見届けて平次は町をゆく。

ロケ地

  • 義助の幼時の回想、坂を転がってきた大八から義助を庇い大怪我をした卯之吉、粟生光明寺参道坂。
  • おせいが卯之吉を匿う船小屋、広沢池東岸にあしらい(小屋から船着きが張り出すのを「小屋」越しに見るかたち)
  • 一旦家に戻ったおせいが卯之吉の小屋へと船を出す川端、広沢池東岸。池から岸辺を見るアングル。

*おせいは野川由美子、薄幸の女が似合いすぎ。義賊の卯之吉は江原真二郎、幼き日の思い出が傷ついた彼をおせいのもとへ向かわせる運び。抜け荷をごまかそうとして平次をもたばかる山城屋の主・義助は土屋嘉男。八のところへ転がり込んだ頼りない青年・留造は、国へ帰った清吉の代わりに万七の下っ引に。キャストは有光豊。


第781話 「万七親子が夢見た女」 1981.9.9 50

 万助ちゃんがかわいそうなどと称し、万七宅へ上がりこみ世話を焼く女。やに下がる万七だが、正体が掏摸の女にはもちろん魂胆あり。しかし根は優しいその女とは、ほろ苦い別れが待っていた。

ロケ地

  • 旅の商人から手形を奪う、近江屋の手先の二人組、不明(山道)
  • 二人組が万助を拉致する町角、大覚寺護摩堂前。万助が笛から出た書付を突っ込んでいた徳利の置場所は石仏の間(カブトムシ採りに使用)
  • 田舎へ帰るおようを見送る街道筋、大覚寺大沢池堤

*万七宅へ来た女・おようは金沢碧、相棒の掏摸は大竹修造。手形を盗らせた両替商は睦五郎。万助は加瀬悦孝、ちっちゃい子供で奉公とかはしておらず前の設定クリアの模様。
*手形を盗った掏摸が追われ、咄嗟に露店の売り物の笛にそれを仕込むが、取り返す前に万七に買われてしまうハプニング。ドジな相方の代わりにおようが取り戻しに万七宅へ入り込むが、怪しまれぬよう言い繕った「その紙は幸福への切符」をてんから疑わずきっと捜すと言った万助の可愛さに、女掏摸めろめろで情にほだされというのがお話の肝。


第782話 「三匹の蟻」 1981.9.23

 粗暴極まりないヤクザにそれぞれひどい目に遭った三人は意趣返しを決意、憎い親玉を落とし穴で仕留めようとする。ひとしきり準備のどたばたが描かれ、穴の中から死体が一個出てきたりするが、結局むごい真似などできぬオヤジたちなのだった。

*ロケなしセット撮り。店を取られた屋台の親爺は下元勉、無体を受け入水した娘をもつ踊りの師匠は西沢利明、からまれて足を不自由にした男は鶴田忍。ヤクザの親玉は汐路章、酔って妾宅から帰る、落とし穴の用意された夜道を、穴を避けて通る千鳥足がむちゃくちゃ憎たらしくて笑える。ヤクザとつるんでいて欲をかき、消されて穴に棄てられる同心は浜田雄史。


第783話 「甦った十手」 1981.10.7 76

 八王子からの要請にこたえ遠征の平次、宿場にはヤクザが跋扈し民を泣かせていた。当地の目明しは酒浸りでヤクザの言いなり、しかし裏に已むにやまれぬ事情。平次はからまった感情の糸をほどき、かつては鳴らした目明しの「更正」をはかる。

ロケ地

  • 八王子へ向かう平次と八、大覚寺大沢池堤。地蔵と常夜灯あしらい。
  • 八王子代官所、大覚寺明智門。親分は西から門に近づき。
  • 父をなじったあとお君が泣きにくる鎮守、大覚寺天神島。鳥居映り込み。
  • 弥五郎の回想、捕えた賊から赤子を託された甲州の山中、清滝川下流部。立ち回りは川の中で。君蔵は渓流に頭を垂れ懇願。

*八王子の目明し・弥五郎は垂水悟郎、娘のお君は高見和佳、勤め先の酒肆の女将は三島ゆり子(弥五郎に気あり、斬られて吊られたりヒドい目に)。岡場所建設に血道をあげるヤクザは近藤宏、強面の用心棒は有川正治、子分は福ちゃんや小峰さん。夜鴉の君蔵は岡田栄弥、代官所の小役人は芝本正。


第784話 「銃声に忍ぶ恋」 1981.10.14 50

 恋しい女の心を傷つけたくなくて仕出かされた銃撃事件、籠の鳥だった女にずっと嘘をつき続けてきた気遣いが仇となる、哀しい話。告白もせずずっと身近に寄り添う男の、濃密で細やかな愛情が、画面からひしひしと伝わってくる。

*ロケなしセット撮り、年季明け直前に吉原へ娘を訪ねてきた父のくだりに映し出される雪嶺イメージはバンクフィルムか。
*女郎あがりの髪結い・おもんは高田美和、吉原で洗い屋をしていた朝吉は江口正昭。賊の仲間に入っていて、朝吉の忠告で足を洗おうとした父は小田部通麿、賊のかしらは清水彰。


第785話 「逃亡者」 1981.10.21 77

 勘当寸前の与太者にさんざん邪魔された恋路は、紆余曲折を経て未来を見る。女を求めるあまり罪を犯した男は司直の手からの、身に負った瑕を恥じた女は恋しい男からの、逃亡者であった。

ロケ地

  • 政吉が寄場から出たのを陰ながら見たお袖が物思いに沈む大川端、広沢池東岸
  • お袖がお参りの富岡八幡宮、吉田神社竹中稲荷本殿。鰐口をじゃらん。
  • お袖を探し疲れた政吉が佇む川端(設定は柳橋界隈か)広沢池東岸
  • 若旦那の言った料理屋へ行って殺しを見て逃げた政吉が逃げ込む葦原、西の湖
  • お袖の勤め先(富岡八幡横)へ赴き話を聞く平次、吉田神社竹中稲荷
  • その料亭・浜屋を出てくる平次、嵐山公園中州料亭・。後段、政吉がやって来て張り込み中の八を見て警戒するくだりはセット(裏口)
  • 捕り方に追われ疲れ果てた政吉がへたり込む市中、吉田神社竹中稲荷舞殿脇。ここでお袖の言動を回想、移った先を思いつくが、その川端は広沢池西岸(ヤナギの傍)
  • お袖を呼び出す政吉、話し合い出頭を決意した段で若旦那の取り巻き連が出て二人を囲む葦原、西の湖園地

*お袖は里見奈保、政吉は高橋長英。若旦那は西田健で嫌味な憎たらしい色魔、眠剤使って出合茶屋連れ込みはヒド過ぎ。政吉が寄場を出されるシーンで柵の中にいる門番は福ちゃん。


第786話 「白菊ざんげ」 1981.10.28 77

 島送りになった男を思い白菊を見つめては物思いに沈む女、そこには思慕の念とともに懺悔の思いが隠されていた。

ロケ地

  • 団子泥棒の子を庇い、見物衆に啖呵を切ったあと、おりんが佇む川、下鴨神社泉川石橋下手汀。ここで父に拾われた際の回想シーンが来る。
  • おりんの回想、佐吉とデートの寺(?)、不明(お堂前に柵、永観堂に似るが柵の底部が一致せず)。白菊の符丁で会うのも同所か(基部亀腹をナメて/人物の背景の板塀はあしらいものか)
  • 江戸を出る二人を待ち構える平次、朝靄の街道は下鴨神社参道。故郷の越前へ帰る二人も同所。

*おりんは小林かおり、佐吉は伊庭剛。おりんの養父は加藤嘉。
*唐突にはじまる塚田屋討ち込み、立ち回りに福ちゃんや小峰さん発見。


第787話 「同心・青柳伸之介死す!」 1981.11.18 77

 タイトル通りの顛末の、七曲署の若手刑事殉職みたいな展開。いい仲になりかけていた娘が、青柳に復讐心を抱く凶賊の手に落ち誘き出しの道具にされてしまう。賊の目的に疑義を持つ平次だが、お約束で間に合わず、八丁堀同心は大わらわで膾となり若き命を散らす。

ロケ地

  • 中村座がはねたあとお食事の青柳とおゆみ、窓外の流れは桂川大堰
  • 夜鴉一味のアジト、不明(崩壊地形か砕石場跡か、谷地形の荒地。崖は水食地形で裾に襞が刻まれている。1990年代の渡哲也のかかし半兵衛シリーズでも出たアレか)。設定は不動ヶ原。
  • 佐渡送りになった甚八の唐丸が奪還される内藤新宿追分付近の街道、北嵯峨か。
  • 青柳がおくみを介しておゆみを呼び出し賊の情報を得る神社、松尾大社。話を聞くのは楼門内側の境内で、大灯籠や用水の石橋が使われる。石橋下には賊の子分が潜み青柳の話を聞いていて、彼が去ったあとおゆみを拉致。簪を渡し忘れた青柳が戻りかけてやめるのは楼門前。
  • 賊の脅し文が来て青柳が出かけたあと、賊の目的に気付いた平次がやってきて丸めて捨てられていた文を見て飛び出してくる組屋敷、妙伝寺塔頭。

*おゆみは秋元圭子、賊の首領は浜田晃で青柳に捕まる実弟は山本昌平(スキンヘッドで目のまわり真っ黒の怖すぎメイク)。子分に小峰さん、雇われ浪人に平沢彰など。冒頭の中村座前通行人に福ちゃんチラリ。


銭形平次 表紙


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