水戸黄門 第六部

第14話 「弥七二人旅」 1975.6.30

 弥七そっくりの男が現れ、しかもそれが凶状持ちのお尋ね者。手配書が回っているなか男が帰ってきた訳は、大恩ある織元を案じてのことだったが、その機場は悪党どもに蹂躙されていた。
けちな掏摸に頼られ、故郷に錦を飾る芝居をするエピソードも入っていて、チンピラの猛母から織元へつながる趣向。

興戸

ロケ地

  • 半次が掏った財布を掏り、持ち主の懐へ鮮やかに返す弥七、祭りの参道は酒屋神社参道。露店がたくさんあしらわれていて、伝助賭博の演出がある。
  • 老公らが来る街道、土手上と法面、渡し場が設営された汀、木津川か。堤はけっこう高い感じ。
  • 先乗りの八兵衛とお新がお昼をつかう街道、弥七そっくりの渡世人を見て駆け寄る谷地田は酒屋神社奥の谷地田。後段、半次とお咲が不動一家の衆に囲まれるくだりも同所、瓦葺土壁の小屋が見える。
  • お咲を助けに行く伊三郎の前に立ちはだかる弥七、広隆寺東塀(木あり)
  • 当地を発つ一行、山裾の谷内田?土手見上げの「街道」は別撮りか。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七、疾風の伊三郎/中谷一郎 不知火の半次/浜田光夫 お倉/三崎千恵子 不動の岩五郎/藤岡重慶 熊沢典膳/北原義郎 庄之助/小松政夫 お咲/沢田亜矢子 宗兵衛/岩田直二 西国屋/永野達雄 浜田雄史 阿波地大輔 唐沢民賢 平沢彰 池田謙治 小峰一男 峰蘭太郎 杉原範昭 楠三千代 桂登志子

脚本/津田幸夫、葉村彰子 監督/山内鉄也

※伊三郎は大病をして宗兵衛とお咲に手厚い看護を受けた経緯あり。土産物を商う半次のお袋・お倉も、宗兵衛に恩ある身。病の宗兵衛に高利で金を貸す悪徳商人は西国屋、倅の庄之助はお咲を狙う。裏にいる郡奉行は熊沢、グルのヤクザは熊五郎。


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