桜ほうさら

桜ほうさら

2014.1.1NHK

キャスト
古橋笙之介/玉木宏 和香/貫地谷しほり 古橋勝之介/橋本さとし 太一/鏑木海智 お秀/大路恵美 おたつ/小柳友貴美 鹿蔵/遠山俊也 おしか/小木薫 おかよ/小川智彩葵 かなえ/萬田久子 村田屋治兵衛/六角精児 古橋里江/市毛良枝 代書屋A/武井壮 代書屋B/蛍雪次朗 代書屋C/ト字たかお 代書屋D/井上浩 代書屋E/有村圭助 代書屋F/足立学 代書屋G/谷口公一 雇い人/松本実 波野千の主人/天現寺竜 町医者/春延朋也 古橋宗左右衛門/桂文珍 梨枝/高島礼子 押込御免郎/風間杜夫 坂崎重秀/北大路欣也

原作/宮部みゆき 脚本/大森美香 演出/片岡敬司

撮影協力/佐倉フィルムコミッション、滋賀ロケーションオフィス、常総市フィルムコミッション、彦根フィルムコミッション、みやぎ・しろいしフィルムコミッション

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵

 父の汚名を雪ごうとした青年は、裏にひそむ黒い事情に翻弄される。
惑い傷つく彼を、暖かい人々や、美しい切髪の「桜の精」がとりわけ親身に、見守っているのだった。

八幡堀

ロケ地

  • 上総国搗根藩城下、本を読み終えて伸びをする笙之介、田畔から見るお城は白石城
  • 古橋家、佐倉市武家屋敷。里江が「ささらほうさら」の話をする野辺、印西市中根の大榎付近。
  • 江戸へ出た笙之介が「桜の精」と見紛えた和香と出会う堀端、八幡堀明治橋上から下手の左岸堀端を望む図。
  • 笙之介の父の事情を聞く和香、八幡堀堀端。白雲橋・明治橋間左岸、二段の上のほう。
  • 和香と舟遊びの笙之介、彦根城玄宮園池泉。舟宿から見える景色として仕立ててある。
  • 坂崎に裏事情を聞かされ帰る夜道、編笠侍に追われる堀端も八幡堀、左岸側舟橋下手の石垣際、各家へ続く石段が効果的。
  • 「父の字」を書いた人物を知った笙之介、すぐ国へ帰る旨和香に告げる堀端、八幡堀新町浜。夜間撮影。
  • 御免郎の土左衛門を見て騒ぐ町衆、八幡堀堀端、明治橋下手右岸側曲折部。
  • 事後、しみじみ話をする笙之介と和香、八幡堀堀端。白雲橋明治橋間の二段の下側汀、両橋も映り込み。ラストシーンは並木の葉っぱが満開の桜にチェンジ。

∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵

※正月時代劇/4K高精細カメラで撮影したものを、現行ハイビジョン映像に変換して放送。
※スタジオやオープンセットでの撮影は関東撮り。長屋の汚し様や、裏にある濠の表現に力が入っていて見もの。
※ドラマの概略は、
■陥穽によると思われる父の死
■坂崎の意向による笙之介江戸行き
■江戸での長屋暮らしと、和香はじめいろいろな人との出会い
■父の字を精巧に真似て書いた者の探索
■真実を知った笙之介の前に「真犯人」、死地よりの帰還、復籍および仕官辞退
こんな感じで、ドラマだけ見ていると里江が「悍馬」に見えないほか、江戸での逸話も大幅に削られていて、尺ゆえ仕方ないが、なんとももったいない。

参考文献 宮部みゆき著「桜ほうさら」 PHP研究所


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ