桃太郎侍

第131話 「母子涙のわかれ道」 1979.4.22

 皆が難儀する悪ガキ、母はなぜかきつくは叱らない。それには深く哀しい事情、ここまで育ててきた「ご落胤」を手放さざるを得ぬ、母の心情を描く。
桃さんが懲らしめるのは、勝手な藩ではなく、後嗣急逝に付け込んで大金を脅しとろうとした、大目付と藩勘定吟味役であった。

相国寺

ロケ地

  • 釣りの桃さんととん太が定吉に邪魔される水辺、大覚寺大沢池水門そば汀。堤から大石をドボン。
  • 室戸藩からの迎えを見て逃げたくに、桃さん宅へ駆け込み。外へくにを連れ出して話すシーンは、大覚寺天神島木の根方・祠脇。くには、元御側室付奥女中だったと告白。
  • 逡巡のすえ藩へ定吉を送り届けるくに、その直後動き出す勘定吟味役、グルの大目付宅へ行くルートは相国寺法堂基壇〜回廊〜法堂脇参道〜林光院(大目付・横倉邸)
  • 江戸を出るくにを見送る桃さん、街道筋は大覚寺大沢池堤。茶店があしらわれ、旅人も配されている。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 新助親分/小林昭二 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 松田洋治 五味龍太郎 塚本信夫 浜田雄史 三浦徳子 芝本正 遠山金次郎 丸平峰子 春藤真澄 南田洋子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※定吉は松田洋治、養母のくには南田洋子。ご落胤を迎えに来る藩士の一人に芝本正。わるい大目付は五味龍太郎、これとつるむ勘定吟味役は塚本信夫か。
※定吉拉致の際、つばめに誰何され刃を抜く侍、動きのシャープさは福ちゃんに似るが顔ほぼ映らず。短剣刺さった演技がいかにもそれっぽい。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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