大激闘!四匹の用心棒

1990.10.4テレビ朝日/東映

キャスト
かかし半兵衛/渡哲也 志津/名取裕子 山猫のお虎/浅茅陽子 大矢市之進/谷川竜 お京/芦川よしみ 浪江/安永亜衣 伝吉/坂上二郎 お常/春川ますみ 小川九郎兵衛/武藤章生 土田茂左衛門/庄司永建 キラーカン 唐沢民賢 笹木俊志 福本清三 木谷邦臣 栗原敏 阿波地大輔 水野忠邦/丹波哲郎 飯田覚兵衛/藤岡琢也 浄念和尚/金子信雄 山際佐渡/大木実 徳松/赤塚真人 松五郎/名和宏 鬼殺しの源蔵/御木本伸介 沢井采女/神田正輝 彦坂刑部/中条きよし 井伏銀十郎/夏八木勲

原案・脚本/志村正浩 監督/江崎実生

※サブタイトル 狙われた若君と美しい姫を守るため、男たちは立ち上がった!

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 江戸家老と国家老が対立し、双方が用心棒を雇い入れ城下は騒然。斯様な政情を幕府が看過するはずもなく、密偵は既に送り込まれていた。そんな藩に立ち寄ったかかし半兵衛、さっそくのスカウトにはすげなく応ずるが、齢七歳の若君が渦中にいると聞かされ、遠い日の記憶がきりきりと心を抉るのであった。

流れ橋

ロケ地

  • 足をひきずり荒野をゆく半兵衛、砕石場か。
  • ヤクザの出入りに助太刀する半兵衛、不明(山中の谷川)
  • 野州岩上へ二里の街道、不明(不毛の山肌、切通し)。江戸屋敷から来た岩上藩江戸家老の娘・志津が、国家老一派の藩士(リーダー格は福ちゃん)に襲われ危機一髪に半兵衛。ここでは助けて名乗りもせず去る。
  • 江戸家老・飯田が若君を擁して籠もる菩提寺・正徳寺、毘沙門堂薬医門(衛士あしらい)
  • 岩上藩城、彦根城天守(玄宮園の屋根ナメて見上げ)
  • 弓の稽古をする国家老・山際、相国寺大光明寺石庭。腹心・彦坂が来てこの際一戦をと勧める。
  • 正徳寺へ赴く志津、浄念和尚と話す廊下は毘沙門堂宸殿縁先、本堂への回廊にさしかかった時、父家老に呼び止められ、若君に扮した弟・小太郎を見せられ父の決意を知る。
  • 江戸城イメージ、姫路城天守。井伏の回想シーン、水野忠邦に呼ばれ岩上藩探索を命じられたくだり。後段にも登場。
  • 江戸家老に雇われたヤクザ・松五郎一家が正徳寺へ入るくだり、毘沙門堂参道坂〜薬医門。国家老に雇われ、スパイに来る半兵衛たちも同じルート。
  • 小太郎と志津がいる城へ赴く半兵衛、彦根城天秤櫓〜石垣際〜太鼓門櫓(井伏が待っていて、侵入して中から開けて入れてくれる)。その夜、井伏に若君を落とす計画への助力を要請する半兵衛、彦根城天守下。
  • 井伏の指示で芝居を打つ部下・沢井采女、大奥年寄の使者に化け馬を駆る城下の道、建仁寺久昌院前路地
  • 井伏の筋書きで大奥年寄に化け駕籠で岩上藩士路に入る、井伏の女密偵・お京、彦根城天秤櫓。若君をうまうまと連れ出してくる際も同じ橋を渡る。
  • 若君の駕籠を襲い拉致する彦坂、建仁寺久昌院前〜禅居庵前路地。彦坂率いる人数は、三門前から走り出てくる。ここでお京落命。
  • 彦坂が若君を連れ戻る途中、半兵衛が立ちはだかる河原、木津河原。半兵衛は彦坂に斬られ手傷を負い、若君は連れ去られ、志津と二人船で逃れる。
  • お京を葬る井伏、広沢池西岸湿地
  • 若君を連れて戻ると志津に約束し、城を出てゆく半兵衛、大覚寺式台玄関。同行する大矢市之進は宸殿くぐり戸から出てきて、浪江といちゃいちゃ。
  • 事後、発つ半兵衛を引き止める志津、大覚寺宸殿前縁。
  • 城を出てきた井伏の前に立ちはだかり、公儀への報告を阻もうとする半兵衛、流れ橋。下から二人を見上げるショットも。このとき、堤上に采女と配下が騎馬で並び、橋上の二人を注視。
  • 小太郎と志津に見送られ旅立つ半兵衛、不明(荒れ地の崖下)。ひとり旅ゆく半兵衛、砕石場か。

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