長七郎江戸日記
  1〜20話


第1話「風流双面草紙」1983.10.10

 長七郎ぎみの名を騙り浪人を集め盗みを働かせる輩あり、猟官運動資金ゲットが目的だが、動機は長さんに対する妬みだった。

ロケ地
・剣友の牧野主膳を呼び出しニセ長七郎の件について話す長さん、神護寺和気公廟所内陣。
・柳生宗冬邸、大覚寺大門
・命を狙われている亭主の無事を祈り弥生神社でお百度を踏む大工の女房、今宮神社稲荷社
・盗っ人は松平長七郎と書きたてた朝文堂から出た目つきの悪い浪人を尾行する右平次、金戒光明寺三門越し〜石段前〜永運院下坂
・盗っ人はニセ長七郎と書いた夢楽堂のよみうりを見てアジトへ急ぐ浪人、西明寺山門
*長さんを陥れる黒幕に原田大二郎、手下に川合伸旺や山本昌平。冒頭、町方に追われ長さんを見て観念し自刃する元駿河大納言家中の浪人に峰蘭太郎。ニセ長七郎ぎみもちゃんと登場、微妙に似ている。切腹忠長は中村錦司。
設定エピソード
・朝文堂の記事「悲運の貴公子・松平長七郎」を見て長さんタイヘンと注進のおれん。
・牢から脱出する辰、ヘルプに現れる「忍者」を見て「六さん?まさかね」。


第2話「風流献上鷹始末」1983.10.25

 老中・酒井の家中で起こる城代と江戸家老の対立は鷹飼い親子を巻き込み、これがため長さんの介入を招く。

ロケ地
・酒井家の献上鷹行列が江戸入りの道、下鴨神社参道。浪人の斬りあいが殺到してくるのは馬場から、長さんが一旦鷹を保護するのは河合社脇。
・酒井家江戸屋敷、西本願寺大玄関門
・鷹を探す娘が長さんに江戸に連れて来たくなかったと嘆く川辺、下鴨神社泉川畔。
・江戸城、姫路城に酷似するも細部合わず・書割か。
・鷹はまだかとぐずる竹千代ぎみ、南禅寺方丈式台玄関
・夢楽堂に「届いた」鷹を持って町をゆく長さんと辰、大覚寺明智門前〜参道石橋有栖川(尾行者は川中)五社明神(襲撃)。江戸家老と赤とんぼ組が呼び出され成敗されるお堂、神護寺五大堂(立ち回りは林間や石段も使用)
・柳生宗冬邸、大覚寺大門
・酒井讃岐守を訪ね鷹を姫路の山へ返してやるよう要請する長七郎ぎみ、白沙村荘倚翠亭(長さんは飛び石上にいて縁先へ移動、問魚亭越しのアングルも)
*鷹飼いの娘に大場久美子、江戸家老に青木義朗。ラス立ち福ちゃん入り、赤トンボ組構成員(旗本)で、くるくる高速回転崖落ちは必見。
設定エピソード
・若若と大声の宅兵衛におれんが「離れにお住まいの方は速水長三郎、そういう堅い約束でしたわね」。
・六と腹の探り合いの長さん、蕎麦食って「玄人はだしだぜ」。会話では長さんが夢楽堂に来たのも六が屋台をはじめたのも一年前から。


第3話「風流山王祭」1983.11.1

 豪商・銀屋乗っ取りを天下祭に絡めて。等身大で顔白塗りの銀屋そっくり人形も不気味に、猟奇タッチで話が進む。

ロケ地
・銀屋人形を見たあと町をゆく長さん、大覚寺参道石橋御殿川手すり際。
・銀屋の息子が殺される雨の夜道、大覚寺有栖川(河床から見上げ)
・家を焼かれた銀屋が滞在する寺、神光院本堂。祭りに出かける銀屋を見張る長さんは蓮月庵の中から池の橋越しに本堂を見る。
・長さんに事情を打ち明ける銀屋の後妻、不明(巨大五輪塔のある墓地)
*銀屋と双子弟は高松英郎の二役、後妻は田島令子。悪女で刃向かうので容赦なく斬る長七郎ぎみ。
設定エピソード
・宅兵衛の「かかる身分のお方は」を鸚鵡返し皮肉のおれん。
・吹き矢で怪我した長さんに「ダンナに何かあったら首が飛ぶ人間も」と六さん。


第4話「風流編笠節」1983.11.8

 旗本奴と事を構える夢楽堂、辰が首魁から掏った財布には謎めいた書付、探ったすえ出てきたのは長七郎ぎみの昔の恋だった。

ロケ地
・白束組が野郎歌舞伎の役者を晒す神社、今宮神社舞殿前。おれんのお供の辰が入りかけて引っ張り出される茶店、門前の一和東門を入る二人は白束組が起こす騒動を見る。
・白束組に追われた役者やおれんたちを船で逃がす長さん、広沢池東岸
・同じく白束組と悶着を起こした若衆姿の娘が伊曽の局の妹と知る、大覚寺護摩堂前。
・伊曽の局の幽閉場所を探し歩く長さん、中山邸門参道
・伊曽の局が監禁されている向島の相模屋寮、中山邸通用門
・大老・酒井讃岐守邸、西本願寺大玄関門
・京へ帰る局を見送る長さん、木津川流れ橋(OPの汀は木津川汀)
*伊曽の局は東福門院が派遣した華道指南、まだ城にいた頃の長七郎と心を通わせたが、彼が去ったあと将軍に見初められ断るや幽閉の憂き目に遭い乱心、長く大奥にあった局ゆえ機密保持のため大老が始末を目論むという図。*伊曽の局と妹・徳子は根本律子の二役、白束組首魁は黒部進。ラス立ち福ちゃん入り・派手な羽織着た白束組の一人。
設定エピソード
・白束組皆殺しを見ていた六さん、「味方にすれば頼もしいが敵に回すと怖い人」と述懐。


第5話「風流みだれ囃子」1983.11.15

 苛政にあえぐ民は直訴を思い立ち江戸へ、しかし国元から餓死寸前の知らせが入りやむなく盗みを働く。これの捕物に居合わせた長さんは、忍者が出て逃がしたことで不審を抱き乗り出してゆく。

ロケ地
・市松小僧に化けて忍者集団を誘き出した長さんが被り物をとり向き直るお堂、相国寺法堂基壇(退却の忍びは回廊を走り去る)
・島原藩江戸家老の駕籠を襲う天草残党、大覚寺大沢池堤(小さな鳥居と祠をあしらい)
・さらわれた辰とお君を残党と交換で呼び出しの久保ヶ原、酵素河川敷(ラス立ち、早暁設定で靄を演出)
*天草の残党は島原藩領に生存を許され細々暮らすが、代替わりのあと江戸家老の圧政が始まり苦役も課され追い詰められ、という設定。キリシタン要素とかは出てこない。故郷の同志のため市松小僧になるのは森次晃嗣。江戸組の一人の「飴売り」に福ちゃん、クレジットあり(駕籠襲撃の折忍者出現に大げさに驚き駕籠のまわりでうろうろ)。*ワルを誘き出すのに市松小僧に扮したり、先代藩主に長七郎ぎみとして掛け合いに行ったり、駕籠襲撃失敗の際にはお面かぶって駆けつけるなど手数を繰り出す長さん。このほか、駿河大納言が懇意だった商家に芝居を頼みに行ったりもしている。*江戸家老は高野真二、忍びの頭目は宮口二朗。
設定エピソード
・おきみと辰、物陰から成敗衣装を着て立ち回りの「長七郎ぎみ」を見ている。


第6話「風流敵討ち狂言」1983.11.22

 謎の黒イカ集団に襲われる役者、江戸入りのあとも興行を邪魔され。実はこの役者仇討ちを志す元大坂城蔵奉行の息子で、父を殺し公金を奪ったワルは大奥に根を張っていた。事情を知った長さんは、父大納言の最期を思い出し遠い目をするのだった。

ロケ地
・鈴ヶ森で黒イカ集団に襲われる霧浪萬次郎を助ける長さん(川崎大師に詣でた帰り)下鴨神社馬場。一味の首領が指笛を吹き退却を促す橋は泉川の小橋。
・興行差し止めを申し渡された萬次郎を慰労する長さん、屋形船は広沢池東岸にもやる(黒鍬の襲撃は船をぶつけて)
・事後、長七郎にとって父の仇は徳川の治世の歪みと語るナレーションのくだり、水辺を歩く長さんは大覚寺放生池堤(放生池ほか汀は草ぼうぼう)
*萬次郎の父を殺害し御用金を奪った「仇」の兄妹は、その金を元手に妹を旗本の養女→大奥出仕→将軍の寵を受けるお中揩ノなり兄は黒鍬組頭に成り上がる次第。こやつらが長七郎ぎみに申し立てる「言い訳」が傑作、互いに罪をなすりあい。くだくだやってるうち焦れた長七郎に猿芝居と決め付けられるやお中揩ヘ呵呵大笑「長七郎めが」「それでこそ我が妹」…沖の井は本阿弥周子で黒鍬ヘッドは上野山功一。


第7話「風流あずま歌」1983.11.29

 政争に巻き込まれる歌学者父子を救う長さん、しかし仕官を餌にワルに利用された浪人を助け得ず物思いに沈む。

ロケ地
・縁日で暴れ馬を鎮める長さん(原島浪人は子を救出)下鴨神社馬場
・歌学者・雨宮祐徳邸、源光庵山門(帰途の路地不明)
・釣りの長さんに次期老中を巡る動きを報告する宅兵衛、広沢池東岸
・長さんを狙うも果たし得ず崩れ折れる原島浪人、不明(玉垣とお堂?)
・雨宮が呼び出される向島堤、広沢池北岸(ラス立ち)
・友を失った空しさに沈む長さん、神護寺石段
*原島浪人に和崎俊哉、東歌を盗み政争の道具に使う二本松藩主に菅貫太郎、手下に中田博久。*歌学者が巻き込まれるのは、御講に使う将軍の宝物・権律師直筆の「東歌」を手許に置いているため→紛失すれば菅貫の政敵が失脚というネタ。長さんがコレを使って皮肉カマすのに使う東歌は万葉集巻14-3437「陸奥の安達太郎檀はじき置きて反しめきなば弦矧かめかも」。

参考文献:折口信夫全集第五巻「口訳萬葉集(下)」S30中央公論社刊

第8話「風流五三の桐変化」1983.12.6

 豊臣の残党が現れ、江戸を混乱に陥れる。しかし将軍を害さんとした企みは、動きを読んでいた長七郎により阻止される。父大納言に対する長さんの思いが泣かせる。

ロケ地
・黒田家の姫と長さんのお見合いの寺、西明寺本法寺を複合して使用。門は西明寺山門、境内は本法寺本堂前や回廊等。
・豊臣残党の流人たちを入れる芝浦の寺、神護寺金堂前から堂宇見下ろしのイメージカット。
・黒田家上屋敷、不明(門)
・将軍がお忍び予定の泰平山清昌寺、神護寺(大人数相手の立ち回り、石段を駆け下り五大堂前から明王堂前でチャンバラ、寺を去る長さんのシーンで山門内側)


第9話「風流悪人狩り」1983.12.13

 無実の罪に落ちた亭主を庇い通す女房の情話、長さんは奉行所に巣食っていたドブネズミを洗い出し成敗。裏で奉行呼びつけてたりなんかもする。

ロケ地
・牢を逃げた佐平たちが潜む漁師小屋、広沢池西岸湿地に小屋セット(養魚場脇)
・佐平が女房と密かに会う八幡さま、鳥居本八幡宮
*ワルは吟味与力と同心に悪徳商人の三人なので殺陣も短め、一分ほど。


第10話「風流手まり唄」1983.12.20

 重代の家宝を奪われ殺される浪人、盗った茶釜は同朋頭への賄賂に使われるが、収賄側がもたらした茶釜には信玄の隠し金情報つきというネタで、遺族が追い回される羽目に。もちろんけしからん旗本と茶頭は長さんに捻り潰されるが、辰が後家さんに岡惚れし肩入れの挿話もついてくる。

ロケ地
・殺された浪人の墓、二尊院墓地(後家誘拐を長さんが阻止)
・墓からの帰り、茶釜の事は忘れてと去る後家、二尊院紅葉の馬場
*茶釜は信玄愛用の名器・鈴虫の茶釜。これに信玄が穴山梅雪に託した隠し金情報入りのお墨付きがという話。後家さんはこれを娘の手鞠に仕込んでいて、長さんが糸をみんなほどくシーンあり、元に戻ったかは不明。肝心のお墨付きには拍子抜けオチあり。
設定エピソード
・六さん、茶釜とお墨付きを渡せと迫る段、きっぱり忍者姿で現れ「主」の意向を伝え刀に手をかけ身構える。


第11話「風流浮世絵崩し」1983.12.27

 山流しの勤番侍は江戸に帰還するため金を横流し、悪事に気付いた鉱山の長を始末するためヤマを爆破。そして江戸、金の力で出世しおおせている者どもを、爆破により父兄を亡くした若者たちが狙う。

ロケ地
・江戸城イメージ、姫路城天守、小天守。
・おいとを襲った浪人が山岡頭巾の武士に報告後消される神社、鳥居本八幡宮広場。
・爆破された甲府金山・西の山、砕石場か。
・釣りの長さんのところへ山崩れを知る男を連れてくる辰、罧原堤下汀(漁師小屋あしらい)
・中篠流道場においとを訪ねる長さん、道場を覗く長さんの背後に下鴨神社河合社塀、道場の外で話すのも河合社塀際。虚無僧が襲ってくるのは池跡
・長さんに山崩れ以降の経緯を告白するおいと、大覚寺天神島
・鉱山の長(おいとの父)が隠れ住む小屋、糺の森か。彼の死を見届けた長さんがゆく水辺、広沢池東岸
*おいとに岡田奈々、父・源次に織本順吉。山流しどもとつるむ小普請支配に藤岡重慶。*おいとは仇を誘き出すため夢楽堂の美人画よみうりに登場、このほか黒幕から手が回って夢楽堂に発行停止命令が来たりする。


第12話「風流蛇女騒動記」1984.1.10

 蛇女騒動の真相はライバル殺しの偽装工作、作り物と書きたてた夢楽堂へは手荒い仕返しが来たりする。ついでワルは煙たい長さんを消しにかかるが、地雷を踏むに他ならないのだった。

ロケ地
・蛇女を探しに出て辰が秋田屋の死体を見つける河岸、広沢池東岸
・長さんを襲う刺客、大覚寺有栖川(河床から見上げ)五社明神大沢池北西畔。
*欲と道連れで蛇女を捕まえにゆく辰が笑える。呼びかけは「蛇女…さーん!イェイイェイ」。でっかい桶背負ってるのが可愛い正ちゃん、酒飲ませてこれに入れてねと目論むがそれヤマタノオロチ。蛇女美術、顔と手足に鱗を貼りこみ尻尾は別仕立て。ぬるりと草の間にのぞく眺めはちょっとキモチワルイ。*長さんを騙す妾に日向明子、悪徳商人は北原義郎で用心棒は五味龍太郎、手下に福ちゃんがいてクレジットは「浪人」。
設定エピソード
・松山照夫の銃を逸らしてくれた六さんにお礼言いに行く長さん「ある男の見張りを頼まれた隠密が、またその男を助けてしまったんだってさ」。


第13話「風流乙女慕情」1984.1.17

 忠義の臣の諫言は辻斬り殿様の胸に届かず、身を捨てた父子は犬死にとなり、祝言間近だった倅の婚約者も破滅させてしまう。

ロケ地
・目の前で父(近江屋)を辻斬りに殺され、相手の顔を見て幼児退行してしまったお小夜を思い出の神社に連れてゆく長さん、車折神社参道。
・小夜の婚約者の若侍と言い争いになる水辺、大覚寺大沢池(背景に木戸も映り込む)
・近江屋の番頭と話すが彼も前言を翻す縁先、嵐亭か望雲亭か。
・婚約者の死を聞き彷徨う小夜、大覚寺放生池堤(紅葉)中ノ島橋(入水)
・辻斬り殿様を成敗に出る長七郎ぎみ、大覚寺五社明神(舞殿に壁と扉あしらい)
・小夜の鞠を川に流す長さん、中ノ島橋下手汀
*お小夜は西崎みどり、歌入り。婚約者の若侍は草川祐馬、父は諫死でハラキリ、本人は殿の罪を着ようとするが逆ギレ殿様にずんばらりで完全な犬死に。*辰鼻歌、長さんが預かったお小夜が気になりイライラおれんに「だけどなぜか気になる離れの様子/遣る瀬無いこの胸の内」←顔に墨塗られ。
設定エピソード
・近江屋は長七郎が織田家預けの折出入りしていて懇意。


第14話「琉球使節異聞」1984.1.24

 琉球の御使者を狙ったかに見えて真の的は接待役の老中、屋敷の外から穴掘って爆薬仕掛けたりと物騒な相手は遠藤太津朗、企みを阻止に来た長七郎ぎみにぶった斬られる。
穴掘りに雇われ始末された人足の娘を構う辰のエピソードにけっこう尺を割く。
*ロケ地なしセット撮り、おれんさん不在回。エンタツのなりは学者なので総髪。
設定エピソード
・稲葉屋敷から出てきた長さんたちに空とぼけて応対の六さん、長さんも中で博打してたと虚言。


第15話「通りゃんせ小太郎」1984.1.31

 碁の天才少年を手に入れるため汚い陰謀をめぐらす悪党ども、彼に碁を習っていた長さんが乗り出し子を保護、ワルには鉄槌が下る。

ロケ地
・小太郎の父の墓、二尊院墓地。女房に経緯を聞く段で墓地各所が使われ、大覚寺天神島朱橋上にスイッチ。
・小太郎が逃げ出してくる碁打ちの大林算喜邸、大沢池木戸(有栖川側に壁をあしらい屋敷に仕立て)
*小太郎の父に森章二、本因坊に四連敗中のの大林算喜に剣持伴記、パトロンの側用人に江見俊太郎、凶暴な次男に成瀬正。


第16話「仇討ち免許状」1984.2.7

 許婚者を父の仇と狙わねばならぬ娘、しかし「仇」は江戸家老の悪事を憂える有為の士だったと知れる。彼を庇い死んだ巾着切りの娘の枕頭で、長さんは成敗を示唆。

ロケ地
・仇を求め江戸へやって来た唐津藩物産奉行の娘・千鶴を悪者から助け事情を聞く茶店、大覚寺護摩堂裏手に床机あしらい。
・千鶴が「仇」江口に呼び出される鳥越神社、鳥居本八幡宮(広場、舞殿)
・罠にはまった江口が辰の機転で逃げる道、大覚寺有栖川畔〜五社明神。このあと長さんが江口に奉行を斬った真相を迫るのは天神島
・千鶴を外へ連れ出し仇討ちをやめるよう説得する水辺、大覚寺大沢池堤(紅葉)
・おりんの墓に参る江口、大覚寺聖天堂前。
*江口昌之介に仲雅美。
設定エピソード
・肥前屋へ入る侍を尾行していてた宅兵衛、その近くに屋台を出していた六さんを見つけ「見張りか?将軍家お目付が目をつけたのは肥前屋か?」。


第17話「はぐれ千鳥」1984.2.14

 ハメられ欠所のうえ獄死した大奥出入りの小間物屋、その娘が単身ハメた悪徳商人を刺すという挙に出て牛さんに拾われ、ワルどもの企みは長さんの知るところとなる。

ロケ地
・おぶんが相模屋を刺す大川橋、木津川流れ橋。このあとおぶんは川にドボン→鰻取りに来ていた牛さんに保護される。ラスト長さんがゆく橋も流れ橋、凧揚げの子供あしらい。
*俺に娘があればおめぇくらい、とおぶんを保護する牛さん。お握り運んだり町方に捕まって責め問いされたりたっぷり情話。*ワルのバックにいた筆頭与力は亀石征一郎。*辰のへらず口炸裂、蒲焼を期待していて裏切られ、出された握り飯に悪態「蒲焼って白いの?蒲焼って丸いの?胡麻ふってあるの?」とまくし立てる。植木屋のカッコで相模屋を探りに行って見つかりごまかす鼻歌「花を摘みましょ〜」も大笑い(東京の花売り娘か)。*宅兵衛さん六さん不在。


第18話「友情 雪の舞」1984.2.21

 赤坂山王下溜池の用水工事を妨害し作事奉行を失脚させる企み、奉行は長さんのお友達。ついでに長七郎ぎみも始末すれば御老中の覚えもめでたくと目論む勘定奉行は、悪企みが過ぎて墓穴を掘る。
*ロケ地、工事現場、砕石場でもちろん派手な爆破シーンあり。長さんが人夫に入っている趣向で、導火線を弄ってて犯人扱いされ引き立てられ、詮議に出てきた奉行に縄をうたれたカッコで「何年ぶりかなぁ」と声掛け、慌てさせたり。普請奉行は藤巻潤、勘定奉行は外山高士。


第19話「裏切り御免」1984.2.28

 沢木兵庫こと六さんがカミングアウトし、本格的に長さんファミリーに入るお話。
事件は亀岡藩の金山をめぐる陰謀、柳生をも追い使う黒幕が暗躍。長さんは落とされた若君を匿い関わってゆく。

ロケ地、柳生忍群の小頭とツナギをとる兵庫、大覚寺天神島祠脇。
*黒幕の金山奉行は名和宏、つるむ江戸家老に浜田晃。柳生の小頭は西沢利明。*兵庫の報告を受ける「宗冬」は足だけ登場で台詞なし、もちろん丹哲ではない。
設定エピソード
・六さん、いつものように辰のピンチに縄梯子出したり右平次に煙幕で援護したあと、お話半ばで柳生忍だと名乗る。柳生が利用されていると疑問を抱く六さんは仲間と戦う羽目になるが、長さんは彼を「仲間」だと割って入る。六さんの処遇は小頭が言伝→「当分好きにしろ」。


第20話「かけこみ寺異聞」1984.3.6

 不正を告発し奸臣として討たれた黒川藩江戸家老、その妻女は城代の汚職の証拠を持ち東慶寺へ駆け込もうとする。彼女を追っ手から助けた長さんは、鎌倉まで送ってゆくことに。その寺には、父大納言の菩提を弔うお堂があるのだった。

ロケ地
・追っ手に斬られた従僕の墓、不明。
・苦役に駆り出される黒川藩の民イメージの普請場、砕石場か。
・妻女を鎌倉へ送ってゆく道、北嵯峨か。
・二重に擬態するも露見し襲われる妻女を乗せた駕籠、大覚寺大沢池堤
・松岡山東慶寺、西明寺(指月橋、参道石段、山門、境内とたっぷり映る。一部には雪景もあり粉雪がぱらつくシーンも)
*事の次第をよみうりに書かれた黒川藩、キレて東慶寺に軍勢繰り出す始末。掛矢で門を破壊しかけると中から開いて長七郎ぎみ登場、参道で大立ち回り(数人は逃げ去り)。*東慶寺の天秀尼に丹阿弥谷津子、妻女に一柳みる。
設定エピソード
・駿河大納言を弔うお堂に一度も来ていなかった長七郎ぎみ、そのことで謀反の意思ありととる向きもあったと天秀尼が語る。
・東慶寺へ一人入って行った長さんを待つ一行、橋たもとでお昼を使いながら辰がなんでなんでと駄々こね。宅兵衛と右平次には目くばせして入っており、各人の距離と温度差がちゃんと描かれている。


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