水戸黄門 第四部

第14話 「落ちてきたおしら様」 1973.4.23

 道に迷う一行、危なっかしい崖道をつたううち、果たして老公真っ逆さまに落下し行方不明に。ちょうど船を出していた姉弟に助けられるが、ところの信仰であるオシラ様扱いされてしまう。彼らの住む農村では、猟で暮らしをたてる山の衆との間に深刻な諍いが持ち上がっていた。

落合

ロケ地

  • 話を通して出てくる弘前領・平村、不明。村長の家は山を背にして建ち、アプローチに緩い坂があり、門は小さな狭間を出していて、中には萱葺の母屋、門脇に蔵のような建物。家の前には段畑が広がり、隣家も萱葺。夜仕立ての画もある。オシラ様を捜すため船を出すシーンは保津峡
  • 老公崖落ちのくだり、つたう崖や一本橋の谷(ちらっと映る下の荒瀬は保津峡?)、不明。川に流された老公が姉弟に助けられるのは保津峡落合付近。助格らが必死で捜しまわるシーンも落合付近、杖を拾っていた弥七と出会うのは河口汀。
  • 山の衆の住む落合村、不明。雑木まじり植林杉の山か。待ち伏せシーンではガレ場や切通しも。清滝河畔と思われる汀なども出る。
  • 老公が出向く弘前城、本物の天守をイメージに挿入。報告を聞き大慌ての奉行のくだり。老公が印籠を出して押し通る関所はセットか。
  • 当地を発つ一行、保津峡沿いの道か(ロングあり、地道に轍二本くっきり)

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 上田仁左ヱ門/松本克平 与左ヱ門/成瀬昌彦 伍平/河野秋武 山口三左衛ヱ門/横森久 勘太/佐藤京一 お道/隅田和也 真吉/矢崎知紀 勘七/下元年世 日高久 野上哲也 森章二 千葉敏郎 平沢彰 松田利夫 古関達則 志賀勝 中寛二 大谷雅敏 泉好太郎 香月京子

脚本/池田一朗 監督/山内鉄也

※平村の長は与左ヱ門、山の長は伍平か。仕置家老は上田、二村を潰し銀採掘をもくろんでいた奉行は山口、こやつとグルの山の衆は勘太・勘七兄弟。オシラ様がいなくなったと騒ぐ子供は、劇中直吉と呼ばれていたので、クレジットは誤記か。家老が平村へ謝罪に出向く際、拝領の金を村長に渡すお付きの侍は峰蘭さん。助格にとっちめられる、罠とか壊してた山役人の一人に平沢彰。


 → 水戸黄門第4部表紙


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