鼠小僧忍び込み控 子の刻参上

田坂勝彦監督作品  1957.1.29大映


 北町奉行の屋敷から消えた、拝領のお宝の櫃に「鼠」のカード。しかし当の鼠小僧はぬけぬけとお奉行の前に現れ、濡れ衣を晴らすと嘯く。
果たして裏には奉行を失脚させようとする汚い企み、幼馴染やお屋敷の面々を振り回しながら「鼠」の芝居は悠々と繰り広げられ、悪党をこっぴどく懲らしめて新年を迎える。

京都御所

ロケ地

  • 夜、続々と北町奉行所へ入ってゆく同心・目明したち、御所長屋門
  • 北町奉行・小笠原長門守上屋敷、大覚寺大門。出入りに式台玄関も。門そばの壁には海鼠壁パネルあしらい。

 鼠小僧と町の兄哥・次郎さんは長谷川一夫、担ぎ呉服屋に化けたり同心に化けたり魚屋になってみたり。彼と幼馴染の捕物小町・お仙は阿井美千子、男まさりで仙吉とか呼ばれてた逸話あり←次郎吉は次郎子と称され女の子みたいという話。
奉行の息女・琴姫は小野道子、好きな人いるので破談はラッキーとか言っちゃう姫さま。姫を思うあまり鎧を隠した腰元は角梨枝子、お仙や次郎吉と幼馴染。姫様が恋う近習頭は夏目俊二、父奉行の長門守は三島雅夫、主家を裏切る用人の爺さまは十朱久雄。
次郎吉の乾分、同心に化けるのは山茶花究、相撲取りは浜口喜博、和尚紛いは光岡竜三郎、目明しに化ける男は上田寛。
姫の婿の父の大目付・松平采女正は原聖四郎、腹黒用人は荒木忍。


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