水戸黄門第14部

第30話 「凄絶!忍者の砦の決闘」 1984.5.21

 神君の伊賀越えを偲ぶとて、老公は伊賀へ。そこは抜け忍・弥七の故郷、もちろん大波乱が待っていた。
悪党が野望のため邪魔者を抹殺、人に罪をなするといういつものパターンだが、カモフラ忍者群が鉄砲ぶっ放して派手派手。柳沢の手が、老公の実子に伸びていることを匂わせて終わる。

柊野堰堤

ロケ地

  • 伊賀へ向かう老公一行がゆく街道、弥七がゆく道、ともに林道か。ロングの画も出てくる。
  • 道に迷い小休止、老公らを残し助格が水を汲みに行く谷川、保津峡落合巌(清滝河口右岸側)。ここで女忍者・マキと出会う。マキの住む小屋はこの近く設定、後段、兄・弥太郎とともに志乃をさらうシーンも撮られている。
  • 忍びたちに追われていた老公を助けた弥七、老公を預けにゆく嘉平次の屋敷、不明(門が萱葺、はっきり映っていないが入口スロープのアレのもよう。今回、続きの塀や石積がけっこう映っている。塀はへき亭によく似ている)
  • 老公らを捜しまわる助格、鉄砲隊の訓練を見てしまう野原は酵素河川敷。露見し逃げ、下の谷へ身を躍らせた態で追っ手をやり過ごす断崖は保津峡落合落下岩
  • 弥七の文(風車付き、忍者文字)で嘉平次が呼び出される地獄嶽、柊野堰堤落差工。現れたのは楯岡、上段も使うダイナミックな立ち回り。
  • 弥七が弥太郎らと対峙する山中の木橋、不明。
  • 決戦の場となる名張の百地砦跡、砕石場跡か(段々の、養生が見える)

水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 志乃/山口いづみ 風車の弥七/中谷一郎 嘉平次/土屋嘉男 弥太郎/南条弘二 マキ/泉じゅん 楯岡四郎太夫/深江章喜 源八/原口剛 藤堂采女/溝田繁 小坂和之 岡田和範 竹井雅文 高橋弘志

原案・脚本/葉村彰子 監督/居川靖彦

※弥七のおじさん・嘉平次の子が弥太郎とマキ、兄は鉄砲隊に入っている。その隊を組織し、柳沢に取り入り立身出世を目論むのが楯岡、腹心は源八。城代は采女、砦へ駆け付けたところで印籠出される。


 → 水戸黄門第14部表紙


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