水戸黄門 第五部

第20話 「親をだました親孝行」 1974.8.19

 行き会わせた旅の老人である老公に、女が相談を持ちかける。もういい年をした女は駆け落ち者で、父親が危篤と知り故郷へ急ぐ旅の途。しかし父が会いたいと切望する孫娘はとうに亡くなっており、夫婦はそのことを知らせていないのであった。女の問いは、今際のきわにある人間に真実を告げるべきか否か。
実家に巣食う性悪の後妻が刺客を放ってくるが、そやつには玄竜という知り合いがいたりして手を焼かされる一幕も。
老公の替え玉作戦に異議を唱える格さん、すべて知っていて芝居に乗った瀕死の「祖父」に泣かされる姫、等のエピソードも利いている。

木津川

ロケ地

  • 徳山近く、今市へ四里の街道筋の茶店で休む老公たち、大覚寺大沢池畔に小屋設営、対岸の堤が見えている。お栄の相談に一応答えたあと一行がゆく山陽道は大沢池堤。亭主の善作が手配してあった偽者芝居用の娘が引き渡されるお堂は護摩堂。
  • 姫を孫娘に仕立てて、と話が決まり翌朝出立する一行、不機嫌な格さんが助さんに当たる街道は里山の際か、露頭も見える。茂みから小峰さん(浪人)が見ている。
  • 芝居のためもあり、お栄の身の上話を聞きつつゆく街道、木津堤法面(堤上にも旅人配置)。渡し場は木津川右岸汀、ここで船と陸とに一行が分断されてしまうが、なんとか切り抜ける。汀の砂地斜面での立ち回りは迫力。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 鉄羅漢玄竜/天津敏 安里姫/小林由枝 風車の弥七/中谷一郎 お栄/高森和子 唐造/渥美国泰 お甲/長谷川待子 備前屋吉右衛門/浮田左武郎 善作/堺佐千夫 林佐平/永野達雄 筧市兵衛/滝恵一 有島淳平 小峰一男 藤沢徹夫 平河正雄 尾崎弥枝 宇佐美千絵 高石郁子 坂本香 尾崎孝二 関寛 有川兼光

脚本/大西信行 監督/内出好吉

※お栄の父は備前屋、富商。孫が現れてはたいへん困る後妻はお甲、番頭・唐造とグル。刺客の浪人は筧。林佐平は、お甲らが一行を逮捕させるため呼んだ吟味方、捕り方を引き連れているが、今回病人がいるからと老公の配慮でラス立ち無く「おまじない」と言いながら印籠を出す次第。


 → 水戸黄門第5部表紙


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ