桃太郎侍

第163話 「甘い餌には罠がある」 1979.12.2

 誘われた賭場で大勝ちしたすずめ、舞い上がってドツボにはまるの図。120両もの借金を作り、そのカタにつばめと二人引き抜かれ新たな小屋に出ることになるが、悪党の狙い実は「小屋」にあった。

大覚寺

ロケ地

  • 花川戸の親分が「桃川つばめ」を売り物にして出す小屋、大覚寺五社明神境内に設営。設定は、玉川一座と一丁も離れていない浅草寺境内。桃さんたちが様子を見に来る段では大入り大賑わい、観月台下付近まで露店等が出ている。また、「一味」が盗金を運び込む段では夜間撮影も行われている。賭場でイカサマこいて二人を陥れたおひさが詫びを入れに来る楽屋口のくだりでは、池側の切り株のあたりに塀があしらわれている。小屋の隣に建つ柳川藩下屋敷の塀は、有栖川沿いの塀で演出され、賊が塀を越えて金箱を運び出すシーンが撮られている。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 珠めぐみ 久富惟晴 江見俊太郎 江幡高志 五十嵐義弘 平河正雄 井上茂 大矢敬典 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/尾田耕太郎

※壺振りのおひさは珠めぐみ、つばめの幼馴染で元芸人。花川戸の親分・繁蔵は久富惟晴、荒事をする手下に江幡高志(ラス立ちの際の「ヤメテヤメテ」が気になる)。黒幕の柳川藩江戸留守居役は江見俊太郎、国許でむかし捕えた繁蔵を抱き込み。小峰さん二態、賭場の中盆とラス立ちの家来。
※桃さんの成敗衣装、今までもじゅうぶん派手だったが、今回のは目をむくような赤。むかしのモニターなら滲んでたかも。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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