遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第96話 「おかげ参りの女」 1972.5.7

 御蔭参り流行の気配、しかし裏には作為ありあり。お参りの衆に施しをする店の前で起きた不審死を調べる金さん、生臭い企みが白日のもとにさらされる。

金戒光明寺

ロケ地

  • 高千穂教教祖・関口多門に暗示をかけられた安三(踏み殺された男のことで伊勢屋に掛け合いに行った)、待っていた金さんや春海を無視し通り過ぎる町角(回向院付近設定か)大覚寺五社明神祠脇(金さんたちの背後に心経宝塔映り込み)。そのまま池に落ちるところを、金さんに止められて正気にかえる運び。
  • 「踏み殺された」男のことや、伊勢屋の秘密を知っていそうなおたきを連れ出し問い詰める金さん、金戒光明寺墓地、文殊塔まわり。高千穂教の一味が出て立ち回り、この隙におたきが塔下の崖へ突き落される。

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 お里/浅川美智子 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 安三/佐藤蛾次郎 おたき/鷲尾真知子 関口多門/高品格 瀬川菊之丞 北相馬宏 川浪公次郎 波多野博 藤長照夫 壬生新太郎 古関達則 村田玉郎 世良豊 井上茂 当公/山本一郎 完公/松田明 お豊/錦とも子 お駒/佃和美 春海/中村翫右衛門

脚本/小川英、武末勝 監督/河野寿一

※企みは、伊勢路で高騰する米に奥州の余剰米をあてて大儲けという筋。おたきは故郷の衆の難儀を見かね、伊勢屋の依頼でお札が降ったと嘘をつき民衆を扇動。殺された男はところの目明し。
※目明しの死体が伊勢屋により「回向院裏の投げ込み寺」へ運び込まれる。EDでは和尚が人を集めて怪しげな法要を催している図が出る。
※御蔭参りに行ってしまったお光やおさとの代わりに平八で働く娘二人、片方の錦とも子は、御蔭参りの裏事情をあばく「浪曲」を披露。佃和美は後ろで三味を弾く。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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