稲妻街道  森一生監督作品  1957.9.21大映

キャスト
浮巣の半太郎/市川雷蔵 伊予吉(お美乃の婿)/品川隆司 お美乃(三右ヱ門の娘)/浦路洋子 おえん/阿井美千子 おつう/市川恵美 おため/浦辺粂子 田原の三右ヱ門/荒木忍 股五郎/小堀明男 二川の島蔵/沢村宗之助


 簀巻きにされ危ないところを助けてくれた婆さんに深く恩を感じた半太郎は、毎年決まって訪ねてくる。その郷では、三州一帯を手中におさめる野望を抱いた貸元が、代官の威光を笠に着て各方面に魔手を伸ばし始めていた。
潰す先の不満分子を抱き込むのが二川の島蔵のやり口、田原の三右ヱ門の娘を好いていた男が婿取りにクサるのを利用する外道。三右ヱ門が殺されたあと復讐に行った子分も返り討ちに遭い、新婚夫婦が窮するところへ颯爽と現れるのが半太郎、彼は昔三右ヱ門が娘の婿がねにと望んだ男だった。

ロケ地
・登場する海浜は琵琶湖の松原、画面が薄暗く稜線がはっきりしないのでいずこと特定できず。
・渡船の情景には川、河原の礫はけっこう粗い。三右ヱ門の墓は西教寺か(湖を望む高台、対岸に三上山)
・島蔵一味の夜襲に気付いた半太郎がおつうを家へ帰らせる夜道、不明(大きな両部鳥居をくぐる)

*上映年月日参照サイト/日本映画データベース


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