水戸黄門 第34部 TBS/CAL キャスト 第1話 「旅のはじめのお見合い騒動」 2005.1.10 助さんに降ってきたお見合い話、仙台藩士の妹であるお相手のお転婆は、側用人の汚職事件に関わってゆく。心ある有志たちが殿に直訴の決意を固めるところ、老公が介入し暴発を諌め、お見合いは白紙だか保留だかよくわからないまま、老公一行は仙台へ向けての旅に発つ。 ロケ地
*側用人・大沼に林与一、悪役ぶりも堂に入る感ありのマフラー姿。助さんの母に池内淳子も面白い。 第2話 「頑固な母がついた嘘」 2005.1.17 曲がったことや嘘が大キライな海産物問屋の女将、奉行への献上金を断ったことから店は窮地に追い込まれる。しかし、四角四面な母に反発して家を出ていた息子が調達してくれた鯛を地元産と言い張り、「嘘」をつくのだった。 ロケ地
*ラス立ち福ちゃん入り、助さんにブチのめされてのけぞり。 第3話 「父子つないだ職人魂」 2005.1.24 皆に慕われる甲冑師の老爺、息子は殿様の仰せも蹴る一徹な親父が母を死なせたと反発する。しかし悪徳商人の雇主が父を侮るのには逆らい、父子ともども大ピンチに陥るが、老公一行のフォローで円満解決となる。 ロケ地
*甲冑師が息子に会いにゆき、旅籠の庭にいるだけなのに短絡して「聞かれた消さねば」の産品横流し家老、想像力豊かすぎ。 第4話 「お世継の陰謀を暴け」 2005.1.31 いよいよ仙台、林与一と対決。 ロケ地
*下城の林与一を襲う若侍たちのくだり、護衛の鉢巻侍に福ちゃん。助さんにぶっ叩かれる。 第5話 「格さん不覚 消えた印籠」 2005.2.7 格さんが印籠を掏られるというヘマをやり、悪代官に権威を利用されてしまうお話。日誌のかわりに遺書を書く格さんだが、助さんの友情溢れる活躍で事なきを得る。学芸会のようなお芝居にいっぱい食わされるお間抜け欲深代官に立川三貴。 ロケ地
*「学芸会のような芝居」が傑作、助さんを用心棒に送り込むのに仕込み芝居を嬉々として繰り広げる一同(格以外)。この過程で助さんが仕方なく老公をシメる場面などもある。代官のとこに置いてくるニセ印籠を作っている鬼若が可愛い。 第6話 「忠義貫き北国に春」 2005.2.14 幼馴染が代官に出世したことで侍となった男。純朴な思いは、上司の思惑に流され道を誤りかける主人を土壇場で改心せしめる。 ロケ地
*南部牛追唄♪「田舎なれども南部のクニはよォ〜」と喉を披露の、代官の家来・万二郎に千昌夫。山林乱伐の黒幕の家老に「石屋」。 第7話 「愛馬が教えた親孝行」 2005.2.21 舞台は遠野、悪代官のご機嫌取りに使うため、健気な娘と愛馬のアオが標的に。その家に宿を借りていた老公は、一家の危難を救い博打好きの道楽息子を更正させて旅立ってゆく。 ロケ地
*OPに協力・藤樹神社とあるのは、娘の家の「ロケセット」萱葺か。 第8話 「荒くれ旅籠に咲いた花」 2005.2.28 花巻のうらぶれた木賃宿の主は食い詰め者の食客を養う男伊達。追われて行き倒れたワケあり娘を匿うが、その娘は奇縁によって導かれた彼の実の娘なのだった。 ロケ地
*元盛岡藩士だった銀平に目黒祐樹、彼の営む木賃宿に巣食う四人組もいい味。 第9話 「お娟の身代り見合い」 2005.3.7 盛岡城下で進行中の闇取引、このための政略結婚を嫌い家を出た娘を保護したことから、老公は事件に関わってゆく。 ロケ地
第10話 「女占い師が悪を討つ!」 2005.3.14 騙りの女占い師が、亡き妹に似た少女の健気な願いを叶えてやるファンタジー。新任代官が申し付ける無体な運上金のウラを暴く大芝居が、老公のサポートで展開。流れ者の占い師・おまさ姐さんと、「日誌の兄ちゃん」格さんの交流がフレームとなり、「花輪にて、生意気だがイイ女と出会った」と記される運びとなる。 ロケ地
*格さん、飛脚便で「日誌第一巻」を水戸に送った模様。 第11話 「津軽馬鹿塗り 頑固比べ」 2005.3.21 舞台は弘前、塗り師親子を藩用人と悪徳商人の魔手から救う老公のお話。仕事に賭ける父の情熱を知る、塗り師の息子の成長物語がメインテーマ。タイトルは頑固な職人に文箱を注文して断られるも食い下がる老公、事あるごとにはじまる親子喧嘩の傍らで、「私の文箱はどうなりましたかな」とツッコミ。 ロケ地
*頑固職人の父に赤塚真人、悪徳商人に中田浩二、用人に津村鷹志。ラス立ち福ちゃん入り、老公に杖でぶっ叩かれている。 第12話 「風の鬼若怒りの秘剣」 2005.4.11 珍しい剣客ネタ、鬼若の師匠が、昔倒した武芸者の息子に仇と狙われる話。舞台は松前で、首席家老を狙う亀石征一郎が抜け荷をやらかしていて、おまけに柳沢の意を受けて老公を狙ったりもする。見どころはやはり師匠の林隆三、自分の好きな役どころじゃなかったけど老剣客もけっこうイケる。荒くれ時代のロン毛鬼若も面白い…なんかメチャあっさり感化されてるが。封印された「風虎の剣」を抜く際のCGはちょっと笑える。
*亀石征一郎だからか、一旦恐れ入るものの「もはやこれまで」と斬りかかってくる。最近あまり見ないけど、たまにはコレがないとね。配下にさりげなく中田博久なんかもいて、ラス立ちにはちらっと福ちゃんも見える。 第13話 「贋作描いた御老公!?」 2005.4.18 舞台は出羽・久保田城下、偏屈の絵師と知り合う老公、生き別れの父子を結びつける役まわり。身籠った母を捨てたと恨みつつ、見ぬ父を慕い手本の絵をなぞっていた息子の心を解いてゆく。 ロケ地
*贋作を描かせている蔵の見張り侍の一人に福ちゃん、印籠出現にいちばん前で驚愕。 第14話 「百鬼夜行の鬼ヶ島」 2005.4.24 千太が食い詰めて餅泥棒をはたらいた際、助けてくれた恩人のお話。念願の仕官が叶った「ご浪人」は、鉄砲密売組織を検挙するため、悪の巣窟に潜入中だった。悪所で芸者あげてボッタクリに遭い、衣と杖をとられるご隠居のエピソードあり。 ロケ地
第15話 「姑から逃げた嫁の秘密」 2005.5.2 舞台は出羽・新庄、神君より拝領の茶碗を盗み首席家老を追い落とす、次席家老の陰謀が進行中。これにからんで殺された御納戸役の妻女は、夫の死に不審を抱き仇討ちを志す。婚家に累が及ばぬようはからい、真意を知らぬ姑の非難を浴びても毅然としたその健気さが、老公を動かす。 ロケ地
*ラス立ち福ちゃん入り、裃つけた侍。助さんにぶっ叩かれてのけぞり。 第16話 「お転婆ふたり恋の港町」 2005.5.9 舞台は酒田、港湾改修に際し歓楽街建設地のため十文字屋を狙うワル、しかしその店には老公が投宿しているのだった。お話は十文字屋の跡取り娘と、先代に拾われた元武士の番頭のラブストーリー、番頭の妹が婿取り嫌さに兄を探して旅してくるエピソードも挿まれるが、こっちは馬鹿な誤解がもとのドタバタ。 ロケ地
*茜を襲う山賊の一人に福ちゃんはじめ木下さんとかいつものメンバー、毛皮着用。福ちゃんは茜の無茶な刀振り回しにどっひゃーと派手にコケている。福ちゃんはラス立ちにも登場し、老公にボコられたあと格さんと刀を合わせる。こっちは浪人の先生方。 第17話 「人間将棋に待ったなし」 2005.5.16 天童では将棋好きの藩主に影響され賭け将棋が大はやり、治安は乱れ田畑も荒廃するありさま。ここに、父藩主を諌めようとするご落胤の娘がやってくる。 ロケ地
*ご落胤の姫様で将棋の名人は天童よしみ。 第18話 「剣友の濡れ衣を晴らせ」 2005.5.23 舞台は会津、助さんが心服する剣の使い手は、汚職の証拠をつかんだことからワルに密殺されようとしていた。 ロケ地
*悪役陣てんこ盛り、家老に西沢利明、普請奉行に伊吹剛、材木商に和崎俊哉、ラス立ちにほんのちらっと福ちゃんの姿も(裃着けた家士)。 第19話 「浪花女は銭の神様」 2005.5.30 亭主に捨てられ歯を食いしばって生きてきた女、亭主を恨みつつそれでも彼が野垂れ死んだ三春で暮らす。よすがの地が藩重職と悪徳商人に蹂躙されるのに立ち上がる女に、老公の手が差し伸べられる。 ロケ地
*おしかの亭主に面差し似ることからいけずをされる老公、薪割り姿に怒った千太は「このお方をどなたと」を最後までやってしまうが笑い飛ばされ。おしかは中村玉緒。 第20話 「恐怖の吊り天井!」 2005.6.6 舞台は宇都宮、潔癖な藩主が煙たい城代が企む密殺計画に乗じる柳沢吉保の陰謀、殿様のついでに老公殺しちゃってプランは、やっぱりうまくいかないのだった。 ロケ地
*飛騨の匠が作らされる吊り天井の仕掛け、凝っていて見もの。作品によっては単に土煙上げて天井が落ちてくるだけだし。 |