半七捕物帳
1992.10.13〜1993.3.2 NTV/東映

キャスト
三河町の半七/里見浩太朗
決め台詞は「仏の半七、今日ばかりは鬼になるぜ!」
お千加/片平なぎさ
酒肆・つたやの女将、半七の恋人だが娘に遠慮中
お初/有沢妃呂子
半七の娘、長次との漫才が傑作
庄太/西山浩司
半七の下っ引、忠実で有能な好青年
鳥越の長次/山城新伍
乱暴だがフォローは細かい苦労人
熊蔵/丹古母鬼馬二
長次の下っ引、山出し設定
小山恭介/堤大二郎
半七の係りの北町同心、正義漢の若者
白河楽翁/丹波哲郎
元老中の御隠居で正義の味方

第1話 「仏の半七鬼になる!

 半七がお縄にした大工の政吉が赦されて帰還、すっかり心を入れ替え仕事に出た矢先、酔った挙句の喧嘩で殺される。作為を感じた半七は入念な探索の果て巨悪に行き当たるが、楽翁の助力で本来手の出ぬ相手に向ってゆく。

 ロケ地、亥の子餅の神事が行われるお宮さんで待ち合わせの半七とお千加、今宮神社境内(手配中の賊が斬りかかってくるのを鮮やかに捕縛)。蜆売りの太市少年が父を思い佇む海辺、および政吉の赦免船が着く浜、嵐峡船着。政吉が殺されて見つかる茅場町・山王御旅所、上賀茂神社北神饌所裏手。政吉が仕事に入っていた両替商・大黒屋から出た山岡頭巾の武士を尾行する北町同心・小山と下っ引の庄太、妙心寺大心院道〜東海庵前(黒イカ用心棒の襲撃)。頭巾の侍・御金奉行の山根邸、龍泉庵。刺客から楽翁を救い「知り合う」半七、大覚寺放生池堤石橋たもと(丹哲けっこう立ち回り、賊を水に叩き込むシーンも)。白河楽翁の築地隠宅、中山邸通用門、庭。芸妓らに大黒屋の交際範囲を聞き込む半七、今宮神社東門内・石橋たもとに茶店セット。御同朋頭・牧野宗阿弥と大黒屋が密談の屋形船、大覚寺大沢池。娘のお初がさらわれたあと、水辺に佇み考え込む半七、中ノ島橋下堰堤脇(右岸)。呼び出される下谷護国院、不明(立派な山門とアーチの渡廊)。お宮さんに店を出す政吉の女房、松尾大社境内(半七とお千加が参拝は本殿)
*半七とは微妙な関係にある岡っ引の長次については、回想シーンをまじえ語られる。高所恐怖症で捕物をしくじり一時裏稼業をしていたこと、半七の女房を好いていたこと等。半七の娘・お初が御会式の行列にさらわれたあと、愛した女の娘を救うため「裏」時代の顔役と会い「湯島の御前」を突きとめる。顔役は女、弁天の刺青を背負った迫力の美女で江波杏子。*悪の皆さん、宗阿弥に青木義朗、大黒屋に中田浩二、用心棒に内田勝正。長次の棒に顔面突かれて出血の用心棒は極端に痩せてて首の筋張ってるから福ちゃんだと思うが、両手で顔を押さえてるので断定できない。*楽翁の腹心に松村雄基。


第2話 「情け心が悪を討つ

 グレた富商の若旦那が所業を利用され冤罪に陥ちかかるが、事情を勘案した半七親分は仕組まれた悪事を暴き、ひねくれた若旦那の心も解いてゆく。

 ロケ地、糸問屋・丸屋の前で金をせびりに来た清太郎を見た半七と庄太がゆく道、金戒光明寺石段(見上げ)。茶店で休む半七が丸屋の女将・お梶を見かける、今宮神社高倉下に茶店セット。清太郎がワルにハメられる賭場が開帳されている武家屋敷、金戒光明寺善教院(正面から門、端っこに坂が映り込む)。掛け取りから帰る道でならず者に襲われるお梶、上賀茂神社ならの小川(祠脇に連れ込まれ→そのまま殺された模様が踏み込まれる前のワルの会話で出てくる。後段半七が調べに来る際祠脇にお梶の草履を発見)。清太郎の足取りを聞き込んだあと半七が庄太に出合茶屋張り込みを命じる路地、金戒光明寺本堂から永運院に通じる路地(東望)。丸屋の丁稚に当日のお梶のスケジュールを聞く半七、金戒光明寺放生池極楽橋。出合茶屋の小女に聞き込みの庄太、今宮神社合祀摂社前。お千加の聞き込みの回想、寺子屋の生徒だった清太郎と散歩のお梶、嵐山自転車道。事後、釈放されてすぐ弟とともにお梶の墓に参る清太郎、金戒光明寺本堂裏手墓地
*清太郎に坂上忍、使いこみ→女将殺し・若旦那に罪を着せ乗っ取りを企む番頭に鶴田忍。


第3話 「娘いれずみ鬼十手!

 母の死後グレてしまい肌に墨まで入れる目明しの娘、しかし事件を追う父が暗殺され仇討ちを決意、その過程で父の想いを知ることになる。ワルは茶会メンバーを恐喝する一味、役者と大奥御中揩フ秘め事なども出てくるが、つらっとスルーする半七親分が妙におかしい。

 ロケ地、野博打に興じるお夏を諌める父・仙蔵親分、鳥居本八幡宮舞殿。そこから戻る半七と庄太がゆく道、嵐山自転車道。縊死した大蔵屋が囲っていた女に話を聞いた帰り道、仙蔵親分が尾行する市松に気付く坂、金戒光明寺長安院下坂。仙蔵を荼毘に付す水辺、罧原堤下河原。仙蔵の墓、不明(池端、墓地は崖に。池は小ぶりで水草繁り、ほとりに林)。父が追っていた事件について半七に食い下がるお夏、上賀茂神社神事橋。役者・歌之丞恐喝について半七に注進の庄太、金戒光明寺永運院下坂
*一石橋の仙蔵に工藤堅太良、お夏に戸川京子。大ワルの茶道師匠に田中明夫。


第4話 「八丁堀友情の十手

 小山恭介の「赤子」が半七宅に置き去りにされ、その後母親は斬殺死体で見つかり、しかも掌に恭介の印籠を握っていた。彼のせいで父が失職したと恨む幼馴染の親友が浮かぶが、操る大ワルが裏にいた。

 ロケ地、半七宅へ赤子を置いてきた女が逆らって斬られる夜のお宮さん、鳥居本八幡宮(舞殿、石段)。庄太を撒いてきた恭介に水臭いと声を掛ける半七、大覚寺大沢池畔・放生池堤石橋たもと。恭介を恨む親友・矢之助に証人を連れてきて真実を告げる半七、天神島。事後、矢之助の墓に参る恭介、五社明神裏手か。
*ワルは大店乗っ取り常習犯の一味、恭介の調査中断を狙い仕掛けてくる。田口計、宮口二郎に頭師佳孝とお馴染の濃い面々。矢之助の父が不倫していた女の亭主に峰蘭太郎、ほぼ死体の役。捕り方に福ちゃんがちらり。


第5話 「十五年目の悲劇

 質屋・富田屋の若い女将のまわりで起こる殺人、根強い半七の調べで浮かんだのは彼女とその父の哀しい運命と、富田屋の正体だった。

 ロケ地、伊三郎が殺される屋形船、広沢池東岸。島流しの罪人を供養する巣鴨の西福寺、不明。
*終始憂い顔の女将に伊藤麻衣子、寄せた眉根が思いっ切り被害者。彼女に思いを寄せる手代に篠崎勝。富田屋が雇う用心棒に福ちゃん、ラス立ちでは半七が富田屋に絡めたロープに引っ掛けられのけぞり。


第6話 「花吹雪!女親分

 辻強盗の現場に居合わせ難儀に遭う小間物屋の若夫婦、彼らは親の許さぬ駆け落ち者で、息子が重傷を負ったと聞き駆けつけてくる母は内藤新宿で一家を張る大姐御なのだった。息子の死後いきり立って仇討ちに逸る女親分をとどめた半七が悪を成敗…という情話なのだが、ワルが凄すぎてなんだかしんみり調からは外れてしまう。

 ロケ地、若夫婦が辻強盗を見てしまう待ち合わせの西念寺、神光院中興堂。息子の死後半七に仇討ちの邪魔は許さないと話す女親分、上賀茂神社ならの小川畔。千太郎の墓参に連れ立ってやって来る女親分と女房、二尊院紅葉の馬場(半七と行き合わせる)
*辻強盗は火盗改がならず者を追い使いやらせていたもので、首謀者は与力。これが亀石征一郎で、分不相応な吉原通いという図なんだけど、花魁に強引に迫って嫌われぶち切れているから怖い。町方が探っているから今日はこのへんでと部下が帰るよう促し刀を渡すや、「これで薄雪(花魁)を」と暴発「死ねぇい」と抜き女を追い掛け回し→野暮はよせと立ちはだかった牛太郎をばっさり、小判を投げつけ「これで弔いでも出せぇい」と毒づいたところで親分の登場。


第7話 「ろくでなし

 無頼の大男・虎吉は、母を亡くした長屋の女の子の父探しを引き受けるが、その風体から行く先々で強請りと間違われる。袖の下を掴まされその上がりに味をしめたりする虎吉だが、おかよ坊が巻き込まれた事件に体を張って守る侠気を見せる。事件は抜け荷、辻占売りのおかよは斬られた隠密回りから宝石入りの証拠の人形を託されていた。

 ロケ地、回船問屋・唐津屋から証拠品を持ち出した隠密回りが用心棒に斬られる稲荷、今宮神社稲荷社前。強請りに味をしめ見当違いの店で凄み居座る虎吉を連れ出した半七が身の上話を聞く茶店、上賀茂神社ならの小川畔にセット。
*事後おかよの父は見つかり引き取られてゆくが、彼女は虎吉への思慕断ちがたく長屋へ戻り、虎吉に縋る「ここで暮らしたい・貧乏でもいい・ホントの親子じゃなくてもいい・おじちゃんお願い」…これにふるふる大泣きの安岡力也がメチャ可愛い。おかよが虎吉にかぶせた花冠の小道具もよく利いている。*抜け荷商人は菅貫、半七に踏み込まれた際にくうっと首を伸ばし「ほーおそこまでご存知とは(ここで酷薄な表情に変化)殺しなサイ!」とやる仕草が絶品。*福ちゃん三態、虎吉が野博打の金を掠めた際「喧嘩だー」と半七の前を走り抜ける大工、お初に頼まれおかよを探し回る長次が聞き込む駕籠舁き、ラス立ちのちんぴら。


第8話 「十手を憎んだ女

 殺しの下手人を目撃するも証言を拒む酌婦、目明しになりたかった恋人を亡くして以来心を閉ざしてきた女は、半七の説得に応じ口を開こうとして消されかける。恋人の死の遠因に長次、下手人は悪徳商人と結託した与力と、事情が複雑に絡みあう。

 ロケ地、身内の病平癒を願いお百度の娘が参る湯島の寺、常寂光寺仁王門。言い寄っていた若旦那に扼殺される女坂は鐘楼の下付近。卯之吉の墓に参るおしん、二尊院か(このあと与力が斬りかかるお堂が不明)
*ラス立ち福ちゃん入り、用心棒、みごとな海老反り披露。


第9話 「恋しぐれ鎌倉河岸

 大恩ある家のため金策に走る男、思い余って縋った昔の「おかしら」はそれを強請りととり彼を消す挙に。同じく「大恩」を受けたお千加はその場に行き合わせるが、昔を半七に思い出して貰いたくなくて口を閉ざす。親分は調査でターゲットを絞り出し、最後は凶賊を一網打尽の大捕物に。

 ロケ地、善助の金策が気になり下谷へ出向いたお千加が袖に血をつけて飛び出してくる岩代屋の若旦那とばったり会う門、真如堂墓地裏の塔頭。善助が倒れているのを見るお堂、神光院中興堂(善助が若旦那に金を渡すはずだった待ち合わせの寺)。真如堂、神光院とも設定は下谷山崎町泉龍寺、うまく繋げてある。黒江町の丹波屋で善助のことを聞いた帰りお千加が殺されかける道、仁和寺水場(長次が居合わせ阻止)
*お千加の過去がのぞく一話。芸者時代のお母さんなんかも出てくる。*冒頭に門付け、ラストに笊揚げを配し師走の情緒を出してある。ザルの一件は鬼やらいではなく、天の財宝を受けるほうの事納め行事の模様。


第10話 「死神を刺した女

 とてつもなく凶悪な賊を亭主に持った女はお上に訴人、しかし心の奥底で男を慕い続けていた。お話は、なぜか死罪を免れたうえ五年で島から帰って来た男が再び凶行を続け、自訴を勧めた元女房を刺し殺す過程を描く。男のバックには与力がついており、これがもともとは賊の仲間という加減。

 ロケ地、おふみに半蔵が御赦免になり帰って来ると告げる半七、わら天神本殿脇(東側)。送って行き際おふみが額づくのは六勝大神。御赦免船が着く金杉橋、広沢池東岸(小屋と桟橋あしらい)。半七の家に侵入していた半蔵を連れ出し話す宮、わら天神本殿脇(西側)。お初が投げ落とされる橋、中ノ島橋(庄太が橋たもとの喧嘩を仲裁している隙にやられる)。寄場で事情を聞いて出てくる半七、嵐山公園中州下手・右岸際に柵をセット(かなり大掛かり)。半蔵一味が出す屋形船に船頭を装って乗り込んでいた親分が賊と戦う、大覚寺大沢池畔。事後、おふみの墓に参る半七と千加、黒谷墓地(背景に塔)
*半蔵に立川三貴、与力に長谷川明男。


第11話 「闇の顔役

 外道殺し屋が横行、秘密に迫った半七が船ごと吹っ飛ばされるという椿事が出来。仇討ちを期した長次は裏の世界に潜入し殺し屋に雇われようとするが露見、捕えられピンチのところへきっちり生きていた半七が現れる。
今回の見どころはなんといっても江波杏子の顔役、縋ってきた長次をすげなく帰すがちゃんと追者をつけてあったり、自分から男を奪った憎っくき半七に頭を下げて長次の救出を依頼したりする。この際、表情が強面からカワイイに変化するとこがいいんだよね。

 ロケ地、紀州屋一家がお参りの神社、梅宮大社本殿。その境内の池端で句作のご隠居、神苑(これが殺し屋のツナギ)。鯉を見に行った息子を呼びに出た紀州屋の女将が首を斬られる料亭の庭、梅宮神苑池中亭への土橋。親子三人の無惨な死体を検分した帰り、庄太を従え歩く半七、仁和寺林間(背景に塔)。隠居に後金を渡した紀州屋の義弟が口封じに殺される水辺、広沢池東岸(一味の幇間がとどめをさすのを船で寝ていた長次が見て声を掛ける運び)。隠居・安西松風が住まう向島寺嶋村の隠宅・松風庵、中山邸通用門。ここへ招じ入れられた長次が座敷に上がる前ツナギの文を笹舟に付けて流す小川、梅宮大社神苑・池中亭への土橋(一味の女がそれを拾い上げる水面は別の場所)。小山のダンナが裏へ潜入するという長次を引き止める、仁和寺九所明神
*女子供も容赦なく殺す一味はほんとに外道、捕えた長次をさんざん責めたあと梯子に登らせて揺すり嘲笑う。


第12話 「艶姿 隼小僧参上

 田沼意次の息子が幕閣入り、その用人が蠢動しだすと現れる三十年前出た義賊。正体は二代目で娘、楽翁の指令で汚職を暴くべく動いていた。

 ロケ地、半七に追われた隼小僧が逃げ込む楽翁隠宅、中山邸(塀、通用門)。事後、初詣の「隼小僧」お紋と話す半七、今宮神社境内。
*初代の義賊は半七とうりふたつという設定で、里見の二役。殿様の意正は名前だけで出てこず、用人が主体で江見俊太郎。豪華衣装を着込みマフラー巻いてるお年寄はなんか吉良さまみたいなビジュアル。丹哲は登城風景なんかあって「罷り通る」の大喝がかっこいい。福ちゃん二態、用人宅の家士と、庄太をボコりに来る口入屋の人足(薪ざっぽ振り上げて殴りかかり、直後長次親分にボコられ)。


第13話 「氷雨の女」1992-1993

 引き込み女がターゲットの商家の旦那を愛してしまい悲劇に。半七が事件を知るきっかけは、つたやの手伝い女が斬られたことから。女は千加の衣を借りて着ており、真の狙いは秘密を聞いてしまった女将なのだった。

 ロケ地、千加が半七を騙って呼び出され斬られかける天神さま、車折神社地主社。千加が賊の密談を聞いてしまった雨宿りのお堂、大覚寺五社明神(舞殿に壁をあしらってお堂に仕立て)。かしらの指示で上方へ帰るべく品川へ一里の街道をゆくお蝶が思い直し踵を返す道、不明(奥に殿舎のような建物)。結城屋へ行く道でかしらに見つかり始末されるお蝶、上賀茂神社神事橋たもとと川中。照れてつたやを出た半七が庄太にからかわれつつゆく石畳、車折神社表参道
*上方から来た賊の首領は睦五朗。


第14話 「折り鶴の女

 桐生で濡れ衣を着せられ殺された門付け芸人、その娘は長じて江戸へという復讐譚。最後の一人を殺ろうとする場に立ち現れる真の悪、仇討ち娘が危機に陥るところへ半七親分の介入がある。

 ロケ地、長次に番所へ引っ張られたおしののアリバイを証言し連れ出した仕立職人が自らつけた顔の傷を洗う汀、嵐峡船着付近(二人目のターゲットの船頭が前をゆく)。船頭を殺ったあとおしのが佇む汀、大覚寺天神島。父との旅を思い出すおしの、子らに石を投げられる渡し場、広沢池東岸(これ以外にも夕陽を背景に踊る父子など「砂の器」ふうの情景が展開)。織物問屋の三人に追われ父が殺されるシーンは落合か。次は自分と脅えた駿河屋が隠れる寮、中山邸通用門。半七のはからいでお構いなしとなったおしのが巡礼姿でゆく道、嵐山自転車道
*はじめ善人面の協力者として出てくる中田浩二、やっぱり大ワル。福ちゃん二態、門付け芸人の死体を運ぶ役人、正体を現した中田浩二に食ってかかるおしのから刃を取り上げるチンピラ。


第15話 「べらんめえお嬢様!

 旧友・嶋屋の娘がグレた件について相談を受ける半七、底には出生の秘密があり、娘に要らざる事を吹き込んだ番頭は嶋屋に復讐の念を抱いていた。

 ロケ地、大川に娘の死体と聞き駆けつける嶋屋の女将(別人と確認)大覚寺大沢池畔。女将と船頭の寅吉(嶋屋、半七と幼馴染)の回想、お染が寅七の子と告白する祭礼のお宮さん、上御霊神社(楼門、境内、本殿裏手)。身代金を渡す如月の森、嵐峡左岸(暗くて判別し難いが祠の上の石段はおそらく亀山公園アプローチ)


第16話 「悲しみ色の女

 女郎に純愛の鳶の青年を軸に、横行する賊の動きを描く。女郎についている悪いヒモの時計師が、富商の情報を賊に売っているという図。

 ロケ地、長次に相談を持ちかけるお初、仁和寺中門。悩み解消で明るく振舞うお初を見る長次、金堂前参道
*元ヒモとつかみ合いの鳶のくだり、職人仲間の一人に福ちゃん。止めているのか加勢しているのかよく判らないが、やって来た長次に棒で退けられのけぞり。*賊の首領は五味龍太郎で半七の目の前で人を殺して見せたりするが、ちょっと意味不明。


第17話 「恋仇!五十両の賞金首

 熊蔵の純愛、借金で身売り寸前の娘に肩入れし不器用なアプローチをかけるが、彼女には江戸払いの身を顧みず助けにやってくる男が。彼は、印旛沼干拓工事の汚職をネタにワルを強請ろうとしていた。

 ロケ地、不正のため進まぬ印旛沼の工事現場、広沢池池底(モノクロ映像)。栄次郎が隠れている小屋を襲う印旛の伝造たち、広沢池東岸(水少なし)
*恋に燃える熊蔵に水差しまくりの長次、ボロクソに言われさすがに怒る熊さん。照れ照れ長次のフォローもおかしい。


第18話 「十手無情恋しぐれ

 芸者に入れあげているうち十手を盗られる長次親分、それが札差への凶行に使われ大ピンチ。裏には御家人連中の借金事情があり、手を貸した芸者は恋人を刑死に近いかたちで失っており長次を恨んでいた。

 ロケ地、富突きを見に行き財布を掏られるお千加、今宮神社舞殿前。その掏摸に財布を返させる半七、仁和寺水場脇。事後、お初と漫才の長次、観音堂脇。
*芸者は蜷川有紀、人殺しの片棒担いでるから有罪なので長次を庇って斬られる設定。御家人連の一人に福ちゃん、里見浩太朗の十手にしたたかに打ち据えられる。コロコロひっくり返って珍しい立ち回り。


第19話 「半七危機に立つ!

 殺しの濡れ衣で獄門を言い渡された男を救うため奔走する半七たち、偽証した女を当ると出てくる裏事情。殺された男は裏稼業の元締で、奉行所内部に黒幕がいた。

 ロケ地、証言のことで日立屋の女将に聞き込んだ帰り、その家の娘が遊んでいた紙風船(冤罪指摘の投げ文と同じ紙)を拾う半七、今宮神社東門内。千加が女将に真実を迫るのは石橋たもと。その言葉を噛み締めつつ歩く女将が、お初のお百度を見てしまうのは若宮社脇〜高倉脇坂。女将の娘時代の回想、行商の合間休むのは楼門
*女将に竹井みどり、彼女を後妻に迎えた日立屋に小沢象。象さん今回は完全な善人。ワル与力は宮口二郎、取って代わった元締に田口計。警動でお沢を手荒く捕縛する役人に福ちゃん。


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