国定忠治

松田定次監督作品 1946.9.10大映

キャスト
国定忠治/阪東妻三郎 日光の円蔵/羅門光三郎 お町/飯塚敏子 板割の浅太郎/尾上菊太郎 文蔵/原聖四郎 松井軍兵衛/市川小文治 島村の伊太郎/光岡龍三郎 小柴の弥太吉/香川良介


 天保の大飢饉であえぐ民衆を、さらに踏みつけ食いものにする悪党ども。忠治親分は百姓衆のため奔走し恥辱にも耐え家財も売り払い、果ては恋しい女まで代官に差し出して田への水を乞うが、欲にまみれた者たちに「男の約束」は通じず水門は開かない。そして子分が無惨に斬られるにおよび、忠治は立つ。
和尚の言を容れ財を投げ出し丸裸になる忠治や、代官のもとへ行く直前のお町を初めて「姐さん」と呼ぶ円蔵、代官屋敷にお町を斬りに行き真意を知る浅太郎、恨み言を言いに来たものの父の意気に感じ協力を申し出る倅など、泣かせるポイントがきっちり用意されている。

平岡八幡宮

ロケ地

  • 鎮守の森で雨乞いの百姓衆、平岡八幡宮石段下に木組をあしらい。
  • 水門を守る二足の草鞋と文蔵たちが率いた百姓衆が衝突しかけるくだり、橋や里の道、不明(橋は一部欄干が破損した木橋、道は川堤)
  • 代官所、大覚寺明智門

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