桃太郎侍

第14話 「祭囃子に咲いた恋」 1977.1.9

 三社祭で出会った男女は運命的な恋に落ちるが、娘の家は江戸一の大店。財産目当ての叔父が二人を狙い大騒動、しかし真のハードルは青年の心の中にあった。

嵐山公園

ロケ地

  • 三社祭で賑わう浅草寺境内、今宮神社境内。お菊にからむならず者の段では、楼門が見えている。ならず者とやり合って怪我した清次を運び込む玉川つばめ一座は、絵馬堂に演出。家へ帰りたくない・行かないでと清次に懇願するお菊、稲荷社前。お菊と清次を長屋へ連れて帰る桃さんたち、絵馬堂坂〜稲荷社脇を通る。一行を見かけるちょろ髭は、月読社鳥居の脇に店を出している。このシークエンスは宵宮、後段の本祭でも同所が使われる。
  • 桃さん宅から逃げ出し、旅籠からも逃げたお菊と清次、座る夜の川端は嵐山公園・中ノ島橋下護岸(橋下手南岸、落水が映り込んでいる/橋はほぼ映らず)。二人は、離れ難くなっていることに気付く。
  • 心にもない芝居をぶって伊勢屋を出てきた清次、お峯の背に仮託して恋をあきらめた心情を語る河原、嵐山の桂川河川敷と思われる。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仙太/雷門ケン坊 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 清次/柴俊夫 昇二郎/蜷川幸雄 伊勢屋佐兵ヱ/北沢彪 お菊/香野百合子 お峯/松木聖 惣吉/伊東亮英 吉五郎/千葉敏郎 源八/大木晤郎 利助/野口貴史 男衆/蓑和田良太 猿の伊之助/植木等

脚本/山本英明 監督/田中徳三

※ラス立ち、殴打と髷切り。


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