忠臣蔵異聞 生きていた吉良上野介  1987.9.17テレビ朝日/東映


 怨敵・吉良上野介の顔を現認する任務をしくじる毛利小平太、大石内蔵助は彼を激しく責め一党から放逐する。しかしこれは芝居で、本物の吉良を討ち漏らした際の第二陣を小平太に託したのだった。
凱旋する赤穂浪士の槍先に「吉良の首」を見て落ち込む小平太、大小を擲ち市井に生きる覚悟を決めるが、彼の前に寺坂吉右衛門が現れて討ち入りの際の秘事を告げる。

今宮神社楼門

ロケ地
・吉良の顔を拝めなかったことを報告する隠れ家、不明。
・上杉綱憲邸(別邸の可能性あり)大覚寺大門。ここの中間が酒肆・おかめ女将の妹の恋人。門まわりや参道石橋でデートの場面もある。その中間を呼び出して話を聞くくだりでは、勅使門前の林間も使われる。米沢へ発つ上野介の駕籠を襲う小平太と寺坂のくだりでは、御殿川に二人が潜む。護衛の人数が意外と多いのに臆した寺坂が逃げ出すのは参道石橋の真下。
・訪ねてきた寺坂を追って神社へ走りこむ小平太、上御霊神社楼門(内側)。討ち取った吉良は替玉だったと聞くのは本殿脇。
・夜中こっそり店から出ようとした小平太だが女将に見つかり、二人で話す神社は今宮神社楼門(内側)

*毛利小平太は川谷拓三、煩悶や悲憤を持ち前の演技で見せる。市中で吉良の駕籠を窺うかさかさした動きは絶妙。小平太に惚れる女将は浅茅陽子、大石は丹哲、何でも弁えている細川家の用人は内田稔、吉良は小澤栄太郎。

放送日時参照元 テレビドラマデータベース


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