水戸黄門 第四部

第29話 「しのびの殿さま」 1973.8.6

 郡山藩の殿さまは、お忍びで領内を視察しご満悦。しかしそれは根回し済みのお芝居、うまうま乗せられて夜の城下へ出たところ、たちまち物騒な浪人どもが襲い来る始末。
もの知らずなだけで良い君主と見た助格、張り切って殿さまを守り通し、悪党ばらの企みは潰えるのであった。

上野城

ロケ地

  • 郡山へ入った一行、殿さまのお忍びに出くわす街道や野原、藪田神社周辺と本梅川若森廃橋まわりで撮影。一行が他の旅人とともに役人に押し込められる小屋は藪田神社参道に設営。殿さまが来るからと、昼食時にも関わらず駆り出される百姓たちのシーンで出る萱葺民家も、このあたりにあったものと思われる。殿さまと弥平次が野良仕事を視察する際は、本梅川土手。解放されたあと、ぶつくさボヤく助格を宥めつつ老公が渡る橋は若森廃橋。
  • 視察を終えて帰城する殿さま、お城イメージは伊賀上野城天守。
  • 事が終わり当地を発つ一行、廃橋近くの本梅川土手。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵衛/高橋元太郎 お秀/木村俊恵 松平大和守正保/勝呂誉 谷口弥平次/藤岡重慶 守山外記/北原義郎 矢部吉十郎/可知靖之 北川伊之介/五味竜太郎 神戸瓢介 国一太郎 有川正治 浜伸二 宇崎尚韶 北川俊夫 小田真士 村田玉郎 古関達則 土橋勇 藤沢徹夫 村居京之輔 野村鬼笑 志茂山高也 山田光子 朝比奈潔子 横山千恵子 美川玲子

脚本/大西信行 監督/内出好吉

※外記は家老、先君の愛妾・お秀の方とつるみお家乗っ取りを企むが、さいごは御手討ち。殿さまを丸め込んでいたお付きの侍、事がうまく運ばないのに焦れるさまが巧い藤岡重慶。
※郡山二万石という表現が出ていて、御陣屋じゃなくりっぱなお城もあるみたい。正保どのは、老公を見知っていなかった感じ。


 → 水戸黄門第4部表紙


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