水戸黄門 第六部

第26話 「暴れん坊の恋」 1975.9.22

 十五年前国を追われた、顔も知らぬ許婚を待つ娘だが、金鉱に野心を抱く父により金奉行に売られようとしていた。許婚は甲府への道に斃れ、書付を託された「偽者」が娘のもとに現れるが、高潔な美女を目の当たりにした乱暴者は神聖な感情を抱いてしまうのであった。

酒屋神社

ロケ地

  • 石和で金を受け取ってきた助さんと八兵衛、老公らと合流するべく甲府へ向かう街道、ちょっと峠になった道。
  • 弱ってへろへろの身で強盗を働こうとする十兵衛、藪田神社。参道の草むらに倒れていて、参道を弥七が来る次第、もちろん失敗。境内もちらっと見え、拝殿がまだ萱葺なのが見て取れる。
  • 山で雨に降られる弥七、鉱山は砕石場か鉱山跡か。坑口はありもの?ここは後段、山師の父が謀殺されるくだりにも出る。
  • 鰍沢で老公に杖でぶん殴られた後、甲州街道をうろつく熊、倒れていた十兵衛に書付と鍔を託される橋は若森廃橋上。この前に土手が映るが、傍には国道は無いもよう。
  • 老公たちが雨宿りの神社、酒屋神社。老公は割拝殿のベンチに腰掛けている。ここへ熊がのっそりと現れるが、老公見て退散。
  • 書付を携え甲府へ向かう熊、街道は若森の橋付近か(山にガレ)。里人に道を聞く坂道は堂ヶ峠北側の田んぼ道の坂。
  • 金山へ発った七兵衛を追う金奉行の用人・平塚と配下の侍(玉生司郎)堂ヶ峠北側の田んぼ道の坂(夜仕立ての画)。このあと既出の金山へ・坑道内はセットと思われる。
  • 甲府を発つ老公、渡る橋は流れ橋。助さんが追いついて来て、七兵衛や熊の最期と、あきの覚悟を報告。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 厚木あき/藤浩子 新見十兵衛/蜷川幸雄 芦川久三郎/田中明夫 ほていやの亭主/中村是好 厚木七郎兵衛/犬塚弘 平塚岡右衛門/深江章喜 北原将光 石月真子 玉生司郎 大木晤郎 浪花五郎 森敏光 椿竜二 小笠原町子 星野美智子 ムチャクチャの熊/ハナ肇

脚本/加藤泰 監督/井沢雅彦

※あきの父の山師は犬塚弘、頓死する許婚は新見(劇中、しんみと呼んでたような)。金奉行は芦川。熊は鼻つまみ者の怪力人足、老公これを叩くが杖ぽっきり。


 → 水戸黄門第6部表紙


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