遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第12話 「明日をだました女」 1970.9.27

 突如現れたニセモノ金さんは、元盗っ人の騙りで刺青もちゃちいペイント。元義賊のお調子者には秘めた恋、その女の現在の姿が、捕物がらみのドラマとなる。

相国寺

ロケ地

  • 夜道を足袋はだしで逃げる女、相国寺大光明寺南路地。湯屋前で人を見つけ助けを求めるが、振り返った顔には鬼面で斬られてしまう(このとき背景に法堂)。とどめをさすところへ内藤与力が通りかかり誰何、彼もヤバいところへ栄次の投石で鬼面は逃げ去り。のちに、女は旗本・伊丹の小間使いと知れる。
  • 平八へ押しかけた借金とりが、釣り船上の金さんを見て散財したのは偽者と知る川端、広沢池東岸。ここは後段も釣り船の画で出て、金さんがお光に頼みごとをしたり、弁当を貰ったりしている。
  • 女の死体を持ち去った者が使った贋の差紙を内藤から見せられる金さん、相国寺弁天社。このとき、ニセ金さんの借金を弁済してやる資金を手渡されている。
  • ニセ金の栄次が情けないアブレ者に変装した金さんを拾う港、唐崎。金さんは桟橋で座り込んでいる。
  • いきがってズタボロになった栄次、新兵衛宅に転がり込み再度ペイントを頼むくだりで出る昔語り、回船問屋のお嬢様のお八重に自首を勧められた港、唐崎。二人は汀へ続く階にいる。
  • さらった女を監禁している旗本・伊丹の屋敷、相国寺光源院。死んだ小間使いの遺留品を持って敬太がブラフをかます際は、門を内側から。侵入した金さんが出てくる際は門を外から、そのあと賊の出入り等で何度も出る。金さんが伊丹の追っ手に囲まれ立ち回りの際には、仏殿跡の植込み際が使われている。
  • 夜、盗み支度をして栄次を待つ賊ども、相国寺鐘楼裏手碑。このシーン導入は鐘楼上部をロングで。
  • お白州開廷の北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 おその/水谷旺子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 与力内藤/那保 子分半次/樋口史和 要町の文三/柳沢真一 お八重/北林早苗 栄次/稲吉靖 いたちの仙十郎/穂積隆信 伊丹昌之助/不破潤 青木順之助/賀川泰三 新兵衛/岩田直二

脚本/松山威 監督/林伸憲


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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