桃太郎侍

第44話 「手鎖慕情」 1977.8.7

 直訴に失敗した男をみとった桃さんは、鬼退治に上州へ。そこで、悪党のボスの娘が、虐げられた者たちの側に立って動くのを見る。彼女には、そうせざるを得ない過去があった。
その哀れな娘が腕の中で果てたあと、桃さんは修羅と化し悪党どもを殲滅するのだった。

大内

ロケ地

  • 上州・駒形宿へ入る桃さん、大内・亀岡道(登り坂、山側ガレ)大内辻堂(ヤクザが旅人から金を「徴収」しているところへ介入、軽くひねる)
  • 河内屋を殺した天満屋の手下が江戸から戻ってくる街道、大内道隈手前(北望)。道端に「駒形宿」の道標あしらい。
  • 新代官について話す桃さんと伊之助、不明(野辺、早暁?)
  • 宿場へ着いたばかりのつばめに、桃さんが牢に入れられていると告げる伊之助、不明(先と同じ野辺、昼間)
  • お豊の回想、お豊を生んだあとも続くひどい境遇に耐えかね逃げ出した母、幼いお豊の手を引いて走るも捕まってしまう街道、大内辻堂前。母の野辺送り、大内八木道田畦(このとき幼いお豊は「父に罰を」と誓う)
  • 手鎖につながれたまま山を逃げる桃さんとお豊、不明(山頂付近の「野原」、低い潅木や幼松が疎らにあり、処々に大石が露出。時に、山裾の町がかすめる絵も出てくる←若草山や大文字山から見下ろした感じの眺め)
  • 桃さんが花を手向けて去るお豊の墓、北嵯峨小丘か(夕景)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ おみよ/吉本真由美 お浜/八代郷子 お豊/江夏夕子 藤岡甚五郎/勝部演之 与次郎/辻萬長 仁左ヱ門/大前均 清兵ヱ/永田光男 島造/金井進二 天満屋嘉兵ヱ/御木本伸介 丑松/田中弘史 捨吉/芦田鉄雄 太吉/山田良樹 おこの/上田明子 玉川すずめ/西川峰子 猿の伊之助/植木等

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※桃さん、岩場落ちで手鎖はずれて、そのままラス立ち移行。ために、今回は成敗衣装を着込まず、黒の着流しのまま立ち回り。数え唄はある。


  → 桃太郎侍 表紙

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