桃太郎侍

第118話 「江戸っ子娘に春が来た」 1979.1.21

 グレた兄貴に手を焼きながら働く、健気な妹を放っておけない桃さんは、弁済の金も都合してやり親身になるが、ごろんぼには通じない。そのうち、馬鹿兄貴はとんでもない向きに引っかかり、あわや刑場の露と消えるところ、再び桃さんに助けられるのだった。
志賀勝の強面なくして成り立たぬ筋立て、泣くやら凄むやら、いろんな表情が見もの。

仁和寺

ロケ地

  • 夜釣り帰りの桃さんと仁兵ヱ、早朝から蜆とりの娘・おはるを見て声をかける橋、上賀茂神社神事橋。おはるはならの小川に入ってすなどる。
  • 借金のカタに女郎屋に売られてしまったおはるを引き取り連れ帰る桃さん、途中、おはるは仁和寺九所明神拝殿の玉垣に縋って泣く。
  • 春雨小僧の手下・吉次が権九郎を呼び出す、谷中の塔の下、仁和寺五重塔。気付いた桃さんたちが駆けつけるが姿なく、権九郎と吉次は近くの茂みに隠れている。
  • 権九郎そっくりの盗賊・春雨小僧の死体が見つかる、浄真寺鐘楼裏、仁和寺鐘楼(袴が赤くない)

桃太郎/高橋英樹 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 大八親分/鈴木瑞穂 長谷直美 志賀勝 田口計 高杉玄 灰地順 潮建志 田端猛雄 寺下貞信 佐藤晟也 有島淳平 島田秀雄 玉川すずめ/西川峰子 玉川つばめ/野川由美子

脚本/和久田正明 監督/井沢雅彦

※春雨小僧は処刑寸前、手下が連れ出した理由は隠し金のありか聞き出し。
※権九郎と春雨小僧は志賀勝の二役、妹のおはるは長谷直美。賊どもの裏にいた旗本は田口計。
※ほんものの春雨小僧である証拠は刺青、モンモン模様の中に「男・春雨」と刻まれている。
※おはると呑んでいる桃さんを見かけてタイヘンなつばめ、師匠に帰れと言われたすずめが拒否し「公儀揉め事見届人」と宣する場面あり。何のパロやら。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


  → 桃太郎侍 表紙

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ