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1995/12/18 テレ朝/東映
隆慶一郎原作
老いた師匠の刀鍛冶・清麿に昔心ならずも打ってしまった駄作を始末してくれと依頼される弟子・鬼麿。後事を託して師匠は滝上で自刃、その後落ちる滝は菩提の滝。清麿はヨロキン、最後の出演作。
清麿の死を聞いた伊賀組頭、娘に手つけられた経緯から駄刀を天下に曝し清麿の名を汚さんと配下の服部小平太と娘のおりんを放つ。
中山道・高崎宿の刀屋訪ねる鬼麿、清麿の刀の納入先は藩のお偉方。折りしも幕末動乱期、攘夷と開国に別れ諍うなか、天誅と駆け込んでくる若侍たち。父を庇った若様の刀は一合にてぽっきり。セットの脇差は立会いのもと鬼麿が両断。高崎では服部小平太が襲ってくるが地蔵和讃唱えながらの鬼麿にばっさばっさと手下を斬られ獣じみた叫びあげて小平太のみ逃げ出す、本田博太郎の怪演。
道中、鬼麿とたけ(この時点では名無しの「ナイ」)が水浴びする川、摩気橋下の園部川。そこへ雲助に追われ逃げてくる巡礼の女(伊賀組頭の娘・おりん)、以後道中を共にする。
飛騨高山で訪ねた刀屋で清麿の刀買った中島屋平兵衛に会う鬼麿、加賀藩の剣術指南役に売ったとの情報得る。この平兵衛は服部小平太の策に加担し清麿は片掛銀山でも刀鍛えたことがあると虚偽を申し立て鬼麿一行を銀山に誘いこむ。待ち受けるのは小平太と知り合いの山役人、鉱夫らに取り囲まれるが鬼麿が「山人」と知り退却、残った山役人と小兵衛と斬り結び始末する鬼麿。あっさり斬られる役だが本田博太郎の獣性よく出た好演。砕石場ロケか。
金沢に入る一行。おりんとたけが鬼麿のことを話す水辺、梅宮大社神苑の八橋の上。
清麿の刀の購入者・清原を訪ねる鬼麿、刀比べの際清麿の刀がどれほど優れていたか得々と語る当主、回想の刀の試技は摩気神社。自棄になったライバルが刀を折ろうとしてぶっ叩いた末火にくべた経緯が語られる。この刀は平兵衛が扱ったものとは違い清麿本人が心を込めて鍛えた名品だった。焼かれた刀は清麿が引き取ったことも知れる。
もう一振りの駄作のほうで父と同じく刀比べにかけるという清原の息子にそれは駄作と告げる鬼麿。途端にライバルの回し者として追われる。
刀試しが行われる水辺、沢ノ池。ライバルの刀は虎徹で、売ったのは平兵衛。この虎徹が真っ赤な偽物の平兵衛が清麿の駄作すりあげたもの。偽虎徹はぽっきり。その夜清原宅より「清麿」盗まれ、鬼麿が疑われ叩き出される。
北陸道、清麿盗んだ犯人待ち受ける鬼麿、伊賀忍と戦う水上の橋、長岡天神八条池か。派手にスモーク焚かれ橋桁は足もとしか見えず。特徴のある大岩映るも確認し難い。この際、おりんの正体が明らかに。倒した忍の腰から駄作抜き折る鬼麿。
福井・三国湊。こぎれいな着物で登楼している鬼麿、今川太夫と会い、その姉の師匠が手つけた女の話を聞く。焼け焦げた刀を清麿の形見と肌身離さず持っていた経緯聞き、それを鍛え直させてくれと申し出る。以後、一心不乱に刀を鍛える鬼麿が籠る小屋、嵯峨酵素。
たけと共に作業続ける鬼麿を宿で待つおりんのもとに遂に父・伊賀組頭が現れる。小屋に火かける伊賀衆、総掛かりも出て来た鬼麿に刀を粉々に斬られてしまう(荒唐無稽な刀破砕シーンが展開)。
今川太夫のもとに届けられる鍛えられた刀、愛しそうに抱く太夫。街道筋、鬼麿を無視して行き過ぎようとしたおりんを抱え上げ走り出す鬼麿、山室。