遠山の金さん II

1982〜1986 高橋英樹主演作品 東映/テレビ朝日

第26話 「愛を知らない女の愛!」 1986.5.13  9

 赤子を門前に置き去り、泣き声を聞いて店の者が出てきたところを襲う、「捨て子盗賊」なる盗っ人が横行。はじめ人の子を使っていたが、奉行に手を打たれ我が子を使わざるを得なくなり、哀れな結果を見てしまうのだった。

大覚寺

ロケ地

  • 捨て子盗賊の手口について、赤子をさらわれた親は何故届けないのか金さんに問うお蘭、大覚寺大沢池池底(天神島の汀線下あたり、水はずいぶん引いていて、庭湖石が全て露出しているのが見える)
  • 捨て子盗賊の手口は、二十年前にも同じ犯行がと報告する早田、大覚寺天神島祠脇。
  • 賊が犯行直前にトラブルあり逃げたことを報告する早田、大覚寺護摩堂裏手。指さすおむつの波はセットで切り替え。このとき、土左衛門だと叫ぶ者あり、人々が池畔を西に走ってゆく。
  • おまきに脱けようと持ちかけていた参吉の乾分・政七が死体で見つかる河原、中ノ島橋下手右岸河川敷(栗石敷きの高水敷、橋は映らず)。ここでお蘭に指示を出す金さんのシーンは、護岸の木の傍と思われる。
  • 政七が出入りしていた賭場に、気になる男(大工と言い条仕事してない参吉)がいると報告するお蘭、金さんと二人話しながら大覚寺天神島朱橋を西へ渡ってくる。

遠山金四郎/高橋英樹 お弓/由紀さおり お蘭/かたせ梨乃 虎さん/古代一平 熊さん/北野清治 おちよ/三田篤子 おつる/加藤由美 平目銀次郎/仲本工事 早田彦十郎/宮尾すすむ おまき/岡本舞 参吉/浜田晃 政七/広瀬義宜 清六/水上保広 森下祐巳子 池田謙治 浜伸二 矢部義章 遠山金次郎 和田昌也 志茂山高也 美松艶子 小川智子 田中直哉

脚本/小川英、山田貴美子 監督/山下耕作

※清六はおまき宅の向かいに住む大工、赤子を使う犯行に憤慨。おまきの子が亡くなったと知ったこの夫婦は、自分たちの子のおしめを外に干さずにいたという泣かせるエピ入り、これがおまきを陥落させる次第。
※ラス立ちはアクション控えめ、劇伴も哀調。お白州も抑えぎみ。


→ 遠山の金さん II 表紙


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