旗本退屈男 謎の七色御殿

佐々木康監督作品 1961.8.1東映   40

キャスト
早乙女主水之介/市川右太衛門 半五郎/東千代之介 おみね/久保菜穂子 笹尾喜内/佐々十郎 鶴丸君/山城新伍 角田了庵/小沢栄太郎 義丸/菅貫太郎 宗像寛山/月形龍之介 宝木竜伯/徳大寺伸 能美左源太/吉田義夫

 西の東照宮と称される伊豆山中の大伽藍には、将軍家の次男坊が預けられていた。その内部で続いて起こる巫女の変死、徳川家簒奪を企む巨悪が姿を現し、将軍の名代で代参の鶴丸君の危機に早乙女主水之介が大剣を振るう。

ロケ地
・こまどり姉妹や半五郎、おみねたちが湯ノ川へ向かう山道、谷山林道か。
・子らと兎狩りに出る寺子屋の先生、彼らを見かける主水之介のくだり、丘陵地の谷地田か。
・狩りと称し葵の宮を望む頂に出る主水之介のくだり、用人らがヘタる山中は本物ぽいが宮を望む林はセットっぽい。
・葵の宮へやって来た鶴丸君の駕籠に矢が射掛けられる参道、下鴨か。
・了庵の墓に参る主水之介、墓標が丘を這う態の本物か。
・江戸へ戻る一行がゆく街道、谷山林道か。

*お馴染み・退屈の殿様の豪華衣装にも負けぬ迫力の、葵の宮のセットが凄い。陽明門そっくりの楼門は細部まで作りこまれているし、回廊等は目が痛いくらい派手。葵の宮から里へ抜ける洞窟も凝っていて、ヘンな神像もあるほかラス立ちでは鍾乳洞も細かく表現されているが、本物の義丸君の氷漬けは不気味。ニセ義丸の菅貫も見もの。


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