ご存知遠山の金さん

ご存知遠山の金さん

第2話 「千両富に穴があった」 1973.10.14

 一番富千両を引き当てた大工だが、様子がヘン。夜逃げ同然に長屋を引き払った兄妹、かろうじて生き残った妹も失明の危機に。金さんらの奔走で出てきたのは、上つ方まで組んだ大いなる陰謀であった。

仁和寺観音堂

ロケ地

  • 皆が繰り出す両国・天正院の富突会場、仁和寺観音堂。後段、床下にびっしりめぐらされた幔幕が、不正現場を見せない工作と知れる。
  • 千両引き当てた留吉、その夜妹を連れて大荷物を背負いゆく道、大覚寺護摩堂裏手〜大沢池畔。久三親分に富籤を渡し、借金証文をまいて貰う祠も同所か。兄が斬られるのを見ていた妹・おきみも斬られドボンは大沢池。
  • 留吉兄妹の殺傷事件を報じた瓦版が売り出される門、今宮神社楼門(内側)
  • おきみが生き残ったことを瓦版で知り協議する一味、屋形船が舫うイメージ映像は広沢池葦原そば。北辺っぽい。
  • 夜、天正院に忍ぶ弥太郎、門は今宮神社東門。屋台を置いて侵入する段では表側、入ったあとのシーンは内側(擬宝珠つきの橋を映さず南側の石橋越しに門を見る図)。このあと警備の僧に誰何され槍を突きつけられるシーンは不明(東門と同じ五本線入り筋塀、端っこに大きい狭間があり、花頭窓のついた建物が少し離れてあり、奥に筋無しの塀が見えている)
  • 北町奉行所、大覚寺明智門。バンクフィルム。

遠山の金さん/市川段四郎 三味線堀の伝助/谷村昌彦 お照/田阪都 鶴吉/古川ロック 亀三/多賀勝 忠太/井上茂 浅見重三郎/楠年明 弥太郎/市川銀之助 昇り竜の半五郎/工藤堅太郎 お町/高梨わか子 樽平/桂小金治 おきみ/本阿弥周子 穴熊の源八/佐藤蛾次郎 西脇主膳/川合伸旺 久三/名和宏 了念/沢村昌之助 留吉/花上晃 出水憲司 山口朱美 波多野博 川浪公次郎 大城泰

脚本/小川英、遠藤仁 監督/林伸憲

※久三親分の乾分に出水憲司、蛾次郎は床下不正役。川合伸旺はグルの大検使、お奉行に斬りかかり蹴り落されるが本人か。
※福ちゃん二態、富突の際伝助親分の近くにいてしゃっくりを不審がる職人と、弥太郎に槍を突きかける「僧兵」。
※半五郎、久三の賭場で背中を見せて凄むが、頭部だけなので「おまえの竜は獄門首か」と笑われる運び。


→ ご存知遠山の金さん 表紙


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