鬼麿斬人剣

天下無双の刀鍛冶 愛と青春の七番勝負!

1995/12/18  テレビ朝日/東映

キャスト
鬼麿/赤井英和 おりん/田村英理子 今川太夫/石田えり たけ/山崎裕太 清原彦一/城島茂 服部小平太/本田博太郎 馬場八之丞/中康治 中島屋平兵衛/橋本功 金屋達之進/伊藤高 野末市之進/円谷浩 大野木源右衛門/野口貴史 大野木源太郎/柴田善行 野末頼母/神山繁 清原彦右衛門/藤岡弘 鉱夫頭/若林豪 伊賀同心組頭/夏八木勲 清麿/萬屋錦之介


 その昔金に困り心ならずも打った駄作の数々を、ひとつ残らず折ってくれと弟子の鬼麿に頼み、体の利かなくなった師匠は我が身を始末。遺言を果たしに、鬼麿は師匠が歩いた道を辿り刀を始末して回るが、その旅の途上で「弟子」および「女房」と出会う。師匠の打った丸焼けの赤鰯を無我夢中で鍛え直した鬼麿は、刀鍛冶として生きてゆく自信を得て歩みだす運び。

山室

ロケ地

  • 鬼麿が「たけ」と出会う山道、不明(巨杉の生えた林道)。破れ傘で魚を掬うシーンもある。
  • 師匠の工房(原作では四谷北伊賀町稲荷横丁)酵素河川敷に小屋あしらい(夜間撮影、刺客の伊賀者が川を渡り水しぶきをたてるシーンも)
  • 師匠自刃の滝は琴滝、滝上で自刃・滝壺へ落下(設定は津の守弁財天付近にあったという湧水の滝か/原作では厠で自刃)
  • 高崎藩領での大筒の試射、不明(高い崖の下のアレ)。開国派と攘夷派に別れ藩内対立中、試射は示威行動か。
  • たけと水遊びの鬼麿、ここへ雲助に追われておりんが助けを求め走ってくる「出会い」の川、園部川。川中で戯れる鬼麿たちを摩気橋上から巡礼姿のおりんが見やり、堤法面を走りおりてくる。雲助は仕込みの芝居で、伊賀組同心と合流し去ってゆくのは摩気橋左岸側の民家塀際。
  • 鬼麿がたばかられ連れ込まれる片掛銀山、不明(崖は激しく水食を受け、起伏ある「谷」は白々とした岩場や砂地。山腹にはいかにも「養生中」の段差が見受けられる)
  • 金沢、鬼麿が用足しの間おりんとたけが待つ庭、梅宮大社神苑・切石橋上。たけが去ったあと伊賀者が出ておりんと合流。
  • 師匠の刀を買ったという清原彦右衛門の屋敷、不明(短いステップあって門、前には溝あり橋が架かる。門前には祠あり、いつもと異なる側面も映る。また、邸内も出てきて、式台玄関し前庭、門前の祠に付属の丸木鳥居も映る)。ここへ侵入するおりんは竹林の中の石垣際を走り、石材のつっかい棒が施された塀を飛び越え←鬼麿が犬に追われ逃げ出してくる際にも竹林と石垣は映る)。清原が仕える藩は原作では松本藩。
  • 清原の回想、清麿と虎徹対決の刀試し、摩気神社舞殿。
  • 清原の子息と大野木の倅が因縁の果し合いをする観音池、沢ノ池。清原宅から逃げ出した鬼麿たちが通りかかるのは堰堤側の土手、果し合いは東岸汀、池中に両部鳥居をあしらい。
  • 北陸道、刀盗人を待ち構え田んぼの中で案山子を演じる三人、不明(谷地田)
  • 三国湊、今川太夫が所持していた師匠の刀(赤鰯の一件)を鍛え直す小屋、酵素河川敷にあしらい。別の建物もあしらわれている。ここでおりんの父との対決があり、夜空に刀ミンチが舞う(小屋は炎上)。原作設定では丹波のかやの里。
  • たけに急かされ、街道をゆくおりんを横抱きにかっさらって走る鬼麿、山室堤〜堤法面の道〜畔道。

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