水戸黄門 第二部

第21話 「泣くものか」 1971.2.15

 木曽路で馬子の少年と知り合う老公、彼はどうやら訳ありで人を捜しているらしいと気づく。やがて宿場にはめでたい輿入れの行列がやって来るが、まだ幼い姫の乳母が、馬子三吉の母その人と知れる。
性急に母を求める三吉、立場上名乗れぬ母、これに加え出奔していたグレた父まで現れて、苦い再会と再出発の人情劇が繰り広げられる。

鳥居本八幡宮

ロケ地

  • 風呂で身ぐるみ剥がれた一行がゆく街道、谷地田の奥から坂をおりてくる図。馬子・三吉と出会う道も同様、まわりは田んぼ。高低差はけっこうある。
  • 夜道を急ぐ古着屋が子供の影に怖じる鎮守、鳥居本八幡宮。実は大井宿から逃げてきた姫様と三吉。逃げる際、蓆かぶった丹州とブチ当たり再度「ひええ」。
  • 丹州が中津川手前の駒場に借りていた小屋(三吉と姫も一時ここへ/約束していた女郎が朝になって逃げてくる)、棚田に設営かありものか。仰木に地形が似る。
  • 丹州の曳く馬に乗り当地を去る一行、谷地田からおりてゆく図か(はるかに里を望む図、道端に土壁瓦葺の小屋あり、竹林も散見される…興戸の谷地田に似る…「一本杉」と「対岸の町」っぽいのも見える)

脚本/加藤泰 監督/松村昌治

※三吉は中村光輝、母の滋野井は高森和子、むかし朽木家をしくじった丹州は土屋嘉男(老公の着物盗ったのはこいつ)。
※帰らぬ三吉を案じた老公、姫様失踪で大騒ぎ中の本陣へ赴き、輿入れ先の高家・入間家の家老に身分ばらし(その前に人足の祝儀でバレかけてた)。印籠は出ず。


→ 水戸黄門第二部 表紙


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