疾風同心

疾風同心

1978〜1979年、東京12チャンネル/CAL

音楽/小川寛興 ナレーター/芥川隆行

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第1話 「謎を呼ぶ唐人剣」 1978.9.20

 悪党どもから「疾風」と恐れられる南町同心・風間駿介、その暴れっぷりを存分に描く、「外伝」。
初手は、清国使節団の姫君を悪党どもからお救い申し上げる派手な展開。しかし美女の残り香は、香織にさらわれてしまう間抜けな始末であった。

大覚寺

ロケ地

  • 清国使節団が賑やかに来る街道、不明(池端は縦貫道整備前の中山池か/後のは田畦)
  • 使節団が入る品川の東海寺、大覚寺大門。中はセット撮り。
  • 胡蝶太夫の小屋へ赴き聞き込みを行う風間、その帰途尾行者に気付き回りこんでシメるのは大覚寺護摩堂まわり、塔も映り込む。
  • 尾行者の口を封じた短剣のことで太夫を問い詰める風間、このとき襲撃があり出火、逃れた座頭と太夫だが、早崎が采配する捕方に囲まれてしまうのは広沢池東岸、船には肥前屋(正体は海賊)

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 おらん/山口いづみ 香織/西崎みどり 肥前屋重兵衛/天津敏 早崎十次郎/深江章喜 清兵衛/伊沢一郎 脇坂甲斐守/幸田宗丸 小林勘蔵/永野達雄 鉄平/西田良 胡蝶/山口朱実 瓦版屋/遠山二郎 音松/岩尾正隆 小長井筑後守/金田龍之介 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

※与力の小林さまの命で、風間が手当たり次第召し取るならず者の一人に福ちゃん。岩尾正隆と一緒に風間を尾行してきて、一人とっ捕まりゲロのところ口封じされるチンピラに小峰さん。二人ともクレジットはベタ。
※劇中、お奉行は大岡越前守と語られている。村瀬は臨時廻り。


第2話 「殴り込み阿片地獄」 1978.9.27

 人一倍悪党を許せない風間だから、阿片密売など捨て置ける筈が無い。例によって売人をギタギタにのすが、そこを悪党に付け込まれてしまう。
謹慎くらったダンナ、十手置いて町人に身をやつし「潜入」、しかし早々にバレバレ。マジでヤバいところへ、辰の注進を受けた捕方が現れるのだった。

大覚寺

ロケ地

  • 売人を追い詰める風間と辰、仲間がたむろするところへ逃げ込まれ大立ち回りのやしろ、大覚寺五社明神舞殿と周辺。茶店が近くにあしらわれている。
  • 一味の伊蔵に阿片をせがんだ帰りのお冴に、一芝居打って接触する風間、大覚寺大沢池堤水門付近。芝居がエキサイトして、辰つぁん池ボチャ。
  • 風間とお冴を始末するため一味が船を出すと、行く手に捕方の船が見えるくだり、広沢池東岸(夜間撮影)。一味の屋形船はセットで別撮り。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 お冴/二本柳俊衣 香織/西崎みどり 西海屋宗右衛門/山岡徹也 氏家主水/外山高士 小林勘蔵/永野達雄 及川順庵/酒井哲 伊蔵/山本一郎 島屋利兵衛/鈴木康弘 チョロ松/井上茂 おかね/正司歌江 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

※謹慎の風間を、筆頭与力の小林さまが訪ねてきてピンチ←香織が父を寝間に押し込んでごまかし。


第3話 「涙の張り込み」 1978.10.4

 逃亡犯の妻子を見張ることになる風間と辰、もう母と子が気の毒で見てらんない状態で、店立て食わした大家をきつく叱ったりするのだが、結局御用と相成る次第。しかし、安次郎がわるい仲間にやられかけてるところへ踏み込んだ風間は、畏れ入る彼を自訴扱いにしてやるのだった。

招善寺

ロケ地

  • 安次郎の妻子の行方を捜しあぐねてほっつき歩く風間たち、上賀茂神社ならの小川畔。このとき、神事橋を渡って蜆売りの少年・太吉がやってくる。彼を見た村瀬のダンナは、五年経ってるにもかかわらず「あれは安次郎の子」と断言。
  • 安次郎からという偽手紙に騙され、指定の招善寺(文にこう書いてある)へ赴く風間と辰、招善寺。鐘楼前へ東から駆け入り、本堂の方へ。墓地へ行ってみようと山門の方へ駆け出すが、画面切り替わり墓地入口門を抜け坂をのぼり墓地へ。ずっと安次郎どこだと呼ばわっているが応答なく、風間はおびき出しかもと気付く(しかし長屋へ戻ったら夜。どんな時間経過で距離なのかよくわからない)

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 太吉/伊藤洋一 香織/西崎みどり お縫/本阿弥周子 安次郎/河原崎健三 弥三郎/中田博久 チョロ松/井上茂 質屋の主人/中村錦司 虎姫の由兵衛/玉生司朗 儀助/唐沢民賢 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案・脚本/葉村彰子 監督/居川靖彦


第4話 「命をかけた手鎖旅」 1978.10.11

 甲州から犯人を護送する風間は、相手と自分を手鎖でつなぎ、決死の覚悟。逃げられかけたり、身の上を聞いたりするうち二人は打ち解けてゆくが、宿命が追いかけてくる。

谷山林道

ロケ地

  • 甲州・石和在の道をゆく風間、不明(竹藪沿いの道から萱葺民家見下ろし/軒に瓦)
  • 徳次が佐吉を刺してしまうお堂、不明(菱形の格子窓ある建物、「痛快三匹第6話」でも出たアレ、朽ちかけてる感じ/ここへは石段をのぼる)。風間が介入、徳次を捕縛。
  • 石和代官所から出立する風間と徳次、大内辻堂前を南へ、次いで若森廃橋を南に渡る。辻堂の傍ら、田畔などに徳次を狙う一味が変装して潜んでいる。
  • 徳次がトイレで逃げかける茶店のある山道、不明。
  • 風間と徳次がゆく山道、谷山林道。へつりながら歩く崖道や、頂上付近(ここで一味の襲撃)
  • 襲撃を利用して逃げた徳次、通りすがりの旅人から幼女を奪いタテにするやしろ、不明(谷山林道の波切不動に似た立地、谷川に橋が渡り朱鳥居あり、玉垣の連結は鉄線)
  • お仙が一味の首領・望月浪人に「兄を殺して」と依頼するやしろ、藪田神社。舞殿はまだ萱葺。
  • 誰か会っておきたい人がいて逃げるのかと、徳次に問う風間、二人佇む渓流、不明(水量はさほどでもない)
  • 風間が徳次のため駕籠を拾ってやる街道、谷山林道か。先棒は福ちゃん。このあと一味の襲撃がある切通しも谷山か。
  • 一味が徳次を呼び出す地蔵ヶ原、酵素河川敷。地蔵があしらわれていて、ここに杭立ててお仙を縛ってある。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり お仙/望月真理子 小林勘蔵/永野達雄 望月京太郎/五味龍太郎 徳次/佐藤允

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、奥山貞行 監督/居川靖彦


第5話 「甦えった父娘の絆」 1978.10.18

 内偵に使っていた男が惨殺され、自らスラムへ潜入する風間。悪党との戦いの中で、永年隔たったままだった親子の確執をほどく役目もするダンナであった。
首魁に辿りついたと思ったら、一枚奥にという、あのパターン。

大覚寺

ロケ地

  • 風間(変装中)から財布を掏った喜八、逃げてなかみを改める水辺は大覚寺大沢池堤水門そば汀(水面は睡蓮で覆われ/心経宝塔が遠景に映り込み)。土手に風間が現れ、喜八をシメる。以降、兄哥呼ばわりとなる。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 喜八/浜田光夫 小林勘蔵/永野達雄 闇の親分/北村英三 仁三郎/牧冬吉 平吉/有川正治 半兵衛/加藤嘉 お駒/石川さゆり

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、奥山貞行 監督/皆川隆之

※闇の親分の傀儡・仁三郎の手下には、平沢彰(クレジットベタ)、福ちゃんに小峰さんなども。
※闇の親分が支配する地域の設定は深川吉永町。


第6話 「女狐おぎん」 1978.10.25

 阿片密売を追う風間は、運び屋の情婦に張り付くが、したたかな女狐が実は哀れな身の上と知る。風間の人柄と誠意を知った女は、最後のさいごに心を開いて逝く。

上賀茂神社

ロケ地

  • 不忍池のほとりに佇む風間に声をかけ出合茶屋へ誘うおぎん、風間が腰掛けているのは大覚寺大沢池船着(小)の手すり。
  • おぎんの男・伊八が姿を消したあと、おぎんに張り付く風間、外出にもついてゆきなぜ伊八と切れないのか問い詰めるシーン、今宮神社稲荷社前。やり直せと諭すシーンは、上賀茂神社神事橋上に切り替わり。事後、おぎんを思い佇む風間のシーンも神事橋上。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり 小林勘蔵/永野達雄 長崎屋嘉兵衛/神田隆 車坂の又蔵/富田仲次郎 伊八/清水宏治 政吉/阿波地大輔 おぎん/真木洋子 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/廣澤榮 監督/皆川隆之


第7話 「十手に賭けた友情」 1978.11.1

 風間の幼馴染の大工は、母を亡くして以来荒れており、それがため殺人犯にされかかる。
荒っぽくも誠実な風間の人となり、村瀬のダンナの泣き落としなど、情が通じて闇は晴れてゆく。

柊野堰堤

ロケ地

  • 丹波屋の勘当息子が博打の借金返済を迫られたあと殺されて突き落とされる大川(後段、死体が上がったのは大川と語られている)柊野堰堤落差工下。
  • 事後、夫と息子の墓に額づくお房、招善寺墓地か。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり お清/早瀬久美 丹波屋与兵衛/岩田直二 お房/目黒幸子 伝次/黒部進 お米/河東けい 医者/原聖四郎 玄六/笹木俊志 栄助/新城邦彦 幸吉/新克利 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/居川靖彦


第8話 「おもかげの怪盗」 1978.11.8

 風間に捕らえられた大盗だが、隠し金のありかを吐かない。しかし処刑直前、昔棄てた娘と会えた男は、辞世にヒントを残してゆくのだった。
大岡越前シリーズ中の名作・木鼠小僧と、ニュアンスが似る。

竹中稲荷

ロケ地

  • 捕方が出て黒鍬の三五郎を召し取る中洲庚申塚、広沢池東岸。三五郎は船着場の桟橋で釣りをしており、汀には庚申塚が拵えてある。水に入っての大立ち回りも。辞世の表現では「涙川、中洲の塚の菊」。
  • 三五郎が手下を騙して向かわせる、谷中の森の下宮坂稲荷、吉田神社竹中稲荷。金の隠し場所の「65番目の鳥居の左の柱」の表現は参道重ね鳥居で。手下どもが争うシーンは本殿まわりになだれ込み。三五郎の示唆でそこへ向かう風間らがのぼる坂は大元宮西側の坂。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 菊枝/武原英子 香織/西崎みどり 小林勘蔵/永野達雄 おまさ/弓恵子 宗吉/木村元 清吉/花上晃 黒鍬の三五郎/木村功 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/廣澤榮 監督/山内鉄也


第9話 「狙われたドジな奴」 1978.11.15

 足ばかり速いヘンな掏摸は、抜け荷商人から割符を盗ってしまい追われる身に。偶然彼を捕まえた風間は、巨悪をお縄にするため、この掏摸を使って大芝居を打ってみせるのだった。
馬助の通夜とか、「らくだ」風味。悪党どもがかっさらった早桶は、おきまりの痛快な顛末できれいに開く。

西壽寺

ロケ地

  • 小林さまが放っていた密偵が殺されて見つかる佃の浜、広沢池か(ヤナギと思しき大きな木が汀に)
  • 辰と馬助が「馬助の早桶」を担いでのぼる寺の石段、西壽寺参道石段。石塔は向かって左手に。このあと南海屋差し回しのゴロツキが出て早桶をさらう墓地も同所か(高台)

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 南海屋栄佐衛門/永井秀明 香織/西崎みどり 小林勘蔵/永野達雄 源八/江幡高志 剛蔵/小田部通麿 徳兵衛/北見唯一 八五郎/肥土尚弘 チョロ松/井上茂 お六/滝奈保栄 馬助/谷幹一

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、大久保昌一良 監督/居川靖彦


第10話 「辰三 涙の殴り込み」 1978.11.22

 恋の成就から一変、涙の淵に沈む辰あわれ。彼が一目惚れした娘の勤め先は、凶盗の巣窟だった。

大原野神社

ロケ地

  • おたみの勤め先の水茶屋の主がお参りに行く明神さま、大原野神社。本殿に参拝後、手水場で手下の留吉とツナギをとる。辰とおたみが詣でる明神さまも同所、本殿、鯉沢の池の橋など使われる(池には睡蓮開花)。文に不審を抱き店に戻って主の正体を見てしまったおたみが、逃げた末殺されるのもこの「明神さま」、このシークエンスでは勝持寺の方へ通じる細道や、参道まわりの茂みなども出てくる。
  • おたみの墓に参る風間と香織、招善寺墓地参道坂〜墓地。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり おたみ/三浦リカ 留吉/田口計 清吉/楠年明 半兵衛/多々良純 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、皿田明 監督/山内鉄也


第11話 「消えた小判の秘密」 1978.11.29

 八王子まで賊を追っていって、一旦捕えるも逃げられまた江戸へ駆け戻ってくる風間のダンナ。前段はそのように忙しない展開だが、江戸ではじっくり謎解き。出てきたのは、錺職に罪を着せ、刻印入り小判を溶かしていた大盗だった。

保津小橋

ロケ地

  • 英次を追って八王子へ馬を駆る風間、土手は大堰川堤、山道は不明。
  • 八王子へ入る英次、道標のある街道は大内辻堂(後で風間も通り、駕籠舁きを締め上げ)大内神社境内〜山際の里道(山際の少し高い所に道が通じ、道と軒を接する位置に萱葺民家、蔵が隣接。暴将などでもよく出てきたアレ。英次は蔵の前あたりで立ち止まり振り返り、里へおりてゆく)
  • 浜名屋(実はからす組首領)が差し向けた追っ手から逃げる英次、川に身を躍らせる橋は保津小橋。後で風間もやって来る。
  • 打ち上げられていた英次を保護したオヤジの小屋、イメージに出るのは罧原堤か。追っ手が現れる段に映る河原は大堰川河川敷、小屋の中からという絵に仕立ててある。小屋の内部描写はセット撮り。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 英次/待田京介 小林勘蔵/永野達雄 浜名屋弥助/武藤英司 チョロ松/井上茂 銀造/原健策 政/中島正二 鉄八/山本一郎 良庵/伊藤亮英 岡田平八/玉生司朗 おさき/佃和美 文吉/松岡直樹 同心/森源太郎 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、高階秋成 監督/岡本静夫

※大内辻堂でダンナにボコられた雲助の一人に福ちゃん。


第12話 「人情浮世絵ざんげ」 1978.12.6

 根はいいやつな、盗っ人の情話。軽い気持ちで盗んだ美人画に惹かれ大事に隠匿していた浅吉だが、ある日身投げから助けた母子こそ、彼から絵を盗られ窮した絵師の未亡人その人、絵は彼女を描いたものだった。

相国寺

ロケ地

  • 凶賊・くちなわの紋次が隠れている小屋、広沢池東岸汀に小屋設置(水面に張り出している。イメージのみ)
  • 捕方の手に落ち死んだ経師屋(間取り調査役)の代わりにするため、浅吉に接触する紋次一味の久三、相国寺鐘楼前植込際。拒否されてつかみ合いの喧嘩になっているところへ、風間のダンナが通りかかる。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 浅吉/大門正明 おみね/磯村みどり 堺屋仙右衛門/西山嘉孝 くちなわの紋次/山口幸生 猫目の久三/島米八 六助/筑波健 おこん/小西由貴 おかね/正司歌江 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/安藤日出男 監督/内出好吉


第13話 「闇に泣く恐怖の面」 1978.12.13

 夜な夜な現れては、娘の髪を切って歩く通り魔あり。非道ははたらくものの乱暴はせず、まして命はとらぬ鬼面の主には、突き詰めた理由があった。

上御霊神社

ロケ地

  • 夜歩きの娘が狙われる大川端のイメージの橋、不明(シルエット、擬宝珠付き)。鬼面をつけ御家人のなりをした通り魔が出る土手、大覚寺大沢池堤
  • 鬼面の出所を求め聞き込みをする風間たち、鳥越明神の露店は上御霊神社本殿前。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 おみつ/江夏夕子 香織/西崎みどり 小林勘蔵/永野達雄 新吉/永井秀和 宇平/長谷川弘 堀田勘助/成瀬正 露店の親爺/日高久 おもちやの主人/佐々山洋一 おしげ/和泉敬子 手代風の男/新城邦彦 おちせ/小牧いずみ 町娘/田中綾 くに/楠田薫 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/安藤日出男 監督/内出好吉


第14話 「十年目のつぐない」 1978.12.20

 その昔、贋金作りの名人だった老爺の情話。永の逃亡の果て江戸に舞い戻った伊助は、置き捨てた娘の顔を垣間見て自首するつもりだったが、今働きの悪党どもに見込まれてしまう。
いそいそと出かけるのを、「女ができた」などと思われてしまう村瀬のダンナだが、伊助の娘をずっと見ていたという、泣かせる設定。

大原野神社

ロケ地

  • お美津の働く茶店を凝視していた伊助に目をつけ尾行するチョロ松だが、たちまちバレて叩き込まれてしまう池は大原野神社境内・鯉沢の池。睡蓮びっしりのところへドボン。
  • 風間を制止し、自分が伊助を尾行する村瀬だが、伊助は気付いており池端に佇み畏れ入る、その池も大原野神社鯉沢の池。池端には、水面に大きく張り出した松が生えていて、突っかい棒も施されている(現在この木は無い)。居場所を教えて伊助が去ったあと、意気込んで現れた風間を諭し話す村瀬、二人入る茶店は鯉沢の池端のありものか(緋毛氈敷いた床机が出ている/池越しに中島へ渡る橋が見えている)。このとき、村瀬が語る回想で出る、お美津の母の墓、招善寺か。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり お美津/服部妙子 小林勘蔵/永野達雄 相模屋庄五郎/小林重四郎 チョロ松/井上茂 松蔵/唐沢民賢 戸倉仙十郎/有川正治 伊助/吉田義夫 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案・脚本/葉村彰子 監督/皆川隆之


第15話 「盛り場の用心棒」 1978.12.27

 偉そうな役人が貧乏人を苦しめているのを見て黙っていられるダンナではなく、ついに暴れてボッコボコにのして謹慎食らってしまう。このあとは情話、自分大事で若い娘を犠牲にしようとしていた輩が義侠心を見せたり、悪党の用心棒にまで堕ちていた侍が真人間に立ち戻ったり、姿は見えねどお奉行は部下のため奔走してくれて、小林さまの渋面を見るだけで腹は切らずに済むのであった。

大原野神社

ロケ地

  • 兄捜しに秩父から出てきた武家娘を、芝居こいてコマそうとしていた金太郎と了山、娘を襲っているならず者を風間に退治されてしまう「墓地」、不明(風間と辰が騒ぎを聞きつける石畳は互の目で、奥に石段。ここと「墓地」が同所かは判らない。墓地は西方寺小谷墓地みたいな感じの傾斜地)
  • 金太郎が、秩父出の浪人を見たと綾を連れてゆく途中、寺社方とグルの元締が放った用心棒に出くわす道、大原野神社参道。この場では「兄」は改心せず、綾は大検使のところへ連れて行かれてしまう。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり 綾/浅野真弓 小林勘蔵/永野達雄 鳥越の清五郎/金井大 了山/梅津栄 古着屋/山村弘三 戸部/内田昌宏 羽田友之進/原田清人 田所/千葉敏郎 居酒屋のおかみ/香月京子 おれん/山口朱実 内海金太郎/谷幹太

原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/皆川隆之

※谷幹、蝦蟇の油売りで総髪にポニーテール。


第16話 「初春悲願の仇討ち」 1979.1.3

 奥山で人気を博す短剣投げの芸人、実は父母の仇をとるため雌伏の姿。風間のダンナの役回りは、仇討ちによる罪から彼女を救うことで、惚れられるおまけつき。
お冬に熱を上げていた辰っぁん、ご機嫌大いにナナメなのが笑える。鬢をほつれさせた酔態が似合いまくる川合伸旺も必見。

仁和寺

ロケ地

  • 新年明けて、皆で初詣に繰り出す浅草、参詣は仁和寺金堂。参道に露店いっぱい出て、人もたくさん配置。
  • 両国橋に女の土左衛門と聞き駆けつける風間、中ノ島橋上を走る。検分は橋下右岸河川敷で。死体は、相模屋の手配で勘定奉行所筆頭与力・大谷のもとへ奥女中として入った娘。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 おかね/正司歌江 鉄蔵/御木本伸介 小林勘蔵/永野達雄 香織/西崎みどり 大谷兵部/川合伸旺 相模屋五兵衛/須藤健 小夜/清水めぐみ 伝六/北原将光 青山玄蕃/田畑猛雄 番頭/北村光生 用人/那保 弥次馬/浜田雄史 村瀬源兵衛/大坂志郎 お冬/松坂慶子

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/皆川隆之


第17話 「お囃子お新」 1979.1.10

 お祭りフェチの姉が、妹を豪雪地帯へ嫁にやりたくない理由が泣かせる、騒がしい情話。太鼓好きの姐さん、浮かれていて掏摸に財布仕込まれ、とんだ騒動に巻き込まれてしまうのであった。

上御霊神社

ロケ地

  • お新が懐に財布を入れられてしまう五条天神、上御霊神社本殿前に櫓設営。
  • 粂が殺されたあと、粂の稼ぎ場で仲間の遊び人をシメて事情を聞きだす辰、上御霊神社舞殿脇。上州屋の名前が出る。
  • 拉致されたお新が拷問される、上州屋の施設がある木場イメージ、本物の「木場」を挿入。バンクフィルムか。
  • 泳がされ中のお新、妹のため浪人どもをひきつけて家から遠ざかるも、途中で書付を持っていないことがバレる町角、大覚寺護摩堂前。斬りつけられ危ないところへ、風間のダンナが介入。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり お糸/麻田ルミ 上州屋/嵯峨善兵 小林勘蔵/永野達雄 宮原茂十郎/北原義郎 清吉/小林芳宏 かげろうの粂/重久剛 浪人/池田謙治 梶山左門/丘路千 同心/森源太郎 遊び人/細川純一 お新/江波杏子

原案/葉村彰子 脚本/櫻井康裕 監督/内出好吉


第18話 「情けが仇の赦免船」 1979.1.17

 村瀬のダンナの深い情けが、あやうく仇となりかける。ご赦免になった花火職人は、長屋の女のゲスな勘繰りを真に受けて、自棄を起こしてしまうのだった。

仁和寺

ロケ地

  • 金杉へ急ぐも、赦免船到着時刻に遅れ伊之吉に会えず帰る村瀬、渡る橋は中ノ島橋。橋下手中州法面に伊之吉が佇んでいるが、互いに気付かず。下流側からのロング、二人がフレームに入る。
  • 村瀬のあとをつける伊之吉、仁和寺金堂(甍と木が大きく映る)中ノ島橋(橋上でお糸と合流、三人を見つめる伊之吉は橋下手右岸土手に)
  • 村瀬が母子を連れて行く縁日、仁和寺塔前石畳に露店あしらい。塔真下に狐面をつけた伊之吉が現れ、露店にいた村瀬を刺して逃げる。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 お糸/北林早苗 香織/西崎みどり 阿修羅の銀造/伊達三郎 勘太/稲吉靖司 大内玄馬/田中浩 飴屋/石倉英彦 お峰/宮本毬子 伊之吉/河原崎長一郎 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/皆川隆之

※賊が爆薬を欲した理由は、狙う先の蔵の鍵が一時長崎奉行預かりとなっていたため。
※香織の疑惑「父に女が」「小さな女の子もいるみたい」が大笑い。


第19話 「恋を逆手の悪い奴」 1979.1.24

 気のいい辰っぁん、「悪党側」の女の子に利用されてしまうが、そのコもまた恋人にたばかられていた。
全て終わり彼女を見送る段、気のあるふうを見せながら、娘は「京都の町はそれほどいいの」状態で去ってゆくのだった。

上御霊神社

ロケ地

  • 贋金を懐にした男が刺されて倒れる大川端、広沢池東岸汀。
  • 大川端を調べる風間と辰、広沢池東岸(汀に桟橋や船溜を設営)中ノ島橋周辺(橋下手河原に蓆小屋設営/橋上も使うほか、辰が川を渡渉するシーンも)。辰が「大川は広い」と言っている通り、様々な場所に擬えてあり、二ヶ所ともいろんなアングルが出る。
  • 一味がおせんを呼び出す福寿稲荷、上御霊神社摂社・福寿稲荷(扁額もそのまま映る)。おせんは始末されかかるが、風間が介入。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 おせん/岡まゆみ 香織/西崎みどり 直次郎/長谷川明男 小林勘蔵/永野達雄 佐渡屋長兵衛/森幹太 鉄蔵/灰地順 おかね/正司歌江 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/葉村彰子、高階秋成 監督/内出好吉

※おせんの恋人は直次郎、彼女の亡父は贋金つくりの名人。


第20話 「娘を狙う恐怖の牙」 1979.1.31

 元掏摸の錺職人の贖罪が泣かせる情話、村瀬のダンナとの関わりも涙モノ。風間のダンナは、錺職が守り育ててきた「遺児」を手に掛ける大悪党をやっつける役回りだが、一味に内通していたイヤミな先輩をタコ殴りするさまは痛快。

蓮華寺

ロケ地

  • 天満屋一家のアジト、嵐峡の「料亭」。坂と入口付近を使う。水面も映る。設定は根岸。このあと何度も出て、捕方引き揚げなどもある。
  • 好いた男がいるらしい娘のあとをつけるオヤジ・竜蔵、お由が秀次(実は掏摸の一味、足を洗いたがっている設定)と出かける浅草は仁和寺。雑踏の露店は仁和寺観音堂脇に設営、秀次を窺う勝三も出没。その竜蔵を偶然見かけ追う村瀬、逃げたとみえたオヤジがうっそりとダンナの前に現れるのは観音堂階前、向拝の下。塔が映り込む。
  • お由らのほうをつける風間、二人が話すのは蓮華寺五智如来像前。見張る風間、窺う勝三、去る秀次の動きが、露仏を使ってうまく表現されている。
  • 村瀬を相手に語る竜蔵の回想、彼に回転資金を掏られたせいで心中した大和屋夫妻、その入水直後に偶然通りかかり残された赤子と遺書を見た夜の橋、中ノ島橋。セピア表現。
  • 天満屋一味のお高をつける風間、木島神社。鳥居前から参道石畳、本殿と映る。お高が参拝を済ませると、朽木同心や鮫州屋が人数を連れて現れる寸法。風間は、舞殿の柵の間から見つめている。夜仕立ての絵。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 秀次/石田信之 お由/瞳順子 天満屋宗右衛門/稲葉義男 朽木兵庫/川辺久造 勝三/牧冬吉 お高/杉本真智子 鮫州屋剛兵衛/鈴木康弘 弥助/笹木俊志 伝六/伝法三千雄 竜蔵/織本順吉 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/岡本静夫

※朽木は南町同心、悪党を利するため風間の行動を阻むのだが、もう嫌味たっぷり。捕物の際彼をぼこぼこに殴る風間を村瀬のおやっさんが止めているが、猛犬宥めてるみたいで笑える。


第21話 「人質救出の罠」 1979.2.7

 最後に友情が勝つ、辰の情話だが、結末は悲しい。辰の自棄酒につきあってやるダンナ方の優しさが泣かせる。
闇雲に怒鳴る小林さまに、チッとか言って反発する風間のダンナがちょっと可愛い。

仁和寺

ロケ地

  • 浅吉と仲間が大黒屋に身代金を持ってこさせる妙泉寺、仁和寺金堂。大黒屋はお堂の前に立ち、塔のシルエットが見えている。お薦に変装した風間と村瀬は階脇に、様子を窺う浅吉たちは亀腹越し。夜仕立ての絵だが、実際には早朝か。
  • 金をとるのに失敗し逃げる一味、仁和寺金堂前石畳を南へ。次いで、仁和寺参道大路から中門へ駆け上がる北向きの図にスイッチ。このあと風間が追いかけて捕まえる掘割は大覚寺、御殿川河床から有栖川河床へ。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 小林勘蔵/永野達雄 大黒屋幸右衛門/増田順司 大橋恒太郎/五味龍太郎 お光/久永智子 権造/出水憲司 寅次/新田章 番頭/佐々山洋一 浅吉/寺田農 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/奥山貞行 監督/岡本静夫


第22話 「途切れた記憶」 1979.2.14

 酒癖の悪すぎる大工、あわや転落の巻。
近頃出没する凶賊は、間取りを頭に入れてから犯行に及ぶ。一味は、酒肆でへべれけになっていた留吉を巧妙にハメるのだった。

罧原堤

ロケ地

  • 留吉情報に従い船を出す鬼火組、夜の川は罧原堤下汀〜船上(州の間を抜けてゆく)。一味のアジトは向島、狙う材木商は深川。夜仕立ての映像。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 鬼火伝兵衛/山本麟一 チョロ松/井上茂 甚兵衛/西山辰夫 お袖/丸山秀美 彦八/山本一郎 仙太/浜伸二 三次/岩尾正隆 番頭/堀内一市 奉行所小僧/江原政一 女中/中塚智子 留吉/工藤堅太郎 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/松尾正武


第23話 「女の罠に秘めた謎」 1979.2.21

 抜け荷一味にハメられる風間だが、お奉行の判断で謹慎は解け捜査続行、ダンナにほの字だった姐さんの仇をとる。また、己に一服盛った女も許し助けてやり、そのことが解決につながるのだった。
チョロ松の大活躍も見もの。

大覚寺

ロケ地

  • 風間に一服盛った母子を、長次郎のもとへ案内する地回りだが、正体を現す河原、中ノ島橋下手高水敷(栗石敷きの河川敷、右岸側)。男たちの気配を察した母が抵抗、娘を逃がすが自身は斬られてしまう。この前に、「あの橋を行ったら小田原河岸?」と娘・おみつが訊ねている。橋も映り込み、スモークが焚かれている。
  • 母が土左衛門で見つかる大川、嵐山公園中州下手河原(右岸側の汀)。風間が検分に出向き、己に一服盛った女と知る。
  • その「母」が葬られた投げ込み寺、不明(場面は墓地のみ、寺の建物等は映らず/墓は山の斜面に林立、亀岡か)
  • 母の墓へ現れたおみつを待ち構え、話を聞く風間、大覚寺大沢池堤(水門近くに「稲荷」の祠しつらえ)
  • 芝居を打って長次郎に接触するチョロ松と仲間たちのくだり、大覚寺五社明神(チョロ松が待っていて「辻堂へ」と指示)。辻堂は護摩堂(仲間の女が「そこを右」と指示)。二八が出て指示するのは大沢池堤、長次郎と会えるのは先に出た「稲荷の祠」をしつらえた大沢池水門そば、陽が傾いている。
  • 流人船に乗せられる長次郎を見送る金杉橋船番所、大覚寺大沢池畔に柵等設営。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 香織/西崎みどり チョロ松/井上茂 三田村主水正/睦五郎 宗右衛門/山岡徹也 長次郎/大竹修造 お仙/町田祥子 おみつ/奈三恭子 伊助/大木正司 二八/広瀬義宣 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/高階秋成 監督/松尾正武


第24話 「恐怖の目撃者」 1979.2.28

 大店とその娘を狙った金貸しは、手なずけているゴロツキに凶行を使嗾。両親殺害の惨劇を見た娘は、ショックから一時光を失ってしまい金貸しの慰みものにされかかるが、悪の栄えたためしは無いのであった。

ロケ地

  • 木場あたりを見回りの風間と辰、寒さに震えつつ木挽職人の辛さを思う材木置場、斉宮神社脇材木置場。蔵や、社叢と思しき緑も映り込む。木場イメージの角乗はバンクフィルムか(前にも出たロングと、寄った絵とある)

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 小浜屋勘造/菅貫太郎 お絹/村地弘美 久治/石山律雄 木曽屋宗右衛門/永田光男 竜門の大蔵/福山象三 チョロ松/井上茂 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/岡本静夫


第25話 「傷だらけの恋」 1979.3.7

 何でも屋の孝助が無茶をするのは、恋しい娘と所帯を持つため。罪人の兄を持つ娘は苦労人、しかし嬉しいはずの兄のご赦免が大騒動を引き起こしてしまうのだった。

中ノ島橋

ロケ地

  • 大川に土左衛門と聞き駆けつける風間と辰、走り渡るのは中ノ島橋。検分は橋下手河川敷、仏は三年前ヤバいヤマを踏んで逃亡した、弥三郎のダチ(おゆみの兄・弥三郎は怖じて自首・遠島)
  • 殺しのあった付近を聞き込む辰、夜鷹に話を聞く川端は大覚寺大沢池堤。このあと死体発見現場の河原にも立つ。
  • 迫る孝助に、結婚はできないと言い走り去るおゆみ、そのあと「一味」のチンピラが出て孝助に金目の仕事を持ちかける水辺、大覚寺大沢池畔。
  • 一味の男に、弥三郎の身請けを依頼される孝助、大覚寺天神島祠脇。この時点で、弥三郎の素性も、一味の狙いも知らない設定。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 弥三郎/宗方勝巳 おゆみ/三浦リカ 小林勘蔵/永野達雄 頭目作右衛門/北村英三 又蔵/中田博久 大男/大橋壮太 大八/下元年世 丹次/笹木俊志 助左/大木晤郎 孝助/渡辺篤史

原案/葉村彰子 脚本/大久保昌一良 監督/皆川隆之

※北村英三は、麻薬密売の「裏」組織・紅さそりの頭目。弥三郎とダチはこいつからブツを横取りしたという設定。
※捕方に踏み込まれた作右衛門は蔵に火を放ちその中に身を投じるが、風間が炎に吶喊し引きずり出す次第。辰なんか泣いちゃってるのに、出てきたダンナには煤もついてナイ。


第26話 「翔べ暴れん坊同心」 1979.3.14

 北町同心と組んだ悪い岡っ引に嵌められてしまう風間、十手を持たない状態でお尋ね者になってしまうが、彼を慕い気遣う者たちが放っておかない。
辰や村瀬のダンナに小林さまのフォローはもちろんのこと、お登志たちを説得するチョロ松が「おいらあの人好きなんだよ」とぶつくだりが涙もの。

広沢池

ロケ地

  • 柳原の徳蔵に使嗾されたお登志が風間に接触、泣き落とし・色仕掛けのすえ小判を仕込むくだり、大覚寺大沢池畔〜五社明神(ここから徳蔵たちが現れる)。十手で脅し金を巻き上げたことにされてしまう。
  • お尋ね者になり、「逮捕した村瀬から逃げた」あと風間が潜む乞食小屋、中ノ島橋下手高水敷に筵小屋設置。橋上を来る辰を下から呼ばわる。
  • 強要されたとはいえ自分の仕込みで和泉屋が欠所になったと聞き落ち込むお登志、広沢池東岸寄り池底(水無し)。ここへチョロ松が現れ、風間の置かれた状況を突きつけ告白を迫る。このあと徳蔵たちが出て立ち回り、一人逃げるチョロ松は泥濘の池底に足をとられながら走ってゆく。にちゃにちゃの葦原は西岸か。

風間駿介/和田浩治 すっとびの辰三/高橋元太郎 お登志/川崎あかね 小林勘蔵/永野達雄 徳蔵/近藤宏 聖天の吉五郎/汐路章 磯貝十次郎/内田昌宏 チョロ松/井上茂 番頭/柳川清 庄太/多賀勝 番太/重久剛 伝次/宮城幸生 女将/三浦徳子 村瀬源兵衛/大坂志郎

原案・脚本/葉村彰子 監督/皆川隆之

※お登志を説得するチョロ松の見せ場、風間への思慕を語ったあと「そりゃあ、気短で荒っぽいとこはあるけどよ」の台詞に、今まで彼がぼっこぼこにされていた場面がフラッシュバックして大笑い。
※香具師の元締・吉五郎の用心棒に福ちゃん、浪人姿で多毛ぎみ。ラス立ちにもいる。


 ラストに入るナレーション、「悪い奴には鬼より怖い、疾風同心ガッツな奴だが」に続いて、和田浩治の台詞が入る。二種類ある。

  「悪い奴は許しちゃおけねえ!どんどんしょっ引くぜ!」
  「俺も人の子、血も涙もあるさ」

全ての話にこれが入るのではなく、ごく普通のまとめの時もある。


→ 八丁堀暴れ軍団


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