遅いしあわせ

遅いしあわせ

2015.11.23時代劇専門チャンネル/松竹

キャスト
壇れい(おもん) 柄本祐(栄次、おもん弟) 藤吉久美子(おまち、大和女中・おもん朋輩) 酒井俊也(辰蔵、おもん元亭主) 服部妙子 本城丸裕 本山力 大迫英喜 東田達夫 川崎あかね 藤原ひろみ 中村紗優子 西尾塁 井口翔太 美藤吉彦 南岐佐(幼時の栄次) 花田鼓(蜆とり姉) 吉田類(蜆とり弟) 蛍雪次朗(仙蔵、めしや大和主人) 本田博太郎(仁兵衛、やくざ親分) 加藤雅也(重吉、桶職人)

原作/藤沢周平 脚本/中村努 監督/井上昭

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 グレた弟のため婚家をしくじり、今度は売り飛ばされかける姉。土壇場に現れた頼もしい助け手は、飯屋の常連のあの人。不幸続きの女に、転機が訪れる。
わるい弟について、甘やかしたから悪い、もう殺されたって構わない赤飯炊いて祝うとまで言い放つおもんだが、彼女の耳にはずっと、幼い弟が「姉ちゃん」と呼びかける声が響き続けていて、情けなくも暖かいのだった。

八幡堀

ロケ地

  • 飯屋・大和からの帰り道、おもんが朋輩のおまちと通る道、八幡堀明治橋たもと堀端(茶店裏の路地から水辺へおりてゆく)。嫁ぎ先の蕎麦屋から出ざるを得なくなった、やくざの押しかけ事件を語る際は松竹セットのあの橋たもとにスイッチ。
  • 飯屋のあるじに孫が生まれ早仕舞いした日、おもんとおまちが帰る道も八幡堀、この際は明治橋下に木組が作られているのが見える。このあとセットにスイッチ、休みを知らずにやって来た重吉と遭遇。
  • おまちの勧めで茶店に行くおもんと重吉、店は上賀茂神社ならの小川畔に設営。祭礼のお宮さんという設定らしく、笛の音が響き他にも露店が出ている。川には、蜆とりの幼い姉弟が出ている。
  • 茶店を出たあと、おもんを送ってゆく重吉、酔漢にからまれる船着場は八幡堀新町浜。失礼な口をきく男どもに凄む重吉だが、このときはロングの後姿のみで具体的描写は無し。
  • 性懲りも無く弟が騒動を起こした翌朝、出勤途中のおもんに声をかける元亭主の辰蔵、八幡堀明治橋上。おもんに追い縋り、「新しい嫁を貰う許可」を求めるシーンは明治橋上手・左岸側の堀端。苛々と怒りながら足早に去るおもんのシーンは、上下二段の下の堀端。

※時代劇専門チャンネルオリジナルドラマ。藤沢周平新ドラマシリーズ四篇の一。


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