桃太郎侍

第168話 「よろず心配ごと指南」 1980.1.6

 お化け長屋へ越してきた娘二人、はじめる仕事は「私立探偵」。夫婦間の揉め事に首を突っ込んで馬鹿を見ているうちはよかったが、次に来た幼女失踪事件はしゃれにならないヤバさで、けっきょく桃さんが乗り出すことになるのだった。

広沢池

ロケ地

  • 吉兵衛が風鈴を求めている間に娘がいなくなった浅草寺境内、今宮神社境内。本人の回想のほか、聞き込みで何度か出る。石畳まわりに露店多数あしらい。
  • いろいろ聞き込むもののはかばかしく行かずボヤくおしんとおはる、ここへ小柄が飛んでくる林は下鴨神社泉川畔。外の石塀もちらりと映り込んでいるので、切石橋付近と思われる。
  • 上之山藩へ侵入し刀を盗ってきた吉兵衛、戻り道で駆けつけた桃さんに遭遇し逃げる川端、広沢池東岸。イカ侍が多数出て桃さんと斬り結び、その間吉兵衛は大目付の家来に刀を渡そうとする。土手から汀をたっぷり使う。桜並木が不自然にライトアップされている。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 九蔵親分/福田豊土 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 夏純子 桑田ひろみ 川合伸旺 うえだ峻 大井小町 五味龍太郎 寺下貞信 小笠原町子 乃木年雄 小峰隆司 八木倫子 多田和生 畑中玲一 細川純一 御木本伸介 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※娘二人は、夏純子と桑田ひろみ。神君拝領刀で大金を脅し取ろうとした大目付・紙屋は川合伸旺、腹心は五味龍太郎。逃げた嫁連れ戻しを頼んだ大工はうえだ峻。幼女誘拐の件で行った先を教えてくれた船頭に小峰さん。福ちゃん二態、「よろず心配ごと指南」の貼紙を見て「亭主の浮気調査?」と笑う職人、紙屋が拝領刀を見てほくそえむ座敷で次の間に控えている家来(ラス立ちもつとめる。真っ先に斬りつけたあとでも、くっきり映っている)。
※「探偵」二人が活躍するのでつばめの出ない理由を、大坂招聘としてある。
※吉兵衛は元名うての錠前師、捕物に功あって赦され設定。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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