劇場版

1995松竹 小野田嘉幹監督作品

 蛇の平十一味、さびれた街道はずれで待伏せていた盗賊改に押し包まれる、みろくの里?恨みの言葉吐きながら火焙りに処される平十。
 粂八の船宿(八幡堀)へ訪ねてくるおまさ、狐火の勇五郎の手下・瀬戸川の源助目撃を告げ狐火の二代目と自分の関係告白、苦衷訴える。瀬戸川の源助の渡し場(琵琶湖北湖畔)訪ねるおまさ、隠し部屋へ通され二代目勇五郎と再会。外から粂八と平蔵が窺っている。
 市ヶ谷の山田屋へ急ぎ働きの凶盗入る。白子の菊右衛門から荒神のおとよのもとへ送り込まれた文吉(勇五郎の異母兄弟)一党の仕業、おとよの手下に本田博太郎、仕草が相変わらず動物的でイイ。
山田屋の現場に残された狐火の札見た鬼平、瀬戸川の源助のアジト急襲。源助は勇五郎庇い自爆。
 狐火の引き込み女の人相書き持って聞き込みの盗賊改、今宮神社高倉下に茶屋セット・またその付近も。
粂八のもとへ忍んで来るおまさ、二階で待てと言われ上がる座敷には平蔵。勇五郎が義弟を粛清しようとしていることを告げ文吉を捕えるよう示唆、途端降って来る鬼平の怒号、退去命じる平蔵の剣幕に萎縮したおまさ、逃げるように立ち去る。実は平蔵の計略。
 柳沢の土手(大沢池)、夜。文吉の手下とツナギとる勇五郎、おまさは無理矢理船に同乗し共に行く。その後を追い闇の中から現れる火盗の人数。
文吉のアジトへ単身斬りこむ勇五郎、乱戦のさなか踏み込む鬼平。文吉を憎さげにいたぶり捕縛。
捕り物のあと畏まる勇五郎とおまさに江戸退去と堅気になることを命じ、勇五郎の右腕斬りおとす鬼平。
 大坂・枚方、くらわんか船の着く浜、近江八幡?白子屋に復命する「先生」石橋蓮司。白子屋は藤田まこと。再度の江戸でのつとめ嘯く白子屋。
 江戸、文吉の引き回し見つめるおとよ、連れてる手下、雲霧の岡田与力。
 目白台の平蔵私邸、久栄の訪問にトンズラの辰蔵。おとよの一座の小屋の前で悪友たちと大暴れ、五郎蔵が物陰から見ている。
五鉄の二階で密偵たちから辰蔵の所業聞く平蔵。五郎蔵・粂八・彦十らと歓談、本所の銕の昔話で盛り上がる彦十のとっつあん。
辰蔵、ますますの御乱行続く折おとよの手下に声かけられ上がる座敷には岩下志麻が盃干している。似たような男を昔知っていたと呟くおとよにおちる辰蔵。
 江戸入りした白子屋に呼び出されるおとよ。ツナギの場で明かされる本所の銕との過去。おとよの手下・本田博太郎の提灯を鮮やかに切り刻んで見せる白子屋の手下の侍。動き出す陰謀。
 賭場の手入れで捕まえた者から盗人宿に「目白台の辰」が出入りしていることが判明。それを平蔵に告げに来る佐嶋与力、声出てない。痛々しい。
目白台へ馬をやる平蔵、途中の道(一部大覚寺五社明神)で白子屋の手下に襲われ泥田の中の乱戦、胸を刺されるも辛うじて勝ち邸へ戻る。辰蔵に盗人宿への出入り糺す平蔵、逆らいはぐらかす辰蔵に厳しい態度で臨む。裂帛の気合に圧倒され辰蔵は家を飛び出していってしまう。
 おとよに白子の手下の侍が平蔵に返り討ちにされたことを報告に来る本田博太郎、白子の悪口叩きもう一人の手下「先生」石橋蓮司に凄まれる。
 おとよのもとに旅に出るとの辰蔵の文。平蔵への切札逃したおとよ、手下集め方針を語る。平蔵の一番弱い所を突付いてやるのだと毒づく。
まず書役同心の妻が殺害され(妙心寺)、その通夜の晩下男が役宅門前で斬られる。注意を促す平蔵の言葉の最中に鳴り出す半鐘。連続する急ぎ働きと放火。
おとよとツナギとる「先生」石橋蓮司、真如堂三重塔向かいの建物を茶屋に仕立てて。そこに通りかかる平蔵、真如堂参道の石段を東から西へ。仕掛けようとする「先生」を制し「もっと苦しめてやるのさ」とおとよ。
 止まぬ凶行に物思いながら歩く平蔵、妙心寺。そんななかへ勇五郎を病で亡くし帰ってくるおまさ、白子屋と荒神のおとよが結託しているとの情報もたらす。平蔵はこれを受け火盗が有力情報掴み各所を厳しく詮議とのガセネタ流させる。
平蔵の計略に乗り私邸襲う州走り・岡田与力・木鼠…じゃない荒神と白子の連合部隊。屋根の上でその様子窺い鳥や獣の鳴き真似で動静伝える火盗の密偵たち。盗人連中私邸に押し入るも蛻の殻、火盗に囲まれる。「先生」は鬼平と一騎打ちにて斬。
おとよの小屋包囲する火盗改、小屋に着流しで入ってくる平蔵、おとよとひとしきり語り合ったのち背後から斬りかかるおとよを制し耳もとで囁く「呪文」、昔睦言にせがんだ「親も主も要らぬ」のターム。引き立てられるおとよを見送る平蔵。
 大坂で顛末を聞く白子屋「まぁしゃあない、ぼちぼち行こか」

→鬼平犯科帳TVシリーズ


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