ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第12話 「無駄骨折って地獄を見た」 1973.12.23

 消息を絶っていた義賊・くちなわの鬼助が現れるが、似つかわしくない凶行をはたらく。やがてそれはかつての手下の騙りと知れるが、鬼助と同じ技術を持つ、思わぬ人物も参加しているのだった。
悪党どもを鬼助一味と強弁し、処理するお奉行が傑作。

お土居

ロケ地

  • 「鬼助」の凶行後、義憤にかられた囚人が正体をバラしたことで、弥太郎に調査を指示する金さん、金戒光明寺参道坂。弥太さん、とんぼを切ってみせる。
  • 「鬼助」である老爺・太兵衛の家へ芝居を打って入り込むも露見、怒った太兵衛の倅・常吉に詰め寄られるシーンは御土居まわり、天神川の橋を渡った境外のラウンド塀際。太兵衛の長屋は、深川門前仲町裏手。
  • 太兵衛宅のことを金さんに報告する弥太郎、金戒光明寺塔下、三門下。
  • 太兵衛宅に出入りしていた大工が殺される橋、不明(大きな川の土手をおりた先にある小橋、副川の水路と思われる)。金さんが来合わせ、遺言を聞き取る。
  • 太兵衛に大工の遺言を伝える金さん、御土居まわり、天神川の橋と対岸法面。後段、「ニセ鬼吉一味」に入っていた常吉を問い詰める弥太郎のシーンにも出る。
  • 常吉がお盗め前に源蔵らと合流する夜のやしろ、鳥居本八幡宮。出発するところへ太兵衛爺さんが立ちはだかるが、お菊が誘拐されていて万事休す。
  • 事後、墓参の常吉とお菊、金戒光明寺墓地。石段をのぼってゆく二人を、金さんと弥太さんが見ている。五劫ちゃんも映っている。

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 弥太郎/市川銀之助 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お町/高梨わかこ 樽平/桂小金治 太兵ヱ/今福正雄 常吉/中山克己 お菊/河村裕三子 沼田曜一 永田光男 山本一郎 表淳夫 平沢彰 きくち英一 坂東京三郎 尾崎孝二 野村鬼笑 稲村理恵 内藤康夫 東孝 特技・宍戸大全

脚本/小川英、茶木克彰 監督/岡本静夫

※かつての手下で、鬼助の技を使わせ凶行をはたらく源蔵は沼田曜一、配下に山本一郎や平沢彰。
※鬼助の特技、関節をはずし狭い穴から侵入するテクニックの表現に、「レントゲン」が用いられていて、なかなか気色わるい画。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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