水戸黄門 第五部

第10話 「恋にかける天の橋立」 1974.6.3

 宮津へ入った一行は、饅頭売りに無体をはたらくヤクザを見る。その売り子実は訳ありの若旦那、親の許さぬ恋をして家を出ていたが、どうやら親の方が無体を強いたようなのであった。
若旦那の相手の娘を狙うヒヒ爺の町奉行、それに取り入る悪徳商人という図で、これが玄竜の昔の仲間だからタチ悪すぎ。

琵琶湖

ロケ地

  • 天橋立ロング、本物。逆さの画も出て、八兵衛や老公が股覗きをする山は別撮り(松山?)
  • 饅頭を売る若旦那・三之助を陰から眺めるお千代、赤山禅院本殿前。このあと、丹後屋の若い衆が出てお千代をさらおうとするのは本殿脇、弥七出て阻止。
  • 饅頭屋・とら屋を痛めつけよと指示が出て、売り子が散々な目に遭う町角、一部琵琶湖松原。このあとここはお新と綾姫が売り子になる場面や、三之助が玄竜に当て落とされて番頭殺しに偽装されたりする現場になる。
  • 当地を発つ一行、堂ヶ峠南側の道。見返りに一部石垣が映っている。仲人ができなかった老公は、残念そうにダミ声で高砂を謡う。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 鉄羅漢玄竜/天津敏 安里姫/小林由枝 風車の弥七/中谷一郎 お千代/上村香子 三之助/中山克巳 若狭屋庄右衛門/浜田寅彦 黒川刑部/遠藤太津朗 卍屋重兵衛/小林重四郎 丹後屋勘助/藤岡重慶 寅吉/塚本信夫 番頭彦兵衛/北原将光 出水憲司 滝譲二 入江慎也 土橋勇 西山清孝 有田剛一 矢野幸男 和田昌也 山下義明 細川純一 杉原範昭

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉

※三之助は若狭屋の倅。町奉行はエンタツ。卍屋はむかし五島を根城に抜け荷をしていた過去を持つ回船問屋。寅吉はとら屋主人、正義感から若旦那を世話。


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