天保六道銭 平戸の海賊

佐伯清監督作品  1955.6.7東映

キャスト
森田屋清蔵/大友柳太朗 お鈴/高千穂ひづる 番頭・与兵衛/水野浩 お組/日高澄子 金子市之丞/原健策 くらやみの丑松/稲葉義男 おすぎ/浦里はるみ 船頭・重五郎/富田仲次郎 布屋/永田清 仙吉/須藤健 鎌田総兵衛/吉田義夫 河内山宗春/月形龍之介 片岡直次郎/伏見扇太郎 松浦蔵人/神田隆 柏倉外記/清川荘司 柏倉昌三郎/三条雅也 松浦壱岐守/岡田英次


 恩ある藩のため海賊まがいの後ろ暗い働きをしてきた森田屋だが、お上への聞こえを憚った藩は彼をあっさり消しにかかる。あまりのやり口に怒るまいことか、経済的に藩を追い詰めにかかる森田屋。しかし妻にとまで思った娘の涙にコロっと参り、一転藩が面目を保てるよう立ち働いてやる。失った愛は帰らず、キープしていた女にも去られちょっとブルーな快男児に、時の傑物・河内山宗春が慰めともつかぬ言辞を吐いて、磊落な男たちの話は幕を閉じる。

ロケ地

  • 森田屋が長い航海のすえ帰り着く平戸、不明(「湾」を見下ろし)
  • 岬に停泊する森田屋の船を見遣る柏倉昌三郎ら藩士たち、不明(切石積みの護岸)
  • 森田屋の番頭・与兵衛が娘・鈴を連れ出し因果を含める浜辺、不明(水辺に家並み、護岸は切石積み)
  • 森田屋への陰謀を知ったお鈴が駆け込む城代屋敷、相国寺林光院。式台玄関から昌三郎が出てきてお鈴を阻む。その後刺客をやり過ごして出てきた森田屋も玄関、このとき壁を隔てた方丈脇で昌三郎に口を押さえられたお鈴がモガガ。
  • 森田屋の大坂妻・お組の自棄酒に付き合わされる金子市と船頭・重三郎、イカ集団が出て襲う帰り道、不明(相国寺境内?)
  • 森田屋の紙入れを掏った丑松を追ってゆく目明し・仙吉ら、見失う水辺、不明(池端か、下っ引の足もとに土橋)
  • 掏られたことに気付き首をかしげながら「ありあけ」の門をくぐる森田屋、不明(細竹編みの瀟洒な門、門柱は北山杉。料亭ふう)。丑松がおすぎと落ち合うやしろ、相国寺弁天社か。
  • 市中をゆく金子市を見て訝しむ仙吉親分、植え込み際の道は長岡天神か。行き違ったあと五年前の後家殺し浪人と気付く。
  • 父・与兵衛の縊死後、遺書のナレーション被るなか歩むお鈴、不明(石垣際の石段、突き当たりに門。石垣と反対側はラウンド塀)
  • 平戸藩大坂留守居役と化かし合いの森田屋、藩をシメてやると笑う道は相国寺鐘楼北側(鐘楼映らず)、それを見かける丑松とおすぎは大通院前。
  • 江戸へ向かう昌三郎とお鈴の「夫婦」、松並木の街道は川堤か。おすぎが昌三郎の懐中を狙う茶店、不明(谷地田脇の地道)
  • 森田屋の駕籠を狙う藩士たち、不明(山際、切り通しの林道)
  • 丑松が昌三郎から書付を掏る渡し場、不明(浅い川、堤はけっこう高い)。丑松が逃げて金子市に助けられる山道、不明(七曲りの林道)
  • 江戸・松浦家上屋敷、不明(塔頭か)
  • 夫の切腹後、森田屋の言葉を思い出しつつお鈴が歩む道、相国寺境内か(土塀際)
  • 江戸城イメージ、大阪城大手口。天守は合成か。

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