おんな牢秘抄 1983.10.13CX/映像京都


 小伝馬町牢屋敷・女部屋に起居する女囚たちの哀歓を描くドラマ。名物の取っ組み合いの喧嘩や、日常の様々なしきたり等が丁寧に描きだされる。処刑の日が来て引き出される者などあり、ひとしきり各人の個性が見え出した頃、どうやらハメられて入れられた娘が身籠っていると知れ、女たちは彼女を処刑直前に脱獄させる挙に出る。
出された娘は思わぬ悲しい事実も知るが無罪となり、女部屋には新入りがやってきて日常は続いてゆく。
真のワルに薄々気付き、女たちの行動を黙認し裏で動く牢奉行や鍵役、愛嬌たっぷりの付人の婆さんなど役人側の人々も見もの。

ロケ地
・小伝馬町牢屋敷、大覚寺明智門
・ワルの手先となりなおの命を狙った女囚が解き放ちになり走る水辺、大覚寺放生池堤(このあと大川で土左ヱ門)
・おけいの恋人が捕縛された回想シーン、捕り方に追われ囲まれるのは中ノ島橋上手堰堤から背割石積み。捕縛を見るおけいは橋上、恋人が連行されてゆくのは橋下手右岸河川敷。
・脱獄してきたなおを連れて逃げる政次、上にお堂が見える石段、不明(まっすぐな切石で組んである)。夜の町で捕り方から身を隠すくだり、町方がいるのは相国寺法堂基壇。堀を逃げる二人、大覚寺有栖川河床。二人の前に立ちはだかる吟味与力、相国寺大光明寺南塀際。
・政次の島送りの船に呼びかけるなお、琵琶湖西岸汀。
*長牢の萩村けいに江波杏子、政治犯の恋人を匿い入牢。面倒見のよい怜悧な女、恋人の最期の言葉を受け牢で哀しい女たちの世話を見ることを生涯の仕事と選び取る。女部屋の他の面々も個性豊か、なおは大場久美子。石出帯刀は久米明で、吟味与力は山本清。


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ